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ぶらどらぶは今どこで見られる?全12話の配信・公開延期の理由・評判を徹底解説

天海 凛 天海 凛 • 更新: • 公開: • 読了約 26 分
目次

2026年現在も、押井守が手がけた異色の吸血鬼アニメとして名前が挙がる『ぶらどらぶ』(VLAD LOVE)。総監督・原作・シリーズ構成を押井守、監督を西村純二が担当した本作は、献血マニアの女子高生と、人間の血をうまく吸えない美少女吸血鬼が繰り広げる全12話の青春ドタバタコメディだ。

当初は2020年の展開を予定していたものの、新型コロナウイルスの感染拡大によって公開時期が延期された。その後、2020年12月18日の第1話特別編公開、2021年2月14日の本編配信開始、同年7月のテレビ放送へと展開。現在は、どこで視聴できるのか、なぜ公開が延期されたのか、押井守らしい作風はどのように評価されているのか、といった点が検索されている。

実は本作には、実写映画『血ぃともだち』との世界観のつながりや、公式アンバサダーユニットBlooDyeの参加など、作品本編以外にも興味深い要素がある。2026年の配信状況と過去の公式発表を整理しながら、その魅力と現在の立ち位置を解説する。

【この記事の重要ポイントまとめ】

  • 作品の基本情報:押井守が総監督・原作・シリーズ構成、西村純二が監督を務める全12話の吸血鬼学園コメディ。
  • 公開延期の経緯:新型コロナウイルスの感染拡大防止策などの影響で当初の公開予定が延期され、2020年12月に第1話特別編が公開された。
  • 配信・放送の歴史:2021年2月14日に前半6話、3月14日に後半6話が配信され、7月にはTOKYO MXなどでテレビ放送された。
  • 作品の見どころ:献血を題材にした独特のコメディ、個性的な吸血鬼キャラクター、押井作品へのオマージュが特徴。
  • 2026年の現状:新作シリーズの発表よりも、既存の全12話の視聴先や作品評価を確認することが中心となっている。

【作品の基本情報】ぶらどらぶとは?押井守と西村純二が挑んだ青春献血コメディ

ぶらどらぶ

『ぶらどらぶ』は、2019年6月26日に制作発表された日本のオリジナルアニメーション作品だ。製作は、いちごアニメーション。英題は「VLAD LOVE」で、吸血鬼を題材にしながら、ホラーよりも学園コメディや少女同士の関係性に重点を置いている。

注目すべきは、制作陣の顔ぶれだ。『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』『機動警察パトレイバー』『うる星やつら』などで知られる押井守が原作・脚本・シリーズ構成・総監督を担当。監督には、過去に『うる星やつら』でも押井と組んだ西村純二が起用された。

押井守が描こうとしたのは吸血鬼よりも「血を通じた人間関係」

本作の中心にあるのは、吸血鬼という存在を通じた異文化との出会いだ。

押井守は作品のメインビジュアル公開時、ガール・ミーツ・ガールを真面目に描きたいという意図を説明している。血縁や血でつながった友達という言葉にも触れ、血を単なる吸血鬼の食料ではなく、人間同士のつながりを象徴するものとして扱っている。

加えて、吸血鬼は人間とは異なる存在であり、互いに理解しにくい文化を持つ者同士の接触でもある。こうしたテーマを、暗く陰惨なドラマではなく、軽やかなコメディとして表現しようとした点が本作の出発点だ。

この発想を理解すると、献血という一見奇抜な設定にも意味が見えてくる。人間を襲って血を奪うのではなく、献血という人間社会の仕組みを利用して吸血鬼を生かそうとする。その逆転が物語の笑いと人間関係を生み出している。

押井守と西村純二の役割の違い

押井守は作品全体の世界観、物語の方向性、脚本などを統括する総監督。一方、西村純二は各話の映像演出を担う監督だ。

押井作品におなじみの独特な会話、映画やアニメへの引用、細かなパロディなどが盛り込まれる一方、シリーズ作品としての演出には西村の経験が生かされている。

公式イントロダクションでも、『うる星やつら』以来の押井・西村コンビによるドタバタコメディであることが紹介されている。シリアスなSF作品の印象が強い押井守の別の一面を楽しめる企画だった。

【検証資料 1】ぶらどらぶの当時の様子・関連報道写真(出典:Yahoo!ニュース)

【公開延期の理由と2021年の時系列】第1話特別編からテレビ放送まで

『ぶらどらぶ』を検索すると、公開延期という言葉が頻繁に登場する。これは制作そのものが中止されたという意味ではない。当初予定されていた公開時期が、新型コロナウイルスの感染拡大によって変更されたことを指す。

なぜ公開が延期されたのか

当初、本作は2020年秋ごろからの展開が予定されていた。しかし、2020年5月8日、制作側は新型コロナウイルスの感染拡大防止策などの影響を受け、公開時期を改めて決定する方針を発表した。

当時はアニメーションを含む映像作品の制作・公開スケジュールに影響が広がっていた時期でもある。本作も例外ではなく、予定されていた公開時期を維持することが難しくなった。

ただし、延期によって作品が長期間にわたり完全に停止したわけではない。2020年12月には第1話特別編が公式YouTubeチャンネルで公開され、翌年には本編の配信が始まった。

また、2021年1月9日から予定されていた押井作品の上映イベント「GG映画祭」も、新型コロナウイルスの感染拡大と緊急事態宣言の発出予定を受けて延期された。観客の安全や上映終了時刻が20時以降になることなどが理由として説明されている。

2020年から2021年までの公開・配信スケジュール

  • 2019年6月26日:制作記者発表会を開催。全12話のシリーズアニメーションとして発表。
  • 2020年5月8日:新型コロナウイルスの影響などによる公開延期を発表。
  • 2020年11月27日:メインビジュアルと本予告を公開。第1話特別編の無料公開を告知。
  • 2020年12月18日:公式YouTubeチャンネルで第1話特別編を公開。
  • 2020年12月28日:日本国内での本編配信開始日を2021年2月14日と発表。
  • 2021年2月14日:第1夜から第6夜までの前半6話を配信開始。
  • 2021年3月14日:第7夜から第12夜までの後半6話を一挙配信。
  • 2021年7月2日:TOKYO MXでテレビ放送開始。
  • 2021年7月5日:チバテレ、サンテレビでテレビ放送開始。
  • 2021年7月7日:BSフジでテレビ放送開始。

ここで注意したいのは、2021年2月14日が全12話の一括配信日ではないという点だ。実際には前半6話が2月14日、後半6話が3月14日という2段階の配信だった。

公式ニュースでも3月3日に後半話数の配信日が発表されている。このため、「2021年2月に全12話が一挙公開された」と理解するのは正確ではない。

2021年7月のテレビ放送は、配信に続く新たな視聴機会となった。TOKYO MXでは毎週金曜25時05分から、BSフジでは毎週水曜24時30分から放送されるなど、複数の放送局で展開された。

以上の経緯から、公開延期は新型コロナウイルスによる制作・公開環境への影響が背景にあり、その後は特別編、前後半の配信、テレビ放送という順番で作品が届けられたことが分かる。

【全12話の内容とキャラクター】絆播貢と吸血鬼マイを中心に広がる騒動

物語の主人公は、重度の献血マニアである女子高生・絆播貢(ばんば・みつぐ)。彼女は献血車に頻繁に通っているものの、看護師からは少々迷惑がられている。

そんな貢がある日、献血車で出会ったのが、美しい外国人風の少女・マイだった。青白く弱々しい姿をしていたマイは、実は名門トランシルヴァニア一族の血を引く吸血鬼。しかし、内気で気弱な性格のため、人間に噛みついて血を吸うことができない。

貢はマイを自宅に連れ帰り、彼女を生かすための血液を確保しようと奔走する。その過程で学校の保健医や個性豊かな生徒たちを巻き込み、献血部を設立することになる。

主要キャラクターと声優・人物関係

キャラクター 声優 人物設定・関係性
絆播 貢 佐倉綾音 献血マニアの女子高生。マイを保護し、献血部の部長として血液確保に奔走する。
マイ・ヴラド・トランシルヴァニア 日高里菜 名門吸血鬼一族の末裔。人間を襲って血を吸うことができず、貢と行動を共にする。
血祭 血比呂 朴璐美 学園の保健医で血液研究者。献血部の設立を提案し、顧問となる。
雲天 那美 小林ゆう 好奇心旺盛なダンス部部長。騒動にも積極的に首を突っ込む。
渡部 マキ 早見沙織 映画研究会会長。映像制作が好きで、吸血鬼にも詳しい。
紺野 カオル 高槻かなこ コスプレ同好会会長。天真爛漫で大胆な性格の持ち主。
墨田 仁子 日笠陽子 風紀委員長。頑固で完璧主義者、ゲーム好きという一面も持つ。

この7人を中心に、献血部を取り巻く人間関係が形成されていく。とりわけ貢とマイの関係は、単なる保護者と被保護者という枠には収まらない。血液を提供する側と、それを必要とする側という関係から、異なる存在同士がどうつながるのかという作品の主題へと発展していく。

マイの父・ジルド・礼も物語の重要人物

マイの父親として登場するのが、ジルド・礼(ジルド・れい)だ。第5話「父ちゃんが来た」で貢の家を訪れ、物語に新たな騒動を持ち込む。

ジルドは400歳以上とされる吸血鬼であり、学者として海外に出かけることが多い人物。実は吸血鬼研究者でもある。家庭を顧みなかったことから妻との離婚を経験しており、マイには複数の継母が存在するという、吸血鬼一族ならではの複雑な家庭背景も描かれる。

加えて、マイの父親が現れるタイミングで貢の父親も帰国する。両者には長年の宿命のライバルという関係があり、吸血鬼の少女と献血好きの女子高生という当初の構図から、親世代まで巻き込む物語へと広がっていく。

全12話で描かれるのは単純な吸血鬼退治ではない

本作は、吸血鬼を倒すための戦いや人間社会を脅かす恐怖を描く作品ではない。むしろ、吸血鬼が人間社会の中でどう暮らすのか、血液をどう確保するのかという問題を、独特の発想で笑いに変えている。

献血部の活動、吸血鬼の体質、学校行事、家族関係、個性的な登場人物たちの暴走など、エピソードごとに異なる題材が登場する。特に後半には押井作品を知っている視聴者ほど反応しやすい映画・漫画的な引用も盛り込まれている。

【検証資料 2】ぶらどらぶの活動歴およびメディア掲載記録(出典:Yahoo!ニュース)

【2026年現在の配信先】ぶらどらぶはどこで見られる?

『ぶらどらぶ』の視聴先を探す際には、2021年の配信開始時に発表されたサービスと、2026年現在の配信状況を分けて考える必要がある。

2021年1月4日に公表された配信開始の案内では、見放題配信とレンタル配信の両方が用意されていた。

2021年に発表された主な配信サービス

当初の見放題配信先には、次のサービスが含まれていた。

  • ABEMA
  • Amazon Prime Video
  • dアニメストア
  • FOD
  • Hulu
  • U-NEXT
  • TELASA
  • バンダイチャンネル
  • アニメ放題
  • ひかりTV
  • ふらっと動画
  • J:COMオンデマンド
  • milplus
  • TSUTAYA TV

レンタル配信では、Amazon Prime Video、DMM.com、Google Play、Rakuten TV、YouTubeレンタルなども案内されていた。

ただし、これは2021年の配信開始時点の情報であり、2026年にもすべてのサービスで視聴できるという意味ではない。

2026年に確認できる作品ページと配信状況

2026年10月時点で確認できる主な情報は以下のとおりだ。

  • ふらっと動画:作品ページに全12話の配信情報が掲載されている。
  • ムービーフルplus:単話購入や複数話パックの作品情報が掲載されている。
  • Apple TV:作品ページがあり、シーズン1のエピソード情報を確認できる。
  • dアニメストア:全12話の作品ページは存在するが、確認時のページには「現在公開中の話が存在しません」と表示されている。

ここで重要なのは、作品ページが存在することと、実際に再生できることは同じではないという点だ。サービスによっては配信権の終了、地域制限、レンタル方式の変更などがある。

そのため、まずはふらっと動画やムービーフルplusの作品ページを確認し、実際の配信話数や購入条件をチェックするのが現実的だ。Apple TVについても、作品情報の掲載だけで見放題対象と判断しないほうがよい。

特にdアニメストアは、作品登録が残っていても現在公開中のエピソードがない状態なので、以前の配信実績だけを根拠に視聴可能と考えるのは避けたい。

なお、2020年12月18日に公開された第1話特別編は、当時の公式YouTubeチャンネルでの無料公開だった。本編全12話を無料で継続視聴できるという案内ではないため、現在の公式動画公開状況と本編配信を混同しないことも大切だ。

【血ぃともだちとの関係】実写映画とアニメはどこが共通している?

『ぶらどらぶ』をより深く理解するうえで見逃せないのが、押井守が原作・脚本・監督を務めた実写映画『血ぃともだち』との関係だ。

この2作品は、吸血鬼を中心にした世界観や一部のキャラクター設定、ストーリーの要素を共有している。単に同じ監督が吸血鬼を題材にした別々の作品を制作したというだけではなく、基本的な物語の構造にも共通点がある。

共通するのは吸血鬼と人間の少女たちの関係

両作品に共通するのは、異国からやって来た吸血鬼の少女と、血に強い関心を持つ女子高生たちとの関係だ。

『ぶらどらぶ』では、吸血鬼のマイを献血マニアの貢が保護し、血液に詳しい保健医の血比呂が関わる。『血ぃともだち』にも、吸血鬼と人間の少女たち、血液への関心を持つ人物という構図が存在する。

映画作品を紹介したレビューでも、トランシルヴァニアから来た吸血鬼の娘、献血好きの少女、血液マニアの保健教員という基本設定の重なりが指摘されている。

共通テーマは異文化との接触

両作品をつなぐテーマは、吸血鬼と人間の間にある文化や価値観の違いだ。

吸血鬼は人間と同じように生活できるわけではない。生きるためには血液が必要であり、人間にとって当たり前の社会規範も必ずしも共有できない。

そのような異質な存在と人間が出会い、互いの違いを抱えながら関係を築く。この発想は押井守が『ぶらどらぶ』の制作意図として語った「血を通じた人間同士のつながり」とも重なる。

両作品を続けて見ると、同じような基本設定でも、アニメーションと実写では人物の見せ方や空気感が異なることが分かる。『ぶらどらぶ』のコミカルな演出が気に入った人にとって、『血ぃともだち』は世界観を別の角度から楽しむ選択肢になる。

【検証資料 3】ぶらどらぶに関する近況・インタビュー報道記録(出典:Yahoo!ニュース)

【BlooDyeと音楽の魅力】作品を彩った公式アンバサダーにも注目

『ぶらどらぶ』は映像やキャラクターだけでなく、音楽面でも独自のプロモーションを展開した。

その中心的な存在が、公式アンバサダーユニットとして活動したBlooDye(ブラッディー)だ。

BlooDyeは作品の公式アンバサダーユニット

BlooDyeは、『ぶらどらぶ』のプロジェクトに関連して誕生した音楽ユニット。名称は「Blood」と「Dye」を組み合わせた造語で、熱い血潮や生命の源を染めるというイメージが込められている。

公式音楽ページによると、ツインボーカルとパフォーマーで構成され、メインボーカルを務めたのは高槻かなこ。彼女は作中で紺野カオル役も担当している。

2019年6月の制作発表時には、BlooDyeの楽曲「この地球(ほし)の何処かで」がプロジェクトのスターティングソングに決定。2019年10月にはファーストシングル発売も発表された。

作品との連動は音楽だけにとどまらない。公式アンバサダーとして作品の認知を広げる役割も担い、AKIBAカルチャーズZONEとのタイアップ企画なども展開された。

LOVEBITESも公式アンバサダーとして参加

音楽面では、女性5人組ヘヴィメタルバンドLOVEBITESも公式アンバサダーに加わっている。

公式発表では、LOVEBITESが主題歌の「マイVersion」を担当し、BlooDye側は「貢Version」を担当するという構成が紹介された。

また、エンディングテーマにはalanとロックバイオリニストのAyasaが起用され、楽曲「赤い雨」と「新月」が作品を彩った。

こうした音楽展開は、アニメの宣伝にとどまらず、作品の世界観を音楽ユニットやアーティストとのコラボレーションによって広げる試みだった。

特に高槻かなこがキャラクターの声優と音楽プロジェクトの両方に関わっている点は、作品と音楽活動の接点として興味深い。

【評判・感想を検証】ぶらどらぶは面白い?評価が分かれる理由

『ぶらどらぶ』の評判を調べると、押井守らしい作品として高く評価する意見がある一方、ストーリーの分かりにくさや独特のテンポに戸惑う感想も見られる。

つまり、幅広い視聴者に均等に受け入れられるタイプというより、作風との相性によって評価が変わりやすい作品だ。

Filmarksの評価から見える視聴者の反応

2026年に確認できるFilmarksアニメの掲載情報では、『ぶらどらぶ』の平均評価は3.1点、レビュー件数は308件となっている。

評価の分布は次のとおりだ。

  • 4.1~5.0点:約9%
  • 3.1~4.0点:約42%
  • 2.1~3.0点:約33%
  • 1.0~2.0点:約17%

中間評価に多くのレビューが集まっている一方、高評価と低評価の両方が存在する。これだけでも、本作が視聴者の好みを選ぶ作品であることがうかがえる。

高評価につながっているポイント

好意的な感想では、押井守の過去作品を思わせる引用やパロディ、独特の会話、予想外の展開などが評価されている。

特に第9話「ボルト式」は、漫画家・つげ義春の作品『ねじ式』を思わせる表現が話題になったエピソードだ。押井作品の映画的・漫画的な引用を楽しめる視聴者には、印象に残る回となっている。

また、吸血鬼と献血という組み合わせ自体がユニークで、一般的な吸血鬼作品とは異なる世界観を楽しめる点も魅力だ。

キャラクターの個性も強く、貢とマイを中心に、血比呂や学校の仲間たちが次々と騒動を引き起こす展開は、昔ながらのドタバタコメディを好む人に向いている。

低評価につながりやすいポイント

一方、否定的な感想では、物語全体のまとまりにくさや、登場人物の行動・会話が唐突に感じられる点が指摘されている。

また、作品内には過去の映画や漫画、アニメなどを知っていることを前提とするような演出もある。元ネタを知らない視聴者にとっては、笑いどころが分かりにくい場合がある。

加えて、押井守作品らしい独特のテンポや言葉の応酬は、一般的な現代の学園アニメを期待すると、少し古風に感じられる可能性もある。

Filmarksに掲載された感想にも、放送当時は途中で視聴をやめたものの、後から見直して第9話などを高く評価したという声がある。作品の印象が視聴時期や元ネタへの理解によって変化する点も興味深い。

どんな人におすすめできる作品なのか

おすすめできる人

  • 押井守の過去作品や映画・漫画のパロディが好きな人。
  • 一般的な吸血鬼ホラーとは違う、明るく奇抜なコメディを見たい人。
  • 女子高生同士の関係性や、個性的なキャラクターの掛け合いが好きな人。
  • 予定調和ではない展開や、独特の映像表現を楽しめる人。

あまり向いていない人

  • 伏線が整理された一貫性の高いストーリーを求める人。
  • テンポの速い現代的な学園ラブコメを期待している人。
  • 映画や漫画の古典的なパロディに興味がない人。
  • 吸血鬼を題材にした本格ホラーやシリアスなファンタジーを見たい人。

評価を見る際は、平均点だけで判断するよりも、自分がどのような作品を好むのかを基準にするほうが納得しやすい。

【プロの結論】ぶらどらぶの本当の魅力は「血」を通じた異文化交流にある

『ぶらどらぶ』を単なる吸血鬼コメディとして見ると、作品の持つ意図を十分に理解できない可能性がある。

本作の特徴は、吸血鬼という異質な存在を人間社会の中に置き、血液を介して関係を構築するという発想にある。

貢は献血マニアでありながら、他人の役に立ちにくい珍しい血液型を持つ。マイは名門吸血鬼の血筋を引きながら、人間の血を吸えない。2人はそれぞれ異なる意味で、一般的な社会の枠組みにうまく適応できない存在だ。

その2人が出会い、互いの不足を補おうとすることで、周囲の人間関係も変化していく。血液という生物学的なテーマが、友情や異文化理解という人間的なテーマに結びついている。

公開延期は作品の価値とは別の問題

公開延期の経緯だけを見ると、制作が順調に進まなかった作品という印象を持つかもしれない。しかし、実際には2020年12月の特別編公開から、2021年の前後半配信、テレビ放送へと展開し、全12話が完成した。

新型コロナウイルスの影響を受けたという事実と、完成した作品の内容や評価は分けて考える必要がある。

続編や新作の発表はあるのか

2026年10月現在、公式サイトに掲載されている作品関連のニュースは、2021年のテレビ放送や配信に関する情報が中心となっている。公式サイトの公開情報からは、続編や第2期の制作決定を確認できない。

したがって、現状は全12話で完結したシリーズとして楽しむのが適切だ。

作品をまだ見ていない人は、まず第1話から視聴して、献血という奇抜な題材がどのように吸血鬼との交流につながるのかを確かめてほしい。すでに視聴した人は、第9話のようなパロディ色の強いエピソードや、実写映画『血ぃともだち』との共通点に注目すると、新たな発見があるはずだ。

【ぶらどらぶの現在・配信・全12話】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:ぶらどらぶは現在も視聴できますか?
A1:2026年10月時点では、ふらっと動画やムービーフルplusなどに作品ページが確認できる。ただし、実際の再生可否や料金は各サービスの最新表示で確認する必要がある。

Q2:ぶらどらぶは全部で何話ありますか?
A2:全12話。2021年2月14日に第1話から第6話、3月14日に第7話から第12話が配信された。

Q3:ぶらどらぶが公開延期になった理由は何ですか?
A3:新型コロナウイルスの感染拡大防止策などの影響。当初予定されていた2020年の公開時期が延期され、同年12月18日に第1話特別編が公開された。

Q4:ぶらどらぶのテレビ放送はいつでしたか?
A4:2021年7月2日にTOKYO MXでスタートし、7月5日にチバテレとサンテレビ、7月7日にBSフジでも放送が始まった。

Q5:絆播貢を演じている声優は誰ですか?
A5:佐倉綾音。相手役となる吸血鬼マイ・ヴラド・トランシルヴァニアは日高里菜が演じている。

Q6:ぶらどらぶと血ぃともだちは同じ作品ですか?
A6:別作品だが、押井守が手がけた吸血鬼を題材とする企画として世界観や一部のキャラクター設定、ストーリーの要素を共有している。

Q7:ぶらどらぶのBlooDyeとは何ですか?
A7:作品の公式アンバサダーユニットとして誕生した音楽ユニット。高槻かなこがメインボーカルを務め、作品のスターティングソングや主題歌企画にも参加した。

まとめ:2026年も全12話で楽しめる押井守の異色アニメ

『ぶらどらぶ』は、押井守が原作・シリーズ構成・総監督を務め、西村純二が監督した全12話の青春献血ドタバタコメディだ。

新型コロナウイルスの影響によって当初の公開予定は延期されたが、2020年12月の第1話特別編公開を経て、2021年2月と3月に全話が配信され、同年7月にはテレビ放送も実現した。

作品の魅力は、献血マニアの絆播貢と、人間の血を吸えない吸血鬼マイという奇抜な組み合わせだけではない。血液を通じた友情、異文化との接触、押井守らしい映画的な引用、そして『血ぃともだち』との世界観のつながりなど、複数の楽しみ方が用意されている。

一方で、独特のテンポやパロディを多用する作風は視聴者を選ぶ。一般的な学園アニメや吸血鬼ファンタジーとは違う作品を求める人にこそ、試してほしい一本だ。

2026年現在、新シリーズの制作発表は確認できないものの、全12話というまとまった構成で、押井守のコメディ表現と独自の世界観を味わえる作品であることに変わりはない。

配信サービスの作品ページを確認しながら、まずは第1話から視聴してみるとよいだろう。

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天海 凛
トレンドリサーチャー 天海 凛
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美容・ファッション領域のライター。ブランドの公式発表、商品の成分表示、取材先の一次コメントをもとに構成し、体験談と公開情報を区別して記載します。

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