2026年9月16日放送のテレビ東京系「ズボラに健康!出川・サンド富澤のカラダにイイワケ」で紹介されたのが、元木さんが約5年間続けているというカーボラスト食事法だ。
カーボラストとは、食事の際に野菜やおかずを先に食べ、最後にご飯やパンなどの炭水化物を摂取する食べ方を指す。
糖質を完全に抜く方法ではない。食べる順番を工夫することで、食後の血糖値の急激な上昇を抑えることを狙う食事法である。
具体的な食べ方は?10~15分の間隔がポイント
元木さんが番組で実践した食事の順番は、次のとおりだ。
STEP 1:野菜や副菜から食べる
サラダ、野菜の小鉢、海藻類などを先に食べる。食物繊維を含む食品を食事の最初に取り入れる。
STEP 2:肉・魚などのおかずを食べる
たんぱく質を含む主菜などを食べながら、食事を進める。
STEP 3:10~15分後にご飯を食べる
食事を始めてから10~15分後を目安に、最後にご飯などの炭水化物を食べる。
元木さんは番組内で、サラダや小鉢から先に食べ、食事開始から15分後にご飯を口にした。
加えて、食べる順番が習慣になっていることについて、次のように話している。
クセつく。先に野菜見ちゃうわ。
意識して順番を変える段階から、自然に野菜へ手が伸びる段階まで習慣化できたことが、長く続けられている理由の一つだ。
カーボラストは本当に血糖値対策になる?
カーボラストは、単なるテレビ番組発の健康ブームではない。
日本糖尿病学会が公開している2型糖尿病の治療解説でも、食物繊維の多い野菜を先に食べ、次におかず、最後にご飯などの炭水化物を食べる工夫が紹介されている。
また、2026年に公表された食事の栄養素の摂取順序に関するシステマティックレビューでは、糖尿病患者を対象とした6研究、計144人のデータを検討。炭水化物を最後に食べる方法が、食後血糖値の上昇を抑える可能性が示された。
一方で、研究数や対象者が限られ、エビデンスの確実性は低いと評価されている。食べる順番だけで長期的な健康改善や減量が保証されるわけではない。
カーボラストと糖質制限は何が違う?
| 比較項目 | カーボラスト | 極端な糖質制限 |
|---|---|---|
| 基本的な考え方 | 食べる順番を変える | 炭水化物の摂取量を大幅に減らす |
| ご飯 | 食事の最後に食べる | 制限する場合がある |
| 野菜 | 先に食べる | 積極的に取り入れる方法もある |
| 継続方法 | 普段の食事に取り入れやすい | 食品選びや栄養管理が必要 |
| 主な目的 | 食後血糖値の上昇を抑える | 摂取エネルギーや糖質量の調整など |
元木さんの方法を参考にするなら、まずは主食を抜くのではなく、野菜やおかずから食べ始める習慣を身につけることがポイントになる。
【血糖値184→102、HbA1c8.5→5.8】元木大介の健康状態はどう変わった?

元木さんの23kg減量で特に注目したいのが、血液検査の数値だ。
2026年9月17日付のデイリースポーツは、前日のテレビ東京系番組で紹介された糖尿病改善の経緯を報じている。
その記事によると、糖尿病と診断された当時の数値と、生活改善後の数値には大きな変化があった。
番組報道で紹介された血液検査の変化
血糖値・改善前
mg/dL
血糖値・改善後
mg/dL
HbA1c・改善前
HbA1c・改善後
HbA1cとは何を示す数値なのか
HbA1c(ヘモグロビンA1c)は、過去1~2か月程度の血糖状態を反映する指標だ。
一般的な血糖値が検査時点の状態を示すのに対し、HbA1cは一定期間の血糖コントロールを把握するために使われる。
日本糖尿病学会が示す糖尿病型の主な判定基準は次のとおり。
| 検査項目 | 糖尿病型の基準 |
|---|---|
| 空腹時血糖値 | 126mg/dL以上 |
| 75g経口ブドウ糖負荷試験2時間値 | 200mg/dL以上 |
| 随時血糖値 | 200mg/dL以上 |
| HbA1c | 6.5%以上 |
これらは診断に用いられる基準であり、実際の確定診断には検査結果の組み合わせや再検査などが関係する。
元木さんの改善後のHbA1cは5.8%。糖尿病型の判定基準である6.5%を下回る数値だ。
ただし、HbA1cが基準を下回ったことだけで糖尿病が完治したとは判断できない。過去の診断歴、治療内容、継続的な検査結果などを総合的に見る必要がある。
2型糖尿病の改善には体重管理だけでなく継続的な治療も必要
元木さんは2025年12月の「主治医が見つかる診療所」で、投薬治療も始めたことを明かしている。
同番組の報道では、当時は薬を飲んでいないとも説明していた。
この点は重要だ。
元木さんの健康改善をカーボラストだけの成果と捉えるのは正確ではない。医療的な治療を受けながら、食事や運動などの生活習慣を見直してきた経緯がある。
日本糖尿病学会も、2型糖尿病の治療の基本を食事療法と運動療法とし、それだけで十分な改善が得られない場合には薬物療法を行うとしている。
【23kg減量成功の真相】元木大介の方法から学べる5つの習慣
元木さんのダイエットを詳しく見ると、成功の理由はカーボラストだけではない。
複数の番組で本人が明かした生活習慣を整理すると、次の5つがポイントになる。
1.食事の量を減らす
現役時代は試合後の夜遅い食事も多く、引退後も同じような量を食べ続けていたという。
しかし、野球を引退すると現役時代ほどの運動量はなくなる。消費エネルギーが減ったにもかかわらず、食事量が変わらなければ体重は増えやすい。
元木さんはこの生活の変化に気づき、食べる量を調整した。
2.好きなものを完全に禁止しない
2025年4月のJ-CASTニュースでは、自分の好きなものを食べながら量を減らしていったことを紹介している。
食べたいものをすべて禁止する方法は、ストレスが強くなり、途中で挫折する原因にもなる。
無理なく続けるためには、食べる量や頻度を調整することも選択肢になる。
3.お酒を控える
元木さんは飲酒量を減らしたことも明かしている。
アルコール飲料そのもののエネルギーだけでなく、お酒と一緒に食べる料理や夜食の量も体重に影響する。
飲酒習慣を見直したことは、減量を支えた要素の一つと考えられる。
4.炭酸水を活用する
2025年12月の「主治医が見つかる診療所」では、元木さんが無糖の炭酸水を常備していることも紹介された。
空腹を感じたときに水分を取る工夫で、食事以外の余計な摂取を抑えやすくしていたという。
ただし、炭酸水そのものに脂肪を燃焼させる特別な作用があるわけではない。砂糖入りの炭酸飲料とは区別したい。
5.散歩と睡眠を習慣にする
元木さんは趣味を兼ねて散歩を取り入れ、早めに寝る生活も意識していた。
運動を特別なトレーニングとして考えるのではなく、日常生活の中に取り入れた点が特徴的だ。
日本糖尿病学会も、散歩やジョギングなどの有酸素運動に加え、週2~3回の筋力トレーニングを勧めている。運動の種類や強度は、健康状態に応じて調整する必要がある。
元木式ダイエットはどんな人に参考になる?
元木さんの経験から参考にしやすいのは、次のような人だ。
- 食べる量が現役時代や若い頃から変わっていない人
- 夜遅い食事や飲酒の習慣がある人
- 極端な食事制限が苦手な人
- 食事の順番から生活習慣を見直したい人
- 運動を日常生活に取り入れたい人
一方、すでに低体重の人、栄養不足や筋肉量の低下が心配される人、糖尿病治療薬を使用している人は、自己判断で食事量や炭水化物を大幅に減らすべきではない。
特にインスリンや血糖降下薬を使用している場合は、食事内容の変更によって低血糖が起きる可能性もある。主治医や管理栄養士と相談しながら進めることが大切だ。
【元木大介の現在】67kgの体重と健康状態、激やせの心配は?
元木さんの激やせが話題になった背景には、SNSやメディアに登場した際の外見の変化がある。
2025年3月に公開された近影などをきっかけに、以前と比べて顔や体形が細くなったと注目された。
これに対して元木さんは、2025年4月の自身のYouTubeで健康のために体重を落としたと説明。2025年6月21日放送のTOKYO FM「SPORTS BEAT supported by TOYOTA」でも、ダイエットによる変化であり、病気ではないと話していた。
2026年5月14日の「林修の今知りたいでしょ!」でも、本人は元気だと笑顔で説明している。
2026年10月時点で分かっていること
現在の情報を整理すると、次のようになる。
| 確認項目 | 公開されている情報 |
|---|---|
| 最高体重 | 約90kg |
| 減量後の体重 | 2025年に67kgと紹介 |
| 減量幅 | 約23kg |
| 糖尿病 | 2型糖尿病と診断された経緯を公表 |
| 血糖値 | 番組報道で102mg/dLへの改善を紹介 |
| HbA1c | 番組報道で5.8%への改善を紹介 |
| 現在の健康状態 | 2026年のテレビ出演で本人が元気だと説明 |
| 最新の体重測定値 | 2026年10月時点の新たな公表値は確認できない |
ここで注意したいのは、体重67kgという数字と、2026年の健康状態は同じ時点の情報ではないことだ。
2026年9月の番組報道では、5年間続けてきたカーボラストと血液検査の改善が紹介された。一方、現在の体重が67kgで固定されているかどうかについては、新たな公式数値が示されていない。
また、2025年12月に薬を飲んでいないと明かしたことも、2026年10月現在の服薬状況を保証するものではない。
激やせの原因は、本人が公表している健康改善のための減量であり、本人も2026年のテレビ出演で元気だと説明している。 ただし、糖尿病の治療経過や現在の詳細な健康状態については、本人が公表した範囲を超えて判断することはできない。
【元木大介のダイエット】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:元木大介は90kgから何kgまで痩せた?
2026年5月のテレビ出演に関する報道では、最大90kgだった体重が67kgまで減少したと紹介されている。減量幅は約23kg。ただし、67kgは2025年時点の数値として紹介されたもので、2026年10月現在の最新測定値ではない。
Q2:元木大介のダイエット方法であるカーボラストとは?
野菜やおかずを先に食べ、最後にご飯などの炭水化物を食べる方法。元木さんは食事開始から10~15分後にご飯を食べる方法を実践している。糖質を完全に抜くのではなく、食べる順番を工夫することが特徴だ。
Q3:元木大介は糖尿病が完治した?
2026年9月の番組報道では、血糖値102、HbA1c5.8%への改善が紹介されている。ただし、数値の改善と糖尿病の完治は別の問題だ。本人の現在の治療状況や医学的な診断について、完治したと断定できる公表情報はない。
【プロの結論】元木大介の23kg減量から学ぶべき本当のポイント
元木大介さんのダイエット成功の本質は、単純に食べる量を減らしたことでも、カーボラストという一つの食事法を取り入れたことでもない。
大きな転機となったのは、2020年の虫垂炎による緊急入院だった。血液検査で糖尿病の問題を再認識し、投薬治療を含めて健康と向き合うことを決断。その後、食事量、飲酒、食べる順番、運動、睡眠などを少しずつ見直してきた。
2026年9月の番組で紹介された血糖値184から102、HbA1c8.5%から5.8%への変化は、本人の長期的な生活改善を考えるうえで注目すべきデータだ。
今回の事例から一般の人が参考にできる要点は3つある。
1. 体重だけで健康を判断しない。 自覚症状がなくても、定期的に健康診断や血液検査を受ける。
2. 極端な制限よりも継続できる習慣を選ぶ。 食事量や飲酒量を見直し、食べる順番や睡眠などから改善する。
3. 食事療法と医療を切り離さない。 糖尿病が疑われる場合は医師の診断を受け、必要な治療を続ける。
元木さんの23kg減量は、見た目の変化だけを追いかけたダイエットではなかった。仕事を続けるため、そして自分自身の健康を守るために始めた生活改善だった。
2026年の最新報道で改めて明らかになったのは、約5年間にわたって続けてきた習慣の積み重ねである。カーボラストはその象徴的な取り組みの一つだが、成功の背景には複数の生活習慣の見直しと医療的なサポートがあった。
元木大介のダイエットから学べる最大の教訓は、短期間で痩せることよりも、健康を守るための習慣を長く続けることにある。
主な参考資料・報道
- スポニチアネックス(2025年12月8日)「元木大介氏 20キロ激やせのきっかけ明かす」
- J-CASTニュース(2025年4月22日)「元巨人ヘッド元木大介『激ヤセ』心配の声に反応」
- スポニチアネックス(2026年5月14日)「元木大介氏 激痩せ疑惑に『あの…元気ですから』」
- デイリースポーツ(2026年9月17日)「元木大介氏 体重90キロで『糖尿病』診断→20キロ激やせした驚きの減量法」
- 日本糖尿病学会「糖尿病診断基準」「2型糖尿病はどのように治療するのか?」
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「糖尿病の食事」