2026年の原田泰造は、歴史ドラマ、朝ドラ、人気シリーズの続編と、異なるジャンルの作品に出演している。3作品は放送時期も役柄も異なり、それぞれ俳優としての違った魅力を楽しめる。
1. 『サ道2026~人生をサボりながら、ととのう~』ナカタアツロウ役
作品名: サ道2026~人生をサボりながら、ととのう~
放送: 2026年9月19日~23日
放送局: テレビ東京系
役名: ナカタアツロウ
共演: 三宅弘城、橋本将生
2026年の『サ道』は、シルバーウィークに5日間連続で放送されたスペシャルシリーズだ。
原田泰造が演じるのは、フリーデザイナーのナカタアツロウ。仕事に追われ、大好きなサウナに行く時間さえ確保できない日々を送っている。
そんなナカタが、行きつけの「サウナ北欧」で偶然さん(三宅弘城)と再会し、新たな仲間である蒸くん(橋本将生)と出会う。
今回のテーマは「サボりながらととのう」。単にサウナの気持ちよさを描くだけでなく、頑張りすぎる人が自分をいたわることの意味を描いている。
テレビ東京の公式番組情報によると、2026年版は全5話。2019年のシーズン1、2021年のシーズン2を経て、シリーズ8年目の新作となった。
注目ポイント
ナカタは、原田泰造の自然体の演技が生きる役柄だ。大きなリアクションや派手な演出に頼らず、サウナで過ごす時間や人との会話を通じて、日常の疲れや心の揺れを表現している。
なお、2026年10月30日現在、この作品の5日間連続放送は終了している。
2. 『天狗の台所 Season3』エリス・ウィルソン役
作品名: 天狗の台所 Season3
放送開始: 2026年10月1日
放送局: BS-TBS
放送時間: 毎週木曜23時~23時30分
役名: エリス・ウィルソン
2026年10月30日現在、原田泰造の出演作として特に注目したいのが『天狗の台所 Season3』だ。
本作は田中相の漫画を原作としたドラマシリーズ。天狗の末裔である兄弟たちが、自然豊かな里で季節の食材を使った料理を作りながら暮らす、グルメ・スローライフファンタジーである。
原田が演じるエリス・ウィルソンは、飯綱基と飯綱オンの父親。ニューヨークで暮らし、妻の一乃を献身的に支える人物だ。
BS-TBSの2026年8月14日付キャスト発表では、エリス役の続投が正式に発表された。
エリスは優しく感動屋で、涙もろい性格。家族を見守る父親として、作品の温かな雰囲気を支えている。
Season3では、3年の歳月を経て成長した基・オン・有意たちが再び集まる。春の里山を舞台に、田植えや新しい来訪者をめぐる物語が展開する。
原田の演技に注目するなら、エリスの登場シーンでは、家族に向ける優しさや感情表現に注目したい。
3. NHK連続テレビ小説『風、薫る』吉江善作役
作品名: 風、薫る
放送開始: 2026年3月30日
放送局: NHK総合ほか
役名: 吉江善作
共演: 見上愛、上坂樹里
『風、薫る』は、明治時代を舞台に、看護の世界に飛び込んだ2人の女性の成長を描く連続テレビ小説だ。
原田泰造が演じる吉江善作は、キリスト教の牧師。大家直美(上坂樹里)を4年前に引き取って以来、彼女の人生を見守ってきた人物である。
直美の自立したいという意思を尊重しながらも、何かと心配してしまう。父親のような愛情を持ち、直美が困難に直面すると感情をあらわにする一面もある。
この役で特に興味深いのは、原田が牧師役に初挑戦したことだ。
2026年4月21日のシネマトゥデイのインタビューでは、役作りのために聖書を読み、実際に教会の礼拝にも参加したことを明かしている。牧師の動きや声のトーン、礼拝に集まる人々の雰囲気を観察し、役柄に反映させたという。
また、NHK財団が運営するステラnetの2026年4月6日付インタビューでは、吉江について、直美の良い面も悪い面も理解したうえで愛情を注ぐ人物として捉えていることが紹介された。
この作品では、普段のバラエティーで見せる親しみやすさに加え、相手を包み込むような演技が見どころになっている。
【歴代出演作一覧】原田泰造のドラマ出演歴と俳優としての転換点

原田泰造のドラマ出演歴を振り返ると、NHK大河ドラマや朝ドラへの出演を経て、主演作品を持つ俳優へと活動の幅を広げてきたことが分かる。
所属事務所ワタナベエンターテインメントの公式プロフィールには、『篤姫』『龍馬伝』『ごちそうさん』『サ道』『はぐれ刑事三世』などが主な出演作として掲載されている。
以下は、代表的な出演作を年代順に整理した一覧だ。
| 年代 | ドラマ名 | 役名・出演形態 |
|---|---|---|
| 2008年 | 篤姫 | 大久保利通役 |
| 2010年 | 龍馬伝 | 近藤勇役 |
| 2013年 | ごちそうさん | 卯野大五役 |
| 2019年 | サ道 | ナカタアツロウ役・主演 |
| 2019年 | 大全力失踪 | 磯山武役・主演 |
| 2020年 | はぐれ刑事三世 | 浦安吉之役・主演 |
| 2023年 | 生理のおじさんとその娘 | 光橋幸男役・主演 |
| 2025年 | べらぼう | 三浦庄司役 |
| 2026年 | 風、薫る | 吉江善作役 |
| 2026年 | サ道2026 | ナカタアツロウ役・主演 |
| 2026年 | 天狗の台所 Season3 | エリス・ウィルソン役 |
大河ドラマ『篤姫』では大久保利通を演じた
2008年『篤姫』
原田が演じたのは、幕末から明治にかけて活躍した政治家・大久保利通。
宮﨑あおい主演の大河ドラマで、歴史上の重要人物を演じた。
『篤姫』は原田の大河ドラマ出演歴を語るうえで欠かせない作品だ。
コメディーで培った表現力とは異なり、歴史上の人物としての存在感や時代背景を意識した演技が求められる役柄だった。
『龍馬伝』では新選組の近藤勇役
2010年『龍馬伝』
福山雅治主演の大河ドラマで、原田は新選組局長・近藤勇を演じた。
歴史ドラマへの出演を重ね、俳優としての経験を積んだ時期である。
『篤姫』では大久保利通、『龍馬伝』では近藤勇と、幕末の歴史に深く関わる人物を続けて演じている。
役柄の性格や立場は異なるが、どちらも歴史的な背景を持つ人物だ。こうした出演歴は、原田の俳優活動がバラエティーだけにとどまらないことを示している。
朝ドラ『ごちそうさん』では主人公の父親役
2013年度後期『ごちそうさん』
原田は主人公・卯野め以子の父親、大五を演じた。
共演は杏、財前直見、東出昌大ら。
『ごちそうさん』は、食べることが大好きな主人公・め以子の成長を描いた作品だ。
原田演じる大五は、め以子の父親で洋食屋を営む人物。娘にとって父親の作るオムレツは特別な味として描かれている。
原田の持つ温かさやユーモアが、家庭を舞台にした物語とよくなじんだ作品でもある。
2025年の大河ドラマ『べらぼう』にも出演
2025年『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』
原田は三浦庄司役。
田沼意次の側近として政策の立案を主導する人物を演じた。
『篤姫』『龍馬伝』に続き、大河ドラマへの出演が実現した作品だ。
三浦庄司は農民から田沼家の用人となった人物で、渡辺謙演じる田沼意次を支える重要な立場にある。
原田は歴史上の人物を演じる仕事でも着実に出演歴を積み重ねている。
【主演作品を深掘り】サ道・大全力失踪・はぐれ刑事三世の魅力
原田泰造のドラマ出演歴で見逃せないのが、主演を務めた作品群だ。
特に注目したいのは、ジャンルが大きく異なる作品でも、主人公として物語を支えている点である。
『サ道』シリーズ:自然体の演技が光る代表作
『サ道』は原田泰造の主演ドラマを代表する作品の一つだ。
タナカカツキの漫画を原作に、サウナを通じて日常の疲れや人間関係、自分自身との向き合い方を描く。
原田が演じるナカタアツロウは、サウナを愛するフリーデザイナー。三宅弘城演じる偶然さん、磯村勇斗演じるイケメン蒸し男との交流も作品の魅力だ。
シリーズは2019年のシーズン1、2021年のシーズン2に加え、スペシャルドラマや配信作品を展開してきた。2026年には新作が5日間連続で放送された。
このシリーズが長く続いている理由の一つは、サウナという日常的な空間を舞台に、視聴者が自分自身の生活を重ねられることだ。
原田の肩の力が抜けた演技は、作品の落ち着いた雰囲気と相性がよい。
『大全力失踪』:人生の選択と再出発を描く主演作
2019年のNHK BSプレミアム作品『大全力失踪』では、原田が磯山武を演じた。
物語は、7年間の失踪を経て家族とパン屋を営んでいた磯山が、旧友との再会をきっかけに再び失踪することになるところから動き出す。
共演は緒川たまき、優希美青、山田裕貴ら。
失踪という一見コミカルにも見える設定の裏側には、家族や人生、社会との関係といったテーマがある。
原田は、主人公の不器用さや人間らしさを表現する役を担った。
『はぐれ刑事三世』:テレビ朝日ドラマ初主演
2020年10月15日に放送された『はぐれ刑事三世』は、原田泰造にとってテレビ朝日のドラマ初主演作品だ。
原田が演じたのは、警視庁捜査一課の刑事・浦安吉之。
重度の方向音痴で、普段はとぼけた昼行灯のように見えるが、実際は優れた捜査能力を持つ人物だ。
内田理央演じる仁城華子とコンビを組み、難事件の真相に迫る。
テレビ朝日の公式発表では、作品は『はぐれ刑事純情派』の系譜を意識しながら、新たな主人公像を描くドラマスペシャルとして紹介されている。
ここで押さえておきたいのは、『はぐれ刑事三世』は2020年放送の単発ドラマスペシャルであり、現在も続いている連続ドラマではないという点だ。
『生理のおじさんとその娘』:社会的テーマに挑戦した主演作
2023年3月24日放送のNHK特集ドラマ『生理のおじさんとその娘』も、原田の主演作品として重要だ。
原田が演じた光橋幸男は、生理用品メーカーに勤める広報マン。生理への理解を広める活動をしている一方、娘との間には価値観の違いがある。
娘の花を演じたのは上坂樹里。
作品は、生理についての知識や社会的な理解、親子間のすれ違いを描いている。
この作品の興味深いところは、原田と上坂が2026年の『風、薫る』でも再び共演していることだ。
『生理のおじさんとその娘』では父娘、『風、薫る』では牧師と、彼が見守る女性という関係性。2作品で異なる距離感を演じている。
【演技の評判を分析】原田泰造が俳優として評価される理由
原田泰造の演技を考えるうえで重要なのは、お笑い芸人としての経験と、俳優としての表現力が必ずしも対立しないということだ。
むしろ、その両方が作品に独自の味わいを加えている。
1. 自然体で親しみやすい人物を演じられる
『サ道』のナカタアツロウや『ごちそうさん』の大五には、原田の持つ柔らかい雰囲気が生きている。
過度に感情を表現するのではなく、会話や表情の変化で人物像を伝える。
視聴者が役柄に親近感を持ちやすいのは、この自然な表現があるからだ。
2. 涙もろさや不器用さを演技に取り込める
『風、薫る』の吉江善作は、直美を心配するあまり、すぐに感情が表に出てしまう人物だ。
ステラnetのインタビューで原田は、演じる前は吉江がすぐ泣く人物だと感じたものの、実際に相手のセリフを受けて演じると自然に納得できたと語っている。
これは、役の感情を単に台本上の指示として処理するのではなく、相手とのやり取りの中で受け止めていることを示すエピソードだ。
3. 役柄に合わせて準備を重ねる
『風、薫る』の牧師役では、聖書を読み、実際の礼拝に参加した。
一方、『べらぼう』では江戸時代の政治を支える側近を演じ、『サ道』では現代の日常を生きるデザイナーを演じている。
作品によって求められる人物像は大きく異なる。
それぞれの役に必要な背景を理解し、演じ方を変える姿勢が、原田の俳優としての強みになっている。
原田泰造のドラマを選ぶなら、どの作品がおすすめ?
| 見たいジャンル | おすすめ作品 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 癒やし・日常系 | サ道 | 自然体の演技 |
| 歴史・時代劇 | 篤姫、龍馬伝、べらぼう | 歴史上の人物の表現 |
| 家族・人間ドラマ | ごちそうさん | 父親としての温かさ |
| 社会派ドラマ | 生理のおじさんとその娘 | 現代的なテーマ |
| 刑事ドラマ | はぐれ刑事三世 | コミカルな捜査と推理 |
| 人生・再出発 | 大全力失踪 | 不器用な主人公の生き方 |
原田泰造の俳優としての魅力を初めて知りたい人には、『サ道』がおすすめだ。
一方、演技の幅を確かめたい人は『篤姫』『龍馬伝』『風、薫る』を見比べると、作品ごとに異なる表現を楽しめる。
【よくある質問】原田泰造のドラマに関するFAQ
Q1:原田泰造の2026年最新ドラマは何ですか?
A1:2026年の出演作には『サ道2026』『天狗の台所 Season3』『風、薫る』があります。10月30日現在、放送中なのはBS-TBSの『天狗の台所 Season3』です。
Q2:原田泰造が主演する代表的なドラマは何ですか?
A2:『サ道』シリーズ、『大全力失踪』『はぐれ刑事三世』『生理のおじさんとその娘』などです。特に『サ道』は長く続く代表的な主演シリーズです。
Q3:原田泰造は『サ道2026』で何役を演じていますか?
A3:ナカタアツロウ役です。フリーデザイナーで、サウナを愛する主人公です。2026年9月19日から23日まで5日間連続で放送されました。
Q4:『天狗の台所 Season3』での原田泰造の役名は?
A4:エリス・ウィルソン役です。基とオンの父親で、ニューヨークで暮らしながら家族を支える優しい人物です。
Q5:『風、薫る』ではどのような役を演じていますか?
A5:キリスト教の牧師・吉江善作役です。大家直美を見守り、彼女の自立を応援する父親のような存在です。
Q6:原田泰造は『ごちそうさん』にも出演していましたか?
A6:はい。2013年度後期のNHK連続テレビ小説『ごちそうさん』で、主人公・め以子の父親である卯野大五を演じました。
Q7:『はぐれ刑事三世』は現在も放送されていますか?
A7:いいえ。2020年10月15日に放送されたテレビ朝日のドラマスペシャルです。原田泰造が浦安吉之役で主演を務めました。
まとめ:原田泰造のドラマは2026年も見どころが豊富
原田泰造のドラマ出演歴を振り返ると、2008年の『篤姫』、2010年の『龍馬伝』、2013年の『ごちそうさん』と、NHKの大型作品で経験を積んできたことが分かる。
その後、『サ道』シリーズや『大全力失踪』『はぐれ刑事三世』『生理のおじさんとその娘』など、主演作品でも存在感を発揮してきた。
2026年は特に充実している。
- 『風、薫る』では牧師・吉江善作役。
- 『サ道2026』ではナカタアツロウ役。
- 『天狗の台所 Season3』ではエリス・ウィルソン役。
なかでも現在放送中の『天狗の台所 Season3』は、家族を見守る父親という役柄で、原田の温かみのある演技を楽しめる作品だ。
原田泰造の魅力は、お笑い芸人としての知名度だけでは説明できない。コメディーから時代劇、社会派ドラマ、日常を描く作品まで、さまざまな人物を自然に演じ分けてきたことにある。
2026年以降も、原田泰造がどのような新しい役柄に挑戦するのか、俳優としての活動から目が離せない。