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【2026年版】割り算の筆算のやり方を図解!商の立て方から小数・検算まで徹底解説

黒瀬 亮 黒瀬 亮 • 更新: • 公開: • 読了約 14 分
目次

割り算の筆算は、数字をどこに書くのか、商をどの位に立てるのか、かけ算と引き算をどの順番で進めるのかが分かれば、ぐっと解きやすくなります。小学4年生で学ぶ2桁で割る筆算や3桁÷2桁の計算も、基本の手順は同じです。

この記事では、割り算の筆算の書き方を具体例とともに解説します。余りのある割り算、小数の割り算、間違いやすいポイント、割り算の筆算の検算方法まで整理しました。2026年の家庭学習や復習にも活用できるよう、練習問題と答えも紹介します。

【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 基本の手順:商を立てる、かける、引く、次の数字を下ろす、の繰り返しで計算する。
  • 商の立て方:割る数が何回入るかを考え、計算する範囲に対応した位に商を書く。
  • 間違いを防ぐ方法:余りが割る数より小さいことを確認し、割る数×商+余りで答えを検算する。

【基本をマスター】割り算の筆算は4つの手順で解ける

割り算の筆算やり方

割り算の筆算を解くときは、次の4つの手順を順番に繰り返します。最初に覚えたいのは、商を立てる、かける、引く、下ろす、という流れです。

  1. 商を立てる:割る数が、割られる数の一部に何回入るかを考える。
  2. かける:立てた商に割る数をかける。
  3. 引く:割られる数の一部から、かけ算の答えを引く。
  4. 下ろす:割られる数の次の数字を下ろし、同じ手順を繰り返す。

例えば、156÷3を計算してみましょう。最初に15を3で割ると5です。商の5を十の位に立て、5×3=15を計算して引きます。残った0のところに次の数字6を下ろし、6÷3=2と計算すれば、答えは52になります。

 52
─────
3 ) 156
15
──
6
6
─
0

この例では、最初に15を計算してから6を下ろしています。最初から156全体を3で割るのではなく、左側から順に計算するのが筆算の基本です。

なお、割り算には「同じ数ずつ分ける」という意味だけでなく、「ある数が何個分入るかを調べる」という意味もあります。筆算では、割る数が何回入るかを考えることが、商を立てる作業につながります。

【検証資料 1】当時のメディア報道・掲載写真(出典:rikeinvest.com)

【数字の書き方を図解】商を立てる位置と計算の順番

割り算の筆算でつまずきやすいのが、数字を書く位置です。割る数は左側、割られる数は筆算の枠の中、商は上側に書きます。そして、商の各数字は、その計算で扱っている位に合わせて書きます。

例えば、156÷3では、最初に計算する15は十の位と一の位のまとまりです。そのため、商の5は十の位に書きます。次に下ろした6を3で割った答えの2は、一の位に書きます。

商を立てる位置を間違えないためには、最初に何の位を計算しているのかを意識することが大切です。単に割り算の答えを当てはめるのではなく、十の位なのか、一の位なのかを確認しながら書きましょう。

商の数字が決まらないときは、かけ算で確かめる

商の候補を決めたら、割る数をかけて、計算する範囲の数を超えていないか確認します。例えば、67÷21では、21×3=63ですが、21×4=84です。84は67より大きいため、商は3になります。

商が大きすぎた場合は1つ小さくし、小さすぎた場合は、もう一度かけ算をして調整します。割る数が2桁になると九九だけでは商を判断しにくくなりますが、かけ算で確かめる考え方は変わりません。

次の数字を下ろすタイミングにも注意

次の数字を下ろすのは、かけ算をして引き算を終えたあとです。引き算をする前に下ろしたり、下ろすべき数字を飛ばしたりすると、計算の位がずれてしまいます。

また、途中で割り切れて残りが0になっても、まだ下ろしていない数字がある場合は計算を続けます。途中の余りが0だからといって、筆算を終わらせないようにしましょう。

【2桁で割る筆算】3桁÷2桁の商の立て方を例題で解説

小学4年生の算数では、1桁や2桁の数で割る整数の筆算を学びます。文部科学省の「小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 算数編」でも、第4学年の内容として、割る数が1桁・2桁、割られる数が2桁・3桁の計算と筆算の仕方が示されています。

ここでは、3桁÷2桁の例として672÷21を計算します。

  1. 最初に67を見る:左端の6だけでは21で割れないため、67を計算の対象にする。
  2. 商を3とする:21×3=63、21×4=84なので、67を超えない3を立てる。
  3. 引き算をする:67-63=4となる。
  4. 次の数字2を下ろす:4の右に2を下ろして42にする。
  5. 次の商を立てる:42÷21=2なので、商の一の位に2を書く。
  6. 最後に引く:42-42=0となり、答えは32。

したがって、672÷21=32です。商の最初の3は十の位、次の2は一の位に対応します。

学年別に見る割り算の筆算の学習内容

学習内容は学年ごとに段階的に広がります。文部科学省の学習指導要領解説をもとに整理すると、次のようになります。

学年 主な学習内容 練習のポイント
小学3年生 割り算の意味、九九を使った計算、余りのある割り算 九九と、余りが何を表すかを理解する。
小学4年生 整数の筆算、2桁で割る筆算、3桁÷2桁の計算 商の位置、かけ算と引き算、次の数字を下ろす順番を身につける。
小学5年生 小数の乗法・除法、小数で割る計算 小数点の位置と、整数の筆算とのつながりを理解する。

学年は学習の目安です。実際に取り組む問題は、使っている教科書や授業の進度に合わせて選びましょう。2桁で割る筆算が難しい場合は、まず1桁で割る筆算を確実にしてから進むと理解しやすくなります。

【余りのある割り算・小数の割り算】筆算の応用を理解する

基本の筆算を覚えたら、余りがある場合と小数が登場する場合も確認しましょう。どちらも、これまでに学んだ割り算の考え方を使って計算できます。

余りのある割り算は、最後に残った数まで確認する

157÷6を計算すると、商は26、余りは1です。最初に15÷6=2として、2×6=12を引くと3が残ります。次に7を下ろして37にし、37÷6=6、6×6=36を計算します。37-36=1となるため、答えは26あまり1です。

余りのある割り算では、最後に残った数が割る数より小さくなっていることを確認します。157÷6の場合、余りの1は6より小さいため、正しい形になっています。余りが6以上なら、商をもう一度見直す必要があります。

小数の割り算は、小数点の位置をそろえる

小数の割り算には、割る数が整数の場合と、小数の場合があります。それぞれの例を見てみましょう。

例1:5.6÷4

割られる数が小数で、割る数が整数の場合は、整数の筆算と同じように計算しながら、小数点の位置を正しく扱います。5.6÷4=1.4です。筆算では、商の小数点を割られる数の小数点と同じ位置に立てます。

例2:7.2÷0.3

割る数に小数がある場合は、割る数と割られる数の小数点を同じ桁数だけ右へ移動し、割る数を整数にします。7.2÷0.3は、両方を10倍して72÷3に直せるため、答えは24です。

この方法は、割る数と割られる数に同じ数をかけても商が変わらないという性質を利用しています。小数点を片方だけ動かすと、元の式と同じ計算ではなくなってしまうので注意しましょう。

割り切れない場合は、必要な桁まで計算する

例えば、1÷3は、有限の小数では表しきれず、0.333…と続きます。小数の筆算では、余りが残ったときに必要に応じて0を下ろし、小数第1位、第2位というように計算を続けられます。

ただし、問題によっては、余りを答えるのか、小数で表すのか、指定された位で四捨五入するのかが異なります。問題文の指示を確認してから答えを決めましょう。

【間違いやすいポイントと検算】練習問題で筆算を定着させる

割り算の筆算で間違いが起こる原因は、計算そのものだけではありません。商の位置、途中の0、引き算の結果、余りの扱いなど、手順の一部が抜けることで答えが変わる場合があります。

割り算の筆算でよくある5つの間違い

  1. 商の位を間違える:十の位と一の位を取り違えると、答えが10倍や10分の1になることがある。
  2. 商の0を書き忘れる:例えば408÷4=102では、途中の0を省くと12と誤ってしまう。
  3. かけ算の答えを引き間違える:商を立てたら、割る数×商の結果を確認してから引く。
  4. 次の数字を下ろし忘れる:引き算をしたあと、割られる数の次の数字が残っていないか確認する。
  5. 余りの大きさを確認しない:余りは割る数より小さくなければならない。

特に408÷4のように、途中で0が商に入る問題は注意が必要です。途中の計算が0になっても、その位を飛ばさず、商に0を書いて次の数字を下ろします。筆算では、計算の結果だけでなく、位のつながりを保つことが大切です。

割り算の筆算の検算は「割る数×商+余り」

答えの確かめ方として覚えておきたいのが、次の関係です。

割られる数=割る数×商+余り

先ほどの157÷6=26あまり1で確認すると、6×26+1=157となります。元の割られる数に戻るため、計算が正しいと確かめられます。

余りのない割り算なら、割る数×商が割られる数と一致するかを確認します。小数の割り算でも、割る数と商をかけた結果が割られる数に戻るかを調べれば、検算できます。

なお、検算で元の数に戻っても、問題の読み違いや単位の間違いまですべて見つかるとは限りません。文章題では、答えの単位や問題の条件も合わせて確認しましょう。

割り算の筆算・練習問題

ここまでの内容を使って、次の問題に挑戦してみましょう。最初は答えを見ずに、商を立てる位置と計算の手順を意識して解いてください。

  1. 468÷4=?
  2. 745÷6=?(余りも求める)
  3. 864÷24=?
  4. 5.6÷4=?
  5. 7.2÷0.3=?

答え:①147 ②124あまり1 ③36 ④1.4 ⑤24

間違えた問題は、答えだけを覚えるのではなく、どの段階で間違えたのかを確認しましょう。商の立て方なのか、かけ算なのか、引き算なのか、数字を下ろす位置なのかを切り分けると、同じ間違いを減らせます。

割り算の筆算プリントは、難易度を分けて練習する

家庭学習では、まず1桁で割る筆算、次に余りのある割り算、続いて2桁で割る筆算、小数の割り算という順番で練習すると、どこでつまずいているかを把握しやすくなります。

割り算の筆算プリントを選ぶ際は、問題数だけでなく、途中式を書き込める余白があるか、答え合わせができるか、学習した内容に合っているかを確認しましょう。保護者が教える場合も、すぐに正解を伝えるより、商を立てる位置やかけ算の確認から一緒に見直すほうが、計算の仕組みを理解しやすくなります。

【割り算の筆算やり方】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:割り算の筆算は、どの数字から計算すればよいですか?
A1:割られる数の左端から見て、割る数で割れるだけの数を取り出して計算します。最初の数字だけでは割れない場合は、次の数字も合わせて考えます。

Q2:商を立てる位置が分からないときは、どうすればよいですか?
A2:今、何の位を計算しているのかを確認してください。156÷3なら、最初の15に対する商の5は十の位、次の6に対する商の2は一の位に書きます。

Q3:2桁で割る筆算の商は、どうやって予想しますか?
A3:割る数をおよその数に見立てたり、かけ算で候補を試したりします。例えば67÷21なら、21×3=63、21×4=84を比べ、67を超えない3を商にします。

Q4:余りが割る数より大きくなったら、どうすればよいですか?
A4:商が小さすぎる可能性があります。割る数をもう一度かけ、商を調整してから引き算をやり直してください。正しい余りは、必ず割る数より小さくなります。

Q5:小数の割り算では、なぜ小数点を動かすのですか?
A5:割る数と割られる数に同じ数をかけても、商は変わらないためです。例えば7.2÷0.3は、両方を10倍して72÷3に直すと、計算しやすくなります。

Q6:割り算の筆算の答えは、どうやって確かめますか?
A6:余りがある場合は「割る数×商+余り」、余りがない場合は「割る数×商」を計算し、割られる数と一致するかを確認します。余りが割る数より小さいこともチェックしましょう。

まとめ:割り算の筆算は手順と検算をセットで覚えよう

割り算の筆算のやり方は、商を立てる、かける、引く、次の数字を下ろす、という基本の繰り返しです。数字を書く位置と商の位を意識すれば、1桁で割る計算から3桁÷2桁の筆算まで、同じ考え方で解けるようになります。

余りのある割り算では、余りが割る数より小さいことを確かめ、小数の割り算では小数点の位置を正しく扱います。最後に「割る数×商+余り」で検算すれば、計算ミスにも気づきやすくなります。

苦手な問題がある場合は、難しい計算を何問も続けるより、間違えた手順を見つけて、同じ種類の問題を繰り返し練習することが近道です。筆算の手順と答えの確かめ方をセットで身につけ、少しずつ難しい問題に取り組んでいきましょう。

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