クローブの実を置くとゴキブリが寄りつかなくなる――。そんな天然ハーブを活用した虫除け対策が気になっている人も多いのと考えられます。クローブは丁子(ちょうじ)とも呼ばれる香辛料で、独特の強い香りを持ちます。その香りの主な成分であるオイゲノールには、ゴキブリなどの昆虫に対する忌避作用や殺虫作用を調べた研究があります。
ただし、研究で確認された効果と、家庭の台所に乾燥したクローブの実を数個置いた場合の効果は同じではありません。2026年10月時点で確認できる研究や自治体の防除情報を踏まえ、クローブの実の科学的根拠、効果が期待できる条件、置き場所、スプレーの注意点、ペットへの影響を整理します。市販の駆除剤との違いも比較し、実際にゴキブリを減らすための対策を解説します。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:クローブの精油や粉末には、実験室でゴキブリへの忌避作用・殺虫作用が確認された研究がある。
- 要点2:乾燥したクローブの実を置くだけで、家庭のゴキブリを駆除できると証明されたわけではない。
- 要点3:置き場所を工夫するだけでなく、清掃・侵入経路の封鎖・市販のベイト剤などを組み合わせることが現実的な対策となる。
【結論】クローブの実はゴキブリ対策になる?忌避効果と駆除効果の違い

クローブの実は、ゴキブリ対策の補助として試す余地はあります。ただし、ゴキブリを寄せつけにくくする「忌避」と、個体を死滅させる「駆除」は別の作用です。この違いを理解しておかないと、クローブを置いているのにゴキブリが減らないという事態につながります。
クローブの香りがゴキブリに作用する仕組み
クローブは、フトモモ科の植物であるチョウジの花蕾を乾燥させた香辛料です。料理や香料などに利用され、精油にはオイゲノールを中心とした芳香成分が含まれています。
昆虫は触角などを使って周囲の化学物質を感知します。植物由来の精油に含まれる成分が昆虫の行動や生理機能に影響を与えることは、害虫防除の研究対象になっています。クローブについても、ゴキブリが香りを避けるか、成分に接触した場合に死亡するかを調べた研究が報告されています。
ただし、クローブの香りを人間が強く感じることと、ゴキブリがその場所を確実に避けることは同義ではありません。香りの濃度、接触の有無、ゴキブリの種類、周囲にある餌や水分などによって、実際の反応は変わります。
忌避効果と殺虫効果はどう違う?
忌避効果は、ゴキブリが特定の場所や物質を避ける反応です。対して殺虫効果は、薬剤や成分への接触などによって個体が死亡する作用を指します。
- 忌避対策:ゴキブリが近づきにくい環境を目指す。乾燥クローブを置く方法は、この用途で考える。
- 接触による殺虫:成分がゴキブリに直接作用することで死亡させる。研究での結果を家庭での使用にそのまま当てはめることはできない。
- 発生源の駆除:潜伏場所や繁殖している場所を把握し、ベイト剤などで個体数を減らす。
クローブの実を置く方法は、主に忌避を期待する使い方です。目の前に現れたゴキブリをすぐに退治したい場合や、すでに室内で繁殖している場合には、別の対策が必要になります。
【科学的根拠】クローブのゴキブリへの効果は研究で確認されている?
クローブのゴキブリ忌避効果には、学術研究という根拠があります。ただし、研究で使用されたのはクローブの精油や粉末などであり、家庭で一般的に行われる「乾燥した実を数個、小皿や袋に入れて置く」という方法そのものの効果とは区別する必要があります。
2017年の研究:クローブ精油などがゴキブリに作用
2017年に学術誌「Journal of Economic Entomology」に掲載された研究では、トルキスタンゴキブリの幼虫を対象に、複数の植物精油やその成分の毒性、忌避反応が調べられました。クローブの精油にも、幼虫に対する接触毒性などが認められています。
この研究で重要なのは、植物精油の作用が確認されたからといって、クローブの実を置くだけで同じ効果が得られるとは限らない点です。対象となったゴキブリの種類や発育段階、試験方法が異なれば、結果を家庭での使用に適用できる範囲も変わります。
2020年掲載の研究:チャバネゴキブリへの忌避作用を検証
学術誌「International Journal of Pest Management」には、クローブの花蕾の粉末・精油と、その主要成分であるオイゲノールなどを、チャバネゴキブリに対して評価した研究が掲載されています。論文は2019年7月にオンライン公開され、2020年の巻号に収録されました。
同研究では、特定の実験条件において、クローブの粉末や精油に接触毒性が認められました。また、クローブ精油を使った試験では、30分以内にゴキブリの80%が忌避反応を示した条件も報告されています。
ただし、この数値は実験室で設定された条件における結果です。「クローブの実を置けば、家のゴキブリの80%がいなくなる」という意味ではありません。実験で使われた物質の量や接触条件は、一般家庭で乾燥した実を置く方法と同一ではないためです。
研究結果から分かること・分からないこと
これらの研究から、クローブ由来の成分がゴキブリに作用する可能性は支持されています。一方、家庭での持続期間、必要な実の数、適切な交換頻度、住宅全体の個体数をどの程度減らせるかについては、乾燥したクローブの実を置く方法にそのまま適用できるだけの情報がありません。
したがって、クローブのゴキブリ対策は「科学的根拠がまったくない」と切り捨てるのも、「研究で効くと証明されたから家庭でも確実に効く」と判断するのも適切ではありません。成分レベルの研究結果と、実際の使用方法の有効性を分けて評価することが大切です。
【実践ガイド】クローブの実の使い方と効果を期待できる置き場所
乾燥クローブを試す場合は、ゴキブリが通りそうな場所や侵入が気になる場所の近くに置く方法が考えられます。ただし、置き場所を工夫すること自体が、忌避効果を保証するわけではありません。まずはゴキブリが出現した場所や、潜伏しやすい環境を確認しましょう。
クローブの実を置くならどこがよい?
- シンク下の収納:排水管の周囲や配管が通る穴にすき間がないか確認する。湿気や水漏れがある場合は先に対処する。
- 冷蔵庫の周辺:冷蔵庫の裏や下は、暖かく暗い場所になりやすい。ほこりや食べかすを取り除き、清掃を優先する。
- 食品庫や収納棚の周辺:食品を密閉容器に入れ、こぼれた粉や食べかすを掃除する。クローブは食品に直接触れない位置に置く。
- 玄関や窓、配管の周辺:屋外からの侵入が疑われる場合は、すき間や網戸の破損を確認する。クローブだけで侵入経路を遮断することはできない。
クローブの実は、通気性のある小袋などに入れて、子どもやペットが触れない場所に置く方法が扱いやすいでしょう。香りが弱くなったら交換を検討できますが、効果が何日間持続するかについて、家庭用の乾燥クローブに共通する確立した交換周期はありません。
置く量は何個?交換時期はいつ?
乾燥クローブの実を何個置けば十分なのか、何個でゴキブリを防げるのかを示す、家庭向けの確立した基準はありません。研究で評価された粉末や精油の量を、乾燥した実の個数に換算することもできません。
最初から大量に置くよりも、少量で香りの強さや生活上の支障を確認し、衛生管理や侵入経路対策と並行して様子を見る方法が現実的です。ただし、ゴキブリが頻繁に現れている場合は、クローブの効果を待つのではなく、駆除対策を始めましょう。
クローブの実を置いても効果がないと感じる理由
「クローブを置いたのにゴキブリが出た」という場合、必ずしも研究で示された成分の作用そのものが否定されるわけではありません。考えられる理由には、香りの濃度が十分でないこと、香りが届かない場所に潜伏していること、ゴキブリが餌や水分を求めて移動していることなどがあります。
また、ゴキブリが室内に定着している場合、香りで一部の場所を避けさせても、別の経路や隙間を利用して移動する可能性があります。目撃数が減らないなら、クローブを増やすだけでなく、粘着トラップなどで発生場所を把握し、駆除方法を見直すことが必要です。
【作り方と注意点】クローブスプレーは自作できる?精油を使う前に知りたいこと
クローブの精油を使ったスプレーを自作し、ゴキブリが通りそうな場所に吹きかけたいと考える人もいるでしょう。しかし、精油は水に溶けにくく、水だけに混ぜても均一な液体にはなりません。見た目には混ざったようでも、時間がたつと分離し、噴霧した場所によって成分の濃さが偏る可能性があります。
クローブスプレーの作り方で注意したいポイント
家庭で使うクローブスプレーについて、ゴキブリの駆除効果が保証された共通の配合比率はありません。水に精油を数滴加えるだけのレシピは、均一な濃度や安定した忌避効果を保証できないため、駆除目的の方法としてはおすすめできません。
また、精油を溶かすためにアルコールなどを加える方法にも注意が必要です。アルコールを含む液体には引火の危険があり、精油の濃度によっては皮膚や目、呼吸器への刺激も懸念されます。床材や家具、塗装面にシミや変色が生じる可能性もあります。
ゴキブリ対策を目的とするなら、自作スプレーの配合を工夫するよりも、用途が明示された市販品を選び、表示された使用方法と使用量を守る方が確実です。クローブの香りを楽しみながら補助的に使いたい場合は、まず乾燥した実を小袋に入れる方法を検討するとよいでしょう。
クローブ精油と乾燥した実は同じではない
クローブ精油は、植物の芳香成分を濃縮したものです。乾燥した実よりも香りが強く、成分が高濃度になっている場合があります。そのため、精油の研究結果をそのまま乾燥クローブに当てはめたり、逆に乾燥クローブと同じ感覚で精油を扱ったりすることは避けましょう。
特に、精油を原液のまま皮膚に塗る、食品や食器に直接噴霧する、部屋全体に大量に散布するといった使い方はおすすめできません。使用目的に合った製品の表示を確認し、ペットや子どもがいる家庭では、使用そのものを慎重に判断してください。
【徹底比較】クローブ・ハッカ油・市販のゴキブリ駆除剤はどれを選ぶ?
クローブとハッカ油は、いずれも香りを利用した天然ハーブの虫除けとして紹介されます。ただし、香りがあることと、ゴキブリを駆除できることは別です。対策を選ぶ際は、香りの好みだけでなく、目的が予防なのか、目の前の個体の駆除なのか、室内での発生を減らすことなのかを明確にしましょう。
| 対策方法 | 期待できる役割 | 限界・注意点 | 向いているケース |
|---|---|---|---|
| 乾燥クローブの実 | 香りによる忌避を補助的に試す | 家庭での効果や持続期間を保証するデータが不足 | 強い駆除効果を求めず、香りを補助的に取り入れたい場合 |
| クローブ精油 | 研究ではゴキブリへの忌避作用・接触毒性を確認 | 高濃度の精油は刺激や曝露リスクがあり、家庭での使用量を自己判断しにくい | 研究結果と家庭での安全性を区別できる場合。ただし駆除目的での安易な自作は非推奨 |
| ハッカ油 | 香りを利用した補助的な忌避対策 | 製品や濃度、対象害虫によって効果が異なる。クローブとの直接比較も限定的 | 香りを利用した対策を検討したい場合。ペットへの配慮が必要 |
| ベイト剤(毒餌剤) | ゴキブリに餌を食べさせて駆除する | 子どもやペットの誤食防止が必要。設置場所と製品表示を守る | 室内にゴキブリが現れ、個体数を減らしたい場合 |
| 直接噴射型の殺虫剤 | 目の前に現れたゴキブリを駆除する | 製品ごとの使用方法を守り、食品や食器、ペットへの付着を避ける | 発見した個体を速やかに処理したい場合 |
| 粘着トラップ | 捕獲と発生状況の把握 | 潜伏場所や個体数によっては、単独で十分な駆除につながらない | ゴキブリの通り道や発生場所を調べたい場合 |
比較の基準となるのは、自治体が案内する総合的な防除方法です。大阪市の2026年の案内では、清掃や整理整頓による環境改善に加え、ベイト剤、殺虫剤、くん煙剤、粘着トラップなどが紹介されています。方法を組み合わせることで、発生状況に応じた対策を取りやすくなります。
クローブとハッカ油を比較すると、どちらがよい?
クローブとハッカ油のどちらがゴキブリに強く効くのかを、単純に順位づけることはできません。対象となるゴキブリの種類、使用した成分の濃度、試験方法がそろった直接比較データが十分ではないためです。
どちらも香りを利用した補助策として考えるのが妥当です。ハッカ油を選ぶ場合も、天然由来であることだけを理由に安全と判断せず、製品の使用上の注意やペットへの影響を確認してください。
市販の駆除剤は何を基準に選ぶべきか
室内でゴキブリを何度も見かけるなら、香りで避けさせる方法よりも、発生状況に合わせた駆除剤を優先するのが合理的です。
- 目の前の1匹を駆除したい:ゴキブリ用の直接噴射型殺虫剤を、表示に従って使用する。
- 潜伏場所や発生源に対処したい:ベイト剤を通り道や潜伏場所の近くに設置する。
- どこから出てくるか分からない:粘着トラップで発生場所を把握する。
- 室内で頻繁に見かける:清掃、餌・水分の除去、侵入経路の封鎖、適切な駆除剤を組み合わせる。
ベイト剤の近くに強い香りのスプレーなどを使うと、ゴキブリの行動やベイト剤への接近に影響する可能性も考えられます。クローブやハッカ油を併用する場合は、ベイト剤の周囲に香りを散布せず、製品の使用方法を優先しましょう。
【ペットがいる家庭は要注意】クローブの実・精油の安全性と失敗しない対策
天然ハーブを使う際に見落としやすいのが、ペットへの影響です。植物由来の成分であっても、濃度や摂取量、皮膚への接触、吸入などによっては健康上の問題につながることがあります。とくに、乾燥した香辛料と濃縮された精油を同じものとして扱わないことが大切です。
クローブ精油は猫や犬に使っても大丈夫?
MSD獣医マニュアルの精油中毒に関する解説では、精油は消化管、皮膚、肺、粘膜などから吸収される可能性があり、高濃度になるほど中毒リスクが高まると説明されています。猫は一部の成分の代謝に関わる酵素が少ないため、精油への曝露に特に注意が必要です。
この情報は精油全般の安全性に関するものであり、家庭で置く乾燥クローブの実と濃縮されたクローブ精油を同じ危険度とみなすものではありません。ただし、クローブ精油をゴキブリ対策として室内に散布したり、ペットの近くで使用したりすることは避けるのが無難です。
鳥類は空気中の物質への曝露に特に注意が必要で、精油を拡散させるディフューザーなどもリスクになり得ます。猫、犬、鳥などのペットがいる家庭では、精油を使った自作スプレーや空間噴霧に頼らず、ペットが触れない場所に置くタイプの対策や、誤食防止に配慮した市販の駆除剤を検討しましょう。
子どもがいる場合に気をつけたいこと
乾燥クローブの実は小さく、誤って口に入れる可能性があります。精油や自作スプレーは、子どもの手が届く場所に保管しないでください。また、市販のベイト剤や殺虫剤も、誤食・接触を防げる位置に設置し、製品の注意書きを守る必要があります。
香りが弱いからといって精油の量を増やしたり、複数の精油を混ぜたりすることも避けましょう。成分を濃くすることが、そのまま家庭での安全性や防除効果の向上につながるわけではありません。
2026年に実践したい、ゴキブリ対策の基本手順
クローブの実を使うかどうかにかかわらず、ゴキブリが生息しにくい環境を整えることが防除の土台になります。大阪市や札幌市の衛生害虫対策情報でも、餌となる残飯の除去、台所の清掃、水滴の拭き取り、状況に応じた駆除剤の利用が案内されています。
- 餌をなくす:食べかすや生ごみを片づけ、食品を密閉容器に入れる。
- 水分を減らす:シンク周辺や配管付近の水滴を拭き取り、水漏れがあれば修理する。
- 隠れ場所を清掃する:冷蔵庫の裏、コンロの下、収納のすき間などを清掃する。
- 侵入経路を確認する:窓や網戸、配管の周囲などにすき間があれば、適切な方法でふさぐ。
- 発生状況に応じて駆除する:粘着トラップで状況を確認し、必要に応じてベイト剤や殺虫剤を使用する。
クローブは、この基本対策を置き換えるものではありません。香りを補助的に取り入れたい場合に限って使い、ゴキブリの目撃が続く場合は、駆除方法を優先してください。
【クローブの実ゴキブリ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:クローブの実を置くだけでゴキブリはいなくなりますか?
A1:乾燥クローブの実を置くことだけで、ゴキブリがいなくなると保証できる科学的根拠はありません。クローブの精油や粉末には研究で忌避作用などが認められていますが、家庭で実を数個置く方法とは条件が異なります。清掃や侵入経路対策、必要に応じた駆除剤の使用を組み合わせましょう。
Q2:クローブの実は何個置けば効果がありますか?
A2:家庭での使用に適した個数を示す確立した基準はありません。研究で使われた精油や粉末の量から、乾燥した実の個数を算出することもできません。大量に置くよりも、生活への影響や香りを確認しながら補助策として扱うことが現実的です。
Q3:クローブスプレーはゴキブリに直接かけてもよいですか?
A3:自作のクローブスプレーは、成分の濃度や分離状態が一定ではなく、殺虫効果を保証できません。精油による刺激や家具などへの影響も考えられます。直接駆除したい場合は、ゴキブリ用として販売されている殺虫剤を、表示された方法で使用してください。
Q4:クローブとハッカ油ではどちらがゴキブリに効きますか?
A4:両者を同じ条件で比較した十分なデータがないため、一概にどちらが優れているとは判断できません。いずれも香りによる対策を補助的に試す選択肢ですが、室内のゴキブリを駆除する目的なら、ベイト剤などの防除方法を優先しましょう。
Q5:猫や犬がいる家でもクローブの実を置けますか?
A5:乾燥クローブの実と濃縮された精油では曝露条件が異なりますが、誤食や接触を防ぐ必要があります。特に精油の散布や空間拡散は慎重に判断し、ペットがいる場合は使用を避ける選択肢も検討してください。ペットに異常が見られた場合や精油を誤って摂取した場合は、速やかに獣医師へ相談しましょう。
まとめ:クローブは補助策、ゴキブリを減らすには総合的な対策を
クローブの実には、香りを利用したゴキブリ対策として試す余地があります。2017年や2020年に報告された研究では、クローブ由来の精油や粉末に、ゴキブリへの忌避作用や接触毒性が確認されています。しかし、これらの研究結果は、乾燥したクローブの実を置くだけで家庭のゴキブリを駆除できることを証明するものではありません。
置き場所を工夫してもゴキブリが出続ける場合は、香りの強さにこだわるのではなく、餌や水分を減らし、隠れ場所を清掃し、侵入経路を封鎖することが先決です。必要に応じてベイト剤や殺虫剤、粘着トラップを組み合わせれば、発生状況に応じた対策を取りやすくなります。
また、クローブ精油を使った自作スプレーは、濃度や安全性を管理しにくいため、駆除目的での安易な使用はおすすめできません。ペットや小さな子どもがいる家庭では、天然由来という理由だけで安全と判断せず、誤食や吸入、接触を防ぐことを優先してください。
プロの結論:クローブの実は、ゴキブリを確実に駆除する主役ではなく、香りを利用した補助策として位置づけるのが妥当です。科学的根拠のある成分の研究と、家庭での実用効果を区別し、衛生管理・侵入防止・適切な市販駆除剤を組み合わせることが、2026年時点でも失敗しにくいゴキブリ対策です。