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【2026年最新】十両の月給はいくら?2027年の給与改定で10万円アップ

早瀬 結衣 早瀬 結衣 • 更新: • 公開: • 読了約 19 分
目次

2026年12月までの十両の月給は110万円です。2027年1月の初場所からは120万円となり、毎月10万円、年間の基本給では120万円の増額になります。

今回の改定は十両だけではありません。横綱から十両までの関取全体が対象で、おおむね10%前後の引き上げです。

番付別の月給比較

2026年と2027年の給与を比較すると、次のようになります。

2027年1月初場所から適用

番付 2026年12月まで 2027年1月から
横綱 300万円 330万円
大関 250万円 275万円
関脇・小結 180万円 200万円
前頭(平幕) 140万円 155万円
十両 110万円 120万円

日本相撲協会は2026年7月30日の理事会で給与改定を決定しました。関取の月給改定は2019年以来8年ぶりです。日刊スポーツなどの報道でも、十両は110万円から120万円への引き上げと伝えられています。

十両の場合、改定による変化は以下のとおりです。

- 月額:10万円増
- 12か月分:120万円増
- 基本給の年間合計:1320万円から1440万円へ

この数字は基本給だけの比較です。賞与や各種手当を含めれば、年間の受取総額はさらに大きくなります。

十両は幕内の一歩手前に位置する関取

十両は、正式には「十枚目」と呼ばれる階級です。

日本相撲協会の公式解説によると、十両以上の力士は「関取」と呼ばれ、幕下以下とは待遇が大きく異なります。

十両の定員は東西合わせて28人。幕内の42人に続く上位階級であり、プロ力士として安定した給与体系に入る重要な境目です。

【年収を徹底計算】十両給料110万円に賞与・出張手当を加えると?

十両給料

十両の年間収入を考える際、月給だけで計算するのは不十分です。

相撲協会から支給される給与に加えて、賞与、地方場所の出張手当、東京場所の力士補助費、力士褒賞金などが関係します。

2026年の十両年収の内訳

2026年12月までの給与体系をもとに、年間を通じて十両に在位し、各場所に出場した場合の収入を整理します。

収入項目 年間金額
月給110万円×12か月 1320万円
賞与(1か月分×年2回) 220万円
本場所特別手当 0円
出張手当(22万7500円×3回) 68万2500円
力士補助費(2万5000円×3回) 7万5000円
褒賞金を除く合計 1615万7500円

この試算は、大相撲の給与・手当の仕組みを整理した観戦ガイドの公開データに基づいています。賞与は年間2か月分、地方場所の出張手当は3回分として計算しています。

ここで注目したいのが、本場所特別手当です。

本場所特別手当は、関取全員に一律で支給されるものではありません。現行の給与体系では、横綱・大関・三役が対象で、十両と前頭には設定されていません。

したがって、十両の年収計算に本場所特別手当を加算するのは誤りです。

2027年の十両年収はどう変わる?

2027年1月からの月給120万円を基準にすると、年間基本給は1440万円です。

賞与が従来どおり年間2か月分、出張手当と力士補助費が現行水準で維持されると仮定した場合、次のようになります。

収入項目 2027年の試算
年間基本給 1440万円
賞与2か月分 240万円
出張手当 68万2500円
力士補助費 7万5000円
本場所特別手当 0円
合計 1755万7500円

つまり、月給以外の条件が変わらなければ、褒賞金を除く年間収入は2026年の1615万7500円から1755万7500円へ増える計算です。

ただし、2027年の賞与や各種手当の最終的な改定内容がすべて確定した年収ではありません。特に出張手当や力士補助費は、給与改定後も現行額を据え置くという試算上の前提があります。

力士褒賞金まで含めると年収はいくら?

さらに加わるのが、力士褒賞金です。

十両に昇進した際の最低支給標準額は40円で、これを4000倍した16万円が1場所あたりの最低支給額となります。

年間6場所に出場した場合、最低でも96万円です。

したがって、最低額の褒賞金まで含めた推計は次のようになります。


2026年・十両の年間収入目安
1711万7500円

2027年・十両の年間収入目安
1851万7500円
賞与・手当・最低額の力士褒賞金を含む試算。税金、個人の追加収入、優勝賞金などは含まない。

この数字は、一定の条件を置いた年間総収入の目安です。実際には力士ごとの持ち給金や場所成績、賞金獲得状況によって変わります。

【収入の仕組みを比較】賞与・本場所特別手当・出張手当・力士褒賞金の関係

十両力士のお金事情を理解するには、各収入項目の性質を分けて考える必要があります。

毎月決まって支給される給与と、場所への出場や過去の成績によって変動する報酬では、仕組みが違うからです。

十両力士の収入を構成する主な項目

項目 支給内容 十両への適用
月給 毎月110万円(2027年から120万円) 対象
賞与 年2回、各1か月分を基準とする 対象
本場所特別手当 地位と出場日数に応じた手当 対象外
出張手当 地方場所に伴う手当 対象
力士補助費 東京本場所に伴う補助 対象
力士褒賞金 過去の成績に応じた累積報酬 対象
優勝賞金 十両優勝などの成績に対する賞金 優勝者が対象
懸賞金 企業などが指定した取組の勝者への報酬 通常の十両取組は対象外

日本相撲協会の公式資料や裁判所の公開判決にも、十枚目以上の力士に対する給与、力士補助費、力士褒賞金の支給が記録されています。現在の金額については、近年の報道と給与制度の整理資料を組み合わせて理解する必要があります。

賞与・ボーナスは年収を押し上げる

十両力士には月給とは別に賞与があります。

現行の試算では、年2回、それぞれ月給1か月分が支給される仕組みです。

2026年なら年間220万円、2027年は月給改定後の水準をそのまま適用すると240万円になります。

月給110万円という数字だけを見ていると、年間の給与収入を実際より少なく見積もってしまいます。

ただし、賞与は優勝賞金や力士褒賞金とは別のものです。これらを混同しないことが大切です。

出張手当は地方場所で支給される

大相撲の本場所は年間6回開催されます。

開催地は東京、大阪、名古屋、福岡です。

- 1月場所:東京
- 3月場所:大阪
- 5月場所:東京
- 7月場所:名古屋
- 9月場所:東京
- 11月場所:福岡

十両力士は大阪・名古屋・福岡の地方場所に出場するため、出張に伴う手当が発生します。

現行の推計額は、十両の場合、1地方場所につき22万7500円。年間3回で68万2500円です。

東京場所では別に力士補助費が支給され、1場所2万5000円、年間3場所で7万5000円となります。

十両に本場所特別手当はある?

ここは誤解しやすいポイントです。

本場所特別手当は、十両力士の収入に一律で加算されるものではありません。

現行の支給体系では、横綱は1場所20万円、大関は15万円、関脇・小結は5万円という区分があり、前頭と十両には支給されません。

また、対象となる地位でも出場日数によって金額が変わります。11日以上出場すれば満額、6~10日なら3分の2、1~5日なら3分の1、全休なら支給なしという計算です。

そのため、十両の年収を計算する際には、別の地位の特別手当を誤って加えないよう注意が必要です。

【力士褒賞金の仕組み】勝ち越しが将来の収入につながる理由

十両力士の収入を語るうえで欠かせないのが、力士褒賞金です。

一般的な会社員の賞与は、その年の評価や業績などによって決まります。一方、大相撲の力士褒賞金は、過去の土俵での実績が積み重なっていく独特の制度です。

持ち給金は序ノ口から積み上がる

力士褒賞金の基礎となるのは「持ち給金」と呼ばれる支給標準額です。

基本的な仕組みは次のとおりです。

1. 序ノ口でデビューすると、基本の持ち給金3円が設定される。
2. 本場所で勝ち越すと、勝ち越し1点につき50銭が加算される。
3. 十両などの地位に昇進すると、最低支給標準額が設定される。
4. 持ち給金に4000を掛けた金額が、場所ごとに支給される。

例えば、十両で8勝7敗なら勝ち越し1点です。持ち給金に50銭が加算されます。

9勝6敗なら勝ち越し3点なので、1円50銭が加算されます。

この50銭はその場限りの50銭ではありません。4000倍して計算するため、1場所あたり2000円の増額につながります。

日本相撲協会の公式クイズでも、勝ち越しのかかった一番を「給金相撲」と呼ぶ理由として、力士褒賞金が勝ち越しによって増額される仕組みを説明しています。

十両昇進時には最低40円が保証される

持ち給金には地位ごとの最低支給標準額があります。

番付 最低支給標準額 1場所の最低額
幕下以下 3円 支給なし
十両 40円 16万円
幕内 60円 24万円
大関 100円 40万円
横綱 150円 60万円

十両に昇進した際、過去の成績で積み上げた持ち給金が40円に届いていなければ、昇進加算によって最低額まで補われます。

つまり、新十両になった力士でも、最低16万円の褒賞金を1場所ごとに受け取れる仕組みです。

ただし、幕下以下では褒賞金は支給されません。十両に昇進して初めて、積み上げた持ち給金が現金収入として支給されるようになります。

負け越すと持ち給金は減る?

基本的に、実績によって積み上がった持ち給金は負け越しても減りません。

勝ち越しによって増える仕組みなので、過去の成果が積み上がっていくのが特徴です。

ただし、昇進時に最低額まで補われた部分については、地位が下がった際に差し引かれる場合があります。

自分の勝ち越しによって積み上げた部分と、昇進時の補填部分は別に考える必要があります。

長年にわたって勝ち越しを重ねてきた力士ほど、褒賞金の面で有利になる理由はここにあります。

【十両と幕下の給料格差】月給だけでなく待遇も大きく変わる

大相撲で最も大きな待遇の境目は、横綱と大関の間でも、幕内と十両の間でもありません。

実は、十両と幕下の間です。

十両に上がれば関取となり、月給制が始まります。一方、幕下以下は養成員という扱いで、毎月の固定給はありません。

幕下以下は場所手当が収入の中心

2026年の幕下以下の場所手当は、次のようになっています。

番付 1場所の場所手当 年6場所の合計
幕下 16万5000円 99万円
三段目 11万円 66万円
序二段 8万8000円 52万8000円
序ノ口 7万7000円 46万2000円

2027年1月からは、幕下以下の養成員にも場所手当の増額が予定されています。報道によると、幕下は16万5000円から18万円に引き上げられます。

2026年の幕下と十両を比べると、年間の基本的な支給額には大きな差があります。

- 幕下:年間99万円
- 十両:年間基本給1320万円

単純比較で約13.3倍です。

しかも、この比較には十両の賞与や出張手当、力士褒賞金などは含まれていません。

十両昇進で変わる生活と仕事

日本相撲協会の公式解説では、幕下から十両に昇進すると、次のような待遇の変化があると説明されています。



まわしや装束が変わる

幕下以下の木綿のまわしから、関取は色鮮やかな絹のまわしを使用できます。


大銀杏を結える

関取になると、正式な大銀杏の髪型が認められます。


付け人がつく

幕下以下の力士が身の回りの世話を担当するようになります。


取組数が増える

幕下以下は原則として1場所7番ですが、十両は15日間、毎日取組を行います。


こうした変化は、単なる給料の違いではありません。関取になることで、相撲界における立場そのものが変わります。

十両に昇進するには何勝必要?

幕下から十両への昇進は、単純に何勝すれば決まるという制度ではありません。

日本相撲協会の番付編成要領では、本場所の勝ち星をもとに協議して翌場所の番付を決定します。

一般的な昇進の目安は以下のとおりです。

- 幕下筆頭で勝ち越す。
- 幕下2~5枚目程度で好成績を残す。
- 幕下15枚目以内で7戦全勝する。

特に幕下上位の勝ち越しは昇進に直結しやすい一方、十両から幕下へ降格する力士の人数にも左右されます。

2026年7月場所までの記録を集計した番付分析でも、幕下上位と下位では、同じ勝ち星でも十両昇進の可能性に大きな差があることが示されています。

十両への昇進は、力士にとって経済的にも競技生活の面でも大きな転換点です。

【2027年の待遇改善】十両優勝賞金も200万円から300万円へ

2027年の待遇改善は、月給だけにとどまりません。

日本相撲協会は2026年7月30日の理事会で、優勝賞金などの改定も決定しました。

十両優勝賞金は、現行の200万円から300万円へ100万円増額されます。

項目 2026年12月まで 2027年1月から
幕内優勝 1000万円 2000万円
十両優勝 200万円 300万円
幕下優勝 50万円 70万円
三段目優勝 30万円 50万円
序二段優勝 20万円 30万円
序ノ口優勝 10万円 20万円

今回の優勝賞金の改定は1994年以来33年ぶりです。幕内優勝賞金は従来の1000万円から2000万円へ倍増します。

懸賞金は十両の通常取組にはつかない

もう一つ、間違えやすいのが懸賞金です。

懸賞金は企業などが特定の取組に提供する報酬で、日本相撲協会の公式案内では、懸賞を申し込める対象は幕内取組に限られています。

2026年現在、懸賞1本の金額は7万円で、勝った力士の獲得分は6万円です。

したがって、十両同士の通常の取組を対象に懸賞金を計算することはできません。

十両力士の収入を考える際には、月給、褒賞金、優勝賞金と、幕内取組に付く懸賞金を区別する必要があります。

【十両給料に関するよくある質問(FAQ)】

Q1:十両力士の月給は2026年にいくらですか?

2026年12月までの十両力士の月給は110万円です。年間基本給は1320万円で、賞与や各種手当、力士褒賞金は別に支給されます。

Q2:十両の給料は2027年から120万円になりますか?

はい。日本相撲協会が2026年7月30日に発表した給与改定により、2027年1月の初場所から月給120万円になります。従来より毎月10万円増える計算です。

Q3:十両の年収は2000万円を超えますか?

通常の給与や賞与、各種手当だけで計算した年間収入の目安は、2026年が約1615万円、2027年が約1755万円です。最低額の力士褒賞金を含めると、それぞれ約1711万円、約1851万円となります。優勝賞金や個別の収入が加われば、さらに増える可能性があります。

Q4:十両にもボーナスはありますか?

あります。現行の収入試算では、年2回、各1か月分の賞与が計上されています。月給110万円なら年間220万円が目安です。

Q5:十両と幕下では給料にどれほど差がありますか?

2026年の基本的な年間支給額で比較すると、十両は1320万円、幕下は場所手当の年間合計99万円です。約13.3倍の差があります。さらに十両には賞与や各種手当があります。

Q6:十両に昇進するには何勝必要ですか?

幕下上位での勝ち越しや、幕下15枚目以内での7戦全勝などが主な目安です。ただし、昇進枠や十両から幕下に降格する人数なども関係するため、特定の勝ち数だけで昇進が確定するわけではありません。

まとめ:十両給料は月110万円から120万円へ、年収は手当と成績で変わる

2026年10月現在、十両力士の月給は110万円です。2027年1月の初場所からは120万円に改定され、年間基本給は1320万円から1440万円に増加します。

賞与、出張手当、力士補助費、力士褒賞金を含めれば、実際の年間収入は基本給だけでは把握できません。

特に押さえておきたいのは、次の5点です。

1. 2026年12月までは月給110万円。
2. 2027年1月からは月給120万円。
3. 賞与は年間2か月分を基準とする。
4. 十両には本場所特別手当が支給されない一方、出張手当や力士補助費がある。
5. 力士褒賞金は過去の勝ち越し実績が積み重なる仕組み。

【プロの結論】

十両給料を理解するうえで最も重要なのは、十両が単なる番付上の一階級ではなく、給与体系そのものが切り替わる境界線だという点です。

幕下から十両への昇進は、月給制への移行だけでなく、賞与や褒賞金、付け人などの待遇を得る転換点になります。

一方、十両から幕下へ陥落すれば、月給がなくなり、場所手当を中心とした収入体系に戻ります。

2027年の給与改定は力士の待遇改善という意味で大きな動きですが、力士の経済的な安定を考えるには、月給の金額だけでなく、番付を維持できるか、成績を積み上げられるかという視点も欠かせません。

十両の本当の価値は、月120万円という数字だけではなく、関取として継続的な収入を得られる立場を手にしたことにあります。

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コンテンツディレクター 早瀬 結衣
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