格闘家RENA(レーナ)は、シュートボクシングで数々のタイトルを獲得し、総合格闘技(MMA)の舞台でも活躍してきた日本女子格闘技界の代表的な選手だ。2026年9月10日には、地元・大阪の京セラドーム大阪で開催された「超RIZIN.5 浪速の超復活祭り」に出場。ロシアの柔道五輪メダリスト、ナターシャ・クジュティナと対戦した。
しかし、試合は2ラウンド3分14秒、フロントチョークによる一本負けという結果に終わった。2025年大みそかの伊澤星花戦に続く敗戦となり、今後の復帰やタイトル戦線への再浮上に注目が集まっている。シュートボクシング公式選手ページとRIZIN公式試合結果、報道各社の情報をもとに、RENAのプロフィール、2026年最新戦績、獲得タイトル、強さと課題、今後の展望を整理する。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 最新試合結果:2026年9月10日のナターシャ・クジュティナ戦は、2R3分14秒、一本負け。
- プロフィール:本名は久保田玲奈。1991年6月29日生まれ、大阪府大阪市出身、身長160cm。所属はSHOOTBOXING/シーザージム。
- 主な実績:初代RISE QUEEN、初代SB世界女子フライ級王者、Girls S-cupの2009・2010・2012・2014年優勝。
- 現在の課題:打撃の決定力を生かしながら、組み技や寝技への対応をどこまで改善できるかが再浮上の焦点。
- 今後の動向:次戦の日程や対戦相手は、公式発表による確認が必要。直近の敗戦だけで引退や復帰時期を断定することはできない。
【RENAの現在】2026年最新プロフィールと基本情報

RENAは、立ち技格闘技のシュートボクシングを主戦場としてキャリアを築き、その後、RIZINを中心に総合格闘技にも挑戦してきたファイターだ。打撃の強さと華やかなファイトスタイルで知名度を高め、女子格闘技を幅広い層に届けてきた存在でもある。
格闘技専門メディアの選手名鑑では、本名は久保田玲奈(くぼた・れな)と紹介されている。シュートボクシング公式選手ページとRIZIN公式プロフィールを照合すると、2026年10月時点の基本情報は次のとおりだ。
| 項目 | プロフィール |
|---|---|
| リングネーム | RENA(レーナ) |
| 本名 | 久保田玲奈 |
| 生年月日 | 1991年6月29日 |
| 年齢 | 35歳(2026年10月時点) |
| 出身地 | 大阪府大阪市 |
| 身長 | 160cm |
| 所属 | SHOOTBOXING/シーザージム |
| 主な競技 | シュートボクシング、総合格闘技(MMA) |
| 主なタイトル | 初代RISE QUEEN、初代SB世界女子フライ級王者 |
体重については、シュートボクシング公式プロフィールに55.0kg、RIZINの選手プロフィールには49.0kgと記載がある。これは競技や掲載情報の違いを踏まえて読み分けたい項目だ。RIZINでは女子スーパーアトム級の49kg契約で試合に臨んでおり、両方の数字を同一条件の計量値として扱うのは適切ではない。
所属はシーザージム。シュートボクシングを軸にキャリアを築いてきた背景があり、単にMMAの試合に出場してきた選手ではない。立ち技で培った技術を総合格闘技に持ち込み、競技の違いに適応しながら戦ってきたことが、RENAの経歴を理解するうえで重要になる。
【経歴と獲得タイトル】Girls S-cupで築いた女子格闘技の実績
RENAは2007年にプロデビュー。シュートボクシングを主戦場に、パンチやキックだけでなく、競技ルールに応じた投げ技なども使う立ち技ファイターとして実績を重ねた。
キャリアの大きな節目となったのが、女子シュートボクシングの大会「Girls S-cup」だ。シュートボクシング公式選手ページには、2009年、2010年、2012年、2014年の優勝が記録されている。2009年と2010年の連覇に加え、その後も優勝を重ねたことが、女子シュートボクシングを代表する選手としての地位につながった。
また、RENAは初代RISE QUEEN、初代SB世界女子フライ級王者のタイトルも獲得している。2017年のRIZIN女子スーパーアトム級トーナメントでは準優勝。立ち技の実績を土台に、総合格闘技でもトップ選手と競い合うキャリアへと進んだ。
主な経歴を時系列で整理すると、次のようになる。
| 時期 | 出来事 | 意味・実績 |
|---|---|---|
| 2007年 | プロデビュー | 立ち技格闘技のキャリアを開始 |
| 2009年 | Girls S-cup優勝 | 同大会で初優勝 |
| 2010年 | Girls S-cup優勝 | 2年連続で優勝 |
| 2011年 | 初代RISE QUEENを獲得 | 立ち技競技での実績を拡大 |
| 2012年 | Girls S-cup優勝 | 世界トーナメントで再び優勝 |
| 2014年 | Girls S-cup優勝 | 通算4度の優勝を達成 |
| 2015年12月31日 | RIZINでMMAデビュー | 総合格闘技へ本格参戦 |
| 2017年 | RIZIN女子スーパーアトム級トーナメント準優勝 | 女子MMAのトップ戦線で存在感を示す |
| 2024年7月28日 | ケイト・ロータスにTKO勝利 | スタンド打撃で勝利を収める |
| 2025年12月31日 | 伊澤星花の王座に挑戦 | 2R一本負け |
| 2026年9月10日 | ナターシャ・クジュティナと対戦 | 2R一本負け |
この経歴で注目したいのは、立ち技での成功が一時的なものではない点だ。Girls S-cupで複数回優勝し、異なる団体のタイトルも獲得した実績は、RENAの打撃技術が長期にわたって高い水準にあったことを示している。
一方、MMAでは打撃だけで勝敗が決まるわけではない。相手の組みつきやテイクダウン、寝技への移行に対応する必要がある。シュートボクシング時代の実績とMMAでの勝敗を分けて考えることが、RENAの現在地を正確に理解するポイントだ。
【2026年9月の最新試合】ナターシャ・クジュティナ戦の結果と敗因
2026年9月10日、大阪・京セラドーム大阪で開催された「超RIZIN.5 浪速の超復活祭り」。RENAは第2試合でナターシャ・クジュティナと対戦した。RIZIN公式試合結果によると、試合は2ラウンド3分14秒、フロントチョークによる一本負けだった。
クジュティナは、2016年リオデジャネイロ五輪の柔道女子52kg級で銅メダルを獲得した実績を持つ選手だ。柔道をバックボーンとする組み技の技術をMMAに持ち込み、RIZIN初戦では浜崎朱加にも一本勝ちしていた。RENAにとっては、打撃力だけで突破するのが難しい相手だった。
RIZIN公式の試合レポートによると、1ラウンド序盤、RENAはジャブやローキックで距離を取ろうとした。しかし、クジュティナはクリンチから圧力をかけ、コーナー際で組みつき、テイクダウンを狙った。グラウンドでも相手の攻勢を受け、2ラウンドに再び倒された後、首を絞められてタップアウトした。
シュートボクシング公式の試合報告では、フィニッシュはギロチンチョークと表記されている。RIZIN公式結果の「フロントチョーク」と合わせ、いずれも首を絞める技による一本決着だったことが確認できる。
今回の試合を評価するうえで重要なのは、敗戦を単に打撃の衰えと結びつけないことだ。試合の展開を見ると、RENAが得意とする打撃の距離を保ち続けることができず、組みつかれた後に防御やポジション回復を強いられたことが大きい。
試合後については、デイリースポーツやシュートボクシング公式の報告によると、RENAは頭のふらつきが続いたため病院に向かい、試合後の会見を欠席した。翌11日には本人がInstagramを更新し、「昨日は結果が出せずごめんなさい」と謝意を伝え、応援への感謝も述べている。
この経過から、試合後の健康状態や回復の状況は、今後の出場を考えるうえで欠かせない要素だ。ただし、報道された症状だけで具体的な負傷名や復帰時期を判断することはできない。次戦を予測する際は、本人や所属先、大会主催者からの正式な発表を確認する必要がある。
【RIZIN戦績を分析】伊澤星花戦から見える勝敗の傾向
RENAのMMAでの歩みを振り返るうえで、2025年12月31日の伊澤星花戦は外せない一戦だ。RIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチとして行われた試合で、RENAは1ラウンドに左フックでダウンを奪った。しかし、2ラウンド1分58秒、フロントチョークによる一本負けを喫した。
この試合は、RENAの打撃が依然として勝負を動かす武器である一方、MMAでは一度のダウンだけで勝利が確定するわけではないことを示した。相手が組み技を仕掛け、グラウンドで優位なポジションを確保できれば、試合の主導権は大きく変わる。
RIZIN公式の選手ページには、RIZINでの戦績が21戦14勝6敗と掲載されている。これには2018年末の試合中止記録も掲載されているため、表示上の試合数と実際に勝敗が決した試合数は単純には一致しない。一方、シュートボクシング公式プロフィールは、団体をまたいだMMA戦績を23戦15勝8敗としている。集計対象が異なる数字を混同しないことが大切だ。
シュートボクシング公式の戦績欄によると、立ち技の通算成績は41戦35勝(11KO)5敗1分。MMAでは23戦15勝(8KO・1一本勝ち)8敗と掲載されている。どちらも勝利数だけを見るのではなく、競技ルールと決着方法を合わせて読む必要がある。
RIZINでの代表的な勝利には、山本美憂への一本勝ちやTKO勝ち、リンジー・ヴァンザントへのTKO勝ち、アレキサンドラ・アルヴァーレへのKO勝ち、ケイト・ロータスへのTKO勝ちなどがある。打撃で相手を仕留める能力は、MMAでも繰り返し結果に結びついてきた。
一方、RIZINでの主な敗戦には、浅倉カンナへの一本負けと判定負け、パク・シウへの判定負け、クレア・ロペスへの一本負け、伊澤星花とクジュティナへの一本負けがある。近年の敗戦では、組み技から寝技へ展開された試合で苦しい状況に追い込まれている。
ここから読み取れるのは、RENAの弱点が単純に「寝技ができない」という話ではないことだ。勝負の分岐点は、打撃の間合いを維持できるか、相手の組みつきを切れるか、倒された後に立ち上がれるか、そして相手に有利なポジションを与えないかという複数の要素にある。
伊澤戦では1ラウンドにダウンを奪いながら逆転を許し、クジュティナ戦では組みつきとテイクダウンへの対応が勝敗を左右した。両試合を比較すると、打撃の威力を生かすためにも、組み技への防御とグラウンドからの脱出が重要な課題になっている。
【格闘家としての評価】RENAの強さと今後の課題
RENAの最大の武器は、長年のシュートボクシングで磨いた打撃技術だ。パンチやキックによって相手の動きを止め、ダウンやKOにつなげる能力は、競技をMMAへ移した後も大きな強みになっている。2024年7月のケイト・ロータス戦で2ラウンドTKO勝利を挙げたことも、その一例だ。
立ち技の選手がMMAで勝つには、打撃を当てる技術に加え、相手に距離を詰められた際の対処が必要になる。相手がパンチを警戒して組みつきを狙えば、打撃中心の試合運びを続けることは難しくなる。加えて、テイクダウンされた後は、ポジションの不利を解消しながら関節技や絞め技を防がなければならない。
RENAはこれまでMMAでもKO・TKO勝利を重ね、一本勝ちを収めた経験も持つ。したがって、打撃に偏った選手とだけ評価するのは正確ではない。ただし、近年の伊澤戦とクジュティナ戦では、相手の組み技を起点に試合を終わらせられており、上位選手との対戦ではこの部分が勝敗を分ける課題として浮かび上がった。
今後、再びタイトル戦線を目指すのであれば、注目すべき要点は主に三つある。
第一に、テイクダウンディフェンス。相手が組みついてきたときに、どれだけ早く距離を取り直せるか。打撃を当てる前段階で組み技を封じられれば、RENAの長所を発揮しやすくなる。
第二に、グラウンドでのポジション回復。倒された後に相手の体勢を崩し、立ち上がるまでの時間を短縮できるかが重要だ。防御を続けるだけでなく、相手の攻撃を止めて自分の得意な展開へ戻す力が問われる。
第三に、コンディション管理。2026年9月の試合後には病院での診察が報じられた。次戦に向けては、試合間隔だけでなく、負傷からの回復や練習への復帰状況も注視したい。実際の復帰時期は、本人や所属先の発表を待つ必要がある。
評価を急いで「全盛期を過ぎた」と決めつけるのも、「次戦ですぐに復活する」と断定するのも適切ではない。これまで積み重ねてきた打撃の実績は確かな一方、現在の対戦相手に対応するためには、MMA特有の局面を改善できるかが大きな焦点となる。
【今後の試合予定と復帰動向】引退説より注目すべきポイント
2026年10月28日時点で、今回確認できる公式情報には、RENAの次戦の日程や対戦相手を確定する発表は見当たらない。9月10日のクジュティナ戦が直近の試合であり、試合後には体調面への対応も報じられている。
そのため、復帰戦の時期や相手を具体的に予測するよりも、本人の回復状況、所属先の発表、RIZINの大会カードという三つの情報を追う方が確実だ。出場予定が発表されていない段階では、引退が決まったとする情報にも、すぐに復帰するとする情報にも慎重でありたい。
今後の対戦相手を考える場合も、単に知名度の高い選手とのカードが組まれるかどうかだけでは評価できない。RENAが得意な打撃を生かしやすい相手なのか、組み技の攻防を試される相手なのかによって、試合の意味は変わってくる。
また、伊澤星花戦とクジュティナ戦で連続して一本負けを喫したことを踏まえると、次戦の結果だけでなく、組みつかれた際の防御やグラウンドでの対応に変化が見られるかが重要になる。勝敗と同じくらい、試合内容を比較することが復帰後の評価につながる。
ファンにとっては、次の試合がいつ決まるかが気になるところだろう。ただし、現段階では具体的な予定を確定情報として扱うことはできない。RIZIN公式の大会発表やシュートボクシング公式の選手情報に新しい告知が出るかどうかが、当面の確認ポイントになる。
【RENA 格闘家】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:RENAの本名と年齢は?
A1:本名は久保田玲奈(くぼた・れな)。1991年6月29日生まれで、2026年10月時点では35歳。大阪府大阪市出身で、身長は160cmです。
Q2:RENAの2026年最新試合結果は?
A2:2026年9月10日の「超RIZIN.5 浪速の超復活祭り」でナターシャ・クジュティナと対戦し、2ラウンド3分14秒、フロントチョークによる一本負けを喫しました。試合後は体調不良のため病院に向かったと報じられています。
Q3:RENAが獲得した主なタイトルは?
A3:初代RISE QUEEN、初代SB世界女子フライ級王者などです。また、Girls S-cupでは2009年、2010年、2012年、2014年に優勝しています。
Q4:RENAと伊澤星花の対戦結果は?
A4:2025年12月31日のRIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチで対戦し、RENAは2ラウンド1分58秒、フロントチョークで一本負けしました。1ラウンドにはRENAが左フックでダウンを奪いましたが、最終的には伊澤が勝利しました。
Q5:RENAの次の試合はいつ?
A5:2026年10月28日時点で、次戦の日程や対戦相手を確定する公式発表は確認できません。復帰時期については、本人や所属先、RIZINの公式発表を確認する必要があります。
まとめ:RENAの現在を見極める三つの判断基準
RENAは、シュートボクシングでGirls S-cupを4度制し、初代RISE QUEENや初代SB世界女子フライ級王者のタイトルを獲得した実績ある格闘家だ。MMAでもRIZINを中心に戦い、KO・TKO勝利によって打撃の強さを示してきた。
一方、2025年12月の伊澤星花戦、2026年9月のナターシャ・クジュティナ戦では、いずれも一本負けという結果に終わった。直近の試合から見える課題は、打撃の威力そのものよりも、相手の組み技をどう防ぎ、グラウンドで不利になった状況をどう立て直すかにある。
【プロの結論】今後のRENAを評価する際は、次の三点を確認したい。第一に、負傷からの回復とコンディション。第二に、テイクダウンディフェンスや寝技への対応に改善が見られるか。第三に、復帰戦の相手と試合内容が、本人の強みをどこまで引き出すかだ。
敗戦が続いたからといって、これまでの実績や打撃の能力まで否定する必要はない。しかし、過去のタイトルだけで現在の実力を評価することもできない。次戦の発表と試合内容を通じて、RENAが自分の強みを生かしながらMMAの課題にどう向き合うのか。その点こそ、今後のキャリアを見守るうえで最も注目したいポイントだ。