芸能人の昔の写真と現在の写真を比較すると、歯並びや口元の印象が大きく変わっていることがあります。
しかし、写真だけでは歯列矯正を受けたかどうかまでは判断できません。歯並びの変化には、いくつかの異なる理由が考えられます。
歯並びが変わったように見える主な理由
代表的な要因は次のとおりです。
- 歯列矯正:ワイヤーやマウスピースを使って歯の位置や噛み合わせを整える。
- セラミック治療:歯に被せ物などを装着し、形や色、見た目を整える。
- ホワイトニング:歯の色を明るくすることで、口元の印象が変わる。
- 歯肉形成:歯茎の形を整えることで、歯の見え方が変わる。
- 撮影条件:照明、角度、表情、画像加工などによって見え方が変わる。
このうち、実際に歯を動かして歯並びや噛み合わせを改善するのは歯列矯正です。セラミックを使った治療やホワイトニングとは、目的が異なります。
出っ歯・すきっ歯・八重歯はどう違う?
歯並びの悩みには、いくつかの代表的なタイプがあります。
出っ歯(上顎前突)は、上の前歯や上顎全体が前方に出ている状態です。ゆめっちさんは、以前の出っ歯と口を閉じにくい悩みを本人が明かしています。
すきっ歯(空隙歯列)は、歯と歯の間にすき間がある状態です。有吉さんは永久歯が生まれつき1本足りないことによる前歯のすき間について説明しています。
八重歯・乱ぐい歯(叢生)は、歯が並ぶスペースと歯の大きさのバランスが合わず、歯が重なったり、歯列から飛び出したりする状態です。
日本矯正歯科学会によると、八重歯や乱ぐい歯は歯磨きが難しくなり、汚れが残りやすい場合があります。見た目の問題だけでなく、口腔衛生の観点からも確認が必要です。
芸能人の歯並びに関する噂を見分けるポイント
ネット上では、以前より歯がきれいになった芸能人について「矯正したのでは」「セラミックにしたのでは」といった話題が出ることがあります。
ただし、次のような情報には注意が必要です。
- 昔と現在の写真だけを比較して、矯正したと断定する。
- 歯が白くなったことだけを根拠にセラミック治療と判断する。
- 歯科医院の広告に掲載された写真だけで本人の治療歴を確定する。
- 本人が治療方法を明かしていないのに、インビザラインなど特定の装置を使用したと説明する。
例えば、庄司智春さん、峯岸みなみさん、指原莉乃さん、ゆめっちさんは、本人の発言や公開した治療経過が確認できる人物です。
一方、SNSで歯並びの変化が話題になっただけの人物については、治療を受けた事実や方法まで分かるとは限りません。
2026年時点で芸能人の歯並びを調べるなら、本人の公式SNS、YouTube、出演番組での発言、本人のインタビューを優先して見ることが大切です。
【治療法・費用比較】芸能人が選ぶ歯列矯正とセラミック治療の違い

芸能人の治療経験を見ていると、マウスピース矯正、ワイヤー矯正、裏側矯正、セラミック治療など、さまざまな方法が登場します。
しかし、それぞれの治療は目的や適応が異なります。費用だけでなく、治療期間や歯への負担も比較する必要があります。
1. ワイヤー矯正
歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を取り付け、ワイヤーの力で歯を少しずつ動かす方法です。
幅広い症例に対応できることが特徴で、歯の移動や噛み合わせの改善を目的に使用されます。
一方、装置が外から見えやすく、食事や歯磨きの際に工夫が必要です。歯の表側に付ける装置のほか、目立ちにくい白色や透明の装置もあります。
峯岸みなみさんは過去に表側の矯正装置を経験したことを明かしています。
2. マウスピース矯正
透明なマウスピースを段階的に交換しながら歯を動かす治療方法です。
代表的なブランドとしてインビザラインがあります。
装置が透明で目立ちにくく、食事や歯磨きの際に取り外せることがメリットです。ただし、決められた装着時間を守る必要があり、自己管理が欠かせません。
芸能人の実例では、庄司智春さんやゆめっちさんがこの方法を公表しています。藤井風さんも、2022年1月の公式YouTube配信で、紅白歌合戦の出演時にマウスピース型の矯正装置を装着していたことを明かしています。
3. 裏側矯正・舌側矯正
歯の裏側にブラケットとワイヤーを装着する矯正方法です。
正面から装置が見えにくいことが大きな特徴で、テレビ出演や撮影の機会が多い人にも選択肢となります。
指原莉乃さんが約2年半の裏側矯正を経験したことを公表しています。
ただし、装置が舌に触れるため、発音や食事に慣れるまで時間がかかる場合があります。また、歯磨きが難しくなることもあります。
4. セラミック矯正
セラミック矯正という名称で紹介されることがありますが、一般的な歯列矯正とは異なります。
歯を削ってセラミック製の被せ物などを装着し、歯の形や色、見た目を整える方法です。歯そのものを少しずつ動かすわけではありません。
比較的短期間で見た目を変えられる一方、健康な歯を削る必要が生じる場合があります。歯を削る量や神経への影響、将来の再治療なども考慮しなければなりません。
山口県歯科医師会も、歯の色だけを理由に健康な歯質を削ることは適切ではないという考えを示しています。
歯列矯正の費用はどれくらい?
矯正治療は原則として自由診療であり、治療方法や歯並びの状態、通院する医療機関によって費用が異なります。
公益社団法人日本臨床矯正歯科医会が公表している成人矯正の費用目安は80万〜120万円です。ただし、これは全国一律の料金でも、2026年の全国価格調査でもありません。実際の見積もりは医療機関ごとに確認する必要があります。
主な治療法と費用を比較すると、次のようになります。
- 表側ワイヤー矯正:一般的な成人矯正の費用目安を参考に、治療範囲や装置によって見積もりが変わる。
- 裏側矯正:装置の製作や調整などの条件によって費用が変わる。表側より高額になるケースもある。
- マウスピース矯正:治療範囲や使用する装置の枚数、追加治療の有無などによって異なる。
- セラミック治療:使用する歯の本数や素材、処置内容によって異なる。
- インプラント:歯列矯正とは別の治療であり、埋入本数や骨の状態などで費用が変わる。
有村藍里さんが過去に公表した約100万円という金額や、有吉弘行さんが語ったインプラント1本50万〜60万円という金額は、それぞれの本人の治療経験に関する情報です。一般的な料金としてそのまま比較することはできません。
矯正治療で健康保険は使える?
一般的な歯列矯正は健康保険の対象外です。ただし、厚生労働大臣が定める疾患に起因する咬合異常、一定の永久歯の萌出不全に起因する咬合異常、顎変形症の手術前後の矯正治療など、所定の条件を満たす場合には保険適用となることがあります。
保険適用には対象となる治療内容だけでなく、指定された医療機関で受けることも条件になります。日本矯正歯科学会の案内を確認し、受診先に適用条件を相談することが必要です。
どの治療方法を選ぶべき?
治療法を選ぶ際には、芸能人が採用した方法をそのまま真似するのではなく、自分の歯並びや噛み合わせに合っているかを確認することが大切です。
特に、次のような基準で考えると選びやすくなります。
- 目立ちにくさを重視するなら、マウスピース矯正や裏側矯正を相談する。
- 幅広い歯列の問題を改善したいなら、ワイヤー矯正を含めて検討する。
- 食事や歯磨きで取り外せる装置を希望するなら、マウスピース矯正の適応を確認する。
- 歯の色や形だけが気になるなら、ホワイトニングなど歯を削らない方法も含めて相談する。
- 噛み合わせや顎の骨格に問題があるなら、矯正歯科で精密検査を受ける。
日本矯正歯科学会は、矯正治療を始める前に十分な検査と説明を受けること、専門的な知識と経験を持つ歯科医師を選ぶことを勧めています。
【歯並びが悪い芸能人】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在、歯並びが悪いことを本人が認めている芸能人は誰ですか?
A1:2026年6月7日のラジオ番組で、自身の歯並びが悪いと告白した有吉弘行さんが代表例です。永久歯が生まれつき1本足りないことや、前歯のすき間、インプラント2本について説明しています。
Q2:歯列矯正を公表した男性芸能人には誰がいますか?
A2:庄司智春さん、千鳥のノブさんなどがいます。庄司さんはマウスピース矯正、ノブさんは2021年に歯列矯正を始めたことを公表しています。
Q3:歯列矯正を公表した女性芸能人には誰がいますか?
A3:峯岸みなみさん、指原莉乃さん、3時のヒロインのゆめっちさん、有村藍里さんなどです。それぞれ治療方法や治療を受けた時期が異なります。
Q4:芸能人がよく選ぶマウスピース矯正にはどんなメリットがありますか?
A4:透明で目立ちにくく、食事や歯磨きの際に取り外せることがメリットです。ただし、装着時間の管理が必要で、すべての歯並びに適しているわけではありません。
Q5:セラミック矯正と普通の歯列矯正は何が違いますか?
A5:普通の歯列矯正は歯を少しずつ動かして歯並びや噛み合わせを整えます。セラミック治療は歯に被せ物などを装着して形や色を整える方法です。健康な歯を削るリスクもあるため、慎重な検討が必要です。
Q6:歯列矯正には100万円以上かかりますか?
A6:成人矯正の費用目安として80万〜120万円を示す専門団体の案内があります。ただし、治療範囲や方法、医療機関によって異なります。検査費用、調整料、保定装置の費用まで含めた総額を確認しましょう。
まとめ:芸能人の歯並びから分かる治療の選び方と大切なこと
2026年の歯並びが悪い芸能人をめぐる話題では、有吉弘行さんの告白が大きな注目を集めました。生まれつき永久歯が1本足りないことや、インプラント2本の治療経験など、本人の言葉から口元の悩みの背景が明らかになっています。
一方、男性では庄司智春さんや千鳥のノブさん、女性では峯岸みなみさん、指原莉乃さん、ゆめっちさん、有村藍里さんなどが、それぞれ異なる治療経験を公表しています。
今回の事例から分かる要点は、次の3つです。
- 歯並びの悩みには個人差がある:先天性欠如、出っ歯、すきっ歯、噛み合わせなど、原因によって必要な治療は異なる。
- 治療方法は目的によって違う:ワイヤー矯正やマウスピース矯正は歯を動かす治療であり、セラミック治療やインプラントとは別物。
- 写真だけでは治療歴は分からない:本人が公表した経験と、SNSやビフォーアフター写真から生まれた推測は区別する必要がある。
【プロの結論】芸能人の歯並びを調べるときに注目したいのは、単に治療後の歯がきれいかどうかではありません。どのような悩みがあり、なぜその治療方法を選び、どのような経過をたどったのかという点です。
特に有吉弘行さんの告白は、歯並びの問題が美容だけでなく、生まれつきの歯の状態や虫歯、日々の口腔ケアにも関係していることを示しています。
芸能人のビフォーアフターは参考になりますが、同じ方法が誰にでも適しているわけではありません。自分の歯並びや噛み合わせを正確に把握し、専門医による診断と治療計画を踏まえて選択することが、長期的に健康な歯を守るための近道です。