「カフェオレラテ」とは、どのような飲み物なのでしょうか。カフェのメニューやコーヒー関連の商品を探していると、カフェオレとカフェラテの名前が似ているため、違いが分からず迷うことがあります。実は、この2つはミルク入りコーヒーという共通点がある一方、基本となるコーヒーの抽出方法や味わい、ミルクとの組み合わせ方に違いがあります。
2026年現在、カフェオレラテという言葉を理解するうえで押さえたいのは、名称そのものと、実際の飲み物の製法を区別することです。UCC上島珈琲などのコーヒーメーカーが紹介する基礎知識を踏まえ、ドリップコーヒーとエスプレッソの違い、ミルクの割合、カロリーやカフェイン量、自宅での簡単な作り方まで整理します。
【この記事の重要ポイントまとめ】
【カフェオレラテとは?】意味とカフェオレ・カフェラテとの関係

カフェオレラテとは、言葉の構成から見ると、フランス語由来の「カフェオレ」とイタリア語由来の「カフェラテ」を組み合わせた表現です。ただし、カフェオレラテという名称に、すべてのメーカーやカフェで共通する抽出方法・配合比率が定められているわけではありません。
そのため、商品名やメニュー名として「カフェオレラテ」と書かれている場合は、提供元がどのようなコーヒーとミルクを使用しているかを確認するのが確実です。ドリップコーヒーを使った飲み物なのか、エスプレッソを使った飲み物なのかによって、味の印象は変わります。
カフェオレの意味
カフェオレは、フランス語の「café au lait」に由来する言葉です。「café」はコーヒー、「au lait」は牛乳入りという意味を持ちます。
一般的には、ドリップなどで抽出したコーヒーに温めた牛乳を加えて作ります。コーヒーの香ばしさを残しながら、ミルクによって苦味や酸味を和らげられるのが特徴です。家庭でも作りやすく、朝食や休憩時間の飲み物として親しまれています。
カフェラテの意味
カフェラテは、イタリア語の「caffè latte」に由来し、直訳するとコーヒーと牛乳を組み合わせた飲み物を意味します。一般的なカフェメニューでは、エスプレッソにスチームミルクを加えたものを指します。
エスプレッソは、細かく挽いたコーヒー粉に圧力をかけて短時間で抽出する方法です。少量でもコーヒーの風味が凝縮されているため、ミルクを加えた後もコーヒーの存在感を感じやすくなります。
つまり、カフェオレとカフェラテは、どちらもコーヒーと牛乳を使う飲み物ですが、一般的な区別ではベースとなるコーヒーの抽出方法が大きな違いです。
【一目で分かる比較】カフェオレとカフェラテの違い・見分け方
カフェオレとカフェラテの違いを理解するには、名前や見た目だけで判断するのではなく、コーヒーの抽出方法、ミルクの割合、泡立ちを確認するのがポイントです。
| 比較項目 | カフェオレ | カフェラテ |
|---|---|---|
| 基本のコーヒー | ドリップコーヒーなど | エスプレッソ |
| 抽出方法 | フィルターなどを使ってお湯で抽出 | 細かく挽いた粉に圧力をかけて抽出 |
| ミルクの割合 | コーヒーと牛乳を同量にする作り方が目安の一つ | エスプレッソに比較的多くのミルクを加える |
| 味わい | コーヒーの香りと軽やかな飲み口 | 濃厚なコーヒー感とミルクのまろやかさ |
| 口当たり | 比較的さらりとしている | スチームミルクによる滑らかさが特徴 |
| 見た目 | 均一に混ざった茶色系の液色が中心 | ミルクフォームや層、ラテアートが見られることもある |
| 家庭での作りやすさ | ドリップバッグやインスタントでも作りやすい | エスプレッソマシンがなくても代用品で作れる |
表の比率や味わいは一般的な傾向です。実際の配合は、カフェやメーカー、使用するカップのサイズによって異なります。
カフェオレとカフェラテの見分け方は「色」より「製法」
見た目だけで両者を正確に見分けるのは困難です。牛乳を多く加えたカフェオレは明るい色になり、ミルクの量を調整したカフェラテも同様の色合いになります。反対に、濃いめに抽出したドリップコーヒーを使えば、カフェオレでもコーヒーの色が濃く残ります。
最も確実なのは、注文時にベースのコーヒーを確認することです。ドリップコーヒーを使っていればカフェオレの一般的なスタイル、エスプレッソを使っていればカフェラテの一般的なスタイルと判断できます。
ただし、市販のチルド飲料やペットボトル飲料では、商品ごとに原材料や製法が異なります。商品名だけで製法を断定せず、パッケージの表示も確認しましょう。
【味・ミルク比率・カロリー・カフェイン量】どちらを選ぶべき?
カフェオレとカフェラテの選び方は、単純に「どちらが濃いか」だけでは決まりません。コーヒーの香りを重視するのか、ミルクの甘みや滑らかさを楽しみたいのかによって、好みに合う一杯は変わります。
カフェオレとカフェラテの味を比較
カフェオレは、コーヒーそのものの香りを楽しみたい人に向いています。ドリップコーヒーは、豆の種類や焙煎度による香りの違いが出やすく、ミルクを加えてもコーヒーの風味を感じやすい飲み方です。
一方、カフェラテは、濃縮されたコーヒーとミルクの一体感を楽しみたい人に向いています。エスプレッソのコクとスチームミルクの滑らかな口当たりが合わさり、比較的濃厚な印象になります。ただし、ミルクの量が多ければ、コーヒーの苦味は穏やかになります。
「カフェラテは必ず苦い」「カフェオレは必ず薄い」という理解は正確ではありません。豆の焙煎度、抽出量、ミルクの割合によって、味わいは大きく変化します。
コーヒーと牛乳の割合はどれくらい?
自宅で作る場合、最初の目安にしやすいのは、カフェオレをコーヒーと牛乳の1対1、カフェラテをエスプレッソとミルクの1対3前後で考える方法です。これは家庭で調整するための目安であり、業界共通の厳密な規格ではありません。
- コーヒーの味を強めたい:コーヒーの割合を増やすか、抽出を濃いめにする。
- ミルクの甘みを楽しみたい:牛乳を増やし、コーヒーの苦味を穏やかにする。
- すっきり飲みたい:低脂肪乳などを使い、コーヒーの風味が埋もれないように調整する。
- 濃厚な味にしたい:コーヒーの濃さを確保し、好みに応じて乳脂肪分の高いミルクを使う。
同じ牛乳を使っても、コーヒーの抽出量や温度によって感じ方は変わります。最初から比率を固定するより、少しずつミルクを加えて好みの濃さを見つけると失敗しにくくなります。
カフェオレとカフェラテのカロリー比較
カフェオレとカフェラテのカロリーは、飲み物の名称だけでは決まりません。無糖のコーヒー自体はエネルギーが少なく、カロリーの多くは牛乳や砂糖、シロップ、ホイップクリームなどに由来します。
文部科学省の「日本食品標準成分表」で示される普通牛乳のエネルギーは、100g当たり約61kcalです。家庭での目安として牛乳100mlを使えば、牛乳由来のエネルギーはおよそ60kcalになります。実際の値は製品の成分や使用量によって異なります。
そのため、ミルクの使用量が同じなら、カフェオレとカフェラテのカロリーに必ず大きな差が出るわけではありません。カフェラテのほうが高カロリーだと決めつけず、牛乳の量や種類、甘味料の有無を確認しましょう。
カロリーを抑えたい場合は、無糖で注文する、シロップを省く、ミルクの量を調整するといった方法が有効です。ただし、ミルクを減らすと味のバランスも変わるため、コーヒーの濃さと合わせて調整するのがおすすめです。
カフェオレとカフェラテのカフェイン量はどちらが多い?
カフェイン量も、飲み物の名前だけでは比較できません。ドリップコーヒーは一杯分の液量が多くなりやすい一方、エスプレッソは液量当たりのカフェイン濃度が高い傾向にあります。
しかし、エスプレッソは少量で提供されることが多いため、液量当たりの濃度が高いからといって、必ず一杯当たりのカフェイン量も多いとは限りません。使用する豆の種類、粉の量、抽出条件、エスプレッソのショット数などによっても変わります。
カフェイン摂取量を管理したい人は、カフェオレかカフェラテかという名称だけで判断せず、使用するコーヒーの量やショット数、商品の栄養成分表示を確認することが大切です。カフェインを控えたい場合は、デカフェの豆や飲料を選ぶ方法もあります。
【ドリップとエスプレッソの違い】カフェラテ・カプチーノも解説
カフェオレとカフェラテを分ける背景には、コーヒーの抽出方法の違いがあります。それぞれの特徴を理解すると、同じ豆を使っても飲み口が変わる理由が分かります。
ドリップコーヒーはお湯で風味を引き出す
ドリップコーヒーは、挽いたコーヒー粉にお湯を通して成分を抽出する方法です。ペーパーフィルターやドリッパーなどを使い、コーヒーの香りや味わいを引き出します。
抽出時間やお湯の温度、粉の挽き方によって味が変わるのが特徴です。一般に、家庭で使われるドリップバッグやハンドドリップでも作れるため、特別な機械を用意せずにカフェオレを楽しめます。
エスプレッソは圧力を使って短時間で抽出する
エスプレッソは、細かく挽いたコーヒー粉に圧力をかけ、比較的短時間で抽出する方法です。少量の液体にコーヒーの風味が凝縮され、表面にきめ細かな泡の層ができることもあります。
カフェラテでは、このエスプレッソにスチームで温めたミルクを加えます。ミルクを蒸気で温めることで、滑らかな質感を作りやすくなり、ラテアートに適した状態に仕上げることもできます。
ただし、エスプレッソマシンがなければカフェラテを作れないわけではありません。濃いめに抽出したコーヒーを使えば、家庭でもカフェラテ風の飲み物を楽しめます。ただし、通常のドリップコーヒーでは、エスプレッソ特有の濃縮感や泡の質感を完全に再現することはできません。
カフェラテとカプチーノの違い
カフェラテとカプチーノは、どちらもエスプレッソとミルクを組み合わせる飲み物です。大きな違いは、ミルクフォームの量や質感、飲み物全体に占めるミルクの構成にあります。
一般的にカフェラテは、液体のスチームミルクを多く使い、滑らかでクリーミーな口当たりに仕上げます。一方、カプチーノは、エスプレッソにスチームミルクと泡立てたミルクフォームを組み合わせ、泡の存在感を楽しむスタイルです。
ただし、カフェごとにカップの大きさやレシピが異なるため、ミルクと泡の比率がすべて同じとは限りません。ミルクの滑らかさを重視するならカフェラテ、ふんわりとした泡の質感を楽しみたいならカプチーノが選択肢になります。
【自宅で簡単】カフェオレとカフェラテの作り方
カフェオレはドリップコーヒーがあれば簡単に作れます。カフェラテも、エスプレッソマシンがない場合は濃いめのコーヒーと温めた牛乳を使うことで、家庭向けのアレンジが可能です。
カフェオレの作り方:ドリップコーヒーで手軽に
材料の目安(1杯分)
- ドリップコーヒー:100ml
- 牛乳:100ml
作り方
- ドリップコーヒーを好みの濃さで抽出します。
- 牛乳を別の容器で温めます。電子レンジを使う場合は、耐熱容器に入れ、様子を見ながら加熱してください。
- コーヒーと牛乳をカップに注ぎ、全体を軽く混ぜます。
- 味を確認し、コーヒーの香りを強くしたい場合は牛乳を少なめに調整します。
要点は、コーヒーを薄く抽出しすぎないことです。牛乳を加えるとコーヒーの風味が穏やかになるため、普段ブラックで飲むときより少し濃いめに抽出すると、バランスを取りやすくなります。
カフェラテの作り方:エスプレッソマシンがない場合
材料の目安(1杯分)
- 濃いめに抽出したコーヒー:40〜50ml
- 牛乳:120〜150ml
作り方
- コーヒーを少量のお湯で濃いめに抽出します。エスプレッソ対応の器具があれば、エスプレッソを使用します。
- 牛乳を温めます。鍋や電子レンジで温める場合は、沸騰させないように注意します。
- コーヒーをカップに入れ、温めた牛乳をゆっくり注ぎます。
- 泡立て器やミルクフォーマーがあれば、牛乳の表面を軽く泡立てて仕上げます。
この方法は、家庭で楽しむカフェラテ風のレシピです。一般的なエスプレッソを使用するカフェラテとは抽出方法が異なるため、味や泡の質感には差が出ます。
牛乳を泡立てる際は、泡を粗くしすぎないことがポイントです。細かな泡にすると口当たりが滑らかになり、コーヒーとの一体感も楽しみやすくなります。
アイスカフェオレとアイスカフェラテの違い
アイスカフェオレとアイスカフェラテも、基本的な違いはホットの場合と同じです。アイスカフェオレはドリップコーヒーなどを冷やして牛乳を加え、アイスカフェラテはエスプレッソを冷たいミルクと組み合わせるのが一般的です。
家庭でアイスカフェオレを作る場合は、濃いめに抽出したコーヒーを冷まし、氷と牛乳を加えると手軽です。熱いコーヒーを氷に直接注ぐと味が薄まりやすいため、氷の量を考慮して濃さを調整するとよいでしょう。
アイスカフェラテは、エスプレッソを氷の入ったグラスに注ぎ、冷たい牛乳を加えると作れます。層をきれいに見せたい場合は、牛乳を先に入れ、コーヒーをゆっくり注ぐ方法もあります。見た目の層は時間が経つと混ざるため、味そのものの違いとは分けて考えましょう。
なお、アイス飲料は氷が溶けることで味が変化します。コーヒーの香りを残したい場合は、濃さと氷の量を調整することが大切です。
【2026年版の選び方】カフェオレラテで失敗しない判断基準
2026年にカフェオレラテという表記の商品やメニューを選ぶ場合も、名称だけで味や製法を決めつけないことが基本です。カフェオレとカフェラテの境界は一般的な製法によって説明できますが、実際の飲み物は店舗や商品によってレシピが異なります。
好みに合わせて選ぶなら、この基準
- コーヒーの香りをじっくり楽しみたい人:ドリップコーヒーをベースにしたカフェオレがおすすめです。
- 濃厚なコーヒーとミルクの一体感が好きな人:エスプレッソを使ったカフェラテが向いています。
- 自宅で手軽に作りたい人:ドリップバッグと牛乳を使うカフェオレから始めると、器具を増やさずに楽しめます。
- ミルクの泡や口当たりを重視する人:スチームミルクを使ったカフェラテや、泡を多く含むカプチーノを選ぶと違いを感じやすくなります。
- カロリーを管理したい人:飲み物の名称ではなく、ミルクの量、脂肪分、砂糖やシロップの有無を確認しましょう。
- カフェインを控えたい人:豆の種類やコーヒーの使用量、ショット数を確認し、必要に応じてデカフェを選びましょう。
よくある誤解:カフェラテのほうが必ず濃い?
カフェラテはエスプレッソを使うため、コーヒーの風味が濃縮されている傾向があります。しかし、実際の味の強さはミルクの量やエスプレッソのショット数によって変わります。ミルクを多く使ったカフェラテよりも、濃いドリップコーヒーを使ったカフェオレのほうがコーヒーの風味を強く感じる場合もあります。
また、カフェラテは必ず高カロリー、カフェオレは必ず低カフェインという理解も適切ではありません。カロリーは主にミルクや甘味料、カフェイン量は豆や抽出条件、使用量などに左右されます。
市販品を比較するなら、商品名よりも原材料表示や栄養成分表示を確認するほうが、実際の違いを把握しやすくなります。カフェのメニューであれば、コーヒーの種類やミルクの変更が可能かを確認すると、好みや健康上の希望に合わせて選べます。
【カフェオレラテ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:カフェオレラテとカフェラテは同じ飲み物ですか?
A1:必ずしも同じではありません。カフェオレラテは、カフェオレとカフェラテを組み合わせたような表現ですが、統一された製法名ではありません。具体的な原材料や抽出方法は、店舗や商品の説明で確認しましょう。
Q2:カフェオレとカフェラテは、どちらが苦いですか?
A2:一般的には、エスプレッソを使うカフェラテはコーヒーの風味が凝縮されています。ただし、苦味は豆の焙煎度や抽出方法、ミルクの割合によって変わるため、必ずカフェラテのほうが苦いとは限りません。
Q3:カフェオレとカフェラテは、家でも簡単に作れますか?
A3:どちらも家庭で作れます。カフェオレはドリップコーヒーと牛乳を合わせるだけで手軽に作れます。カフェラテはエスプレッソマシンがあれば本格的に作れますが、濃いめのコーヒーと温めた牛乳を使ってカフェラテ風に仕上げる方法もあります。
まとめ:カフェオレラテの意味を理解して、自分好みの一杯を選ぼう
カフェオレラテという言葉を理解するには、名称だけで判断せず、カフェオレとカフェラテの基本的な違いを押さえることが大切です。一般的に、カフェオレはドリップコーヒーなどに牛乳を加えたもの、カフェラテはエスプレッソにミルクを加えたものを指します。
味わいを重視するなら、コーヒーの香りを楽しみたい人にはカフェオレ、濃厚なコーヒーと滑らかなミルクの組み合わせを楽しみたい人にはカフェラテが選択肢になります。自宅で作る場合は、コーヒーと牛乳の割合を調整しながら、自分に合う濃さを見つけてみてください。
カロリーやカフェイン量を比較するときは、飲み物の名前だけでなく、ミルクの量、甘味料、豆の種類、抽出条件にも目を向けましょう。2026年も、商品名やメニュー名の印象にとらわれず、製法と原材料を基準に選ぶことが、好みに合った一杯を見つける近道です。