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相撲の懸賞金は1本7万円!力士の取り分・2026年最新ランキングを徹底解説

白石 澪 白石 澪 • 更新: • 公開: • 読了約 15 分
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大相撲の取組前、懸賞旗が土俵の周りを回り、勝った力士が分厚い懸賞袋を受け取る光景。相撲観戦の見どころの一つですが、「懸賞金は1本いくらなのか」「勝った力士は7万円を全額もらえるのか」と疑問に思う人も多いのと考えられます。

日本相撲協会の公式案内によると、懸賞金は1本7万円(税込)。ただし、力士の取り分は6万円で、2025年5月からは土俵上で受け取る現金が1本3万円から1万円に変更されました。さらに2026年秋場所では、横綱・大の里が698本、獲得額にして4,188万円を記録。かつての横綱・白鵬が持っていた1場所の最多獲得本数も更新しました。

【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 懸賞金の基本:1本7万円のうち、勝った力士の取り分は6万円。残り1万円は日本相撲協会の手数料です。
  • 2025年の変更:土俵上の現金は1本1万円に減額。残る5万円は銀行口座に振り込まれ、力士の獲得額そのものは変わりません。
  • 2026年最新記録:秋場所の大の里は698本、4,188万円を獲得。1場所の本数・獲得額ともに歴代最高を更新しました。

【まず結論】相撲の懸賞金は1本7万円!力士の取り分と内訳

相撲の懸賞金

相撲の懸賞金は、スポンサー企業などが特定の取組に懸ける賞金です。日本相撲協会の公式サイトでは、懸賞1本の料金を7万円(税込)と案内しています。この金額のすべてが勝った力士に渡るわけではありません。

1本7万円の内訳は、勝った力士の獲得分が6万円、協会の手数料が1万円です。手数料には、取組表への提供者名の掲載や場内放送などの費用が含まれます。この料金体系は、2019年9月場所から適用されています。

具体的な金額を整理すると、次のようになります。

  • スポンサーが支払う金額:7万円
  • 勝った力士の獲得額:6万円
  • 日本相撲協会の手数料:1万円

たとえば、1番の取組に懸賞が20本懸かり、対象の力士が勝った場合、力士の獲得額は120万円です。スポンサー側の支払総額は140万円となり、協会の手数料は20万円になります。

重要なのは、力士の取り分6万円と、土俵上で実際に受け取る現金は別の金額だという点です。2025年5月以降、この違いを知らないと懸賞金の仕組みを誤解しやすくなっています。

なお、懸賞金は勝利した力士に与えられる賞金です。懸賞旗が掲げられた取組で負けた力士が、懸賞金を分け合う仕組みではありません。

【検証資料 1】当時のメディア報道・掲載写真(出典:moneypost.jp)

【2025年5月から変更】懸賞金の現金支給は3万円から1万円へ

2025年5月の夏場所から、大相撲の懸賞金には受け取り方法の変更がありました。日本相撲協会が同年5月9日に明らかにした内容によると、勝ち名乗りの際に土俵上で渡される懸賞袋の現金は、従来の1本3万円から1万円に減額されています。

ただし、力士の獲得額が6万円から4万円に減ったわけではありません。土俵上で現金として渡す金額を減らし、その分を銀行口座への振り込みに回す変更です。

変更前と変更後の違いを整理します。

  • 2025年3月場所まで:1本につき3万円を土俵上で受け取り、残り3万円を別口座に振り込み。
  • 2025年5月場所から:1本につき1万円を土俵上で受け取り、残り5万円を銀行口座に振り込み。
  • 変更前後で共通:力士の獲得額は1本6万円。スポンサーの支払額も1本7万円のまま。

変更の背景には、多額の現金を持ち歩くことによる盗難リスクや、懸賞袋に現金を詰める作業の負担がありました。日刊スポーツなどの報道によると、力士会からも現金を大量に所持することへの懸念が示され、一部ではキャッシュレス化の提案もあったとされています。

変更の影響は、懸賞を大量に獲得する力士ほど大きくなります。たとえば50本を獲得した場合、土俵上で受け取る現金は従来の150万円から50万円へ減少。一方、銀行口座への振込額は150万円から250万円に増えます。合計の獲得額は、いずれも300万円です。

つまり、2025年の変更は賞金の減額ではなく、現金の持ち運びを減らし、口座への振込比率を高めるための受け取り方法の変更です。テレビ中継で見る懸賞袋が薄くなったとしても、力士が獲得する賞金そのものが減ったとは限りません。

【2026年最新ランキング】大の里・安青錦・霧島の懸賞金獲得本数

2026年10月23日時点で、直近の本場所である秋場所の懸賞金獲得ランキングを見ると、横綱・大の里が圧倒的な数字を残しています。日刊スポーツの懸賞金獲得データや、秋場所の記録をまとめた各種報道によると、大の里は15日間で698本を獲得しました。

以下は、2026年秋場所の千秋楽終了時点における獲得本数ランキングです。金額は1本あたりの力士の獲得額6万円で計算しています。

順位 力士 獲得本数 力士の獲得額
1位 大の里 698本 4,188万円
2位 安青錦 365本 2,190万円
3位 霧島 259本 1,554万円
4位 藤ノ川 239本 1,434万円
5位 琴櫻 225本 1,350万円
6位 熱海富士 193本 1,158万円
7位 高安 120本 720万円
8位 朝乃山 114本 684万円
9位 義ノ富士 111本 666万円
10位 美ノ海 107本 642万円

このランキングは2026年秋場所の1場所単独の成績です。2026年の年間累計ランキングとは異なるため、数字を比較するときは集計期間に注意する必要があります。

大の里は698本、獲得額4,188万円という突出した結果を残しました。2025年秋場所に記録した519本、3,114万円をさらに上回る数字です。2026年秋場所は懸賞の実績本数そのものも3,688本に達し、過去最多を更新しました。

2位の安青錦は365本で2,190万円、3位の霧島は259本で1,554万円です。いずれも大きな金額ですが、大の里の獲得本数は安青錦の約1.9倍に達しています。

この差を生んだ要因の一つが、懸賞の集中です。企業は応援する力士や注目度の高い取組を指定して懸賞を申し込みます。横綱の取組や結びの一番、優勝争いに関わる対戦には懸賞が集まりやすく、勝ち続ける力士はその機会を多く獲得できます。

なお、豊昇龍については、2026年7月場所までの年初来集計で1,042本、獲得額6,252万円という数字が公表されていました。これは秋場所を含まない4場所分の数字です。秋場所は休場したため、上記の秋場所単独ランキングには入っていません。霧島についても、年間累計と1場所の実績は区別して見る必要があります。

【検証資料 2】活動歴および当時の関連ビジュアル記録(出典:mag.japaaan.com)

【白鵬の記録を更新】相撲の懸賞金・歴代最多本数と最高額

懸賞金の歴代記録を語るうえで欠かせないのが、元横綱・白鵬です。白鵬は2015年初場所で545本を獲得し、当時の1場所最多記録を打ち立てました。15戦全勝で優勝した場所に、多数の懸賞が集まった結果です。

その後、2025年秋場所に大の里が519本、3,114万円を獲得。白鵬の545本には届かなかったものの、金額では白鵬の約3,090万円を上回りました。当時は懸賞1本あたりの力士の取り分が現在より少なかったため、本数と金額の順位が逆転したのです。

そして2026年秋場所、大の里は698本、4,188万円を獲得し、白鵬の545本という記録も更新しました。2026年現在、確認できる1場所の最多獲得本数と最高獲得額は、いずれも大の里の記録です。

記録を比較する際には、次の3つを分けて考える必要があります。

  • 獲得本数:何本の懸賞を獲得したか。
  • 獲得額:その場所の1本あたりの力士の取り分を掛け合わせた金額。
  • 土俵上で受け取る現金:2025年5月以降は、獲得本数に1万円を掛けた金額。

たとえば大の里の2026年秋場所の記録を分解すると、698本×6万円で獲得額は4,188万円です。そのうち土俵上で現金として受け取るのは698万円で、残りの3,490万円は銀行口座への振込分に相当します。これは税金などを差し引く前の獲得額であり、最終的な手取り額とは異なります。

なお、歴代の記録は懸賞1本あたりの金額が改定されてきたことにも注意が必要です。単純に獲得本数だけを比較する場合と、獲得金額を比較する場合では、時代によって順位が変わる可能性があります。

【懸賞旗は企業広告】申し込み費用はいくら?スポンサーの仕組み

土俵の周囲を回る懸賞旗は、単なる演出ではありません。企業がスポンサーとして広告を出す仕組みの一部です。日本相撲協会の公式案内によると、懸賞を申し込むと、提供者名が当日の取組表に掲載され、取組直前には場内放送でも読み上げられます。懸賞旗も土俵上で掲げられるため、会場の観客やテレビ中継の視聴者の目に触れる機会があります。

懸賞金の申し込み費用は、1本7万円(税込)です。1場所15日間を通じて申し込む場合、最低15本からとなるため、基本料金は105万円(税込)です。申し込みは原則として1日1本以上、1場所15本以上。追加は1本単位で受け付けています。

懸賞旗の寸法は横70センチ、縦120センチです。旗はスポンサー側で制作して持ち込む必要があり、土俵上に掲げるため、デザインには一定の制限があります。提供者名は取組表への掲載や館内放送に使用され、活字15文字以内で作成することが求められています。

スポンサーが懸賞を出す理由は、広告露出だけではありません。特定の力士を応援する目的や、企業と地域とのつながりを示す目的も考えられます。注目度の高い取組に懸賞が集中するのは、企業にとって広告効果を期待しやすいからです。

一方、懸賞を申し込めば必ず予定どおりの本数が土俵に掲げられるとは限りません。力士の休場などで予定していた取組が成立しない場合、実際に懸かる本数が事前申し込みを下回ることがあります。2026年秋場所でも、事前申し込みは3,895本、実績は3,688本でした。

つまり、懸賞は力士への賞金であると同時に、相撲興行を支える広告商品でもあります。懸賞旗の本数は、力士の人気や取組への期待、企業の広告需要を読み解く手掛かりになります。

【検証資料 3】公の場での発言・インタビュー報道記録(出典:nationalstadium-tours.com)

【税金・預り金・手刀】懸賞金を受け取るときの正しい知識

懸賞金を受け取る場面では、勝った力士が行司の軍配に向かって手刀を切り、その後に懸賞袋を受け取ります。この動作は単なる慣習ではなく、相撲の正式な作法です。

日本相撲協会の公式解説によると、手刀は軍配に向かって左・右・中の順に切ります。この所作は、五穀を守る三神への感謝を表すものとされています。懸賞金を受け取る際の手刀は、1966年7月場所から正式な相撲の規則として実施されています。

テレビ中継で見られる手刀の所作には、勝利への喜びを示す以上の意味があります。懸賞を提供した企業や観客への敬意、そして伝統的な作法を守る意味合いも含まれています。

もう一つ注意したいのが、懸賞金の「預り金」と税金の関係です。2025年5月以降、力士の獲得額6万円のうち、5万円が銀行口座への振込分となっています。この口座は税金への備えや引退後の必要経費などに対応するためのものとして報じられています。

ただし、口座に振り込まれる5万円が、そのまま確定した税額として天引きされているわけではありません。力士の獲得額は税金の計算前の金額であり、実際の税負担は所得状況などによって変わります。預り金や積立分と、最終的に納める税金は区別して考える必要があります。

「懸賞金1本につき、力士が自由に使える現金は1万円だけ」と聞くと、取り分が1万円しかないように感じる可能性があります。しかし、実際には1本6万円が力士の獲得額であり、1万円が土俵上で渡され、残り5万円が口座へ振り込まれる仕組みです。

【相撲の懸賞金】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:相撲の懸賞金は1本いくらですか?
A1:スポンサーが支払う金額は1本7万円(税込)です。うち1万円は日本相撲協会の手数料で、勝った力士の獲得額は6万円です。

Q2:2025年から懸賞金が減額されたのですか?
A2:力士の獲得額が減額されたわけではありません。2025年5月場所から、土俵上で受け取る現金が1本3万円から1万円に変更され、残り5万円が銀行口座への振込分となりました。獲得額6万円は変わっていません。

Q3:懸賞金の預り金はすべて税金として差し引かれるのですか?
A3:いいえ。銀行口座への振込分は、税金への備えや引退後の必要経費などに対応するための積立として扱われています。振込額そのものが確定した税額というわけではなく、実際の税負担は所得状況などによって異なります。

まとめ:【プロの結論】懸賞金は金額・本数・受取方法を分けて見る

相撲の懸賞金を正しく理解するには、スポンサーが支払う金額、力士が獲得する金額、土俵上で受け取る現金の3つを分けて考えることが欠かせません。基本は1本7万円で、勝った力士の取り分は6万円。2025年5月からは、現金1万円と口座振込5万円という受け取り方法に変更されています。

2026年秋場所では、大の里が698本、4,188万円を獲得し、1場所の最多獲得本数・最高獲得額の記録を更新しました。安青錦や霧島も上位に入り、懸賞が人気力士や注目度の高い取組に集中する実態が見えてきます。

また、懸賞旗は企業の広告活動でもあり、懸賞金は力士への報酬であると同時に、大相撲の興行を支える仕組みでもあります。スポンサーの支払額や獲得本数の数字には、競技の結果だけでなく、企業がどの取組に価値を見いだしているかも表れます。

今後、懸賞金のランキングをチェックする際は、「何年の何場所か」「1場所の記録か年間累計か」「獲得額か土俵上の現金か」を確認するのがポイントです。この3点を押さえれば、大の里や豊昇龍、霧島らの獲得実績を、金額の大きさだけでなく制度の変化も踏まえて比較できます。

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白石 澪
デジタルマーケター 白石 澪
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アイドルグループと音楽シーンの取材を担当。公式サイトのスケジュール、リリース情報、 Billboard JAPAN などの公開チャートを照合してから記事を構成します。

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