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FeliAIMの価格はいくら?2026年最新の承認状況と6回10万〜15万円説の真相を徹底解説

早瀬 結衣 早瀬 結衣 • 更新: • 公開: • 読了約 15 分
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猫の慢性腎臓病の新薬として期待される「FeliAIM(フェリエイム)」。愛猫の腎臓病に悩む飼い主にとって、いつから使えるのか、治療費はいくらかかるのか、効果や副作用はどうなのかは、見逃せない問題です。

2026年10月28日時点で、FeliAIMの正式な販売価格、発売日、製造販売承認の取得を知らせる公式発表は確認できません。一方、報道では「注射6回で10万〜15万円程度」という想定額が紹介されています。これは確定した販売価格ではなく、実際に治療を受ける際の総額についても、診察料や検査費用などの扱いが明らかになっていません。株式会社IAM CATの公式発表、AIM医学研究所の研究情報、関連する獣医学論文をもとに、価格の実態と今後の見通しを整理します。

【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 価格:「6回で10万〜15万円程度」は報道された想定額。正式価格や費用の内訳は未発表。
  • 承認状況:2026年4月24日に農林水産省へ製造販売承認を申請。10月28日時点で、開発元による承認取得・発売開始の公式発表は確認できない。
  • 投与方法:研究で報告された方法は静脈注射。治験では2週間おきに計6回投与した例があるが、承認後の用法・用量は別途確認が必要。
  • 追加費用:診察料、血液検査、腎臓の状態を調べる検査などが別途必要になる可能性がある。
  • 保険:ペット保険の適用は契約内容や既往症の扱いによる。発売後も保険会社への個別確認が必要。

【FeliAIMの価格】2026年10月時点で正式発表はある?

feliaim価格

最初に押さえておきたいのは、FeliAIMの価格には「報道された想定額」と「メーカーが正式に発表した販売価格」の2つがあることです。この2つを混同すると、実際の治療費を誤って見積もることになります。

時事通信が2026年6月に報じた開発者への取材では、6回の注射で10万〜15万円程度という価格が想定されています。ただし、株式会社IAM CATが公表した承認申請のお知らせには、販売価格や診療費の内訳は記載されていません。したがって、現段階で「FeliAIMは15万円あれば必ず治療できる」とは判断できません。

また、薬そのものの価格と、動物病院で治療を受けるために支払う金額は必ずしも一致しません。FeliAIMは静脈注射による投与が研究で報告されているため、薬剤費以外に診察、投与処置、事前検査、投与後の経過観察などの費用が生じる可能性があります。

これらの費用が想定額に含まれるのか、病院ごとに別途請求されるのかは、現時点で公表された価格表からは判断できません。発売後は、薬剤費だけでなく、治療に必要な一連の費用を確認する必要があります。

【検証資料 1】当時のメディア報道・掲載写真(出典:paws-green-deli.com)

【6回で10万〜15万円】フェリエイムの値段と治療費を比較

報道された価格帯を計算上で分解すると、6回の投与に対して10万円なら1回当たり約1万6,700円、15万円なら約2万5,000円です。ただし、これは総額を単純に6で割った参考値であり、1回ごとの正式な料金や薬剤単価を示すものではありません。

猫の腎臓病治療では、薬代だけでなく、検査、食事管理、輸液などを含めて費用を考える必要があります。FeliAIMの価格が判明しても、従来の治療と単純に1回の金額だけで比較するのは適切ではありません。

比較項目 2026年10月時点でわかっていること 費用面の注意点
FeliAIMの想定額 報道では6回で10万〜15万円程度 正式価格ではなく、費用の内訳も未確定
1回当たりの参考額 単純計算で約1万6,700〜2万5,000円 診察料や検査料を含むとは限らない
事前検査・診察 必要な検査や診察の範囲は未確定 腎機能や全身状態の評価に伴う費用を確認
従来の慢性腎臓病治療 病期や症状に応じて治療内容が異なる 療法食、薬、輸液、定期検査など継続費用を考慮
ペット保険 FeliAIMの個別の補償条件は未確定 既往症、補償対象、支払限度額、免責条件を確認

なお、上の表は公表情報と報道された想定額を整理したもので、動物病院の確定料金表ではありません。FeliAIMと従来治療の総額を同じ条件で比較できる料金データは、まだ公表されていません。

慢性腎臓病は、病状や進行度によって必要なケアが異なります。FeliAIMの投与が可能になった場合も、従来の療法食や症状に応じた治療が不要になるとは限らず、併用するケアを含めた費用の確認が重要です。

【フェリエイムの承認状況と発売日】いつから使える?

株式会社IAM CATは2026年4月24日、猫の慢性腎臓病を対象とするFeliAIMについて、農林水産省へ動物用医薬品としての製造販売承認を申請したと発表しました。これは開発の大きな節目ですが、承認申請と承認取得は別の手続きです。申請した時点で、一般の動物病院で使用できるようになるわけではありません。

2026年10月28日時点では、開発元の公式ニュースで承認取得や発売開始を知らせる発表は確認できず、発売日も確定していません。農林水産省の動物医薬品検査所は、承認された動物用医薬品の情報をデータベースで公開していますが、同データベースには情報の更新に時間を要する場合があるとの注意書きもあります。そのため、発売時期を推測する際は、開発元の発表と国の公表情報をあわせて確認する必要があります。

これまでの主な経緯は次のとおりです。

  • 2025年5月29日:株式会社IAM CATが、全国26病院でAIM猫薬の治験を開始したと公表。
  • 2026年2月22日:公募で寄せられた4,931人・10,132件の提案を経て、正式な販売名を「FeliAIM(フェリエイム)」に決定。
  • 2026年4月24日:農林水産省へ製造販売承認を申請。
  • 2026年10月28日時点:公開された開発元の公式ニュースでは、承認取得・発売開始・正式価格の発表を確認できない。

この経緯からわかるのは、開発が研究段階から承認申請の段階へ進んだ一方、一般診療で使用できる時期は確定していないということです。2026年内の発売を前提に治療計画を立てるのではなく、最新の公式発表を確認しながら、現在の腎臓病治療を継続することが現実的です。

【検証資料 2】活動歴および当時の関連ビジュアル記録(出典:lookaside.fbsbx.com)

【FeliAIMの効果と仕組み】静脈注射は何回必要?

FeliAIMは、AIMというタンパク質の働きを補うことを目指して開発された猫用の治療薬です。AIMは「Apoptosis Inhibitor of Macrophage」の略称で、CD5Lとも呼ばれます。体内で不要になった物質の除去に関係するタンパク質で、腎臓の健康を維持する仕組みとの関連が研究されてきました。

猫ではAIMが十分に機能しにくいことが、慢性腎臓病にかかりやすい理由の一つと考えられています。研究では、腎臓の尿細管に老廃物が蓄積することとAIMの働きに着目し、組換えAIMを投与することで、その除去を促し、腎機能の悪化を抑えられる可能性が検討されてきました。

2026年1月にオンライン公開された『The Veterinary Journal』掲載論文では、進行した慢性腎臓病の猫を対象に、組換えAIMの投与による臨床的な影響が報告されています。ただし、論文自体は探索的な研究であり、承認後に幅広い猫へ使用した場合の効果をすべて確定するものではありません。研究で示された結果と、一般診療で期待できる結果は区別して考える必要があります。

投与方法については、研究で静脈注射が用いられました。開発者への取材を紹介した報道では、治験で2週間おきに計6回投与した例が伝えられています。しかし、「2週間おきに6回」という研究上の投与方法が、承認後のすべての猫にそのまま適用されると決まったわけではありません。正式な用法・用量や投与対象は、承認後の製品情報で確認する必要があります。

また、FeliAIMは猫の慢性腎臓病を対象に開発・申請された薬です。すでに失われた腎機能が完全に回復することや、すべての病期で同じ効果が得られることが保証されているわけではありません。治療の適否は、腎機能の数値、病気の進行度、全身状態などを踏まえて獣医師が判断する必要があります。

【フェリエイムの副作用とペット保険】治療前に知りたい注意点

新薬を検討するうえでは、価格や効果だけでなく、安全性も欠かせません。2026年10月時点では、FeliAIMの承認後に用いられる正式な製品情報や添付文書について、開発元から公表された内容を確認できません。そのため、副作用の種類や発生頻度、使用できない猫の条件などを、確定した情報として列挙することはできません。

研究論文で有望な結果が報告されていても、それだけで副作用がないと判断することはできません。承認後は、正式な安全性情報、対象となる猫の条件、併用治療の注意点などを確認し、獣医師と相談して投与の可否を決める必要があります。特に高齢の猫や複数の病気を抱える猫では、個別の健康状態を踏まえた判断が重要です。

ペット保険についても、FeliAIMが発売されれば必ず補償される、というわけではありません。保険会社ごとに補償対象や支払限度額、免責条件などが異なり、契約開始前から発症している病気は補償対象外となる場合があります。実際に、ペット保険のFPCやアニコム損保は、契約開始前に発症した傷病について補償対象外となる条件を案内しています。

すでに慢性腎臓病と診断されている猫の場合は、薬が発売された後に保険で支払えるかどうかを、加入中の保険会社に直接確認するのが確実です。薬剤費が補償されても、検査費用や診察料が同じ条件で補償されるとは限りません。反対に、補償対象外であっても治療そのものが受けられないという意味ではなく、自己負担額を把握したうえで治療方針を検討することになります。

もう一つ注意したいのが、AIMという名前を使った市販のフードやサプリメントとFeliAIMを混同しないことです。AIM関連商品が、承認申請中の注射薬と同じ成分・同じ効果を持つとは限りません。現在の療法食や処方薬を自己判断で中止せず、腎臓病の管理はかかりつけの獣医師と続けてください。

【検証資料 3】公の場での発言・インタビュー報道記録(出典:carelogy-japan.com)

【プロの結論】価格だけでなく総額・対象・継続性で判断する

FeliAIMの登場は、猫の慢性腎臓病治療に新たな選択肢をもたらす可能性があります。しかし、飼い主が治療の準備をするうえで、報道された10万〜15万円という数字だけを予算の基準にするのは早計です。正式価格、投与条件、診察や検査の費用、治療後の管理方法がそろって初めて、実際の負担を見積もれます。

今後、開発元から正式な情報が出た際には、次の3点を確認すると判断しやすくなります。

  • 費用:薬剤費だけでなく、6回分の投与処置、初回検査、再診、経過観察まで含めた総額はいくらか。
  • 適応:愛猫の腎臓病の病期や健康状態が、承認された投与対象に該当するか。
  • 継続性:初回の投与後に追加投与が必要になるのか、既存の療法食や治療をどう継続するのか。

また、治療費の負担を考える際には、ペット保険の適用可否だけでなく、現在の治療にかかっている月々の費用や、今後必要になる検査・ケアも整理しておくと、選択肢を比較しやすくなります。

FeliAIMの発売を待つことと、現在の腎臓病治療を止めることは別問題です。愛猫の食欲や飲水量、体重、排尿の変化を観察し、定期的に獣医師の診察を受けながら、正式な承認情報を待つことが現時点での現実的な備えになります。

【FeliAIM 価格】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:フェリエイムの値段は6回で10万〜15万円に確定していますか?
A1:確定していません。報道された想定額であり、2026年10月28日時点で正式な販売価格や費用の内訳は発表されていません。診察料や検査費用などを含めた総額も未確定です。

Q2:フェリエイムはいつから動物病院で使えますか?
A2:2026年4月24日に農林水産省へ製造販売承認が申請されましたが、10月28日時点で開発元から承認取得や発売開始の公式発表は確認できません。具体的な発売日は未定です。

Q3:フェリエイムの注射は何回必要ですか?
A3:研究で報告された投与例では、2週間おきに計6回の静脈注射が行われました。ただし、承認後の用法・用量が同じになるとは限らず、正式な投与条件は製品情報で確認する必要があります。

Q4:フェリエイムは猫の腎臓病を完全に治す薬ですか?
A4:完全に治癒することが保証された薬ではありません。AIMの働きを補うことで腎臓病の進行を抑える可能性が研究されていますが、効果は病状や対象条件などによって異なる可能性があります。

Q5:フェリエイムはペット保険で補償されますか?
A5:2026年10月時点では、FeliAIMに関する個別の補償条件は確定していません。加入している保険の契約内容や既往症の扱いによって異なるため、発売後に保険会社へ薬剤費・診察料・検査費用それぞれの扱いを確認してください。

まとめ:FeliAIMの正式価格と発売情報を待ちながら備える

FeliAIM(フェリエイム)は、2026年4月24日に製造販売承認が申請された猫の慢性腎臓病向け治療薬です。報道された「注射6回で10万〜15万円程度」という数字は参考になりますが、正式価格でも、治療にかかるすべての費用を保証する金額でもありません。

2026年10月28日時点では、承認取得、発売日、正式価格、副作用に関する製品情報など、一般診療での使用に必要な情報が確定していません。発売後の治療費を正しく見積もるには、薬剤費だけでなく、診察・検査・経過観察、ペット保険の補償条件まで含めて確認することが大切です。

新薬への期待を持ちながらも、現在受けている治療や食事管理を自己判断で中断しないこと。愛猫の状態に合わせて獣医師と相談し、株式会社IAM CATとAIM医学研究所の公式発表を確認することが、今できる最も確実な準備です。

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コンテンツディレクター 早瀬 結衣
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