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イーハイフン終了はなぜ?2020年7月31日の全店閉店と復活の可能性を徹底解説

白石 澪 白石 澪 • 更新: • 公開: • 読了約 24 分
目次

かつて10代〜20代の女性を中心に支持を集めたファッションブランド「イーハイフンワールドギャラリー(E hyphen world gallery)」。ストライプインターナショナルの主力ブランドの一つとして約20年間展開されましたが、2020年7月31日をもってブランド事業を終了し、全店舗が閉店しました。突然の終了発表に、愛用していた人から驚きの声が上がったのも無理はありません。

では、イーハイフンはなぜ終了したのでしょうか。2020年6月の発表時点では具体的な理由は公表されていませんでした。しかし、2021年に公開されたストライプインターナショナルの立花隆央社長へのインタビューでは、終了の背景が明らかになっています。そこから見えてくるのは、新型コロナウイルスの影響だけでは説明できない、若者向けファッション市場の変化とブランドの方向性をめぐる経営判断です。

【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 終了日は2020年7月31日:イーハイフンワールドギャラリーはブランド事業を終了し、国内の全店舗が閉店した。
  • 主な理由はブランドの方向性とMD改革の難しさ:立花隆央社長は、ロックテイストの差別化が時代のニーズに合わなくなり、商品構成の立て直しも難しかったと説明している。
  • コロナが直接の終了理由ではない:社長は2021年のインタビューで、終了はコロナ禍以前から決まっていたと明かした。2026年10月時点でも、公式な復活発表は確認できない。

【結論】イーハイフンワールドギャラリーはなぜ終了したのか?

イーハイフン終了なぜ

イーハイフンワールドギャラリーが終了した理由を理解するうえで、最も重要な資料が、ファッション業界メディア「FASHIONSNAP」が2021年に掲載した立花隆央社長へのインタビューです。

立花社長は、ブランドの特徴だった奇抜さやロックテイストによる差別化について、当時の消費者ニーズとのずれが生じていたと説明しました。加えて、ブランドを立て直すための商品政策の見直し、すなわちMD改革が難しかったことも、終了を決めた大きな要因として挙げています。

ここでいうMDとは、マーチャンダイジングの略称です。どのような商品を、どの価格帯で、いつ、どれだけ販売するかを計画する商品政策を指します。単に服のデザインを変えるだけでなく、顧客層や売れ筋、価格、販売時期まで含めてブランドの方向性を整える仕事です。

立花社長の説明から読み取れるのは、売れ行きの一時的な回復だけでは解決しにくい問題があったということです。ブランドを象徴する個性的なスタイルを維持すれば、時代のニーズとのずれを解消しにくい。一方で、売れる商品に合わせて大幅に方向転換すれば、従来のイーハイフンらしさが失われてしまう。その難しい選択が、終了の背景にありました。

つまり、イーハイフンの終了は、新型コロナウイルスによる店舗営業への影響だけで説明できるものではありません。ブランド独自の魅力をどう維持し、変化する若者の好みにどう対応するかという、長期的な経営課題が大きく関わっていたのです。

【検証資料 1】当時のメディア報道・掲載写真(出典:wwdjapan.com)

【時系列】イーハイフンはいつ終了した?ブランドの歴史と全店閉店まで

イーハイフンワールドギャラリーは2000年にスタートしました。運営元は、現在のストライプインターナショナルにつながるクロスカンパニーです。ガーリーなかわいらしさとマニッシュな格好よさを組み合わせたスタイルを提案し、若い女性向けのカジュアルブランドとして成長しました。

2011年ごろには店舗数が100店を超える規模に拡大。その後も、著名人を起用した広告や新しいレーベルの展開、コラボレーションなどで認知を広げました。しかし、2020年6月に事業終了が発表され、同年7月末に約20年の歴史に幕を下ろしました。

繊研新聞やWWDJAPAN、FASHIONSNAPなどの報道を整理すると、終了までの主な経緯は次のとおりです。

時期 出来事 確認できる内容
2000年 ブランド始動 クロスカンパニーが若年層向けファッションブランドとして展開を開始。
2011年ごろ 店舗網が拡大 繊研新聞によると、店舗数は100店を超える規模に成長。
2010年代 ブランド展開を拡充 上野樹里やトリンドル玲奈などをイメージキャラクターに起用。コラボ商品や派生レーベルも展開した。
2020年6月8〜9日 事業終了を発表 繊研新聞やWWDJAPANなどが報道。当時、国内店舗数は媒体により33〜35店と伝えられた。
2020年7月31日 ブランド事業終了 全店舗が閉店。ブランドとしての店舗展開に終止符が打たれた。
2021年 社長インタビューで背景を説明 立花隆央社長が、コロナとは関係なく終了を決めていたことや、MD改革の難しさを明らかにした。
2026年10月 現在の状況 ストライプインターナショナルの公式ブランド一覧にイーハイフンは掲載されておらず、公式な復活発表も確認できない。

ここで押さえておきたいのは、2020年7月31日が、単なる一部店舗の閉店日ではなく、ブランド事業そのものの終了日だったという点です。

また、当時の報道では終了発表時点の店舗数に33店、35店という差があります。これは媒体によって掲載された店舗数が異なるためです。いずれにしても、ブランド終了に伴い全店舗が閉店したという大筋は変わりません。

店舗が減っていったから自然消滅したというより、運営会社がブランド事業の終了を決定し、期限を定めて全店閉店へ進んだ経緯が確認できます。

【社長インタビューを検証】ロックテイストとMD改革が壁になった理由

イーハイフンの終了理由を詳しく知るには、立花隆央社長の発言を、当時のブランドの特徴と照らし合わせる必要があります。

FASHIONSNAPの2021年のインタビューで、立花社長は、イーハイフンが奇抜さやロックテイストによる差別化で成功した一方、そのテイストに対するニーズが時代に合わなくなってきたと説明しています。加えて、ブランドへの思い入れは強かったものの、MDの立て直しが難しかったことを終了判断の大きな理由として挙げました。

1. ブランドを象徴する個性が、以前ほど強みにならなかった

イーハイフンの魅力は、どこにでもあるベーシックな服だけではなく、かわいらしさと格好よさを組み合わせた個性的なデザインにありました。ロックテイストや装飾性のあるアイテムは、ほかのカジュアルブランドと違いを出すための重要な要素だったのです。

ただし、特定のスタイルで支持を得たブランドには、そのスタイル自体が市場の変化によって弱点になるリスクがあります。顧客が求める服装や購入先が変わったとき、従来の魅力だけでは新しい需要を取り込みにくくなるからです。

これは、ロックファッションそのものが消えたという意味ではありません。問題は、イーハイフンというブランドが、その個性を維持しながら十分な顧客需要を確保できるかどうかでした。

2. 商品を変えれば、ブランドらしさが失われる

ブランドを立て直す方法の一つは、デザインや価格帯、商品構成を見直すリブランディングです。しかし、立花社長はインタビューで、方向転換によって従来のイーハイフンらしさが失われるのであれば、無理にブランドを存続させる必要があるのかという趣旨の判断を説明しています。

ここには、ファッションブランド特有のジレンマがあります。売れ筋に合わせて商品を変えれば、短期的には販売機会が広がる可能性があります。一方で、既存顧客が支持してきた個性が薄れれば、ブランド名を維持する意味そのものが問われます。

MD改革が難しかったという発言は、単に商品が売れなかったという話ではありません。従来のブランド価値を守ることと、新しい市場に適応することの両立が難しくなっていたという経営上の問題を示しています。

3. ブランドへの思い入れより、事業としての継続性を優先

イーハイフンは、運営会社の創業期を支えたブランドの一つでした。立花社長自身も、過去にブランドの立て直しに関わった人物です。それでも終了を選んだことは、歴史の長さや知名度だけでは、ブランドを存続させる十分な理由にならないことを物語っています。

ブランドを残すには、商品を買い続ける顧客が必要です。認知度が高く、かつて人気があったとしても、今の顧客に選ばれる商品を安定して提供できなければ、事業の継続は難しくなります。

社長インタビューから読み取れる最大の要点は、イーハイフンの終了が単なる不採算店舗の整理ではなく、ブランドの個性と市場ニーズのずれをどう解消するかという問題に対する経営判断だったことです。

【検証資料 2】活動歴および当時の関連ビジュアル記録(出典:marugoto.love)

【市場の変化】若者向けファッションで存在感を維持できなかった背景

イーハイフンの終了を、ブランド内部の問題だけで捉えるのも十分ではありません。終了が発表された2020年当時、若年層向けファッションを取り巻く環境も変化していました。

WWDJAPANは2020年6月の報道で、若い世代の好みが細分化し、SNSを活用したマーケティングが求められる市場において、イーハイフンが十分な存在感を発揮できていなかったという背景を紹介しています。

1. 若者の好みが細分化し、一つのブランドだけでは応えにくくなった

以前は、雑誌やテレビCM、店舗での接客などを通じて人気ブランドが広く認知され、同じブランドを継続して購入する消費行動も見られました。しかし、若者向けファッションでは、好みや情報源が多様化すると、従来のブランドイメージだけで幅広い顧客を獲得することが難しくなります。

同じカジュアルファッションでも、ガーリー、ストリート、韓国風、シンプル、古着ミックスなど、求められるテイストはさまざまです。特定のスタイルに強みを持つブランドは、顧客に刺さる魅力を維持する一方、そのスタイルを好まない層には選ばれにくいという課題を抱えます。

イーハイフンの場合、ブランドらしさを保つことが重要であるほど、変化する好みに応じて商品構成を大幅に変えることが難しかったと考えられます。

2. 韓国ファッションを取り入れても、継続的な差別化は簡単ではない

イーハイフンは、終了前の時期に韓国ファッションの要素も取り入れていました。WWDJAPANの過去の報道では、韓国ファッションのはっきりした色使いや装飾的なデザインなどを意識した商品企画が紹介されています。

しかし、流行を取り入れることと、ブランドとして独自の立ち位置を築くことは別の問題です。トレンドを反映した商品は短期的な関心を集められても、同じような商品を競合も展開すれば、価格やデザイン、情報発信の面で差別化が必要になります。

若い顧客がSNSで新しいブランドや商品を発見しやすくなるほど、ブランド側には、商品の魅力を迅速に伝え、反応を見ながら企画を改善する力が大切です。イーハイフンの事例は、トレンドを追うだけでは、長期的な競争力を維持できないことを示しています。

3. MD改革には、商品だけでなくブランド全体の再設計が必要だった

MD改革というと、売れ筋商品を増やしたり、人気のデザインを取り入れたりすることを想像しがちです。しかし実際には、価格帯、ターゲット、商品の投入時期、販売チャネル、広告の見せ方などを一体で考える必要があります。

たとえば、個性的なデザインを軸にしてきたブランドが、より幅広い層に売れるベーシックな商品へ大きく舵を切れば、既存顧客の期待と新規顧客のニーズを同時に満たさなければなりません。商品構成を変更するだけでは、ブランドイメージとの不一致が生まれる可能性もあります。

立花社長の発言と当時の市場環境を合わせて考えると、イーハイフンは単に新しい流行を取り入れればよいという段階を超え、ブランドの存在意義そのものを再検討する必要に迫られていたと読み取れます。

【コロナとの関係】イーハイフンの終了は新型コロナが原因だったのか?

イーハイフンの事業終了が発表されたのは2020年6月。新型コロナウイルスの感染拡大によって、アパレル業界全体が大きな影響を受けていた時期です。そのため、「コロナで売れなくなったから閉店したのではないか」と考える人がいるのも自然なことです。

ただし、イーハイフンの終了については、時期と原因を分けて考える必要があります。

発表時点では、コロナとの関係も終了理由も非公表だった

2020年6月のWWDJAPANの報道によると、ストライプインターナショナルは事業終了を発表したものの、具体的な終了理由は公表していませんでした。新型コロナウイルスの感染拡大との関連についても、公式な説明はありませんでした。

同じ時期、アパレル各社は店舗の営業制限や来店客数の減少などに直面していました。ストライプインターナショナルも、イーハイフン以外のブランドや海外事業について見直しを進めており、企業全体として厳しい経営環境にあったことは報道から確認できます。

しかし、業界全体がコロナの影響を受けていたことと、特定のブランドが終了した直接の原因がコロナだったことは同じではありません。

2021年の社長インタビューで「コロナに関係なく決定」と説明

この疑問に答えるうえで決定的なのが、2021年のFASHIONSNAPによる立花社長へのインタビューです。社長はイーハイフンの終了について、コロナに関係なく、以前から決定していた事項だと説明しました。

この発言から、少なくとも経営判断としてのブランド終了は、感染拡大を受けて急きょ決まったものではなかったと分かります。ブランドの方向性やMD改革の難しさといった課題が、コロナ禍以前から存在していたということです。

もちろん、感染拡大がアパレル市場や企業経営に与えた影響まで否定することはできません。しかし、イーハイフンの終了について、コロナを直接の決定要因とする説明は、社長自身のインタビュー内容とは一致しません。

「コロナ禍に閉店したブランド」と「コロナが原因で終了したブランド」は区別する必要があります。イーハイフンについては、この違いが特に重要です。

【検証資料 3】公の場での発言・インタビュー報道記録(出典:sendai-tushin.jp)

【2026年最新】イーハイフンは現在どうなっている?復活・再開の可能性

2026年10月現在、イーハイフンワールドギャラリーは、かつてのように全国の店舗や公式ブランドとして展開している状態ではありません。ストライプインターナショナルの公式ブランド一覧にも掲載されておらず、ブランド事業の復活や再開を知らせる公式発表も確認できません。

ここで注意したいのは、終了したのが「イーハイフンワールドギャラリーのブランド事業」であり、運営会社そのものや、同社が展開するすべてのブランドではないという点です。

アースミュージックアンドエコロジーは現在も展開中

イーハイフンと同じストライプインターナショナルのブランドとして知られるのが、アースミュージックアンドエコロジー(earth music&ecology)です。こちらは2026年も展開が続いています。

ストライプインターナショナルの公式ブランド情報では、アースミュージックアンドエコロジーの国内店舗数は2026年8月末時点で123店舗とされています。ブランドごとに顧客層や商品政策、事業の継続判断が異なることが分かります。

同じ会社のブランドだからといって、経営状況や終了リスクまで同じとは限りません。イーハイフンが終了したからといって、アースミュージックアンドエコロジーも終了した、あるいは終了する予定だと考えるのは誤りです。

イーハイフンが復活する可能性はある?

ブランドの復活自体は、企業が新しい市場機会を見いだし、再展開を決定すれば理論上は可能です。ただし、2026年10月時点では、イーハイフンワールドギャラリーの復活・再開を裏付ける公式発表は確認できません。したがって、現段階で復活が決まっている、あるいは再開が近いと判断できる材料はありません。

仮に復活を目指す場合には、以前のロックテイストをそのまま再現するだけでは十分とは限らないでしょう。かつてのファンが求める個性を残しながら、現在の消費者の好みや価格への期待、オンラインでの情報発信にどう対応するかが課題になります。

また、ブランド名が再び使われたとしても、以前と同じ商品構成や運営体制になるとは限りません。復活のニュースを見かけた場合は、正式な運営元の発表があるか、実店舗や公式通販が実際に再開するのかを確認することが大切です。

【プロの結論】イーハイフン終了から読み解くファッションブランドの生存条件

イーハイフンワールドギャラリーの終了から見えてくるのは、長年の知名度や過去の成功だけでは、ブランドを維持できないという現実です。

立花隆央社長のインタビューで明らかになったのは、奇抜さやロックテイストによる差別化が以前ほど市場のニーズに合わなくなり、商品政策を立て直すことも難しかったという事情です。そこには、流行の変化に対応する必要性と、ブランド固有の魅力を守る必要性の衝突がありました。

この事例を、ファッションブランドを評価する三つの視点から整理します。

視点1:ブランドの個性と、顧客の現在の需要は一致しているか

ブランドの個性は、競合との差別化に欠かせません。しかし、その個性を支持する顧客が減っていけば、従来の強みが事業上の弱点に変わることがあります。過去の人気だけではなく、現在どのような顧客に選ばれているのかを見極める必要があります。

視点2:MD改革によって、ブランドの魅力を維持したまま変化できるか

商品構成の見直しは、単なる流行への追随ではありません。価格帯やターゲット、販売方法まで含めて、ブランドの魅力を再定義する作業です。方向転換によって既存のブランド価値が失われる場合には、事業を継続すること自体が最善の選択とは限りません。

視点3:会社全体のブランド戦略の中で、事業を継続する意味があるか

複数ブランドを展開する企業は、限られた人員や資金をどの事業に振り向けるか判断しなければなりません。あるブランドを終了する一方、別のブランドやEC事業を強化することもあります。イーハイフンの終了は、企業がブランドへの愛着だけでなく、将来の競争力や事業の持続性を考えて判断した事例として捉えられます。

なお、イーハイフンの終了理由について、2020年の発表時点では詳細が非公表でした。その後の社長インタビューでブランドの方向性とMD改革の課題が説明されたことにより、当初は見えなかった経営判断の背景が明らかになっています。

終了理由を正しく理解するには、発表当時の説明と、その後に公開された経営者の発言を区別して読むことが重要です。そうすることで、「コロナで閉店した」という単純な理解では捉えきれない、ブランド終了の経緯が見えてきます。

【イーハイフン終了なぜ】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:イーハイフンワールドギャラリーはいつ終了しましたか?
A1:2020年7月31日です。ストライプインターナショナルがブランド事業の終了を発表し、国内の全店舗が閉店しました。

Q2:イーハイフンの終了理由は、公式には非公表だったのですか?
A2:2020年6月の事業終了発表時点では、具体的な理由は公表されていませんでした。その後、2021年のFASHIONSNAPによる立花隆央社長へのインタビューで、ロックテイストによる差別化が時代のニーズに合わなくなったことや、MD改革の難しさが説明されました。

Q3:イーハイフンはコロナの影響で終了したのですか?
A3:立花社長は2021年のインタビューで、終了はコロナに関係なく以前から決まっていたと説明しています。感染拡大がアパレル業界に影響したことと、イーハイフンの終了を直接結び付けることはできません。

Q4:イーハイフンは2026年に復活していますか?
A4:2026年10月時点で、公式な復活・再開の発表は確認できません。ストライプインターナショナルの公式ブランド一覧にも掲載されていないため、現在も正式に展開中のブランドとはいえません。

Q5:イーハイフンが終了しても、アースミュージックアンドエコロジーは営業していますか?
A5:はい。アースミュージックアンドエコロジーは2026年も展開が続いています。ストライプインターナショナルの公式情報では、2026年8月末時点の国内店舗数は123店舗です。イーハイフンのブランド事業終了と、同社のほかのブランドの営業は別の話です。

まとめ:イーハイフン終了の理由は、時代の変化とブランド戦略にあった

イーハイフンワールドギャラリーが終了したのは、2020年7月31日です。2020年6月の発表時点では具体的な理由は非公表でしたが、2021年の立花隆央社長へのインタビューによって、ブランドの特徴だったロックテイストが時代のニーズに合わなくなっていたこと、そしてMD改革が難しかったことが明らかになりました。

新型コロナウイルスの感染拡大と終了時期が重なったものの、社長は終了の決定自体はコロナ禍以前からのものだったと説明しています。したがって、コロナだけを終了の原因とする理解は正確ではありません。

2026年10月現在、イーハイフンの公式な復活発表は確認できません。一方、同じストライプインターナショナルが展開するアースミュージックアンドエコロジーなどは現在も事業を続けています。

約20年にわたって若者向けファッションを支えたイーハイフンの終了は、ブランドの歴史や知名度だけでは事業を維持できないことを示す事例です。独自の個性を守ることと、変化する顧客のニーズに応えること。その両立が難しくなったとき、ブランドを存続させるのか、それとも終了するのか。イーハイフンの経緯は、ファッション業界におけるブランド戦略の難しさを今も考えさせる出来事です。

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白石 澪
デジタルマーケター 白石 澪
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アイドルグループと音楽シーンの取材を担当。公式サイトのスケジュール、リリース情報、 Billboard JAPAN などの公開チャートを照合してから記事を構成します。

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