青木玲緒樹さんの現在の所属・活動を確認するうえで重要なのが、ミズノスイムチームでの立場です。
2025年9月18日の引退発表で、ミズノは今後も同社で業務に携わる予定だと説明しました。その後、ミズノの公式選手情報ページでは、青木さんはミズノスイムチームのコーチとして掲載されています。
日本マスターズ水泳協会の2026年のイベント案内でも、同じくミズノスイムチームコーチとして紹介されています。現役時代の所属先との関係を保ちながら、水泳指導に携わっていることが分かります。
競技者から指導者へ。引退後に選んだ道
青木さんが引退発表時に示した今後の方向性は、水泳を通じて得た経験や人とのつながりを生かし、多くの人に水泳の楽しさを伝えることでした。
具体的には、水泳教室やイベントへの参加を通じて、競泳の魅力とミズノの活動を広めていく意向を示しています。
この転身には、競技者として積み上げた経験を指導に還元できるという強みがあります。
- オリンピック2大会に出場した経験
- 50m・100m平泳ぎの日本記録を樹立した技術
- 世界選手権で決勝を経験した実績
- 長年にわたって平泳ぎに取り組んできた経験
特に平泳ぎは、キックとプルのタイミング、身体の浮き方、抵抗を減らす姿勢など、細かな技術がタイムに影響する種目です。
世界のトップレベルで競ってきた青木さんが、こうした技術を言葉や実演で伝えることには大きな意味があります。
【プロフィール・経歴】青木玲緒樹はどんな選手?東洋大学から五輪代表へ
青木玲緒樹(あおき・れおな)
競泳・女子平泳ぎ/元日本代表
- 生年月日:1995年2月24日
- 出身地:東京都
- 出身校:武蔵野高等学校
- 最終学歴:東洋大学
- 所属:ミズノスイムチーム
- 専門種目:50m・100m・200m平泳ぎ
青木さんは3歳から水泳を始めました。小学生の頃から競泳に取り組み、ジュニアオリンピックカップやインターハイ、大学の日本学生選手権(インカレ)などで実績を積み重ねています。
進学先は東洋大学。2017年に経営学部経営学科を卒業しています。
大学時代から日本のトップレベルで活躍し、社会人になってからはミズノスイムチームに所属。2019年4月に同チームへ加入しました。
青木玲緒樹の主な経歴・年表
この年表から分かるのは、青木さんが大学卒業後も長期間にわたって競技の第一線に立ち続けていたことです。
特に2019年の世界選手権での活躍は、その後の東京・パリ両オリンピックにつながる重要な転換点でした。
【日本記録の実力】50m30秒27・100m1分5秒19の快挙とは?
青木玲緒樹さんを競泳界で語るうえで欠かせないのが、2022年に樹立した平泳ぎの日本記録です。
50mと100mという異なる距離で日本記録を更新したことは、短い距離でのスピードと、長い距離を泳ぎ切る持久力の両方を備えていたことを示しています。
50m平泳ぎ30秒27の日本記録
50m平泳ぎ
2022年3月3日、国際大会日本代表選手選考会の女子50m平泳ぎ決勝で、青木さんは30秒27を記録して優勝しました。
従来の日本記録は30秒64。これを0秒37更新する大幅な記録更新でした。
当時の報道によると、本人も日本記録を狙っていた中で達成できたことを喜んでいました。
100m平泳ぎ1分5秒19の日本記録
100m平泳ぎ
100m平泳ぎでは、2022年3月2日の同選考会で1分5秒19をマークしました。
前日の100m、翌日の50mと、2日連続で日本記録を更新したことになります。
加えて、200m平泳ぎでも2分21秒85という自己ベストを持っています。複数の距離で高い競技力を示していた選手です。
世界水泳2019ではメダルまで0.04秒
青木さんの代表的な国際大会の実績が、2019年の世界水泳韓国・光州大会です。
女子100m平泳ぎ決勝で記録したタイムは1分6秒40、順位は4位でした。
3位のイタリア代表マルティナ・カラーロ選手のタイムは1分6秒36。メダルとの差はわずか0秒04でした。
世界の強豪が集まる大会で表彰台まであと一歩に迫った結果は、青木さんの競技人生を象徴する記録の一つです。
その後も2022年の世界選手権ブダペスト大会で5位に入り、2023年の福岡大会にも出場しています。
東京・パリオリンピックの成績
| 大会 | 種目 | 結果 |
|---|---|---|
| 東京2020(2021年開催) | 女子100m平泳ぎ | 予選敗退 |
| パリ2024 | 女子100m平泳ぎ | 19位・予選敗退 |
オリンピックでは決勝進出やメダル獲得には届きませんでした。しかし、2大会連続で日本代表に選ばれたこと自体が、長年にわたる安定した競技力を示しています。
また、2023年の杭州アジア大会では女子100m平泳ぎで金メダル、女子4×100mメドレーリレーでも金メダルを獲得しました。
オリンピックの結果だけで競技人生を評価するのではなく、世界選手権やアジア大会での実績も合わせて見る必要があります。
【平井伯昌コーチとの関係】18年間の師弟関係が競技人生を支えた
青木玲緒樹さんの経歴を語る際に欠かせない人物が、競泳指導者の平井伯昌さんです。
競泳指導者・東洋大学水泳部監督
北島康介さんや萩野公介さんら、数多くのトップスイマーを育てた指導者。青木さんの競技人生にも長く関わった。
青木さんは小学校3年生の頃から東京スイミングセンターに通い、当時コーチを務めていた平井さんの指導を受けていました。
その後、平井さんが監督を務める東洋大学へ進学。大学卒業後も指導を受け続け、本人は引退発表時に18年間にわたる指導への感謝を伝えています。
東京五輪後の苦しい時期にも支えとなった存在
2021年の東京オリンピックでは、女子100m平泳ぎで予選敗退という結果に終わりました。
2022年3月の日本代表選考会で日本記録を更新した際、青木さんは東京五輪後に気持ちが前向きにならず苦しかったことを明かしています。
その時期に平井コーチから競技への再挑戦を後押しする言葉をかけられたことも、当時の報道で伝えられました。
結果として、東京五輪後に自己記録を大きく更新し、世界選手権でも再び決勝に進出しています。
引退発表で語った恩師への感謝
青木さんは引退時、平井コーチへの感謝を特別に伝えました。
「水泳だけでなく、それ以上に大切なことを教えていただきました。」
長年同じ指導者のもとで競技に取り組んできたことは、単に泳ぎの技術を磨くだけではなく、人間的な成長にもつながっていたことがうかがえます。
この師弟関係は、引退後の指導者としての活動を考えるうえでも重要です。
青木さん自身が長期間にわたって指導を受け、オリンピックや世界選手権を経験したからこそ、選手が抱える悩みや競技を続ける難しさを理解した指導が期待されます。
【2026年の水泳教室】青木玲緒樹の指導イベントと参加情報
2026年の青木さんの活動を具体的に知るうえで注目したいのが、各地で開催された水泳教室とスイムクリニックです。
2026年には福島市での指導イベントや、日本マスターズ水泳協会が企画するクリニックが確認できます。
2026年8月27日:福島市で水泳教室・スイムクリニック
福島市スポーツ振興公社は、2026年7月31日付で青木さんを講師とする水泳イベントを告知しました。
会場は福島市中央市民プールです。
子ども向け水泳教室
- 開催日:2026年8月27日
- 時間:10時~10時30分、10時45分~11時15分
- 対象:保育所・幼稚園・認定こども園などの保育施設
- 参加施設:2施設
- 受講料:無料
こちらは一般参加者を広く募集する形式ではなく、保育施設を対象とした水泳教室でした。
中学生以上向けスイムクリニック
- 開催日:2026年8月27日
- 時間:16時30分~18時30分
- 会場:福島市中央市民プール
- 対象:中学生以上のトップスイマー
- 参加費:500円
- 観覧:無料
いずれも開催・申し込み受付は終了しています。
2026年11月14日:日本マスターズ水泳協会のクリニック
2026年10月29日、日本マスターズ水泳協会は青木さんを講師とする「マスターズスイムクリニック2026 WEST」の開催情報を公開しました。
テーマは、「手足の連動で伸びて、加速する平泳ぎ」です。
開催日時
11月14日(土)16:00~17:30
会場
インフロニア草津アクアティクスセンター・サブプール(25m)
講師
青木玲緒樹さん(ミズノスイムチームコーチ)
対象・定員
2026年の日本マスターズ水泳協会競技者登録者・先着30名
参加費
3,000円(当日現金払い)
受付・申込期間
受付15:15~/申込10月30日10:00~11月6日17:00
このクリニックでは、単に泳ぐ速さを競うのではなく、平泳ぎの技術を細かく学べます。
主な指導内容は次のとおりです。
1. キックとプルを連動させる動作
2. グライドを意識した効率的な泳ぎ方
3. 一かき一けりで生まれる推進力
4. 身体の位置を整えて加速につなげる技術
5. スタートからゴールまでのタイムトライアル
定員は先着30人で、参加には2026年の日本マスターズ水泳協会への競技者登録が必要です。大会への参加自体は必須ではありませんが、一般の水泳愛好家が登録なしで自由に申し込めるイベントではありません。
申し込みは同協会の会員ページから行う形式です。
青木玲緒樹の水泳教室は今後も開催される?
2026年の活動を見ると、青木さんは子ども向けの水泳教室から、競技経験のあるスイマー向けの専門的な指導まで幅広く携わっています。
ただし、青木さん個人が毎週決まった場所で一般向けの水泳教室を運営しているという情報は確認できません。
現状は、ミズノスイムチームのコーチとして、自治体や競技団体などが企画するイベントに講師として参加する形が中心です。
参加を希望する場合は、ミズノの公式情報や各イベント主催団体の告知で、対象者・開催日・申し込み条件を確認することが大切です。
【引退理由の真相】なぜ30歳で競技生活に終止符を打ったのか?
青木玲緒樹さんの引退について、特に検索されているのが「なぜ引退したのか」という疑問です。
30歳という年齢は、競泳選手として必ずしも一律に引退を決める年齢ではありません。また、2025年の日本選手権では女子100m平泳ぎで2位に入るなど、引退直前まで高い競技力を維持していました。
引退理由として公式に説明されたこと
2025年9月18日のミズノの発表と青木さん本人のコメントでは、国民スポーツ大会を最後に競技生活を終えることが伝えられています。
一方、引退の具体的な理由について、特定の故障や病気、成績不振、家庭の事情などを原因とする説明は公表されていません。
本人のコメントでは、3歳から27年間続けた水泳への感謝と、東京・パリ両オリンピックへの出場、日本記録樹立などを振り返っています。
また、大きな結果を残せなかったことへの心残りにも触れていました。
ただし、この心残りの言葉をそのまま引退理由と結びつけることはできません。本人が示した今後の目標は、水泳の楽しさを多くの人に伝える活動でした。
引退直前の成績から見えること
引退直前の成績を振り返ると、競技力の低下だけを理由にした引退という見方には無理があります。
- 2025年日本選手権:100m平泳ぎ2位
- 2025年9月14日:国民スポーツ大会100m平泳ぎ3位
- 2025年9月18日:現役引退を発表
最後のレースとなった国民スポーツ大会でも、青木さんは1分7秒58で3位に入りました。
つまり、最後まで国内トップレベルの大会に出場し、結果を残して競技生活を終えています。
引退は水泳との決別ではない
青木さんの引退で見落としたくないのが、競技者としての引退と、水泳界からの引退は別だという点です。
本人は引退後も水泳教室やイベントを通じて水泳の魅力を伝える意向を示し、2026年には実際にコーチとして複数の指導イベントに参加しています。
これは、競技者としてのキャリアを終えた後も、水泳を仕事や社会貢献の中心に置く選択です。
現役時代に積み重ねた技術や経験を、次の世代や一般スイマーに引き継ぐことが、新たなキャリアの柱になっています。
【青木玲緒樹に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:青木玲緒樹さんは現在何をしていますか?
A1:2026年現在、ミズノスイムチームのコーチとして活動しています。水泳教室やスイムクリニック、イベントなどを通じて競泳の技術や水泳の楽しさを伝えています。
Q2:青木玲緒樹さんの引退理由は何ですか?
A2:2025年9月18日に現役引退を発表しましたが、具体的な引退理由は公表されていません。病気や故障、成績不振などを原因とする公式説明もありません。
Q3:青木玲緒樹さんは日本記録を持っていますか?
A3:ミズノの公式プロフィールでは、50m平泳ぎ30秒27、100m平泳ぎ1分5秒19が日本記録として掲載されています。どちらも2022年の国際大会日本代表選手選考会で記録したものです。
Q4:東京オリンピックとパリオリンピックの両方に出場しましたか?
A4:はい。2021年開催の東京オリンピックと2024年のパリオリンピックに、女子100m平泳ぎの日本代表として出場しました。
Q5:青木玲緒樹さんは2026年も水泳教室を開催していますか?
A5:はい。2026年8月には福島市で水泳教室やスイムクリニックの講師を務めました。また、11月14日には滋賀県草津市で日本マスターズ水泳協会のスイムクリニックが予定されています。
Q6:青木玲緒樹さんの大学はどこですか?
A6:東洋大学です。武蔵野高等学校から東洋大学へ進学し、2017年に経営学部経営学科を卒業しています。
【プロの結論】青木玲緒樹の引退後は指導者としての第二章へ
青木玲緒樹さんの競技人生は、2025年9月の国民スポーツ大会を最後に幕を閉じました。
しかし、2026年の活動を追うと、引退は水泳から離れるための決断ではなく、これまで培ってきた経験を別の形で生かすための転換点だったことが分かります。
特に注目すべき実績は次の3つです。
- 競技実績:50m・100m平泳ぎの日本記録樹立。
- 国際舞台:東京・パリの2大会連続オリンピック出場、2019年世界水泳4位。
- 引退後:ミズノスイムチームのコーチとして、水泳教室やクリニックで指導。
今後、青木さんの活動を追う読者が押さえておきたいのは、イベント情報の確認方法です。
水泳教室への参加を希望する場合は、次の3点を確認すると情報の行き違いを防げます。
1. 対象者:幼児・小学生向けなのか、競技経験者向けなのか。
2. 参加条件:一般募集なのか、競技団体への登録が必要なのか。
3. 開催情報:主催団体が公表した日時・会場・料金・申し込み期間。
青木玲緒樹さんは、日本記録保持者としての競技生活を終えた後も、指導者として水泳界に関わり続けています。
世界の舞台で戦ってきた経験が、これからどのような選手やスイマーを育てていくのか。今後のコーチ活動にも注目が集まります。