EZバーは何キロあるのか。ジムでアームカールを始めた人や、自宅用の筋トレ器具を購入しようとしている人にとって、意外と分かりにくいポイントです。EZバーは一般的なストレートバーベルと異なり、メーカーやモデルによって本体重量、長さ、シャフトの太さが変わります。見た目が似ていても、必ずしも同じ重さとは限りません。
2026年時点で確認できる製品仕様を見ると、EVOLGEARやMBC POWERのEZカールバーには本体重量10kgのモデルがある一方、REP Fitnessの一般的なEZカールバーには13.6kgのモデルもあります。プレートを装着した総重量を正しく把握するには、バー自体の重さとプレートの重量を分けて考える必要があります。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 本体重量の目安:EZバーはモデルによって異なり、10kg前後の製品がある。軽量タイプや長尺タイプでは重量が変わる。
- 総重量の計算:バー本体、左右のプレート、カラーの重量を合計すれば、実際に持ち上げる重量を把握できる。
- 購入時の注意点:全長だけでなく、プレートを取り付けるスリーブ径、シャフト径、耐荷重も確認する。
【まず結論】EZバーは何キロ?本体重量の目安を解説
EZバーの重量に統一された規格はなく、すべての製品が同じ重さというわけではありません。一般的なサイズの製品では10kg前後がひとつの目安になりますが、軽量タイプから長尺・高重量対応タイプまで幅があります。
特に重要なのは、商品名に「EZバー」と書かれていることだけで重量を判断しないことです。プレートの取り付け方式やバーの構造、長さによって仕様が異なるため、メーカーの製品情報を確認するのが確実です。
また、「EZバーの重さ」と「プレート込みの重さ」は別の数値です。ジムで20kgと表示された重量を扱っている場合でも、その表示がプレートのみの重量なのか、バーを含む総重量なのかによって、実際の負荷は変わります。
購入前には、少なくとも次の3点を確認してください。
- 本体重量:プレートを装着していないバー自体の重さ
- 対応プレート:スリーブ径に適合するプレートの規格
- 耐荷重:バーに取り付けられる重量の上限
この3点を押さえておけば、自宅トレーニングでもジムでの筋トレでも、重量の計算ミスやプレートの規格違いを防ぎやすくなります。
【メーカー別比較】EZバーの重量・長さ・直径はどれくらい違う?
EZバーの重量を比較するときは、ブランド名だけでなく、製品名や型番まで確認することが大切です。ここでは、メーカーや国内販売店が掲載している製品仕様をもとに、代表的なモデルを比較します。
| メーカー・モデル | 本体重量 | 全長 | シャフト径・特徴 |
|---|---|---|---|
| EVOLGEAR EVA-B28 | 10kg | 120cm | 28mm仕様の掲載情報あり。耐荷重90kg |
| MBC POWER EZカールバー | 10kg | 120cm | シャフト径28mm、スリーブ径50mm、重量公差±1% |
| REP Fitness EZカールバー | 13.6kg | 140cm | 直径30mmのモデル。全長や重量は仕様による |
| REP Fitness ラッカブルEZカールバー | 15.9kg | 188cm | 長尺タイプ。ラックへの設置に対応する設計 |
EVOLGEARの製品カタログでは、EVA-B28について本体重量10kg、全長120cm、耐荷重90kgという仕様が掲載されています。MBC POWERの公式製品情報でも、全長120cm、本体重量10kg、シャフト径28mm、スリーブ径50mmが確認できます。
一方、REP FitnessのEZカールバーには13.6kg・全長140cmのモデルがあり、ラックに掛けられる長尺タイプでは15.9kg・全長188cmの製品もあります。これらは国内販売店の製品仕様に掲載されている数値です。
なお、表の直径は、握る部分のシャフト径とプレートを装着するスリーブ径を区別して確認する必要があります。EVOLGEARの旧カタログと新しい掲載資料では寸法表記に違いが見られるため、購入時には対象モデルの最新仕様を優先してください。
メーカー別の違いを把握するうえで、特に覚えておきたいのは次の点です。
- 10kgのEZバーは複数メーカーに存在するが、すべてのEZバーが10kgとは限らない。
- 長尺モデルやラック対応モデルは、一般的な短いEZバーより重い場合がある。
- 同じメーカーでもモデルが異なれば、重量や対応プレートが異なる可能性がある。
つまり、ジムで使っているバーの重さを知りたい場合も、別のジムや別メーカーの製品重量をそのまま当てはめることはできません。
【計算方法】EZバーにプレートを付けると総重量は何kgになる?
EZバーにプレートを取り付けたときの重量は、バー本体の重量に左右のプレート、必要に応じてカラーの重量を加算して求めます。プレートの合計だけを見ていると、実際に持ち上げる総重量を少なく見積もってしまうことがあります。
計算式は次のとおりです。
総重量=バー本体の重量+左右のプレートの合計重量+カラーの重量
例えば、本体重量10kgのEZバーに、左右それぞれ5kgのプレートを取り付けた場合は次のようになります。
- バー本体:10kg
- 左側のプレート:5kg
- 右側のプレート:5kg
- 総重量:20kg
加えて、左右それぞれに0.25kgのカラーを装着する場合は、カラーの合計0.5kgを加え、総重量は20.5kgになります。この数値は計算例であり、実際のカラー重量は製品によって異なります。
プレートの組み合わせを変えた場合も、同じ計算方法で求められます。
- 本体10kg+左右各2.5kg:総重量15kg
- 本体10kg+左右各5kg:総重量20kg
- 本体10kg+左右各10kg:総重量30kg
ここで注意したいのが、商品説明の「プレート重量」と「総重量」の違いです。例えば、左右に5kgずつ取り付けた場合、プレートの合計は10kgですが、10kgのバーを使っていれば総重量は20kgになります。
EZバーのプレートの付け方と確認ポイント
プレートを取り付ける前には、バーのスリーブ径とプレートの穴径が適合していることを確認します。オリンピック規格では、一般にスリーブ径約50mmのバーに、穴径約50mmのプレートを使用します。スタンダード規格の製品は別の寸法を採用している場合があるため、見た目だけで判断してはいけません。
取り付けの基本手順は、バーを安定した場所に置き、左右にプレートをバランスよく装着し、対応するカラーで固定することです。プレートが片側に偏っていないか、カラーが確実に固定されているかを確認してから持ち上げます。
また、耐荷重90kgのバーにプレートを装着する場合、バー本体を含む総重量なのか、メーカーがどのような条件で耐荷重を定義しているのかも確認してください。耐荷重の数値は、必ずしもすべての製品で同じ基準とは限りません。
【購入前に確認】EZバーの長さ・シャフト直径・選び方の違い
EZバーを選ぶ際は、重量だけでなく、全長、シャフト径、スリーブ径、耐荷重、収納場所の5項目を確認すると失敗を防ぎやすくなります。
EZバーの長さは120cm前後がひとつの目安
全長120cmのEZバーは、自宅でアームカールなどを行う用途で検討しやすいサイズです。ただし、長さが同じでも、グリップ部分やプレートを取り付ける部分の寸法は製品によって異なります。
全長140cmや188cmなどの長尺モデルは、プレートの取り付けスペースやラックへの設置を重視する人に向いています。一方、狭い部屋で使う場合は、トレーニング中に周囲の家具や壁へ接触しないか、収納場所を確保できるかも考慮する必要があります。
シャフト径とスリーブ径は別の寸法
EZバーのシャフト径は、主に握る部分の太さを示します。直径が変わると握りやすさや手へのフィット感が変わるため、手の大きさや好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
一方、スリーブ径はプレートを取り付ける部分の太さです。プレートの穴径と一致する規格を選ぶ必要があり、シャフト径が28mmだからといって、28mm穴のプレートを使用するとは限りません。MBC POWERの製品のように、シャフト径28mm・スリーブ径50mmという組み合わせもあります。
EZバーとストレートバーベルの違い
EZバーは握る部分が波状に曲がっており、手首の角度を調整しながら握れる設計です。アームカールやトライセプスエクステンションなど、腕の筋肉を鍛える種目で活用されています。
ストレートバーベルは握る部分が直線状で、幅広いトレーニングに使いやすい形状です。EZバーは手首の位置を調整しやすい反面、曲がったグリップの角度が自分に合うかどうかは個人差があります。形状だけで関節への負担がなくなるわけではありません。
購入時の判断基準を整理すると、次のようになります。
- 自宅で腕を中心に鍛えたい人:設置スペースに合うEZバーを検討する。
- 複数種目を幅広く行いたい人:EZバーとストレートバーの用途を比較する。
- 高重量を扱いたい人:耐荷重、プレート規格、ラック対応の有無を優先する。
- 省スペースを重視する人:全長とプレート装着時の横幅を測ってから購入する。
価格だけで選ぶより、対応プレートや使用目的を先に決めたほうが、購入後に買い直すリスクを減らせます。
【初心者向け】EZバーのアームカールは何キロから始める?
EZバーでアームカールを行うとき、最初に決めるべきなのは「何kgを持ち上げられるか」よりも、「正しいフォームで繰り返せるか」です。バー本体が10kgであれば、プレートを付けなくても10kgの負荷になります。筋トレ初心者にとっては、その状態でも十分に重い場合があります。
まずはプレートを付けない状態で、バーを安定して持ち上げられるかを確認します。肘を体の横で安定させ、上体を反らしたり反動を使ったりせず、コントロールしながら上げ下げできることが基本です。
バーだけでは重すぎる場合は、軽量のEZバー、軽いダンベル、ケーブルマシンなどに切り替えて構いません。無理に10kgのバーを使い続ける必要はありません。
重量を増やすタイミング
同じ重量で動作を安定して繰り返せるようになったら、プレートを少しずつ追加します。重くした結果、上体を大きく反らす、肩がすくむ、肘が前後に動く、手首が不自然に曲がるといった変化が出る場合は、重量を戻す判断が必要です。
アメリカ運動評議会(ACE)のエクササイズ解説でも、アームカールでは手首を安定させ、体幹や上体の余計な動きを抑えて動作することが示されています。重さを競うより、狙った筋肉を使いながらコントロールできる負荷を選ぶことが大切です。
また、EZバーの重量だけで筋トレの難易度は決まりません。グリップの幅、動作の速度、反復回数、可動域、休憩時間などによっても運動の負荷は変わります。初心者は、重量を急に増やすよりも、動作を安定させることを優先してください。
【重量の測り方】ジムや自宅にあるEZバーの本体重量を調べる方法
メーカーや型番が分からないEZバーを使っている場合は、次の順番で確認すると効率的です。
- バー本体や端部に刻印されたブランド名・型番を確認する。
- ジムのスタッフに、使用しているバーのメーカーと重量を尋ねる。
- メーカーの製品仕様で、本体重量とカラーの取り扱いを確認する。
- 型番が特定できない場合は、適切な計量器で実測する。
実測するときの注意点
もっとも確実なのは、バーを安全に載せられる適切な秤や計量器を使う方法です。ジムに計量器がある場合は、スタッフに使用方法を確認するとよいでしょう。吊り下げ式の計量器を使う場合も、バーを確実に固定できる器具と安全な設置場所が必要です。
家庭用体重計で測る場合は、バーを持った状態と持たない状態の体重差から推定する方法もあります。ただし、バーを持ったまま体重計に乗ると、バランスを崩したりバーを落としたりする危険があります。安全に実施できる環境がない場合は、この方法を避けてください。
ジムのEZバーは、同じ施設内でも複数の種類が置かれている場合があります。以前に使ったバーと見た目が似ていても、重量が同じとは限りません。トレーニング記録には、可能であればバーの種類や本体重量も記載しておくと、次回以降の負荷管理がしやすくなります。
【EZバーは何キロ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:EZバーは一般的に何kgですか?
A1:製品によって異なりますが、10kg前後のモデルがひとつの目安です。軽量タイプや長尺モデルもあるため、正確な重量はメーカーの製品仕様で確認してください。
Q2:EZバーにプレートを付けた総重量はどう計算しますか?
A2:バー本体の重量に、左右のプレートの合計とカラーの重量を加えます。例えば、本体10kgのバーに左右各5kgのプレートを付けると、カラーを除いた総重量は20kgです。
Q3:EZバーは初心者でも10kgから始めるべきですか?
A3:必ずしもそうではありません。バー本体が10kgなら、プレートを付けなくても10kgの負荷になります。正しいフォームを維持できない場合は、より軽いバーやダンベルを選びましょう。
Q4:EZバーのシャフト径が28mmなら、28mmのプレートを使えますか?
A4:シャフト径とスリーブ径は別の寸法です。プレートの適合性は、プレートを取り付けるスリーブ径と穴径を照合して判断します。シャフト径だけで購入を決めないようにしてください。
Q5:ジムにあるEZバーの重量も10kgですか?
A5:10kgとは限りません。ジムごとに採用しているメーカーやモデルが異なるため、スタッフへの確認や製品仕様の照合が必要です。重量が不明なまま、別のバーと同じ重さだと考えないようにしましょう。
まとめ:EZバーの重量を把握して失敗しない筋トレを
EZバーは何キロあるのかという疑問に対する答えは、製品によって異なる、ということです。EVOLGEARやMBC POWERには10kgのモデルがあり、REP Fitnessには13.6kgの通常タイプや15.9kgの長尺タイプもあります。メーカー名だけでなく、型番や仕様まで確認することが大切です。
プレートを装着した総重量は、バー本体、左右のプレート、カラーの重量を合計して求めます。加えて、購入時には全長、シャフト径、スリーブ径、耐荷重をチェックし、自宅のスペースや手持ちのプレートに合う製品を選びましょう。
筋トレ初心者は、重いバーを無理に扱う必要はありません。正しいフォームを保てる重量から始め、必要に応じて軽量タイプやダンベルを活用することが、継続的なトレーニングにつながります。自分のEZバーの本体重量を正確に把握し、プレート込みの総重量を記録することが、適切な負荷管理への第一歩です。