ライムスターの経歴を調べると、「活動休止」という言葉が出てきます。現在も3人で活動していることを知らず、解散したのではないかと疑問に思う人もいる可能性があります。
実際には、2007年にグループとしての活動を一時休止し、2009年に再始動しています。解散したわけではありません。
2007年の日本武道館公演を最後に活動休止
2007年3月31日、ライムスターは日本武道館で単独公演「KING OF STAGE Vol.7」を開催しました。この公演を成功させた後、グループとしての活動を一時休止します。
この時期、メンバーはそれぞれの専門分野で活動を続けました。宇多丸はラジオやテレビなどのメディア活動、Mummy-Dはマボロシや楽曲制作、DJ JINはDJやプロデュース活動を展開。グループでの活動が止まっても、3人の音楽的なつながりが失われたわけではありませんでした。
2009年の「ONCE AGAIN」で本格再始動
転機となったのは2009年10月です。シングル「ONCE AGAIN」のリリースによって、ライムスターは本格的に活動を再開しました。
同年11月には結成20周年イベント「R20〜RHYMESTER 20th. Anniversary」を開催。その後も『マニフェスト』『POP LIFE』『ダーティーサイエンス』とオリジナルアルバムを発表し、グループとしての存在感を再び高めていきました。
ビクターエンタテインメントの公式プロフィールでも、2007年の活動休止と2009年の「ONCE AGAIN」による再始動が記録されています。したがって、現在のライムスターを「元メンバーが集まった再結成グループ」と捉えるのは正確ではありません。長い活動歴の中で一時的な休止期間を経験した、継続性のあるグループです。
【2026年最新情報】ライムスター3人の現在の活動と今後の予定
2026年のライムスターは、グループでのライブ活動と、メンバーそれぞれの個人活動を並行しています。公式サイトの2026年の発表を見ると、特にMummy-Dの活動範囲の広がりと、ライブ企画の充実が目立ちます。
宇多丸:ラジオパーソナリティとしても活躍
宇多丸はTBSラジオの『アフター6ジャンクション2』を担当しています。ヒップホップを中心に、映画や音楽、さまざまなカルチャーを紹介する活動は、グループの音楽とは異なる形で多くのリスナーに支持されています。
2009年のギャラクシー賞DJパーソナリティ賞受賞に象徴されるように、ラッパーとしてだけではなく、言葉を扱う表現者としても評価されてきました。
Mummy-D:2026年は新曲と新会社設立が話題
Mummy-Dは2026年8月12日、梅田サイファーのpekoとのコラボレーション楽曲「巡る」を配信リリースしました。テレビ朝日・ABEMAで放送・配信されている音楽ロードムービー番組『RECTRUCK』の旅の中で制作された楽曲です。
加えて、2026年10月8日には、蕎麦インフルエンサーの蕎麦屋de上機嫌らと新会社「株式会社ずずず」を設立しました。日本の蕎麦文化を次世代や海外へ伝えることを目的としたプロジェクトで、食だけでなく、地域や人、文化的な背景まで発信する取り組みです。
第一弾としてYouTubeドキュメンタリー『Slurp the Soba Culture』が始動し、音楽面では716(MIDICRONICA)らとともにオリジナル楽曲の制作も予定されています。
ラッパー、プロデューサー、俳優という従来の活動に加えて、文化を発信する事業にも取り組んでいる点は、2026年のMummy-Dを語るうえで見逃せません。
DJ JIN:DJ・サウンドプロデューサーとして活動
DJ JINは、ライムスターのDJとしての活動に加えて、個人名義でのDJプレイやサウンドプロデュースを続けています。
自身が主宰するbreakthroughを通じたクラブミュージックの活動も、長年のキャリアを支える重要な柱です。幅広い音楽への理解をグループの作品やライブに反映する役割は、2026年の現在も変わっていません。
2026年11月・12月にはライブ公演も予定
グループの活動面では、2026年11月28日・29日に「RHYMESTER AND THE BOOM BAPS King of Stage at Blue Note Tokyo 2026」の開催が公式発表されています。
この公演は、宇多丸とMummy-Dの2MC、DJ JINの1DJを中心に、THE BOOM BAPSのミュージシャン5人を加えた計8人編成です。ヒップホップと生演奏を融合させたステージが予定されています。
さらに12月5日には、同じくRHYMESTER AND THE BOOM BAPSによる「King of Stage at Billboard Live OSAKA 2026」も予定されています。
ここで注意したいのは、THE BOOM BAPSの5人はライブを支えるバンドメンバーであり、ライムスターの正式メンバーが8人に増えたわけではないことです。グループ本体は引き続き宇多丸、Mummy-D、DJ JINの3人です。
2026年の公式情報からも、ライムスターが活動休止後に再始動しただけでなく、現在進行形でライブ表現を進化させていることが分かります。
【よくある誤解を整理】ライムスターのメンバーについて知っておきたいこと
ライムスターのメンバーを調べる際には、結成時のメンバーと現在のメンバー、グループ活動と個人活動を区別すると理解しやすくなります。
特に間違えやすいのは、DJ JINが1989年の結成時から在籍していたという認識です。正式加入は1994年であり、結成当初の中心メンバーは宇多丸とMummy-Dでした。
また、Mummy-Dの本名である坂間大介と、作編曲家名義のMr. Drunk、ユニット「マボロシ」での活動名義は、それぞれ活動上の呼び方が異なります。別人ではありません。
年齢についても、公式プロフィールの生年と誕生日を照合すると、2026年10月30日時点では宇多丸57歳、Mummy-D56歳、DJ JIN53歳です。
【ライムスターのメンバー】よくある質問(FAQ)
Q1:ライムスターのメンバーは現在何人ですか?
A1:2026年現在、宇多丸、Mummy-D、DJ JINの3人です。宇多丸とMummy-Dがラッパー、DJ JINがDJを担当しています。
Q2:ライムスターの結成は何年ですか?
A2:1989年です。大学で出会った宇多丸とMummy-Dの2人によって結成され、1994年にDJ JINが正式加入して現在の3人体制になりました。
Q3:DJ JINはいつライムスターに加入しましたか?
A3:1994年です。大学在学中にメンバーと出会い、正式加入後はDJとサウンドプロデューサーとしてグループを支えています。
Q4:Mummy-Dの本名は何ですか?
A4:坂間大介(さかま・だいすけ)です。作編曲家としてはMr. Drunk名義も使用しています。
Q5:ライムスターは解散したことがありますか?
A5:2007年にグループ活動を一時休止しましたが、解散ではありません。2009年10月にシングル「ONCE AGAIN」をリリースして本格再始動しています。
Q6:ライムスターの「キング・オブ・ステージ」とは何ですか?
A6:ライムスターのライブパフォーマンスを象徴する呼び名です。1996年には初のワンマンライブ「King of Stage」を開催しており、現在もライブを重視する姿勢を示す言葉として使われています。
Q7:2026年もライムスターは活動していますか?
A7:活動しています。2026年11月にはブルーノート東京、12月にはビルボードライブ大阪での公演が公式発表されています。メンバーの個人活動も並行して続いています。
まとめ:ライムスターは3人の個性が結実した日本語ヒップホップの先駆者
ライムスターの現在のメンバーは、宇多丸、Mummy-D、DJ JINの3人です。1989年に宇多丸とMummy-Dが結成し、1994年にDJ JINが正式加入したことで、現在につながるグループの形が整いました。
宇多丸はラップとラジオ・評論活動、Mummy-Dはラップと楽曲制作・総合演出、DJ JINはDJとサウンドプロデュースという、それぞれ異なる強みを持っています。
2007年の活動休止と2009年の再始動を経て、2023年にはアルバム『Open The Window』を発表。2024年には全国ツアーのファイナルとして2度目の日本武道館公演を実現しました。
そして2026年も、Mummy-Dの新しい音楽・文化事業への挑戦や、3人によるライブ活動が続いています。
ライムスターの魅力を理解するなら、メンバーの名前や担当を覚えるだけでは十分ではありません。1989年から続く3人の関係性、個人活動で培った経験、そしてそれらが結集するライブパフォーマンスまで見ることが大切です。
「キング・オブ・ステージ」という呼び名は、長い活動歴だけで得られたものではありません。3人がそれぞれの専門性を磨き、ステージ上で一つの音楽として結実させてきた歴史そのものを表しています。
主な参照資料:RHYMESTER公式プロフィール・公式バイオグラフィー・公式ライブ情報、ビクターエンタテインメント公式プロフィール、ソニーミュージック公式プロフィール、TBSラジオ関連情報、ブルーノート東京公演情報。年齢は2026年10月30日時点。