2026年10月現在、24時間テレビの歴代募金額で最高記録を持つのは、2025年(第48回)の20億1,332万6,946円です。長年トップだった2011年(第34回)の19億8,641万4,252円を上回り、歴代最高記録が更新されました。
一方、2026年(第49回)の募金額は15億5,436万6,256円。10月26日に24時間テレビチャリティー委員会が公表した速報的な集計では、歴代暫定4位となっています。1978年の第1回から続く寄付金の累計は484億8,494万1,009円に達しました。ただし、2026年分の最終確定は2027年7月初旬の予定です。
この記事では、日本テレビと公益社団法人24時間テレビチャリティー委員会が公表する公式データを基に、歴代募金額ランキング、1978年から2026年までの年別推移、記録を大きく伸ばした年の背景、寄付金の使い道まで詳しく解説します。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 歴代最高額: 2025年の20億1,332万6,946円。2011年の記録を更新。
- 2026年最新額: 15億5,436万6,256円で歴代暫定4位。
- 1978年の第1回: 11億9,011万8,399円を記録。
- 累計寄付金: 2026年9月30日現在、484億8,494万1,009円。
- 寄付金の使い道: 福祉車両、障害者支援、環境保護、子ども支援、災害復興など。
【歴代最高額】24時間テレビの募金額ランキング1位は2025年!
24時間テレビの募金額は、放送終了時点の金額だけで決まるわけではありません。後日集計された寄付金総額によって順位が変わることがあります。
2026年10月現在の公式データを基に比較すると、上位の記録は次のとおりです。
24時間テレビ歴代募金額ランキング
1位:2025年(第48回)2,013,326,946円
2位:2011年(第34回)1,986,414,252円
3位:2024年(第47回)1,589,554,167円
4位:2026年(第49回)1,554,366,256円(暫定)
5位:2019年(第42回)1,550,158,595円
6位:2013年(第36回)1,545,226,444円
出典は24時間テレビチャリティー委員会の寄付金総額一覧および各年の活動報告です。2026年分は最終確定前のため、順位は暫定となります。
2025年が歴代最高額を更新した理由
2025年の第48回は、最終的な寄付金総額が20億1,332万6,946円となり、2011年以来の歴代最高記録を更新しました。
2025年の主な募金内訳は次のとおりです。
- 一般募金:10億6,900万6,506円
- マラソン子ども募金:7億9,186万1,759円
- 能登復興支援募金:7,314万9,123円
- パラスポーツ応援募金:3,929万637円
- その他支援:4,001万8,921円
特に注目したいのは、マラソンをきっかけとした子ども支援募金です。全国608の児童養護施設、197の母子生活支援施設、715の子ども食堂・フードパントリーなどを対象に支援が行われました。
単に番組への寄付を募るだけではなく、目的を明確にした募金活動が大きな金額につながったことが分かります。
なお、2025年10月26日に発表された最初の集計は19億5,915万23円でした。その後、2026年7月13日の最終報告では20億1,332万6,946円に確定しています。最初の発表と最終的な記録を混同しないことが大切です。
(出典:24時間テレビチャリティー委員会「24時間テレビ48寄付金総額」2026年7月13日公表)
【1978年から2026年】24時間テレビ募金額の年別一覧と推移
24時間テレビは1978年にスタートしました。第1回から現在まで、募金額は社会情勢や支援テーマ、寄付の方法などによって変化しています。
ここでは、公式の寄付金総額一覧に掲載された各年の金額を整理します。
24時間テレビ歴代募金額一覧
| 放送年 | 放送回 | 寄付金総額 |
|---|---|---|
| 1978年 | 第1回 | 1,190,118,399円 |
| 1979年 | 第2回 | 727,657,482円 |
| 1980年 | 第3回 | 982,293,333円 |
| 1981年 | 第4回 | 885,191,232円 |
| 1982年 | 第5回 | 605,736,459円 |
| 1983年 | 第6回 | 1,036,578,114円 |
| 1984年 | 第7回 | 805,085,881円 |
| 1985年 | 第8回 | 1,013,429,697円 |
| 1986年 | 第9回 | 749,355,128円 |
| 1987年 | 第10回 | 885,465,365円 |
| 1988年 | 第11回 | 787,437,001円 |
| 1989年 | 第12回 | 662,211,879円 |
| 1990年 | 第13回 | 806,551,220円 |
| 1991年 | 第14回 | 883,192,270円 |
| 1992年 | 第15回 | 957,702,743円 |
| 1993年 | 第16回 | 853,389,423円 |
| 1994年 | 第17回 | 788,460,358円 |
| 1995年 | 第18回 | 1,056,798,341円 |
| 1996年 | 第19回 | 909,012,004円 |
| 1997年 | 第20回 | 960,303,779円 |
| 1998年 | 第21回 | 908,938,502円 |
| 1999年 | 第22回 | 877,487,670円 |
| 2000年 | 第23回 | 768,442,030円 |
| 2001年 | 第24回 | 846,047,659円 |
| 2002年 | 第25回 | 765,705,996円 |
| 2003年 | 第26回 | 776,638,125円 |
| 2004年 | 第27回 | 719,045,124円 |
| 2005年 | 第28回 | 1,000,346,999円 |
| 2006年 | 第29回 | 940,682,462円 |
| 2007年 | 第30回 | 1,015,442,574円 |
| 2008年 | 第31回 | 1,083,666,922円 |
| 2009年 | 第32回 | 951,081,316円 |
| 2010年 | 第33回 | 974,028,568円 |
| 2011年 | 第34回 | 1,986,414,252円 |
| 2012年 | 第35回 | 1,168,471,704円 |
| 2013年 | 第36回 | 1,545,226,444円 |
| 2014年 | 第37回 | 936,955,640円 |
| 2015年 | 第38回 | 856,728,209円 |
| 2016年 | 第39回 | 887,482,001円 |
| 2017年 | 第40回 | 699,153,512円 |
| 2018年 | 第41回 | 893,767,362円 |
| 2019年 | 第42回 | 1,550,158,595円 |
| 2020年 | 第43回 | 866,269,827円 |
| 2021年 | 第44回 | 886,214,435円 |
| 2022年 | 第45回 | 966,889,921円 |
| 2023年 | 決算期移行期間 | 62,378,342円 |
| 2023年 | 第46回 | 848,059,341円 |
| 2024年 | 第47回 | 1,589,554,167円 |
| 2025年 | 第48回 | 2,013,326,946円 |
| 2026年 | 第49回 | 1,554,366,256円(暫定) |
※2026年の金額は2026年9月30日までの集計。2027年7月初旬に最終確定予定です。
※2023年の6,237万8,342円は、決算期を変更するために設けられた2022年10月1日~2023年5月31日の8か月間の集計です。第46回の募金額とは別に計上されています。
出典:公益社団法人24時間テレビチャリティー委員会「寄付金総額」。2026年9月30日現在の公表データ。
1978年第1回は11億円を超える募金を記録
意外に思われる可能性がありますが、24時間テレビの第1回は、すでに11億円を超える募金を集めていました。
1978年の寄付金総額は11億9,011万8,399円です。
当時の番組は、寝たきりの高齢者への支援や、身体障害者のためのリフト付きバス、車いすなどの福祉支援を大きな目的としていました。
現在のようにインターネットを使ったキャッシュレス募金が普及していない時代に、これほどの寄付が集まったことは、番組のチャリティー活動が初期から大きな社会的関心を集めていたことを示しています。
2000年代は10億円前後の年も多かった
2000年代に入ると、募金額は年によって変動しながらも、10億円前後に達する年が複数見られます。
特に2008年は10億8,366万6,922円を記録しました。
一方、2004年は7億1,904万5,124円、2006年は9億4,068万2,462円など、同じ時代でも差があります。
募金額は番組の放送時間や出演者だけで決まるものではありません。社会的な出来事、支援テーマ、募金への参加方法、目的別募金の有無など、複数の要素が関係しています。
【募金額が多かった年を比較】2011年・2024年・2025年・2026年の違い
歴代ランキングを見ると、特に注目されるのが2011年、2024年、2025年、2026年です。
それぞれ募金額が大きく伸びた背景や集計上の特徴が異なります。
2011年:東日本大震災の支援で歴代最高を記録
2011年の第34回は、長らく歴代1位を維持していた記録的な放送回です。
募金総額は19億8,641万4,252円でした。
この年は東日本大震災が発生した年であり、被災地への支援が大きなテーマとなりました。
日本テレビの2011年10月11日付の募金報告によると、総額のうち東日本大震災緊急募金として集まった金額は10億6,069万6,013円でした。
加えて、24時間テレビの災害緊急援助金と合わせて、11億5,000万円が被災地に贈呈されたと発表されています。
つまり、2011年の突出した募金額には、震災という社会的な背景と、被災地を支援したいという全国からの寄付が大きく関係していました。
2024年:15億円を超える寄付を集める
2024年の第47回は、15億8,955万4,167円を記録しました。
2023年の8億4,805万9,341円から大きく増加し、歴代3位に相当する水準となりました。
この年は募金活動のあり方や寄付金管理への関心が高まる中で実施された放送でもあります。
寄付金の透明性や管理体制が、番組を支えるうえで欠かせない要素になっていることがうかがえます。
2025年:20億円を突破して歴代1位に
2025年の第48回は、最終確定額が20億1,332万6,946円となりました。
2011年の記録を約2,049万円上回っています。
特に、マラソン子ども募金として7億9,186万1,759円が集まったことが特徴です。
また、能登半島の復興支援やパラスポーツへの支援など、目的を明確にした募金活動も行われました。
2026年:15億円台で暫定4位
2026年の第49回は、8月29日から30日に放送されました。
10月26日の公式発表では、6月1日から9月30日までの寄付金総額が15億5,436万6,256円となっています。
内訳は次のとおりです。
- 一般募金:9億6,753万6,140円
- できた!を増やす子ども募金:4億1,224万6,566円
- いのちをつなぐ がん募金:8,492万3,055円
- 熊本地震緊急募金:8,966万495円
合計は15億5,436万6,256円です。
公式発表では歴代暫定4位とされています。
ただし、2026年分は最終的な決算が終わっていません。2025年の確定額と単純に同じ条件で比較することはできず、2027年7月初旬の最終発表が待たれます。
【寄付金の使い道】福祉車両・災害復興・子ども支援の仕組み
24時間テレビの募金額を考えるうえで、集まったお金がどのように使われるのかも重要です。
募金の管理と支援事業を担うのは、公益社団法人24時間テレビチャリティー委員会です。
この委員会は、24時間テレビを放送する全国31社の放送事業者で構成されています。
寄付金は主に次の3分野で活用されています。
1.福祉支援と福祉車両の贈呈
番組開始当初から続いている代表的な活動が、福祉車両の贈呈です。
車いすに乗ったまま利用できる車両や訪問入浴車、福祉サポート車などが、全国の福祉団体や支援を必要とする人々に贈られています。
2025年12月15日の公式発表によると、24時間テレビ48の寄付金を基に、全国の福祉団体や個人に福祉車両206台を贈呈することが決定しました。
また、48年間の福祉車両贈呈台数は累計12,648台に達しています。
この数字からも、募金活動が単年度のイベントにとどまらず、長期的な福祉支援につながっていることが分かります。
2.環境保護活動
環境分野では、全国各地の清掃活動や自然環境の保全、環境教育などが支援対象となっています。
河川や海岸などの清掃活動を通じて、地域の環境を守る取り組みも行われています。
3.災害復興支援
地震、台風、豪雨などによって被害を受けた地域への義援金や復興支援も重要な活動です。
2025年には能登半島の復興支援として、被災した61の小学校・中学校・高校などへの支援が行われました。
2026年には熊本地震緊急募金として8,966万495円が集まり、熊本地震への支援に活用されると発表されています。
寄付金から運営費は差し引かれるのか
募金についてよくある疑問が、「集まったお金から番組の制作費や運営費が引かれるのではないか」という点です。
24時間テレビチャリティー委員会の公式説明では、預かった寄付金はすべてチャリティー事業費として使用し、委員会の運営経費は日本テレビを含む委員会31社が負担するとしています。
ただし、寄付方法による違いには注意が必要です。
公式の募金案内では、キャッシュレス募金について、決済システム利用料が寄付金から差し引かれることが明記されています。
したがって、「委員会の運営経費」と「キャッシュレス決済の手数料」は区別して理解する必要があります。
(出典:24時間テレビチャリティー委員会「寄付金の使われ方」「寄付の方法」「24時間テレビ48寄付金使い道のご報告」)
【集計の注意点】歴代募金額を比較するときに間違えやすい3つのポイント
歴代募金額を調べると、ウェブサイトによって数字が違って見えることがあります。
その主な理由は、集計時期や確定前後の違いです。
1.放送終了時点の速報額と最終確定額は異なる
番組の放送終了時に発表される募金額は、最終的な寄付金総額とは限りません。
放送後も寄付の受付や集計が続くため、後日発表される数字のほうが大きくなることがあります。
2025年の例では、最初の発表が19億5,915万23円だったのに対し、最終確定額は20億1,332万6,946円でした。
このように、ランキングを比較するときは、必ず確定額なのか暫定額なのかを確認する必要があります。
2.2026年の募金額はまだ最終確定ではない
2026年の15億5,436万6,256円は、2026年6月1日から9月30日までの集計です。
公式発表によると、最終的な寄付金総額と累計額の確定は2027年7月初旬を予定しています。
したがって、現在の15億円台という金額は、2026年の最終的な募金額として扱うべきではありません。
3.2023年には決算期の変更による別集計がある
2023年は、決算期の変更によって特別な集計期間が設けられました。
2022年10月1日から2023年5月31日までの8か月間に相当する6,237万8,342円が、通常の放送回とは別に計上されています。
そのため、2023年の寄付金を調べるときは、第46回の8億4,805万9,341円と決算期移行期間の金額を混同しないようにする必要があります。
歴代一覧の合計額を確認する場合も、この別集計の扱いが重要です。
【信頼性と透明性】24時間テレビの募金管理はどう変わった?
募金額だけでなく、寄付金が適切に管理されているかも、視聴者や寄付者にとって重要な判断材料です。
2023年11月には、日本海テレビジョン放送の元幹部社員による寄付金の着服が発覚しました。
これを受け、24時間テレビチャリティー委員会は外部弁護士を交えた不正再発防止対策チームを立ち上げ、募金管理の見直しを進めています。
2026年3月4日の公式報告では、次のような取り組みが公表されました。
- 募金活動計画書を事前に提出する仕組み
- 外部弁護士による募金会場の現地調査
- 放送後の募金活動報告書の提出
- 募金活動の状況を記録した写真の提出
- 寄付金の取り扱いに関する規約や細則の改訂
2025年の活動では、委員会31社から2,500枚以上の写真が提出され、現地調査も実施されました。
外部弁護士による確認では、調査対象について寄付金に関する不正行為や紛失事故のおそれがある事情は確認されなかったと報告されています。
こうした管理体制の改善は、今後のチャリティー活動への信頼を支える重要な要素です。
寄付をする側にとっても、募金額の大きさだけではなく、管理方法や使途報告、第三者による確認状況をチェックすることが大切です。
(出典:24時間テレビチャリティー委員会「外部弁護士による24時間テレビ48寄付金取扱いに対するモニタリング活動の結果報告」2026年3月4日)
【24時間テレビ募金額歴代】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:24時間テレビの歴代最高募金額はいくらですか?
A1:2026年10月現在、歴代最高額は2025年(第48回)の20億1,332万6,946円です。2011年(第34回)の19億8,641万4,252円を上回り、新記録となりました。
Q2:2026年の24時間テレビの募金額はいくらですか?
A2:2026年10月26日に発表された寄付金総額は15億5,436万6,256円です。歴代暫定4位ですが、最終確定は2027年7月初旬の予定です。
Q3:1978年の第1回24時間テレビの募金額はいくらですか?
A3:第1回の募金額は11億9,011万8,399円です。1978年から始まったチャリティー活動は、現在まで49年間続いています。
Q4:24時間テレビの寄付金累計はいくらですか?
A4:2026年9月30日現在、49年間の寄付金累計額は484億8,494万1,009円です。ただし、2026年分を含む最終的な累計額は2027年7月初旬に確定する予定です。
Q5:2011年が歴代1位ではないのですか?
A5:現在は違います。2011年の19億8,641万4,252円は長年の歴代最高記録でしたが、2025年に20億1,332万6,946円が集まり、記録が更新されました。
Q6:集まった募金は何に使われますか?
A6:主に福祉支援、環境保護活動、災害復興支援に使われます。具体的には福祉車両の贈呈、障害者スポーツ支援、子ども食堂支援、被災地への義援金などがあります。
まとめ:24時間テレビの募金額は2025年に歴代最高を更新、2026年も15億円台
24時間テレビの歴代募金額を1978年の第1回から2026年まで振り返ると、番組が長年にわたって多くの寄付を集め、福祉や災害復興などの支援活動を続けてきたことが分かります。
特に押さえておきたい記録は次の4つです。
- 1978年・第1回: 11億9,011万8,399円
- 2011年・第34回: 19億8,641万4,252円
- 2025年・第48回: 20億1,332万6,946円(歴代最高)
- 2026年・第49回: 15億5,436万6,256円(歴代暫定4位)
また、49年間の累計寄付金は484億8,494万1,009円に達しています。
注目すべきなのは、募金額の大きさだけではありません。福祉車両の累計贈呈台数が12,648台に達していることや、能登半島の復興、子ども支援、パラスポーツ支援など、寄付金が具体的な活動につながっている点です。
【プロの結論】
24時間テレビの歴代募金額を正しく理解するためには、次の3点を基準にが必要です。
1. ランキングは最終確定額で比較する。 放送終了時点の速報値と後日発表される確定額を混同しない。
2. 累計額は集計基準日を確認する。 決算期の変更や暫定集計によって数字が変わる場合がある。
3. 募金額と寄付金の使途をセットで見る。 福祉車両、災害復興、子ども支援など、実際の支援実績まで確認する。
2026年の募金額はまだ最終確定していません。2027年7月に予定されている最終報告によって、歴代順位や累計寄付金総額が改めて更新される見込みです。
長い歴史を持つ24時間テレビのチャリティー活動は、今後も寄付金の透明性と具体的な支援実績が問われていきます。