北朝鮮の朝鮮労働党総書記・金正恩(キム・ジョンウン)の身長は約170cm、体重は140kg台と推定されています。2026年9月30日には、韓国の国家情報院(NIS)が国会への報告で、金正恩氏の体重を140kg台の「超高度肥満」と評価したことが明らかになりました。一方、健康状態については、目立った異常の兆候は確認されていないと伝えられています。
ただし、身長や体重について北朝鮮政府が公表した確定値があるわけではありません。2021年には約20kgの減量が報じられ、その後は再び体重が増えたとの分析も出ています。2026年10月28日時点の最新報道を踏まえ、公式情報と情報機関の推定、過去の体重推移、健康不安説の経緯を整理します。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 身長:約170cmと推定されているが、北朝鮮政府による公式な数値の公表は確認できない。
- 体重:韓国国家情報院は2026年9月30日、140kg台の超高度肥満と分析した。
- 体重推移:2012年の約90kgから増加し、2021年には約20kgの減量が報じられた後、再び130〜140kg台に戻ったとの分析が出ている。
- 健康状態:心血管疾患のリスクが高いと評価されている一方、2026年9月の報告では顕著な健康異常の兆候はないとされた。
【2026年最新】金正恩の身長は約170cm、体重は140kg台なのか?

2026年10月28日時点で、金正恩氏の身長は約170cm、体重は140kg台という数字が、公開情報を整理するうえでの代表的な推定値です。ただし、両者の根拠は異なります。身長は過去の情報機関の推定などに基づく数値であり、体重については韓国国家情報院が2026年9月に示した分析が新しい情報として注目されます。
身長約170cmは公式発表ではなく推定値
金正恩氏の身長は、海外報道などで約170cmと紹介されてきました。韓国の情報機関による過去の推定値も報道されていますが、北朝鮮政府が本人の身長を公式プロフィールとして公表した確定値とは区別する必要があります。
また、金正恩氏を他国首脳と並べた写真から身長を比較する方法にも限界があります。履物の高さ、立ち位置、カメラの角度、姿勢などによって見た目の差は変わるため、集合写真だけで正確な身長を割り出すことはできません。
したがって、「金正恩の身長は170cm」と断定するよりも、「約170cmと推定されている」と表現するのが適切です。身長の公式発表が確認できないことと、推定値がまったく存在しないことは別の問題です。(参考:The Korea Times、2021年12月30日)
体重140kg台は2026年9月の韓国国家情報院の分析
体重について重要なのは、2026年9月30日に韓国国家情報院が国会情報委員会への非公開報告で示した分析です。会議後、与野党の情報委員会幹事が記者団に説明し、金正恩氏の体重は140kg台で、超高度肥満に該当する状態と評価されていることが伝えられました。
同報告では、体重に伴う心血管疾患のリスクが高い一方、健康状態に顕著な異常の兆候はないとの見方も示されました。これは韓国の情報機関による分析を議員が説明したものであり、北朝鮮側が体重を公式発表したという意味ではありません。(参考:聯合ニュース、2026年9月30日/KBS WORLD、2026年9月30日)
つまり、2026年の最新情報として押さえたいのは、身長約170cmという従来の推定と、国家情報院が2026年9月に示した体重140kg台という分析です。いずれも実測値が公開された本人の公式プロフィールとは性質が異なります。
【体重推移の年表】2012年から2026年までに何kg変化した?
金正恩氏の体重は、2012年の最高指導者就任当初から一貫して同じだったわけではありません。韓国国家情報院の過去の報告を報道各社が伝えた内容をたどると、増加、減量、再増加という変化が見えてきます。
以下は、韓国の情報機関による分析として報じられた数値を中心にまとめた年表です。各時点の数字は公表された体重測定記録ではなく、情報機関の推定や報告に基づくため、年ごとの数値を厳密な連続測定データとして扱うことはできません。
| 時期 | 報じられた体重 | 主な経緯・根拠 |
|---|---|---|
| 2012年 | 約90kg | 最高指導者就任当初の推定値。国家情報院の過去の報告として伝えられた。 |
| 2014年 | 約120kg | 就任後の体重増加が報告された。 |
| 2016年 | 約130kg | 国家情報院の国会報告として伝えられた数値。 |
| 2019〜2020年 | 約140kg | 140kg前後まで増加したとの分析が報じられた。 |
| 2021年 | 約120kg | 2019年ごろの推定値から約20kg減量したとの報道。 |
| 2022年 | 約130〜140kg台 | 国家情報院が過去の体重水準に戻ったと分析したことが伝えられた。 |
| 2026年9月 | 140kg台 | 国家情報院が超高度肥満と評価。心血管疾患リスクについても言及された。 |
年表の基礎となるのは、韓国国家情報院の報告内容を伝えた2022年9月28日の聯合ニュース、2021年10月28日の聯合ニュース、2026年9月30日の報道です。特に2022年の報道では、2012年の約90kgから2014年の約120kg、2016年の約130kg、2019年の約140kgへと増加した経緯が整理されています。(参考:聯合ニュース、2022年9月28日/2021年10月28日/2026年9月30日)
この推移から読み取れるのは、金正恩氏の体重が短期間にも変化してきたと分析されていることです。一方で、報道された数値には推定時点や評価方法の違いがあり、すべての年の体重が同一の方法で測定されたわけではありません。
【2021年の減量報道】約20kg痩せた理由とリバウンド説の真相
金正恩氏の体型が国際的に大きな注目を集めた出来事の一つが、2021年の減量報道です。2021年10月28日、韓国国家情報院が国会での報告を通じ、金正恩氏は以前の約140kgから約20kg体重を減らしたと分析していることが伝えられました。
写真や映像の分析から減量が注目された
当時、北朝鮮国営メディアが公開した写真では、金正恩氏の顔や首回りが以前より細く見えることが話題になりました。2021年12月にも、党の会議に出席した際の写真から、以前と比べて体型が変化したとの報道が出ています。
聯合ニュースなどによると、韓国国家情報院は人工知能(AI)を含む科学的な手法を使って健康状態や体重の変化を分析していたとされています。分析には高解像度映像などが用いられたと報じられました。ただし、これは公開映像などからの推定であり、本人の医療記録や体重計による測定値が公開されたということではありません。(参考:聯合ニュース、2021年10月28日/Bloomberg、2021年10月28日)
2022年には体重が再び増えたとの分析
2022年5月には、韓国の聯合ニュースが前年末と2022年5月の写真を比較し、首回りや顔の輪郭などから体重が再び増えたように見えると報道しました。同年9月には、国家情報院が金正恩氏の体重は一時減少した後、130〜140kg台に戻ったと分析したことも伝えられています。
こうした経緯から、2021年の減量は一時的な体重変化だった可能性があります。ただし、減量の具体的な方法、食事内容、運動量、治療の有無などを断定できるだけの公開情報はありません。外見の変化だけから、特定のダイエット法や病気を原因と決めつけることはできません。
また、減量報道と同じ時期には、映像に登場する人物が本人ではなく影武者ではないかという説も取り沙汰されました。韓国国家情報院は2021年の分析で、本人の体型変化を科学的に分析したとの説明を行っています。見た目の変化が大きいことと、別人が登場していることは同義ではありません。(参考:聯合ニュース、2021年10月28日/聯合ニュース、2022年5月29日)
【健康状態の最新情報】140kg台の体重と心血管疾患リスクは?
金正恩氏の体重が注目される理由は、単なる外見への関心にとどまりません。北朝鮮の最高指導者の健康状態は、政権の意思決定や後継体制、国家運営の見通しにも関わるため、韓国の情報機関などが継続的に分析してきました。
2026年9月の評価は「リスクが高いが、顕著な異常は確認されず」
2026年9月30日の国家情報院の報告では、金正恩氏は140kg台の超高度肥満と評価され、心血管疾患の高リスク群に該当すると伝えられました。その一方、同氏が軍艦の視察時に階段を駆け上がるなど、身体動作を無理なく行っていたことも報告の説明に含まれています。専属の医療スタッフによる管理も、健康状態を評価する際の材料とされたと報じられています。(参考:KBS WORLD、2026年9月30日/The Japan Times、2026年9月30日)
ここで注意したいのは、心血管疾患のリスクが高いという評価と、現時点で重い病気を発症しているという診断は別だという点です。体重だけで個人の健康状態を完全に判断することはできず、血圧、血糖値、血中脂質、心臓の機能、既往歴などの情報も必要になります。
2026年10月には死亡説も拡散、韓国情報機関が否定
2026年10月には、金正恩氏が脳出血で倒れ、死亡したとする未確認情報が海外のSNSなどで拡散しました。これに対し、聯合ニュースは10月23日、韓国国家情報院が国会情報委員会で死亡説を事実ではないと判断したと報じています。
北朝鮮国営メディアも、金正恩氏が10月19日に平壌の衣類・履物関連の展示会を訪問したと報道し、写真を公開していました。こうした直近の動向からも、死亡説を裏付ける確かな証拠が確認されていないことが分かります。(参考:聯合ニュース、2026年10月23日)
2026年10月28日時点で整理できるのは、韓国国家情報院が体重140kg台と心血管疾患リスクを指摘する一方、顕著な健康異常の兆候はないとの評価を示していることです。北朝鮮側が詳細な診療情報を公開していないため、個別の病名や治療内容まで外部から確定することはできません。
【身長170cm・体重140kg台】数値から分かること、分からないこと
身長約170cm、体重約140kgという推定値を組み合わせると、体格の大きさを数値でイメージできます。ただし、身長も体重も推定値であるため、計算結果も仮定に基づく参考値として扱う必要があります。
仮定上のBMIは約48.4
身長を1.70m、体重を140kgと仮定してBMI(体格指数)を計算すると、約48.4になります。計算式は「体重(kg)÷身長(m)の2乗」です。
この数値は、あくまで公表報道に登場する推定値を使った単純計算です。金正恩氏本人の実測値ではなく、個別の診断結果を示すものでもありません。実際の健康リスクを判断するには、体重以外の医学的情報が欠かせません。
他国首脳との身長比較は慎重に
金正恩氏の身長について、他国首脳との写真比較が話題になることがあります。しかし、首脳同士の写真は撮影条件が統一されているとは限らず、立ち位置や靴、姿勢などの影響を受けます。写真上の頭の位置だけを根拠に、身長差を数値化するのは困難です。
また、身長が同程度でも、体重や筋肉量、体脂肪率などによって体型は大きく異なります。金正恩氏の体格を理解する際には、身長約170cmという推定値と、国家情報院による体重140kg台という分析を別々の情報として確認することが大切です。
【プロの結論】金正恩の身長・体重情報を読み解く3つの判断基準
金正恩氏の身体情報をめぐる報道には、公式発表、情報機関の分析、写真や映像からの推定、SNS上の憶測が混在しています。情報の信頼性を見極めるには、次の3点を確認すると整理しやすくなります。
第一に、数値の出どころを確認すること。身長約170cmは従来から報じられている推定値であり、北朝鮮政府が公表した確定値ではありません。一方、体重140kg台は2026年9月30日の韓国国家情報院の分析として、国会議員らの説明を通じて報じられた数値です。同じ「数字」でも情報の性格は異なります。
第二に、体重の変化と健康状態を混同しないこと。2021年の約20kg減量報道と、2022年以降の再増加に関する分析は、体重が変化してきたことを示しています。しかし、外見の変化だけで病気の発症や治療の有無を断定することはできません。2026年9月の報告でも、心血管疾患リスクが高いという評価と、顕著な健康異常の兆候はないという評価が併存しています。
第三に、最新情報と古い推定値を区別すること。過去の体重報道は変化の経緯を理解するうえで有用ですが、現在の状態を知るには最新の報告を優先する必要があります。2026年10月には死亡説も拡散しましたが、韓国国家情報院は10月23日にこれを否定したと報じられています。センセーショナルな見出しよりも、報道日、情報源、発表内容を確認が必要です。
金正恩氏の身長・体重は、単なるプロフィール情報ではなく、北朝鮮の指導者の健康状態や政権の安定性を考える際の一つの手がかりです。ただし、身体情報だけで政治的な変化や健康上の重大事態を予測することはできません。体重の推移、本人の公開活動、情報機関の評価を切り分けて見ることが、実態を理解する近道です。
【金正恩身長体重】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:金正恩の身長は公式に170cmと発表されていますか?
A1:北朝鮮政府による公式な身長の公表は確認できません。約170cmという数字は、過去の情報機関の推定や海外報道などで紹介されてきた値です。
Q2:金正恩の体重は2026年現在、何kgですか?
A2:韓国国家情報院は2026年9月30日、金正恩氏の体重を140kg台と分析したと報じられました。ただし、北朝鮮側が公表した実測値ではなく、情報機関による推定です。
Q3:金正恩は2021年に本当に20kg痩せたのですか?
A3:2021年10月、韓国国家情報院が約20kg減量したと分析していることが報じられました。その後、2022年には体重が再び130〜140kg台に戻ったとの分析が伝えられています。いずれも公開された医療記録や実測データではなく、情報機関の推定に基づく報道です。
Q4:金正恩は現在、心臓病などの病気を患っているのですか?
A4:2026年9月の韓国国家情報院の報告では、140kg台の体重により心血管疾患リスクが高いと評価されました。一方、顕著な健康異常の兆候はないとも伝えられています。具体的な診断名や詳細な診療情報は公開されていません。
Q5:金正恩の死亡説は本当ですか?
A5:2026年10月に死亡説が海外のSNSなどで拡散しましたが、韓国国家情報院は10月23日にその情報を事実ではないと判断したと報じられています。死亡説を裏付ける確かな証拠は確認されていません。
まとめ:2026年最新の身長・体重情報と今後の注目点
金正恩氏の身長は約170cm、体重は140kg台と推定されています。2026年9月30日には、韓国国家情報院が140kg台の超高度肥満と心血管疾患リスクを指摘した一方、顕著な健康異常の兆候はないと報告したことが明らかになりました。
体重は2012年の約90kgから増加し、2021年には約20kgの減量が報じられたものの、2022年には再び130〜140kg台に戻ったとの分析が出ています。この推移を理解する際には、推定値と実測値、健康リスクと実際の診断を区別することが欠かせません。
今後注目したいのは、韓国国家情報院による新たな健康分析、金正恩氏の公開活動、そして北朝鮮側から健康に関する具体的な発表があるかどうかです。身長や体重の数字だけで健康状態や政権の将来を断定せず、最新の報道とその根拠を合わせて確認することが、金正恩氏の現状を理解するうえで最も確かな判断基準となります。