2026年10月、アイドルグループ「仮面女子」の猪狩ともかさんが、2027年春をもってグループを卒業すると発表しました。2018年の看板事故で脊髄を損傷し、車いすでの生活を送りながらステージに復帰した猪狩さん。長年にわたってアイドル活動を続けてきただけに、今回の卒業発表は大きな節目となります。
注目したいのは、仮面女子を卒業することと、芸能活動そのものを引退することは別だという点です。本人は卒業後も所属事務所クリーブラッツのタレントとして活動する意向を明らかにしています。TBS NEWS DIGの独自取材では、卒業を決めた理由や今後取り組みたい活動についても語られました。2026年10月28日時点の最新報道をもとに、猪狩ともかさんの現在、事故の経緯、車いすでのアイドル復帰、卒業後の展望を整理します。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 現在:猪狩ともかさんは2027年春に仮面女子を卒業する予定で、2026年11月19日のワンマンライブがグループとして最後のワンマンライブとなる予定です。
- 卒業理由:本人はTBS NEWS DIGの取材に、体力や年齢を考えた結果、アイドル活動に区切りをつける時期として今が最適だと説明しています。
- 事故と復帰:2018年4月11日の看板事故で脊髄を損傷し、両下肢まひに。その後リハビリを経て、同年8月にステージ復帰を果たしました。
- 卒業後:芸能活動を引退するわけではなく、講演会やパラスポーツ関連のイベント出演、仮面女子を支える活動などを考えています。
【猪狩ともかの現在】2026年10月に発表した仮面女子卒業の全容
猪狩ともかさんは2026年10月1日、自身の公式Xで、2027年春に仮面女子を卒業すると発表しました。本人は直筆のメッセージを通じて、長く悩んだ末に決断したことや、これまで支えてきたファンへの感謝を伝えています。
日刊スポーツ、テレビ朝日系の報道などによると、今回の発表では、仮面女子として出演する最後のワンマンライブが2026年11月19日に東京・Zepp Shinjukuで開催されることも明らかになりました。ライブの名称は「Genesis」です。なお、これはグループとしての最後のワンマンライブを指しており、卒業式そのものの日程とは区別する必要があります。
卒業式の具体的な日程については、発表時点で後日案内するとされていました。したがって、2027年春という卒業時期は公表されていますが、卒業式の詳細まで確定しているわけではありません。
もう一つ押さえておきたいのが、卒業後の所属です。猪狩さんは、仮面女子を卒業した後も、所属事務所クリーブラッツのタレントとして活動を続けると発表しています。今回のニュースは芸能界からの引退ではなく、長く続けてきたアイドルグループでの活動に区切りをつけ、新しい活動の形へ移るという発表です。
2014年に芸能活動を始め、2018年以降は車いすでステージに立ち続けてきた猪狩さんにとって、2027年春は約13年にわたる芸能活動の中でも大きな転換点となります。
【卒業理由を検証】なぜ2027年春なのか?過去の卒業発表との違い
今回の卒業理由について、TBS NEWS DIGの独自取材で猪狩さんは、アイドル活動に区切りをつけるのであれば、体力や年齢を考えて今が最適だと思ったという趣旨を説明しています。長年活動してきた本人が、自身の身体や今後の人生設計を踏まえて判断したことが、今回の決断の中心にあります。
ここで重要なのは、2018年の事故だけを今回の卒業理由と結びつけないことです。事故後も約8年にわたって仮面女子のメンバーとして活動を続けてきた猪狩さんは、ステージ出演だけでなく、パラスポーツや障害への理解を広げる活動にも携わってきました。今回の説明では、体力や年齢を考慮したタイミングの判断が挙げられており、事故による活動継続の断念が卒業理由だと説明されたわけではありません。
実は、猪狩さんが仮面女子の卒業を発表するのは今回が初めてではありません。2020年2月には、グループを卒業して個人で活動していく方針を発表していました。しかし、新型コロナウイルスの影響で予定していたワンマンライブが延期となったことなどを経て、2021年に卒業を撤回しています。
当時の本人の公式ブログやワクセルのインタビューでは、グループで活動する中で新たに生まれた思いや、仮面女子でしかできない表現への考えが語られています。2020年の決断と今回の卒業発表は、同じ「卒業」という言葉でも経緯が異なります。
2020年は個人活動へ移るための区切りを考えていた時期でした。一方、2026年の発表では、卒業後も事務所所属のタレントとして活動を続ける方針が明確になっています。これまで積み重ねてきた経験を次の仕事につなげるという意味で、今回の卒業は活動終了よりもキャリアの再編という側面が強いと考えられます。
【プロフィール・年表】猪狩ともかの年齢と経歴を時系列で整理
猪狩ともかさんは1991年12月9日生まれ、埼玉県出身です。2026年10月28日時点では34歳で、同年12月9日に35歳を迎えます。管理栄養士の専門学校を卒業した後、2014年に芸能活動を開始し、研究生としての下積みを経て仮面女子のメンバーとして活動してきました。
所属事務所のプロフィールや各種インタビュー、報道をたどると、彼女のキャリアには、アイドルとしてのデビュー、2018年の事故、同年のステージ復帰、そして2026年の卒業発表という大きな節目があります。
| 時期 | 出来事 | 主なポイント |
|---|---|---|
| 1991年12月9日 | 誕生 | 埼玉県出身。2026年10月時点で34歳。 |
| 2014年 | 芸能活動を開始 | 仮面女子の研究生グループ「スライムガールズ」などで活動。 |
| 2017年2月 | スチームガールズに加入 | 仮面女子のメンバーとして本格的に活動。 |
| 2018年4月11日 | 看板事故に遭う | 脊髄損傷などの重傷を負い、両下肢まひとなる。 |
| 2018年8月26日 | ステージ復帰 | リハビリを経て、車いすでアイドル活動を再開。 |
| 2020年2月 | 卒業を発表 | 個人活動への移行を予定していたが、その後、卒業を撤回。 |
| 2021年 | 卒業を撤回 | 仮面女子として活動を継続することを決断。 |
| 2026年10月1日 | 卒業を再発表 | 2027年春の卒業と、卒業後もタレント活動を続ける方針を公表。 |
| 2026年11月19日(予定) | 最後のワンマンライブ | Zepp Shinjukuで開催される「Genesis」が仮面女子として最後のワンマンライブとなる予定。 |
| 2027年春(予定) | 仮面女子を卒業 | クリーブラッツ所属タレントとして活動を継続する方針。 |
この年表から読み取れるのは、猪狩さんの経歴が事故の前後で単純に分断されているわけではないということです。事故前に積み上げてきたアイドルとしての経験を、車いすでの復帰後も継続し、その経験をパラスポーツや講演などへ広げてきました。
なお、結婚については、今回の卒業発表や主要報道で本人が結婚を公表したという情報は伝えられていません。公表された活動経歴と、本人が明らかにしていない私生活の情報は分けて捉える必要があります。
【看板事故の経緯】2018年4月11日に何が起きたのか
猪狩ともかさんの人生を大きく変えたのは、2018年4月11日に東京都内で起きた看板事故です。当時、歩道を歩いていた猪狩さんは、強風によって倒れてきた大型の看板の下敷きになりました。本人が2018年5月7日に公開した公式ブログでは、突然の強風で看板が倒れ、避けることができなかった事故の状況を振り返っています。
事故後は救急搬送され、緊急手術を受けて集中治療室に入院しました。本人のブログによると、負傷した部位には頭部やまぶたのけが、脚や肋骨、胸椎、腰椎の骨折などが含まれ、さらに脊髄損傷を負ったことで両下肢まひが残りました。
その後、歩行や自力で脚を動かすことが困難になり、車いすでの生活を送ることになりました。事故の影響は身体面にとどまらず、日常生活や仕事の進め方、ステージ上での表現にも大きな変化をもたらしました。
ただし、「看板事故の真相」を考えるうえで区別したいのは、事故が起きた経緯と、事故の法的責任や管理上の問題です。本人のブログや当時の報道から確認できるのは、強風で看板が倒れ、歩道を歩いていた猪狩さんが巻き込まれたという経緯です。それ以上の責任関係や法的判断については、事故の発生状況だけから断定することはできません。
この事故を、本人の不注意や本人の選択によって起きた出来事として扱うのも適切ではありません。本人の説明では、突然倒れてきた看板を避けられず、通行人の助けを受けて救急搬送されています。
事故の報道で見落とされがちなのは、車いす生活という結果だけではなく、事故後にどのような治療やリハビリを経て、仕事への復帰を実現したのかという過程です。猪狩さんのその後を理解するには、事故の衝撃だけでなく、復帰までの歩みにも目を向ける必要があります。
【車いすでのアイドル復帰】事故から約4か月でステージに戻るまで
事故後の猪狩さんは、入院とリハビリを続けながら、今後の生活と仕事に向き合うことになりました。日本財団ジャーナルのインタビューでは、家族や事務所関係者から車いすでもライブに出てほしいと声をかけられたことが、前を向くうえで支えになったと振り返っています。
2018年8月26日、猪狩さんは車いすでステージに復帰しました。事故から約4か月という時期であり、身体の状態に合わせながら、アイドルとしての活動を再び始めたことになります。
復帰後は、車いすでライブに出演するだけでなく、パラスポーツの普及や障害への理解を広げる活動にも参加してきました。東京2020パラリンピックに関連する活動や、東京都のパラ応援大使としての取り組みなども、その歩みを示す例です。
猪狩さんの活動が持つ意味は、単に「障害があってもアイドルを続けた」という話だけではありません。事故後の経験を通して、それまで意識する機会の少なかった移動環境や社会のバリア、車いすユーザーが直面する課題を、本人の言葉で伝えられるようになった点にもあります。
また、車いすで活動することは、以前と同じ仕事をそのまま続けることとも違います。会場へのアクセス、移動や待機の環境、ステージの設備、出演形式など、活動を実現するために必要な条件は一人ひとり異なります。本人の努力だけでなく、周囲の理解や環境整備があってこそ、継続的な活動が可能になります。
こうした経験は、今後の講演活動やパラスポーツ関連の仕事にもつながるものです。アイドルとしての実績と、車いすユーザーとして社会に伝えられる知見の両方を持つことが、猪狩さんの活動の特徴になっています。
【卒業後の活動】講演・パラスポーツ・仮面女子の支援に広がる可能性
2026年10月3日に配信されたTBS NEWS DIGの独自取材で、猪狩さんは卒業後の活動について、講演会やパラスポーツイベントへの出演に加え、裏方として仮面女子を支える手伝いもできればと説明しています。グループを離れた後も、これまでの経験や関係性を生かした仕事を続ける考えです。
現時点で、卒業後の活動すべてが具体的な日程や出演先まで決まっているわけではありません。ただし、本人が示した方向性からは、アイドルとしてステージに立つことだけに限定せず、講演、イベント、情報発信、グループ支援などへ活動の幅を広げようとしていることがうかがえます。
講演活動では、事故から復帰するまでの経験や、車いすで暮らす中で気づいた社会の課題を伝えられます。パラスポーツ関連のイベントでは、競技の魅力や参加する人々の姿を、当事者としての視点も交えて紹介することができます。こうした分野は、これまでの活動と地続きにある仕事です。
仮面女子を支える活動についても注目されます。グループを卒業したからといって、これまで築いた人間関係や経験がなくなるわけではありません。自身の活動と並行して、後輩やグループを支える役割を担うことができれば、ステージ上での活動とは異なる形でアイドルシーンに関わり続けることになります。
一方で、卒業後の具体的な仕事内容や活動頻度、出演先などは、今後の発表を待つ必要があります。「卒業後もタレントとして活動する」という本人の方針と、実際に決まった個別の仕事は分けて確認するのが適切です。
今回の卒業は、猪狩さんがこれまでの経験を手放すことではなく、その経験を別の仕事に結びつけていく節目と捉えられます。2026年11月19日の最後のワンマンライブ、そして2027年春の卒業に向けて、どのような形でファンとの時間を重ね、次の活動へ移っていくのかが今後の注目点です。
【猪狩ともか】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:猪狩ともかさんは現在何歳ですか?
A1:1991年12月9日生まれで、2026年10月28日時点では34歳です。2026年12月9日に35歳を迎えます。
Q2:猪狩ともかさんが仮面女子を卒業するのはいつですか?
A2:本人は2027年春に卒業すると発表しています。2026年11月19日にZepp Shinjukuで開催される「Genesis」が仮面女子として最後のワンマンライブとなる予定ですが、卒業式の具体的な日程は別途案内される予定です。
Q3:猪狩ともかさんの卒業理由は何ですか?
A3:TBS NEWS DIGの取材で、本人は体力や年齢を考慮し、アイドル活動に区切りをつけるなら今が最適だと説明しています。2018年の事故だけを卒業理由とする発表ではありません。
Q4:猪狩ともかさんは事故でどのようなけがを負ったのですか?
A4:2018年4月11日、強風で倒れた看板の下敷きとなり、脊髄損傷などの重傷を負いました。その影響で両下肢まひとなり、車いすで生活しています。
Q5:猪狩ともかさんは車いすでアイドル活動に復帰したのですか?
A5:はい。入院とリハビリを経て、2018年8月26日にステージへ復帰しました。その後も車いすで仮面女子のメンバーとして活動を続け、パラスポーツや障害への理解を広げる活動にも携わってきました。
Q6:仮面女子を卒業した後、芸能活動も引退するのですか?
A6:本人は卒業後もクリーブラッツ所属のタレントとして活動する方針を明らかにしています。講演会やパラスポーツイベントへの出演、仮面女子を支える活動などを考えていると説明しています。
Q7:猪狩ともかさんは結婚していますか?
A7:今回の卒業発表や主要報道では、本人が結婚を公表したという情報は伝えられていません。結婚の有無については、公表された情報の範囲を超えて断定することはできません。
まとめ:猪狩ともかの卒業は新たなキャリアへの転換点
猪狩ともかさんは、2014年に芸能活動を開始し、2018年の看板事故で脊髄を損傷した後も、車いすでステージに復帰して活動を続けてきました。その歩みは、アイドルとしてのキャリアに加え、パラスポーツの普及や障害への理解を広げる取り組みとも結びついています。
2026年10月1日に発表された2027年春の仮面女子卒業について、本人は体力や年齢を考えた結果、今がアイドル活動に区切りをつける最適な時期だと説明しました。卒業後もクリーブラッツ所属のタレントとして活動を継続し、講演会やパラスポーツ関連のイベント、グループを支える仕事などに取り組む意向です。
今後の動向を追う際は、2026年11月19日の最後のワンマンライブ、卒業式の日程、そして卒業後に具体化する仕事の発表を分けて確認することが大切です。卒業を芸能界からの引退と混同せず、本人が示している活動方針に注目することで、猪狩ともかさんの次のキャリアがより明確に見えてきます。
2027年春は、長年続けてきたアイドル活動に一区切りをつける時期です。その先で、これまでの経験がどのような形で社会やエンターテインメントの現場に生かされていくのか。猪狩さんの新たな挑戦に引き続き注目が集まります。