共栄学園女子バレー部のエースとして全国の注目を集めた秋本美空(あきもと・みく)選手。2025年1月の春高バレーでは、チームを19大会ぶり3度目の優勝に導き、自身も大会最優秀選手賞を受賞しました。母は2012年ロンドン五輪で銅メダルを獲得した元女子日本代表の大友愛さん。身長185cmの恵まれた体格と強烈なスパイクを武器に、高校卒業後はヴィクトリーナ姫路を経て海外リーグへ挑戦しています。
2026年10月現在、秋本選手はイタリア・セリエAのUYBAバレー・ブスト・アルシーツィオに期限付き移籍中です。2026年度女子日本代表にも選出され、愛知・名古屋アジア大会では女子日本代表の銀メダル獲得にも名を連ねました。高校時代の輝かしい実績だけでなく、ドイツ、イタリアで経験を積む若きアタッカーの現在地にも注目が集まっています。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 春高バレー2025:共栄学園を19大会ぶりの全国優勝に導き、秋本美空自身も最優秀選手賞を獲得。
- プロフィールと家族:2006年8月18日生まれ、身長185cm。母は元日本代表の大友愛さん、父は柔道の元世界王者として知られる秋本啓之さん。
- 2026年現在:ヴィクトリーナ姫路からドイツのドレスナーSCを経て、イタリアのUYBAへレンタル移籍。日本代表としても活動を続けている。
【プロフィール】秋本美空とは?身長185cmの大型アウトサイドヒッター
秋本美空は、神奈川県出身の女子バレーボール選手です。2006年8月18日生まれで、2026年10月現在は20歳。共栄学園高等学校を卒業後、ヴィクトリーナ姫路を経てヨーロッパのトップリーグでプレーしています。
最大の特徴は、185cmの長身を生かした高い打点からのスパイクです。高校時代から攻撃の中心を担い、相手ブロックの上から打ち抜く力だけでなく、コースを狙った攻撃やバックアタックでも得点を重ねてきました。
秋本美空の基本プロフィール
- 名前:秋本美空(あきもと・みく)
- 生年月日:2006年8月18日
- 年齢:20歳(2026年10月現在)
- 出身地:神奈川県
- 身長:185cm
- ポジション:アウトサイドヒッター(OH)
- 出身校:共栄学園中学校・高等学校
- 所属先:ヴィクトリーナ姫路(保有元クラブ)
- 2026-27シーズンの移籍先:UYBAバレー・ブスト・アルシーツィオ(イタリア)
身長については、2025年の春高バレー大会資料では184cm、2026年6月のヴィクトリーナ姫路の公式プロフィールでは185cmと紹介されています。現在のプロフィールを確認する際は、最新の所属クラブが公表している185cmを基準にするとよいでしょう。
ポジションはOH?OPとしても起用される理由
秋本選手の基本ポジションはアウトサイドヒッターです。ただし、試合ではオポジット(OP)として起用されることもあります。
アウトサイドヒッターは攻撃だけでなく、サーブレシーブや守備にも関わるポジションです。一方、オポジットはセッターの対角に位置し、攻撃面で重要な役割を担います。
2026年8月のバレーボールマガジンのインタビューで、秋本選手自身は「今はオポジットで入ることが多い」と説明しています。また、サーブレシーブを強化し、アウトサイドヒッターとしても出場できるようになりたいという目標を語っています。
つまり、185cmという高さを生かした攻撃力を持ちながら、守備力も伸ばしてプレーの幅を広げようとしている段階です。この点は、今後日本代表でどのような役割を担うかを考えるうえでも要点になります。
【高校時代の経歴】共栄学園を春高バレー2025優勝に導いた実績
秋本美空の名前が全国的に知られるきっかけとなったのが、共栄学園での高校バレーです。
中学時代から共栄学園で競技を続け、高校では早くから将来を期待される選手として成長しました。高校1年時には春高バレーでベスト8に進出。ところが、その後は思うように結果が出ない時期も経験しています。
月刊バレーボールが2025年2月に掲載した中村文哉監督と黒田一彌監督の対談では、高校1年時の春高でベスト8に進出した後、なかなか実力を発揮できなかったことが語られています。
2024年6月には関東大会で優勝したものの、同年度のインターハイには出場できませんでした。全国大会で結果を残せない悔しさを抱えながら、最後の春高に向けてチームを立て直していったのです。
共栄学園・秋本美空の主な競技実績
高校時代から年代別日本代表までの歩みを整理すると、次のようになります。
| 時期 | 出来事・大会 | 主な実績 |
|---|---|---|
| 小学2年生 | バレーボールを開始 | 母・大友愛さんの影響で競技を始める |
| 2023年 | 女子U19世界選手権 | 日本代表として出場。ベストスコアラー、ベストアタッカーを記録 |
| 2023年 | シニア日本代表 | 16歳で日本代表登録メンバーに選出 |
| 2024年 | 女子U20アジア選手権 | 日本の準優勝に貢献。ベストオポジット賞を受賞 |
| 2024年 | 共栄学園高校 | 関東大会優勝。インターハイ出場は逃す |
| 2025年1月 | 第77回春高バレー | 共栄学園が19大会ぶり3度目の優勝。秋本は最優秀選手賞 |
| 2025年 | ヴィクトリーナ姫路 | 選手契約を締結。プロ選手として活動開始 |
| 2025-26年 | ドレスナーSC | ドイツ・ブンデスリーガ1部へ期限付き移籍 |
| 2026年 | UYBAバレー・ブスト・アルシーツィオ | イタリア・セリエAへ期限付き移籍 |
特に注目したいのは、2023年のU19世界選手権です。日本代表は大会4位となりましたが、秋本選手は個人賞でベストスコアラーとベストアタッカーに輝きました。さらに2024年のU20アジア選手権では、日本の準優勝に貢献し、ベストオポジット賞を受賞しています。
高校の全国大会だけでなく、年代別の国際大会でも実績を積んでいたことが分かります。
2025年春高バレーで共栄学園が19大会ぶりの優勝
2025年1月12日、東京体育館で第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会の女子決勝が行われました。
共栄学園の対戦相手は、同じ東京都の強豪・下北沢成徳。共栄学園はセットカウント3対0で勝利し、2005年度大会以来となる19大会ぶり3度目の優勝を果たしました。
決勝のスコアは以下の通りです。
- 第1セット:25-11
- 第2セット:25-21
- 第3セット:25-22
秋本選手は決勝で両チーム最多の35得点を記録。準決勝の就実戦でも42得点を挙げており、優勝までの2試合で圧倒的な得点力を発揮しました。
大会終了後には、秋本選手が女子大会の最優秀選手賞に選出されています。優秀選手賞にも選ばれており、チームの優勝と個人の評価を同時に手にしました。
また、共栄学園の中村文哉監督も勝利監督賞を受賞。秋本選手だけでなく、チーム全体の成長が評価された大会でした。
大会結果と個人賞は、月刊バレーボールや日本のスポーツ報道各社でも詳しく報じられています。
中村文哉監督が評価した秋本美空の成長
共栄学園女子バレー部の中村文哉監督は、秋本選手を高校3年時のチームの主将に任命しました。
監督は春高優勝後の対談で、高校1年時から能力を認めていた一方、チームとして結果を出すまでには時間がかかったと振り返っています。
2025年1月の大会前インタビューでも、秋本選手について、日本を引っ張る存在になってほしいという期待を示していました。
高校最後の春高では、単に得点を重ねるだけでなく、主将として仲間を鼓舞し、チーム全体をまとめる役割も果たしました。個人の能力とリーダーシップが結び付いたことが、優勝の大きな要因の一つだったと考えられます。
【家族関係】母は大友愛、父は秋本啓之?スポーツ一家の背景
秋本美空選手を語るうえで、母・大友愛さんとの関係は多くの人が関心を寄せるテーマです。
大友愛さんは、女子バレーボール日本代表として活躍した元トップアスリート。2012年ロンドン五輪では日本代表の一員として銅メダルを獲得しています。
母親が日本を代表するバレーボール選手だったことから、秋本選手にも幼い頃から注目が集まりました。スポーツ紙のプロフィール紹介によると、秋本選手は母の影響で小学2年生からバレーボールを始めています。
母・大友愛から受け継いだバレーボールへの環境
大友愛さんは現役時代、ミドルブロッカーとして日本代表を支えた選手です。高さを生かしたプレーと国際大会での経験を持つ母の存在は、秋本選手にとって身近な競技のお手本だったと考えられます。
ただし、母親が直接技術指導を続けてきたというイメージは、本人の説明とは少し異なります。
2026年3月10日、東京体育館で行われたバレーボール関連イベントで、大友さんは長女の指導方針について語りました。日刊スポーツの報道によると、娘から求められない限り、バレーボールを教えることはなかったと説明しています。
「娘から来ない限りは、教えたことはないです」
加えて、信頼できる監督やコーチに指導を任せ、自宅は疲れたときに帰ってこられる場所にしたかったという考えも明かしています。
競技の専門的な指導と家庭でのサポートを分けていた点は興味深いところです。母親が有名選手だからこそ、親子関係と競技者としての自立を両立させようとしていた様子がうかがえます。
父・秋本啓之は柔道の元世界王者
秋本選手の父として紹介されているのが、柔道家の秋本啓之さんです。
秋本啓之さんは、柔道男子73kg級で活躍した元世界王者。バレーボールと柔道という異なる競技ながら、両親がそれぞれトップレベルのスポーツ経験を持つ家庭で育ったことになります。
2025年1月のスポニチの選手紹介でも、母は元日本代表の大友愛さん、父は柔道男子73kg級の元世界王者・秋本啓之さんと紹介されています。
ただし、両親の競技歴が優れていることと、秋本選手自身の競技成績は別のものです。実際に春高優勝や年代別日本代表での受賞を実現したのは、本人が積み重ねてきた練習と試合経験によるものです。
母親との関係で注目された2025年の春高優勝
2025年1月の春高バレー決勝後、秋本選手は応援席にいた母・大友愛さんに優勝を報告しました。
FNNプライムオンラインなどの報道では、優勝インタビューで母親に向けて「日本一取ったぞ~!」と喜びを伝えた場面が紹介されています。
また、2025年6月のネーションズリーグでは、大友さんが解説を務める試合に秋本選手が出場し、親子がそれぞれ選手と解説者という立場で同じ大会に関わる場面もありました。
母が歩んだ日本代表の舞台に、娘が選手として立つ。その姿は、親子の競技人生がつながる象徴的な出来事となりました。
【プロ転向】ヴィクトリーナ姫路への入団からドイツ・イタリア挑戦へ
秋本美空選手は、2025年1月16日にヴィクトリーナ姫路との選手契約が発表されました。
当時は共栄学園高校に在学中でしたが、春高バレーでの優勝直後にプロチームとの契約が決まり、高校卒業後の進路が明確になりました。
高校卒業後に大学へ進学するのではなく、早い段階から国内トップリーグで経験を積む道を選んだことは、秋本選手のキャリアにおける大きな転換点です。
ヴィクトリーナ姫路でプロ選手としての第一歩
ヴィクトリーナ姫路は、兵庫県姫路市を拠点とする女子バレーボールクラブです。秋本選手は2025年に加入し、SVリーグでプロ選手としての活動をスタートしました。
SVリーグの公式選手記録によると、2024-25シーズンの秋本選手は12試合に出場し、合計142得点を記録しています。
内訳を見ると、レギュラーシーズン10試合で120得点、クォーターファイナル2試合で22得点です。高校卒業直後の若手選手として、限られた出場機会の中でも得点力を示しました。
2025年7月にはネーションズリーグで日本代表としての国内初得点も記録しています。高校バレーからプロ、そしてシニア日本代表へと、競技レベルを段階的に引き上げていきました。
2025-26シーズンはドイツのドレスナーSCへ
2025年8月1日、ヴィクトリーナ姫路は秋本選手がドイツ・ブンデスリーガ1部のドレスナーSCへ期限付き移籍することを発表しました。
海外挑戦のスタートは、非常に鮮烈なものでした。
- 2025年10月5日:リーグ開幕前のスーパーカップで19得点を記録し、MVPを獲得。
- 2025年10月12日:ブンデスリーガ開幕戦で両チーム最多の22得点。
- 開幕後:複数試合で先発起用され、攻撃面で存在感を示す。
バレーボールキングの2025年11月の報道では、開幕から4試合すべてで先発出場し、得点面でもチームの主力として活躍したことが紹介されています。
一方、2026年6月の同メディアの報道によると、シーズン後半はけがの影響もあり出場機会が減少しました。海外挑戦は順調な結果だけでなく、コンディション管理や異なる環境への適応という課題も伴うことが分かります。
2026年6月、イタリア・セリエAへの移籍が決定
2026年6月24日、ヴィクトリーナ姫路は秋本選手が2026-27シーズンからイタリアのUYBAバレー・ブスト・アルシーツィオへレンタル移籍すると発表しました。
ドイツに続いて、今度はイタリアのセリエAに挑戦することになります。
姫路の公式発表によると、秋本選手は次のようにコメントしています。
「世界トップレベルのリーグでプレーできることがとても楽しみです。新しい環境になるので、いろんなことにどんどんトライしていきたいと思っています。」
新天地のUYBAには、日本代表セッターの関菜々巳選手とアウトサイドヒッターの和田由紀子選手も在籍しています。日本代表のチームメートと同じクラブでプレーできる環境も、今回の移籍の特徴です。
ここで押さえておきたいのは、秋本選手がヴィクトリーナ姫路を完全に退団したわけではないという点です。2026-27シーズンは姫路からの期限付き移籍という形で、イタリアのクラブに所属しています。
2026年3月にはアディダスとの複数年契約も発表
海外での活動と並んで注目されたのが、2026年3月4日に発表されたアディダス ジャパンとの複数年エンドースメント契約です。
ヴィクトリーナ姫路の発表によると、秋本選手はアディダス製品を通じてパフォーマンス向上を図るとともに、ブランドのアンバサダーとしてスポーツの魅力を発信していくことになりました。
競技成績だけでなく、若手アスリートとしての発信力や将来性も評価されていることを示す動きです。
【2026年現在】秋本美空は日本代表?アジア大会銀メダルと最新活動
2026年10月現在、秋本美空選手は日本代表の活動を続けながら、イタリアのUYBAで新たなシーズンに挑んでいます。
2026年4月15日には、ヴィクトリーナ姫路が秋本選手の2026年度女子日本代表登録メンバー選出を発表しました。加えて、6月のネーションズリーグ2026予選ラウンド第2週の出場メンバーにも選ばれています。
2026年度女子日本代表への選出
秋本選手は高校在学中の2023年、16歳でシニア日本代表の登録メンバーに選出されました。その後、年代別代表での実績を積み、2025年にはシニア代表として国際大会に出場しています。
2026年も代表活動を継続。ネーションズリーグ第2週のフィリピンラウンドでは、アウトサイドヒッターとして出場メンバーに選ばれました。
2026年8月のバレーボールマガジンのインタビューでは、ドイツでの経験によって途中出場の際にも余計なことを考えず、試合に入れるようになったと自身の成長を振り返っています。
これは、海外移籍が単なる所属先の変更ではなく、試合への入り方や精神面にも影響を与えていることを示しています。
2026年の愛知・名古屋アジア大会で日本女子が銀メダル
2026年9月に開催された愛知・名古屋アジア大会でも、秋本選手の名前が日本代表選手として掲載されました。
女子バレーボール日本代表は決勝まで進出しましたが、中国に0対3で敗れ、最終順位は2位。銀メダルを獲得しました。
JOCの選手紹介ページにも、秋本美空選手のアジア大会成績として女子バレーボール銀メダルが記録されています。
20歳という若さで、海外クラブでの経験と日本代表としての国際大会経験を重ねている点は、今後のキャリアを考えるうえで大きな強みです。
日本代表登録ページの名前表記には注意
2026年度の日本バレーボール協会の女子代表登録ページでは、秋本選手と同じ生年月日、身長185cm、UYBA所属のアウトサイドヒッターが「大友美空」という名前で掲載されています。
一方、ヴィクトリーナ姫路の移籍発表、JOCの選手紹介、2026年8月のバレーボールマガジンの取材記事では「秋本美空」と表記されています。
同一人物と考えられるプロフィール情報に公式ページ間で表記の違いがあるため、選手名を確認するときは各発表の掲載時期や所属情報も併せて見る必要があります。名前の変更理由については、公式な説明が示されていません。
【最新評価】秋本美空の強みと今後の課題は?海外経験で変わったプレースタイル
秋本美空選手の評価を考える際、春高バレーでの優勝や最優秀選手賞だけに注目するのでは十分ではありません。
2026年現在の実績を見ると、彼女の特徴は、長身と攻撃力を武器にしながら、海外リーグでプレーの幅を広げていることにあります。
強み1:185cmの高さと高い攻撃力
秋本選手の大きな武器は、185cmの体格を生かしたスパイクです。
2025年春高バレーの準決勝では42得点、決勝では35得点を記録しました。特に決勝では、共栄学園の攻撃を引っ張り、重要な局面で得点を重ねています。
また、2023年U19世界選手権でベストスコアラー、ベストアタッカーに選ばれたことからも、国内の高校バレーに限らない得点能力が評価されてきたことが分かります。
強み2:海外移籍で身に付けた精神的な強さ
ドイツでの経験について、2026年8月のバレーボールマガジンのインタビューでは、以前よりも途中出場の際に緊張せず、自然に試合へ入れるようになったと語っています。
国際大会では、相手のブロックの高さやサーブの強さ、試合のテンポなど、日本国内とは異なる環境に対応しなければなりません。
そうした経験を通じて、試合中の判断やメンタル面を成長させていることは、海外移籍によって得られた大きな収穫といえます。
課題1:サーブレシーブと守備の安定性
秋本選手自身が今後の課題として挙げているのが、サーブレシーブの強化です。
オポジットとして攻撃を担うだけでなく、アウトサイドヒッターとしても安定して出場するには、守備面の技術が大切です。
強いスパイクを打てる選手は多くても、サーブレシーブから攻撃まで幅広く対応できる選手は限られます。日本代表の主力として定着するためには、攻撃力を維持しながら守備の精度を高めることが重要です。
評判を判断するなら、SNSより競技実績を見る
秋本選手については、母親が有名選手であることや、春高優勝時の活躍から注目が集まりました。しかし、選手としての評価を考えるなら、家族の知名度や話題性だけで判断するべきではありません。
実際に確認できる評価材料には、次のようなものがあります。
- 2023年U19世界選手権でのベストスコアラー、ベストアタッカー獲得。
- 2024年U20アジア選手権でのベストオポジット賞獲得。
- 2025年春高バレーでの優勝と最優秀選手賞受賞。
- SVリーグでの12試合142得点。
- ドイツのスーパーカップでのMVP獲得。
- 2026年度日本代表登録とアジア大会銀メダル。
一方で、海外リーグではけがによる出場機会の減少も報じられています。現時点で世界トップクラスの絶対的なレギュラーと評価するよりも、国際舞台で実績を重ねながら成長している若手選手と捉えるのが適切です。
【プロの結論】秋本美空の本当の価値は高校優勝後の成長にある
秋本美空選手のキャリアを振り返ると、最も注目すべきなのは2025年の春高優勝そのものではなく、優勝後も競技レベルを上げ続けていることです。
高校時代には共栄学園の主将として全国制覇を経験し、プロ入り後はSVリーグで実戦を重ねました。その後、ドイツのブンデスリーガ、イタリアのセリエAへと挑戦の場を広げています。
このキャリアは、若い選手が高校バレーからプロへ移行する際の一つのモデルとしても興味深いものです。
ただし、早い段階で海外に出ることが必ずしも成功を保証するわけではありません。異なる戦術や生活環境への適応、けがの予防、出場機会の確保など、継続的に取り組むべき課題があります。
秋本選手の場合、今後の評価を左右する要点は大きく3つあります。
- 攻撃力の維持:185cmの高さとスパイクの決定力を、国際レベルの相手にも発揮できるか。
- 守備力の向上:サーブレシーブを強化し、OHとしても安定した出場機会を得られるか。
- 海外での定着:イタリア・セリエAで継続的に出場し、チームの中で重要な役割を担えるか。
特に注目したいのは、本人がオポジットだけでなくアウトサイドヒッターとしての成長も目指していることです。攻撃力に守備力が加われば、代表チームでの起用の幅も広がります。
母・大友愛さんが歩んだ日本代表の舞台を、今度は秋本選手自身の力で切り開いていけるか。2026年のイタリア挑戦は、その将来を占う重要なシーズンになりそうです。
【秋本美空に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:秋本美空は2026年現在、どこのチームに所属していますか?
A1:ヴィクトリーナ姫路からの期限付き移籍で、2026-27シーズンはイタリア・セリエAのUYBAバレー・ブスト・アルシーツィオでプレーしています。前シーズンはドイツのドレスナーSCに所属していました。
Q2:秋本美空の身長とポジションは?
A2:身長は185cm、基本ポジションはアウトサイドヒッターです。試合ではオポジットとして起用されることもあり、本人もサーブレシーブを強化してOHとしての出場機会を増やすことを目標にしています。
Q3:秋本美空の母親と父親は誰ですか?
A3:母親は2012年ロンドン五輪女子バレーボール銅メダリストの大友愛さんです。父親はスポーツ紙のプロフィール紹介で、柔道男子73kg級の元世界王者・秋本啓之さんとされています。
Q4:秋本美空は春高バレーで優勝していますか?
A4:はい。2025年1月12日の第77回春高バレー女子決勝で、共栄学園が下北沢成徳を3対0で破り、19大会ぶり3度目の優勝を果たしました。秋本選手は決勝35得点を記録し、大会最優秀選手賞を受賞しています。
Q5:秋本美空は2026年も日本代表ですか?
A5:はい。2026年度の女子日本代表登録メンバーに選出され、ネーションズリーグ2026の予選ラウンド第2週の出場メンバーにも選ばれました。愛知・名古屋アジア大会では女子日本代表の銀メダル獲得を経験しています。
まとめ:秋本美空は共栄学園のエースから世界を目指す選手へ
秋本美空選手は、共栄学園女子バレー部の主将として2025年春高バレーを制し、最優秀選手賞を獲得した実力派アタッカーです。
母・大友愛さんの影響で小学2年生からバレーボールを始め、年代別日本代表やU19世界選手権、U20アジア選手権でも実績を残してきました。
2025年にはヴィクトリーナ姫路に入団し、ドイツのドレスナーSCを経て、2026-27シーズンからはイタリアのUYBAへ期限付き移籍。日本代表としても活動を続け、2026年のアジア大会では銀メダルを獲得しています。
今後の注目点は、イタリアでどこまで出場機会を増やせるか、そして持ち味である攻撃力にサーブレシーブや守備力を加えられるかという点です。
春高優勝で注目された高校生エースは、いまや日本代表として世界を舞台に挑戦する20歳のアスリートへと成長しました。秋本美空の次なる目標と、2026-27シーズンのイタリアでの活躍から目が離せません。