最も気になる再戦については、2026年10月30日時点で正式な対戦決定には至っていない。ただし、実現に向けた動きは続いている。
大きな転機となったのは、2026年9月10日に京セラドーム大阪で開催された「超RIZIN.5 浪速の超復活祭り」だ。朝倉未来と平本蓮がそれぞれ別の相手と対戦し、両者とも勝利を収めた。
2026年9月、両者がそろって勝利
朝倉未来 vs. 青木真也
2026年9月10日・71kg契約
青木の組み技や関節技をしのぎ、グラウンドパンチでレフェリーストップ。復帰戦で存在感を示した。
出典:RIZIN公式試合結果
平本蓮 vs. カルシャガ・ダウトベック
2026年9月10日・66kg契約
右肩の長期離脱を経てMMAに復帰。テイクダウンを受ける場面もあったが、打撃を交えて競り勝った。
出典:RIZIN公式・日刊スポーツ
両者が同じ大会で勝利したことで、再戦を望むファンの関心は再び高まった。とりわけ、2024年の初対決で平本が勝利し、2025年に予定されていたリマッチが実現しなかった経緯を考えると、再戦への期待が残るのは自然な流れだ。
榊原信行CEOが再戦の可能性に言及
9月11日、RIZINの榊原信行CEOは大会総括で朝倉未来と平本蓮の再戦についてコメントした。
CEOは、両者とも再戦への意欲を持っていると説明。そのうえで、2026年大みそかの大会で実現する可能性を排除せず、両選手と話し合って決める考えを示した。
一方、朝倉は青木戦後に右手の骨折の可能性を示唆しており、大みそかは試合をせず秋元強真のサポートに回りたいという意向も伝えられていた。榊原CEOも、負傷した状態で無理に試合を組むより、十分な準備期間を設ける選択肢に触れている。
10月30日に新たな動き!11月3日の名古屋会見に注目
2026年10月30日には、榊原CEOのSNS告知を受け、朝倉未来と秋元強真が11月3日の大みそか名古屋大会の緊急記者会見に参加する予定だと報じられた。
RIZIN公式サイトでも、11月3日17時から名古屋市のHisaya odori Park テレビトーヒロバで、大みそか大会の緊急記者会見を開催することが告知されている。豪華対戦カードの発表が予定されており、格闘技ファンにとって見逃せない機会となる。
ただし、朝倉の会見参加は平本との再戦決定を意味しない。会見で発表されるカードと、両者の交渉状況を分けて確認する必要がある。
再戦に関する2026年10月30日時点の整理
初対決
平本蓮が勝利
再戦への意欲
両者が言及
大みそか再戦
11月3日会見
開催予定
【試合の詳細まとめ】2024年7月28日に何が起きた?勝敗を分けたポイント
初対決の舞台は、2024年7月28日のさいたまスーパーアリーナ。大会名は「Yogibo presents 超RIZIN.3」で、第11試合のメインイベントとして行われた。
試合形式はRIZIN MMA特別ルールの5分5ラウンド、66.0kg契約。通常の短いワンマッチとは異なり、長時間の攻防を想定した大一番だった。
しかし、実際の試合は1ラウンドで決着する。RIZIN公式記録によると、平本蓮が1ラウンド2分18秒、グラウンドパンチによるレフェリーストップで勝利した。
試合展開を時系列で解説
1. 序盤は朝倉未来が蹴りで先制
試合開始直後、朝倉は右ミドルキックを繰り出し、続いて左右のローキックで攻めた。平本はサウスポーを基本に構えながら、左ストレートや構えを変えての右ストレートで応戦した。
序盤は両者が距離を測りながら、打撃のタイミングを探る展開だった。
2. 平本蓮の左ストレートが流れを変える
平本は前進しながら左ストレートをヒットさせると、左右のフックを連続して打ち込んだ。さらに左の攻撃を重ね、朝倉の体勢を崩す。
この一連の攻撃が、試合の決定的な転換点となった。
3. ダウン後のパウンドでTKO決着
倒れた朝倉に対し、平本は上からパンチを連打。レフェリーが試合を止め、1ラウンド2分18秒で平本の勝利が決まった。
長年の因縁を抱えた両者の対決は、わずか138秒で決着した。
勝敗を分けた技術的ポイント
この試合を単純に「平本のパンチが強かったから」と片付けると、試合の構造を見落とす。
注目したいのは、平本が相手の蹴りに対応しながら、自分の得意なパンチの距離を作ったことだ。特に左ストレートを当てた後、左右のフックへ連続させた攻撃は、相手に防御を立て直す時間を与えなかった。
また、打撃によるダウンの後にグラウンドパンチまでつなげたことも重要だ。MMAでは、立ち技の技術だけでなく、倒れた相手への追撃やポジションの確保も勝敗を左右する。
朝倉にとっては、蹴りによる距離管理から一気に打撃戦へ移行されたことが大きな誤算となった。平本のパンチを受けた後、試合を立て直す時間がほとんど残されていなかった。
試合直後、平本蓮が朝倉未来に伝えた言葉
試合後の勝利者コメントで、平本は朝倉への感謝と現役続行を願う気持ちを口にした。
「とにかく朝倉未来ありがとう。そして引退しないでください」
平本は、朝倉未来がいたからこそ格闘技に情熱を持って取り組めたという趣旨の言葉も伝えている。
単なる勝者から敗者への挑発ではなかった。対戦前の激しい言い合いとは対照的に、試合後には互いの存在を認めるような場面が生まれていた。
【両者の経緯を完全整理】引退表明から再戦中止、2026年の復帰まで
平本蓮と朝倉未来の関係を理解するには、2024年の初対決だけでなく、その後の引退表明、再戦発表、負傷による中止、そして2026年の復帰までを時系列で見る必要がある。
特に重要なのは、2025年5月4日に予定されていた東京ドームでの再戦が、実際に中止されている点だ。
主要な出来事・関係者一覧
2024年12月、朝倉未来は引退を撤回
2024年7月の敗戦後、朝倉は現役引退を表明した。しかし、格闘技界から完全に離れる展開にはならなかった。
同年大みそかのRIZINイベントで、翌2025年5月4日に東京ドームで開催予定の「THE MATCH 2」における平本との再戦が発表された。
朝倉にとっては初戦の敗北を取り返す機会であり、平本にとっては初戦の勝利が偶然ではなかったことを改めて示す機会になるはずだった。
2025年3月、再戦はなぜ中止になった?
2025年3月3日、RIZINは緊急会見を開き、5月4日に予定していた朝倉未来と平本蓮の再戦中止を発表した。
理由は平本の右肩の負傷だった。診断名は外傷性肩関節不安定症。手術を受け、全治6カ月と診断されたことから、試合出場は不可能と判断された。
これにより、東京ドームでの因縁のリマッチは消滅。平本は会見でファンに謝罪し、復帰に向けた意欲を示した。
朝倉は予定されていた復帰戦の相手を失ったものの、5月4日のRIZIN男祭りでは鈴木千裕と対戦。3ラウンド1分56秒、ドクターストップによるTKO勝利を収めた。
2026年、再戦交渉は再び動き出した
2026年4月18日のRIZIN会見では、朝倉が平本との対戦を希望する趣旨の発言を行い、平本も再戦を受ける姿勢を見せた。
ただし、榊原CEOは9月大会での実現について慎重な姿勢を示した。選手のコンディションや試合間隔を考慮し、ベストなタイミングを探る必要があるという考えだった。
その後、9月10日の超RIZIN.5で両者が勝利。再戦への期待は再び高まったが、10月30日現在、具体的な試合日程は正式発表されていない。
【炎上・噂の真相】平本蓮のドーピング疑惑はどうなった?
平本蓮と朝倉未来の初対決を振り返るうえで、避けて通れないのが2024年8月から9月にかけて起きたドーピング疑惑だ。
この問題は、試合結果に対する評価だけでなく、RIZINの検査体制や格闘技の競技公正性にも議論を広げた。
何がきっかけで疑惑が浮上したのか
試合後の2024年8月、インターネット上に平本と関係者の会話とされる音声が投稿された。その後、格闘家の赤沢幸典がSNSで長文の告発を行い、平本から禁止薬物に関する相談を受け、薬物を手配したという趣旨の主張を展開した。
一方、平本は2024年9月2日の会見で告発内容を否定。自身はドーピングをしていないと説明した。
ここで重要なのは、告発者による主張と、本人の説明、そして公式検査の結果を混同しないことだ。
2024年9月5日、RIZINが両選手の陰性を発表
2024年9月5日、RIZINは榊原信行CEOと医療部の医師3人が出席する記者会見を開いた。
そこで発表されたのは、朝倉未来と平本蓮の試合当日に採取した尿によるドーピング検査が、両者とも陰性だったという結果だった。
「朝倉未来選手、平本蓮選手、両選手陰性という結果が帰ってきました」
これは榊原CEOが会見で説明した内容だ。
ただし、陰性という結果の意味を正しく理解することも大切だ。
- 試合当日の尿検査では、両選手とも陰性だった。
- 検査結果は、その検体と検査条件における結果を示す。
- あらゆる時期の薬物使用について、包括的に証明するものではない。
- 告発内容についての主張と、検査結果は別々に評価する必要がある。
したがって、「陰性だから告発のすべてが虚偽だった」とも、「告発があったから薬物使用が事実だった」とも断定できない。
RIZINの検査体制にも課題が浮き彫りに
今回の騒動で、もう一つ注目されたのが競技団体の検査体制だった。
榊原CEOは会見で、試合当日の尿検査だけで十分なのかを含めて、ドーピング規定を抜本的に見直す考えを示した。
また、平本については疑わしい行動を取ったことへの反省を促し、今後の大会出場に向けて追加の検査を受けてもらう考えにも言及した。
つまり、この問題は選手個人への疑惑だけでは終わらなかった。検査の実施時期、対象となる物質、検査の透明性、選手への説明責任など、競技運営そのものに関わる問題へ発展したのである。
【ネットの反応】試合結果・ドーピング騒動・再戦への評価は?
平本蓮と朝倉未来をめぐる話題は、試合直後からSNSや格闘技ファンのコミュニティで大きな議論を呼んだ。特に注目すべきなのは、2024年のドーピング騒動と2026年9月の判定結果で、議論の焦点が異なることだ。
2024年の初対決では勝敗の衝撃が大きかった
初対決では、朝倉の敗北が予想以上に早い段階で決まったことが大きな話題になった。
ファンの関心は、平本のパンチの精度や決定力だけでなく、朝倉の引退表明にも集中した。試合後に平本自身が引退しないでほしいと伝えたことも、両者の関係を語るうえで印象的な場面として取り上げられた。
ドーピング疑惑では意見が分かれた
2024年9月5日の陰性発表後も、ネット上の反応は一枚岩ではなかった。
報道で紹介された反応には、陰性という結果を重く受け止め、これ以上の批判は必要ないとする意見があった一方、告発や音声投稿があった経緯から疑問を持ち続ける声もあった。
この対立の背景には、公式検査の結果と、SNS上で広がった告発情報の受け止め方の違いがある。
2026年9月の判定には再び議論が集中
2026年9月の平本対ダウトベック戦では、平本が2対1のスプリット判定で勝利した。
しかし、試合内容は接戦だった。1ラウンドではダウトベックのパンチが平本を捉え、テイクダウンも成功。2、3ラウンドでは平本がスタンスを変更し、打撃でポイントを取り返した。
そのため、試合後にはダウトベックが勝っていたのではないかという意見もネット上で話題になった。
榊原CEOは、RIZINの判定基準を踏まえ、相手を倒すための攻撃やダメージの与え方を重視した結果だと説明している。単にテイクダウンを取って上にいるだけでは、必ずしも評価されないという見解も示した。
ネットの反応から見える3つの論点
① 再戦を見たいという期待
2024年の初対決に決着をつける機会を求める関心。両者が2026年に再び勝利したことで注目が高まった。
② 競技の公正性への関心
ドーピング検査の陰性結果だけでなく、検査制度の透明性や運用の厳格さを求める議論。
③ 判定基準への関心
平本対ダウトベック戦を通じて、MMAの判定で打撃、ダメージ、テイクダウンがどう評価されるのかという議論。
こうした反応を整理すると、ファンが求めているのは単なる因縁の続きではない。納得できる勝敗、競技としての公正さ、そして両者が万全の状態で戦うことも重要な関心事になっている。
【プロの結論】再戦の価値を決めるのは初戦の再現ではなく進化
平本蓮と朝倉未来の再戦を考える際、単純に「どちらが勝つか」という予想だけでは、このカードの本質を捉えきれない。
初戦から時間が経過し、両者の競技経験、負傷、試合内容は変化している。再戦には、初戦とは異なる技術的な課題が存在する。
平本蓮に求められるもの
平本の強みは、パンチの精度と攻撃を連続させる能力にある。2024年の朝倉戦では、その強みを短時間で結果につなげた。
一方、2026年9月のダウトベック戦では、テイクダウンへの対応や組みの攻防が課題として浮かび上がった。長期離脱後のMMA復帰戦で勝利したことは大きいが、接戦だったことも見逃せない。
再戦に向けては、打撃の鋭さを維持しながら、相手に組み付かれた際の対応力を高められるかが注目点となる。
朝倉未来に求められるもの
朝倉は2025年の鈴木千裕戦で復帰勝利を収め、その後クレベル・コイケ、ラジャブアリ・シェイドゥラエフとの試合を経験した。
2026年9月には青木真也を1ラウンドでTKO。組み技への対応を含めて、復帰後の戦い方に変化が見られた。
ただし、初戦で敗れた相手が平本である以上、再戦では打撃の距離や初動への対応が重要になる。青木戦での勝利を、そのまま平本戦での優位性に置き換えることはできない。
再戦を実現するために必要な3条件
両選手の健康状態
朝倉の右手の負傷、平本の右肩の手術歴などを踏まえ、十分に準備できるコンディションが前提になる。
試合日程と準備期間
興行上の都合だけでなく、練習期間や減量、コンディショニングを確保できるかが重要。
正式な契約とルールの確定
対戦発表、契約体重、試合形式、開催日が明らかになって初めて、再戦が決定したと判断できる。
格闘技の興行では、選手同士の挑発や再戦への意欲が大きな話題を生む。しかし、発言と正式契約は別物だ。2026年9月の榊原CEOの発言も、再戦の可能性を残したものであり、確定カードの発表ではない。
その意味で、11月3日の名古屋会見は大きな注目ポイントになる。再戦が発表されるかどうかだけでなく、両者が年末に向けてどのような方向性を示すかが重要だ。
【平本蓮と朝倉未来の試合】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:平本蓮と朝倉未来の試合はどちらが勝った?
A1:2024年7月28日の超RIZIN.3では、平本蓮が1ラウンド2分18秒、TKOで勝利した。決め手は左ストレートから左右のフックにつなげた連続攻撃と、その後のグラウンドパンチだった。
Q2:平本蓮と朝倉未来の再戦はいつ?
A2:2026年10月30日時点では正式な日程は発表されていない。2026年9月に榊原CEOが大みそか大会での実現可能性に言及しているが、確定ではない。
Q3:2025年5月の再戦はなぜ中止になった?
A3:平本蓮が右肩の外傷性肩関節不安定症と診断され、手術を受けたため。全治6カ月と判断され、2025年5月4日のTHE MATCH 2で予定されていた試合は中止となった。
Q4:平本蓮のドーピング疑惑は本当だった?
A4:2024年9月5日、RIZINは朝倉未来と平本蓮の試合当日の尿検査が両者とも陰性だったと発表した。平本も疑惑を否定している。告発者の主張と公式検査結果は区別して理解する必要がある。
Q5:2026年9月の平本蓮の試合結果は?
A5:2026年9月10日の超RIZIN.5でカルシャガ・ダウトベックと対戦し、3ラウンド判定2対1で勝利した。774日ぶりのMMA復帰戦だった。
Q6:2026年9月の朝倉未来の試合結果は?
A6:2026年9月10日の超RIZIN.5で青木真也と対戦し、1ラウンド2分39秒、グラウンドパンチによるTKOで勝利した。
Q7:2026年11月3日のRIZIN会見で再戦が発表される?
A7:11月3日の大みそか名古屋大会の緊急記者会見はRIZIN公式から発表されている。朝倉未来の参加予定も10月30日に報じられた。ただし、平本との再戦が発表されるかどうかは、現時点では分かっていない。
まとめ:平本蓮と朝倉未来の再戦は2026年末の重要テーマ
平本蓮と朝倉未来の試合は、2024年7月28日に平本が1ラウンド2分18秒のTKOで勝利したことで決着した。しかし、その後のドーピング疑惑、朝倉の引退表明、2025年の再戦中止によって、両者の物語は終わらなかった。
2026年には両者がそれぞれ復帰戦で勝利し、榊原信行CEOも再戦の可能性を残している。10月30日には11月3日の名古屋会見に朝倉が参加する予定との報道も出た。
現時点で押さえておきたい要点は次の4つだ。
- 初対決は平本蓮が1R2分18秒TKO勝利。
- ドーピング検査は両選手とも陰性とRIZINが発表。
- 2025年の再戦は平本の右肩負傷で中止。
- 2026年大みそかの再戦は可能性が残るものの、正式決定には至っていない。
初戦の結果を覆したい朝倉未来と、勝利を改めて証明したい平本蓮。両者が万全の状態で再び向き合うことになれば、日本格闘技界でも大きな注目を集めるカードになるはずだ。
今後は11月3日のRIZIN会見、選手本人の発言、正式な対戦カード発表に注目したい。