2026年の読売ジャイアンツ二軍は、ファーム・リーグ中地区で75勝47敗2分、勝率.615の2位でレギュラーシーズンを終えた。首位の横浜DeNAベイスターズとは3ゲーム差。リーグ優勝には届かなかったものの、ファーム日本選手権では決勝に進出し、若手選手の成長と投手陣の充実を印象づけたシーズンとなった。
個人成績では、浅野翔吾が二軍で打率.322、又木鉄平が防御率1.82を記録。皆川岳飛や三塚琉生も存在感を示した。さらに10月28日に終了した第23回みやざきフェニックス・リーグでは巨人が優勝。10月30日には2027年シーズンの新しいコーチングスタッフも発表され、ファームの育成体制にも変化が生まれている。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2026年のチーム成績:中地区2位、124試合75勝47敗2分、勝率.615。
- 注目選手:浅野翔吾は打率.322、又木鉄平は9勝・防御率1.82、三塚琉生はフェニックス・リーグ本塁打王タイ。
- 直近のチーム動向:ファーム日本選手権は準優勝、みやざきフェニックス・リーグは11勝3敗3分で優勝。
【2026年最新】巨人二軍の順位・勝敗は中地区2位でシーズン終了
2026年の巨人二軍は、ファーム・リーグ中地区で安定した勝率を残した。日本野球機構(NPB)の公式勝敗表によると、全日程終了時点の成績は124試合75勝47敗2分。勝率は.615だった。
首位は横浜DeNAベイスターズで、74勝40敗8分、勝率.649。巨人は勝利数ではDeNAを上回ったものの、敗戦数と引き分け数の違いもあり、最終的には3ゲーム差の2位となった。
2026年ファーム・リーグ中地区の最終順位
- 1位:横浜DeNAベイスターズ 74勝40敗8分、勝率.649
- 2位:読売ジャイアンツ 75勝47敗2分、勝率.615
- 3位:埼玉西武ライオンズ 69勝51敗1分、勝率.575
- 4位:中日ドラゴンズ 54勝64敗5分、勝率.458
- 5位:ハヤテベンチャーズ静岡 37勝81敗4分、勝率.314
巨人は124試合で75勝を挙げており、勝率6割を超える成績を残した。特に西武との順位争いでは、最終的に8ゲーム差をつけている。
中地区2位でもファーム日本選手権に進出できた理由
注目したいのは、リーグ2位の巨人がファーム日本選手権の決勝まで進んだことだ。
2026年のファーム日本選手権は、東・中・西の3地区制を踏まえた大会形式で開催された。中地区優勝のDeNAだけでなく、ワイルドカードとして巨人も出場。レギュラーシーズンの順位だけでは測れない短期決戦の強さを示す機会となった。
つまり、2026年の巨人二軍は「リーグ優勝を逃したチーム」ではあるが、全国規模のファーム決戦で優勝争いに加わったチームでもある。シーズンを評価する際には、この2つの結果を分けて考える必要がある。
【試合日程・最新結果】ファーム日本選手権で巨人はどこまで勝ち進んだ?
巨人二軍の2026年公式戦は、NPBが公表した月別日程に沿って開催された。リーグ戦終了後にはファーム日本選手権が組まれ、10月3日の準決勝と10月4日の決勝がシーズン終盤の大きな見どころとなった。
10月3日:DeNAとの準決勝を3対1で制す
ファーム日本選手権のファーストステージ第2試合で、巨人は横浜DeNAベイスターズと対戦した。
試合結果は巨人3対1DeNA。勝利投手は石川達也、敗戦投手は篠木健太郎、セーブはルシアーノだった。
中地区2位の巨人にとって、同地区の優勝チームを破って決勝に進んだことは大きな成果だった。リーグ戦での順位を覆す形で、短期決戦における勝負強さを発揮した。
10月4日:日本ハムとの決勝は2対5で敗戦
決勝の相手は東地区優勝の北海道日本ハムファイターズ。試合は静岡県のしずてつスタジアム草薙で行われた。
巨人の先発は又木鉄平。日本ハムは序盤から得点を重ね、3回にはエドポロ・ケインのソロ本塁打、4回には淺間大基の適時打でリードを広げた。
巨人は5回に中山礼都の2点適時打で反撃したものの、最終的には日本ハム5対2巨人で試合終了。日本ハムが1997年以来29年ぶり2度目のファーム日本一に輝いた。
巨人の先発・又木は敗戦投手となったが、シーズンを通じて中地区トップクラスの投球を見せた投手である。決勝の結果だけで年間の働きを評価するのは適切ではない。
ファーム日本選手権の試合結果一覧
- 10月3日・準決勝第1試合:日本ハム7対6ソフトバンク
- 10月3日・準決勝第2試合:巨人3対1DeNA
- 10月4日・決勝:日本ハム5対2巨人
この結果、巨人は2026年のファーム日本選手権で準優勝。リーグ優勝を逃した悔しさを残しながらも、決勝進出という実績を持って公式戦を締めくくった。
【2026年個人成績】浅野翔吾・又木鉄平・皆川岳飛・三塚琉生を比較
巨人二軍の2026年を語るうえで欠かせないのが、若手選手と一軍経験者の個人成績だ。
NPBの2026年度ファーム個人打撃・投手成績を見ると、野手では浅野翔吾、皆川岳飛、三塚琉生が注目される。投手では又木鉄平が防御率1点台を記録し、先発投手として大きな存在感を示した。
主要選手の2026年ファーム成績
| 選手 | 2026年ファーム成績 | 注目ポイント・関係性 |
|---|---|---|
| 浅野翔吾 | 62試合、打率.322、6本塁打、33打点 | 出塁率.398、長打率.514。二軍で高い打撃成績を残した。 |
| 皆川岳飛 | 84試合、打率.297、3本塁打、28打点 | 82安打、15盗塁。打撃と走塁の両面で貢献。 |
| 三塚琉生 | 74試合、打率.252、6本塁打、36打点 | 長打率.404。フェニックス・リーグでは4本塁打を記録。 |
| 又木鉄平 | 18試合、9勝4敗1セーブ、防御率1.82 | 103回2/3、86奪三振。中地区の防御率1位。 |
※成績は2026年ファーム公式戦のNPB公表記録。フェニックス・リーグの本塁打数は別大会の成績。
浅野翔吾:二軍打率.322で打撃面の復調を示す
2026年の浅野翔吾は、二軍で62試合に出場し、183打数59安打、打率.322を記録した。
本塁打は6本、打点は33。出塁率.398、長打率.514という数字からも、単打だけでなく長打を含めた打撃で結果を残したことが分かる。
一方、一軍では9試合出場、打率.185、1本塁打という成績だった。二軍での打撃結果を一軍でもそのまま再現できるとは限らない。
一軍定着に向けては、速球への対応、変化球の見極め、守備や走塁を含めた総合力が問われる。二軍で打率3割を超えたことは明るい材料だが、次の課題は一軍投手に対して同じ打撃を継続できるかどうかだ。
又木鉄平:防御率1.82、9勝を挙げた先発候補
投手陣で特に目を引くのが又木鉄平だ。
2026年のファーム公式戦では18試合に登板し、9勝4敗1セーブ、防御率1.82。投球回は103回2/3、奪三振は86だった。
NPBのファーム日本選手権公式ゲームリポートでも、又木は中地区の防御率1位として紹介されている。103回以上を投げながら防御率1点台を維持したことは、シーズンを通じた安定感を示す数字だ。
決勝の日本ハム戦では敗戦投手となったが、年間成績と決勝の1試合は切り分けて評価したい。2027年に向けても、先発陣の競争に加わる可能性を持つ投手である。
皆川岳飛:打率.297と15盗塁で総合力を発揮
皆川岳飛は84試合に出場し、打率.297、82安打、3本塁打、28打点を記録した。
注目したいのは盗塁数だ。2026年のファーム公式戦では15盗塁を記録しており、打撃だけに依存しない貢献ができている。
出塁率は.388。四球も40個選んでおり、安打を打つ能力に加えて出塁する能力も備えている。今後は一軍の外野陣との競争を意識しながら、打撃の確実性と守備力を伸ばせるかが焦点になる。
三塚琉生:長打力とフェニックス・リーグでの活躍に注目
三塚琉生は2026年ファーム公式戦で74試合に出場し、打率.252、6本塁打、36打点を記録した。
打率だけを見ると浅野や皆川には及ばないが、長打率は.404。6本塁打に加えて11二塁打、3三塁打を記録しており、長打を生み出す能力に持ち味がある。
加えて、10月に開催されたみやざきフェニックス・リーグでは4本塁打を記録。大会の本塁打ランキングでトップタイに入った。
レギュラーシーズンと秋の実戦で異なる成績を残したことは、成長を測るうえで興味深い材料だ。今後は長打力を維持しながら、打率や出塁率をどこまで改善できるかに注目したい。
【巨人二軍の注目若手】2027年の一軍昇格を左右するポイント
二軍の個人成績を見ると、浅野翔吾、皆川岳飛、三塚琉生の野手3人と、又木鉄平の投手としての実績が目立つ。
ただし、ファームで優秀な数字を残した選手が必ず翌年に一軍レギュラーを獲得できるわけではない。昇格にはチーム編成、守備位置の競争、故障の有無、一軍の戦力状況など複数の要素が関係する。
野手は打率だけでなく出塁率・長打率・守備力を見る
浅野翔吾の打率.322は目を引く数字だが、一軍での出場機会を増やすためには、打撃以外の能力も必要になる。
外野手の場合、打球への反応、守備範囲、送球、走塁判断なども評価対象となる。長打力を持つ三塚琉生には、打球の質を維持しながら確実性を高めることが求められる。
皆川岳飛については、打率.297に加えて15盗塁という機動力が魅力だ。出塁してから得点につなげる能力をさらに高めれば、起用の幅も広がる。
投手は防御率と投球回数をセットで評価する
又木鉄平の防御率1.82は優秀な数字だが、投手の評価では登板数や投球回数も重要になる。
年間103回2/3を投げた実績は、短いイニングだけを任される救援投手とは異なる価値を持つ。先発として試合を組み立て、一定の投球回数を確保できることは、一軍のローテーション争いにおいても評価材料となる。
2027年に向けては、二軍での成績を維持するだけでなく、一軍で求められる投球内容に対応できるかが焦点だ。
一軍昇格を見極めるための4つの判断基準
- 打撃の再現性:好調な期間だけでなく、長い期間にわたって出塁・長打を維持できるか。
- 守備の安定性:打撃成績に加え、ポジションに必要な守備力を備えているか。
- 対戦相手への対応力:一軍投手の球速や変化球に対応できるか。
- チーム事情との一致:一軍が必要としている守備位置や投手の役割に合致しているか。
ファームの数字は選手の現在地を知るための重要な指標だが、一軍で活躍できるかどうかは別の評価軸も必要になる。特定の選手の昇格を予想するときは、打率や防御率だけでなく、出場機会や役割の変化も合わせて確認したい。
【巨人二軍と三軍の違い】育成方針と2027年の新体制
巨人のファームには二軍と三軍があり、どちらも一軍選手を育てるための重要な組織だ。ただし、役割は同じではない。
二軍は公式戦で実績を積み、一軍昇格を目指す場所
二軍はNPBのファーム・リーグに参加し、公式戦を通じて選手の実力を評価する舞台だ。
支配下選手を中心に、一軍から調整のために降格した選手や、若手選手などが出場する。試合結果はリーグ順位や個人成績に反映され、選手にとっては一軍昇格に向けた実戦評価の機会となる。
三軍は育成選手の実戦経験と能力向上を重視
三軍は主に育成選手を中心に、実戦機会を確保するための組織として運用されている。
二軍の公式リーグ戦とは別に、大学や社会人、独立リーグなどとの試合を通じて経験を積むことができる。試合数や出場機会を確保し、個々の課題を実戦で確認する役割が大きい。
そのため、二軍と三軍は単純な勝敗だけで優劣を判断するものではない。選手の成長段階や契約形態、育成計画に応じて、それぞれの舞台で経験を積むことが重要になる。
2026年と2027年の監督体制の変化
2026年の巨人二軍監督は石井琢朗、三軍監督は会田有志だった。NPB公示の監督・コーチ一覧にも、この体制が掲載されている。
しかし、10月30日に発表された2027年のコーチングスタッフでは、ファームの指導体制が変更された。
- 2026年二軍監督:石井琢朗
- 2026年三軍監督:会田有志
- 2027年二軍監督:会田有志
- 2027年三軍監督:高木康成
- 2027年巡回打撃コーチ:石井琢朗
2027年は松井秀喜新監督のもとで新体制が始まる。会田有志と高木康成を二軍・三軍の監督に配置し、育成部門の経験を生かす狙いも報道されている。
一軍だけでなくファームの指導体制も見直されたことで、若手選手の育成方針や二軍・三軍の連携がどのように変わるかは、来季の大きな注目点となる。
【みやざきフェニックス・リーグ2026】巨人が優勝、三塚琉生も本塁打王タイ
2026年10月の巨人ファームを語るうえで、もう一つ見逃せないのが第23回みやざきフェニックス・リーグだ。
宮崎県内11会場で開催された同大会は、10月28日に全日程が終了。巨人は11勝3敗3分の成績で優勝した。
巨人は17試合で11勝を挙げる
11勝3敗3分という結果は、勝率だけでなく、試合を通じて安定した戦いを続けたことを示している。
フェニックス・リーグは、通常のファーム公式戦とは異なる秋季の実戦機会だ。若手選手に出場機会を与え、実戦感覚を養うことや、シーズン中に見つかった課題を確認することが大きな目的となる。
そのため、今回の優勝はチームの勢いを示す材料である一方、ファーム・リーグ中地区の順位や勝敗に加算されるものではない。両大会の成績は分けて見る必要がある。
三塚琉生が4本塁打で大会トップタイ
個人の活躍では三塚琉生が目立った。大会の公式発表によると、ホームランランキングは4本塁打を記録した3選手が1位タイとなり、その一人に巨人の三塚が入った。
大会全体では114本塁打が記録されており、82人の選手が本塁打を放った。その中で4本を記録したことは、三塚の長打力を示す結果だ。
レギュラーシーズンでは打率.252、6本塁打だった三塚が、秋の大会で本塁打数を伸ばしたことは、来季に向けた明るい材料となる。
フェニックス・リーグ優勝をどう評価するか
巨人が優勝したことは、若手選手の競争力やチーム全体の実戦力を評価するうえでプラス材料だ。
ただし、フェニックス・リーグは一軍の公式戦やファーム・リーグの順位争いとは目的が異なる。出場選手の構成や起用方針も通常のリーグ戦とは異なるため、優勝だけをもって翌年の一軍戦力が完成したと判断することはできない。
重要なのは、秋に結果を残した選手が翌春のキャンプでも成長を続け、実際の一軍競争に加われるかどうかだ。
【巨人二軍に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年の巨人二軍の順位は何位ですか?
A1:ファーム・リーグ中地区の2位です。124試合で75勝47敗2分、勝率.615を記録し、優勝した横浜DeNAとは3ゲーム差でした。
Q2:2026年のファーム日本選手権で巨人は優勝しましたか?
A2:優勝はしていません。10月3日の準決勝でDeNAに3対1で勝利しましたが、10月4日の決勝で日本ハムに2対5で敗れ、準優勝となりました。
Q3:浅野翔吾の2026年二軍成績は?
A3:62試合に出場し、183打数59安打、打率.322、6本塁打、33打点を記録しました。出塁率は.398、長打率は.514です。
Q4:又木鉄平の2026年ファーム成績は?
A4:18試合に登板し、9勝4敗1セーブ、防御率1.82でした。103回2/3を投げて86奪三振を記録し、中地区の防御率1位となりました。
Q5:皆川岳飛と三塚琉生の2026年成績は?
A5:皆川岳飛は84試合で打率.297、3本塁打、28打点、15盗塁。三塚琉生は74試合で打率.252、6本塁打、36打点でした。三塚はフェニックス・リーグでも4本塁打を記録し、大会トップタイに入りました。
Q6:巨人の二軍と三軍は何が違いますか?
A6:二軍はNPBファーム・リーグの公式戦に参加し、順位や個人成績を競う組織です。三軍は主に育成選手に実戦経験を与え、能力向上を図るための組織です。
Q7:2026年のみやざきフェニックス・リーグで巨人は何位でしたか?
A7:巨人が優勝しました。最終成績は11勝3敗3分。三塚琉生は4本塁打を記録し、本塁打ランキング1位タイとなりました。
まとめ:巨人二軍の2026年は若手の成長と新体制への転換が焦点
2026年の巨人二軍は、ファーム・リーグ中地区で75勝47敗2分、勝率.615の2位という成績を残した。リーグ優勝には届かなかったものの、ファーム日本選手権では決勝進出を果たし、みやざきフェニックス・リーグでは11勝3敗3分で優勝した。
個人成績では浅野翔吾の打率.322、又木鉄平の防御率1.82、皆川岳飛の打率.297と15盗塁、三塚琉生の長打力が光った。特に三塚は秋のフェニックス・リーグでも4本塁打を記録し、シーズン終盤に存在感を示している。
そして2027年に向けては、会田有志が二軍監督、高木康成が三軍監督に就任する新体制が発表された。松井秀喜新監督のもと、一軍とファームがどのように連携し、若手を育てていくかが注目される。
【プロの結論】 2026年の巨人二軍を評価する際は、リーグ順位だけでなく、選手個々の成績、短期決戦での結果、秋季大会での成長を総合的に見ることが大切だ。浅野、皆川、三塚の野手陣と、又木を中心とした投手陣が2027年にどのような競争を繰り広げるか。巨人の次の世代を占ううえで、ファームの動向から目が離せない。
主な参照資料: 日本野球機構(NPB)2026年度ファーム公式勝敗表・個人成績・試合速報、ファーム日本選手権公式記録、みやざきフェニックス・リーグ公式発表、2027年度巨人コーチングスタッフ発表報道。