『メイドインアビス』のアニメは、テレビシリーズ全2期に加え、劇場版総集編2作品、本編の続編となる劇場版、そして2026年公開の新作劇場シリーズで構成されています。初めて視聴する人が迷いやすいのは、総集編と本編の関係、そして劇場版『深き魂の黎明』をどのタイミングで見るべきかという点です。
2026年10月30日現在、最新作となる劇場シリーズ第一部『メイドインアビス 目覚める神秘』は10月23日に公開済み。さらに同日、劇場シリーズ第二部の制作決定も発表されました。リコたちの冒険は深界七層へと進み、物語は新たな局面を迎えています。
【この記事の重要ポイントまとめ】 - 見る順番: TV第1期13話→『深き魂の黎明』→TV第2期12話→『目覚める神秘』が本編の基本ルート。 - 総集編: 『旅立ちの夜明け』『放浪する黄昏』は第1期の再編集作品。TV第1期を見た人は基本的に飛ばして問題ありません。 - 2026年最新情報: 10月23日公開の『目覚める神秘』は第2期の続編。劇場シリーズ第二部の制作も決定しています。
【結論】メイドインアビスアニメの見る順番は?時系列で整理

最初に押さえたいのは、作品の公開順と物語のつながりです。
『メイドインアビス』は、単純に公開された映画をすべて順番に見ればよい作品ではありません。2019年公開の総集編2作品はテレビ第1期の内容を再構成したものであり、独立した続編ではないからです。
初心者におすすめの本編視聴順
初めて視聴する場合は、以下の順番がおすすめです。
1. TVアニメ第1期『メイドインアビス』(全13話・2017年)
2. 劇場版『メイドインアビス 深き魂の黎明』(2020年)
3. TVアニメ第2期『メイドインアビス 烈日の黄金郷』(全12話・2022年)
4. 劇場シリーズ第一部『メイドインアビス 目覚める神秘』(2026年10月23日公開)
この順番なら、リコ、レグ、ナナチの出会いから、ボンドルドとの対決、深界六層の成れ果ての村、そして深界七層への進行まで、物語を自然につなげられます。
総集編2作品はどこに入れる?
2019年には、テレビ第1期を再編集した2本の映画が公開されました。
- 『劇場版総集編メイドインアビス【前編】旅立ちの夜明け』
- 『劇場版総集編メイドインアビス【後編】放浪する黄昏』
どちらも第1期の物語を振り返るための作品です。
したがって、TV第1期を全13話視聴した人が、その後に総集編2作品を見る必要はありません。
一方、時間を短縮して物語の概要をつかみたい人には、総集編を第1期の代わりに利用する方法もあります。
ただし、人物の心情や冒険中の細かな出来事を丁寧に追いたいなら、テレビシリーズがおすすめです。
公開順と物語の時系列は同じ?
本編の物語については、基本的に公開された順番に沿って視聴すれば問題ありません。
ただし、総集編は第1期と同じ時期の出来事を扱うため、物語の時系列上で新しいエピソードが追加されるわけではありません。
つまり、TV第1期と総集編は選択式、劇場版『深き魂の黎明』は必須の続編という整理が大切です。
KADOKAWAの作品情報では、2017年のテレビ放送、2019年の総集編2作品、2020年の劇場版という公開履歴が整理されています。
【2026年最新】『目覚める神秘』の内容・公開日・第二部制作決定
2026年の『メイドインアビス』シリーズで最大のトピックが、劇場シリーズ第一部『目覚める神秘』です。
公開日は2026年10月23日(金)。
テレビアニメ第2期『烈日の黄金郷』の続編に位置付けられる作品で、リコたちが深界六層を後にし、未知の領域である深界七層へ進んでいく物語につながります。
『目覚める神秘』の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 劇場シリーズ第一部 メイドインアビス 目覚める神秘 |
| 公開日 | 2026年10月23日 |
| 作品形態 | 劇場アニメ |
| 上映時間 | 71分 |
| 原作 | つくしあきひと |
| 監督 | 小島正幸 |
| 脚本 | 倉田英之 |
| アニメーション制作 | キネマシトラス |
| 配給 | アニメック |
映画情報とKADOKAWAの公式作品ページでは、公開日、スタッフ、キャストが発表されています。
物語の舞台は深界七層へ
第2期『烈日の黄金郷』では、リコ、レグ、ナナチが深界六層の成れ果ての村で大きな出来事を経験します。
そこで出会ったファプタも仲間に加わり、一行は深界七層へと進みます。
深界七層は、これまでの階層とは異なる未知の領域です。アビスの構造そのものに関する謎も深まり、冒険の危険性はさらに高まっていきます。
新作の公式イントロダクションでも、ファプタを迎えた一行が深界七層へ進むところまでが物語の背景として紹介されています。
新キャラクターと追加声優にも注目
2026年10月23日には、新キャラクターの追加キャストも発表されました。
特に注目したいのが、白笛の探窟家スラージョと、彼女が率いる探窟隊「呪詛船団(ヘイルヘックス)」です。
| キャラクター | 声優 | 役割 |
|---|---|---|
| スラージョ | 水樹奈々 | 呪詛船団を率いる白笛 |
| ニシャゴラ | 渡辺明乃 | 呪詛船団の探窟家 |
| ヤタラマル | 武内駿輔 | 呪詛船団の大柄な探窟家 |
| シェルミ | 東山奈央 | 呪詛船団に所属する双子 |
| メナエ | 宮本侑芽 | シェルミと行動を共にする双子 |
これまでの主要人物に加え、新たな探窟家たちが物語に加わることで、アビスの世界観はさらに広がります。
劇場シリーズ第二部の制作も決定
『目覚める神秘』の公開日には、劇場シリーズ第二部の制作決定も発表されました。
第二部は第一部の続きを描く作品です。
ただし、2026年10月30日時点で第二部の公開日は発表されていません。
ここで注意したいのは、今回の新作がテレビアニメ第3期ではなく、劇場シリーズとして展開されていることです。
今後の視聴予定を立てる際は、テレビシリーズと劇場シリーズを区別しておくと混乱しません。
【作品・声優一覧】TV全2期と劇場版の関係を徹底整理
『メイドインアビス』の魅力は、リコたちの冒険だけではありません。
それぞれのキャラクターが持つ目的や過去、そして声優陣による表現が、作品全体のドラマを支えています。
シリーズの公開年・話数・物語のつながり
| 作品・エンティティ | 公開年・話数 | 物語上の位置付け |
|---|---|---|
| TV第1期 | 2017年・全13話 | リコとレグの冒険の始まり |
| 旅立ちの夜明け | 2019年 | 第1期前半の総集編 |
| 放浪する黄昏 | 2019年 | 第1期後半の総集編 |
| 深き魂の黎明 | 2020年 | ボンドルドとの戦いを描く続編 |
| 烈日の黄金郷 | 2022年・全12話 | 深界六層と成れ果ての村が舞台 |
| 目覚める神秘 | 2026年10月23日 | 第2期後の劇場シリーズ第一部 |
| リコ | 富田美憂 | 母ライザを追う主人公 |
| レグ | 伊瀬茉莉也 | 記憶を失ったロボットの少年 |
| ナナチ | 井澤詩織 | リコたちを救った成れ果て |
| ファプタ | 久野美咲 | 成れ果ての村に深く関わる存在 |
| テパステ | 諸星すみれ | 新たに登場する探窟家 |
| クラヴァリ | 星野貴紀 | 黒笛の探窟家 |
2017年の第1期は、公式Blu-ray情報でも第1話から第13話まで収録されていることが確認できます。
第2期についても、公式Blu-ray情報では第1話~第6話と第7話~第12話に分けて収録されており、全12話の構成です。
主人公リコ役は富田美憂
リコ:
リコは、偉大な探窟家である母ライザに憧れ、アビスの最深部を目指す少女です。
富田美憂の演技で印象的なのは、リコの純粋な好奇心と、過酷な環境でも前に進もうとする意志の表現です。
リコは単に守られる主人公ではありません。危険を理解しながらも、自分の知りたいことを追い求める探窟家として成長していきます。
レグ役は伊瀬茉莉也
レグ:
記憶を失ったロボットの少年で、リコとともにアビスへ潜る重要人物です。
レグは強力な身体能力を持つ一方、自分が何者なのかという謎を抱えています。
リコを守る存在でありながら、自分自身の過去を探す人物でもあるため、物語の核心に深く関わっています。
伊瀬茉莉也の演技は、レグの少年らしさと戦闘時の緊張感を両立させています。
ナナチ役は井澤詩織
ナナチ:
深界四層でリコの命を救った成れ果て。医療やアビスの知識にも詳しい仲間です。
ナナチは、独特の話し方と親しみやすい雰囲気が印象的なキャラクターです。
しかし、その過去にはアビスの残酷さを象徴する出来事が隠されています。
井澤詩織の演技によって、ナナチの軽妙な会話と、深い悲しみを抱えた内面の両方が表現されています。
ファプタ役は久野美咲
ファプタ:
第2期で重要な役割を担う、成れ果ての村に関係する存在です。
ファプタは、物語の中でも強烈な存在感を放つキャラクターです。
独特の言葉遣いや感情表現に加え、過去の出来事から生まれた複雑な感情が、物語に大きな深みを与えています。
【世界観を理解する】アビスの呪いと上昇負荷の仕組み
『メイドインアビス』を理解するうえで欠かせない設定が、アビスの呪いです。
作中では「上昇負荷」とも呼ばれ、アビスの深部から地上へ戻ろうとする際に身体へ影響を及ぼす現象として描かれています。
この設定があるため、探窟家たちは自由に地上へ帰還できません。
上昇負荷は深く潜るほど危険になる
アビスは複数の深界に分かれており、上昇するときに受ける影響は、潜った深さによって変化します。
主な症状は次のとおりです。
- 深界一層: 軽いめまい、吐き気。
- 深界二層: 強い吐き気、頭痛、手足のしびれ。
- 深界三層: 平衡感覚の異常、幻覚、幻聴。
- 深界四層: 全身の激痛、身体各所からの出血。
- 深界五層: 全感覚の喪失、意識混濁、自傷行為。
- 深界六層: 人間性の喪失、または死。
- 深界七層以降: 確実な死。
この設定は、原作者つくしあきひとが参加したFebriのインタビューでも解説されています。
なぜアビスの呪いが物語の重要設定なのか
アビスの呪いは、単なる冒険の障害ではありません。
通常のファンタジー作品なら、危険な場所に潜っても、目的を達成すれば元の場所に戻ることができます。
しかし『メイドインアビス』では、深く潜るという選択そのものが、帰還の可能性を失うことにつながります。
そのため、リコたちの冒険は、一般的なダンジョン探索とは大きく異なります。
一度進んだ道を簡単には引き返せないという構造が、物語に独特の緊張感を生み出しているのです。
アビスの呪いは生物にも作用する?
興味深いのは、人間以外の生物にも呪いが作用するという設定です。
Febriのインタビューで、つくしあきひとは、生物によって呪いの現れ方が異なることを説明しています。
人間に近い感覚を持つ生物ほど影響を受けやすく、独自の感覚で環境を認識する生物では、人間とは異なる結果になる場合があります。
つまり、アビスは単に深い穴なのではなく、独自の環境と生態系を持つ特殊な世界として構築されているのです。
【制作会社とスタッフ】キネマシトラスが描く独特の映像表現
『メイドインアビス』の魅力を語るうえで、アニメーション制作を担当する
同スタジオは第1期から劇場版、第2期、2026年の劇場シリーズまで作品のアニメーション制作を担っています。
主な制作スタッフ
| 担当 | 人物 |
|---|---|
| 原作 | つくしあきひと |
| 監督 | 小島正幸 |
| 脚本 | 倉田英之 |
| キャラクターデザイン | 黄瀬和哉・黒田結花 |
| 音楽 | Kevin Penkin |
| アニメーション制作 | キネマシトラス |
2026年の劇場シリーズでも、小島正幸が監督、倉田英之が脚本を担当しています。
キャラクターデザインには黄瀬和哉と黒田結花が参加。黄瀬はProduction I.Gのスタッフとしても知られています。
ここで注意したいのは、Production I.Gが作品全体のアニメーション制作会社というわけではない点です。制作会社としてクレジットされているのはキネマシトラスです。
美しい背景と過酷な物語の対比
本作の映像表現で特徴的なのは、絵本のような柔らかいキャラクターデザインと、過酷な冒険描写の対比です。
アビスの風景には、幻想的な植物や巨大な地形、奇妙な生物などが登場します。
一方、物語の中では、身体的な苦痛や仲間との別れ、取り返しのつかない選択も描かれます。
この視覚的なギャップが、作品独自の印象を強めています。
加えて、Kevin Penkinによる音楽も重要です。
広大なアビスの景色に合わせた壮大な楽曲と、登場人物の感情に寄り添う繊細な音楽が、映像だけでは表現しきれない世界の奥行きを支えています。
テレビシリーズと劇場版を通して制作スタッフの中心が継続していることも、シリーズ全体の映像的な一貫性につながっています。
【初見でも失敗しない】おすすめの視聴ルートと注意点
ここまでの作品情報を踏まえると、視聴者の目的によって最適なルートは変わります。
初めて見る人はTV第1期からがおすすめ
初見の人には、TV第1期から順番に見る方法をおすすめします。
理由は、リコとレグの出会い、ナナチとの関係、アビスの各階層の特徴など、後の作品で重要になる情報を自然に理解できるからです。
特に『深き魂の黎明』では、TV第1期で描かれた人物関係や世界観が物語の前提になります。
時間がない人は総集編を利用する
すべてのエピソードを視聴する時間がない場合は、総集編2作品を利用する方法もあります。
ただし、総集編を見たあとにTV第1期もすべて見る必要はありません。
そのまま『深き魂の黎明』へ進めば、本編の流れを追えます。
2026年の新作だけ見たい人は注意
『目覚める神秘』だけを単独で見る方法は、あまりおすすめできません。
本作は第2期の続編であり、リコたちがどのような経緯で深界七層へ向かうことになったのかを理解していることが前提になります。
少なくとも『烈日の黄金郷』まで視聴しておくと、登場人物の関係や物語の背景を把握しやすくなります。
作品をおすすめできる人・慎重に選びたい人
おすすめできる人
- 緻密に作り込まれたファンタジー世界が好きな人
- 探索や冒険を通して謎が解き明かされる作品が好きな人
- キャラクターの成長や心理描写を重視する人
- 美術や音楽にもこだわったアニメを見たい人
視聴前に注意したい人
- 残酷な描写や身体的な苦痛の表現が苦手な人
- 明るく軽快な冒険アニメを期待している人
- 子ども向けの穏やかなファンタジー作品を探している人
かわいらしいキャラクターデザインから受ける印象とは異なり、作品にはかなり重い描写が含まれています。
視聴する際は、映像表現や物語の雰囲気も含めて判断することが大切です。
【メイドインアビスアニメ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:メイドインアビスのアニメはどの順番で見ればいい?
A1:TV第1期全13話→劇場版『深き魂の黎明』→TV第2期『烈日の黄金郷』全12話→劇場シリーズ第一部『目覚める神秘』の順番がおすすめです。総集編2作品は第1期の代わりとして視聴できます。
Q2:『旅立ちの夜明け』と『放浪する黄昏』は見なくてもいい?
A2:TV第1期を全話視聴していれば、基本的に見る必要はありません。どちらも第1期の総集編です。初めて見る人は、テレビシリーズで細かなエピソードを楽しむ方法がおすすめです。
Q3:『深き魂の黎明』は第1期と第2期の間に見る作品?
A3:そのとおりです。『深き魂の黎明』は第1期の続編で、ボンドルドとの戦いを描いています。第2期『烈日の黄金郷』を見る前に視聴してください。
Q4:『目覚める神秘』はいつ公開された?
A4:2026年10月23日(金)に劇場公開されました。TV第2期の続編にあたる劇場シリーズ第一部で、上映時間は71分です。
Q5:『目覚める神秘』の第二部はいつ公開される?
A5:2026年10月23日に第二部の制作決定が公式発表されました。ただし、2026年10月30日現在、公開日は発表されていません。
Q6:メイドインアビスのアニメは全何話?
A6:TV第1期が全13話、第2期『烈日の黄金郷』が全12話で、テレビシリーズは合計25話です。これに総集編や劇場版などの作品が加わります。
まとめ:メイドインアビスアニメは正しい順番で見ると面白さが深まる
『メイドインアビス』は、緻密な世界設定と登場人物の心理描写、壮大な音楽が組み合わさった冒険ファンタジーです。
2026年10月現在、テレビシリーズ全2期と劇場版に加え、新たな劇場シリーズ第一部『目覚める神秘』まで公開されています。
初めて視聴するなら、次の順番を覚えておけば迷いません。
1. TV第1期『メイドインアビス』全13話
2. 劇場版『深き魂の黎明』
3. TV第2期『烈日の黄金郷』全12話
4. 劇場シリーズ第一部『目覚める神秘』
『旅立ちの夜明け』『放浪する黄昏』は第1期の総集編なので、必要に応じて選択してください。
そして、2026年10月23日には劇場シリーズ第二部の制作も決定しました。
深界七層という新たな舞台に進んだリコたちの冒険は、まだ続いていきます。
これから作品を見始める人も、過去のシリーズを振り返りたい人も、まずはTV第1期から順番に視聴することで、『メイドインアビス』ならではの壮大な物語をより深く楽しめるはずです。