2026年10月27日時点で、今人気の映画を選ぶなら、まず注目したいのが10月23日〜25日の週末観客動員ランキングだ。興行通信社が10月26日に発表した全国ランキングでは、『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』が1位をキープ。公開14週目の『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』が7位から2位へ浮上し、『汝、星のごとく』も3位を維持した。加えて、新作『うるわしの宵の月』が4位に初登場し、恋愛ドラマ、アニメ、ホラー、サスペンスが上位に並ぶ結果となった。
今回の映画ランキング2026年最新データから見えてくるのは、公開直後の新作だけでなく、口コミやリピーター、入場者特典などを背景に長く観客を集める作品も強いということ。週末の動員数と映画興行収入ランキングの違いを押さえながら、上位作の人気の理由、前週との順位変動、上映中の映画から自分に合う一本を選ぶポイントまで整理する。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:2026年10月23日〜25日の週末動員1位は『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』。週末3日間で動員28万人、興行収入3億9400万円を記録した。
- 要点2:『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』は前週7位から2位へ上昇。公開14週目でも根強い人気を示している。
- 要点3:恋愛・ヒューマンドラマなら『汝、星のごとく』や『うるわしの宵の月』、刺激の強いホラーなら『バイオハザード』など、好みと鑑賞条件に合わせて選ぶのがおすすめ。
【2026年10月23日〜25日】今人気の映画ランキングTOP10と前週比較
興行通信社の週末観客動員数をもとにしたランキングでは、1位が『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』、2位が『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』、3位が『汝、星のごとく』となった。4位には『うるわしの宵の月』が初登場し、5位には『バイオハザード』がランクイン。上位5作品だけでも、実話を題材にした人間ドラマから人気キャラクターの劇場版、少女漫画の実写化、サバイバルホラーまで、ジャンルの幅広さが際立っている。
| 順位 | 作品名 | 前週比較 | 公開週 | 注目ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記 | 1位を維持 | 4週目 | 実話をもとにしたヒューマンドラマ |
| 2位 | 映画ちいかわ 人魚の島のひみつ | 7位から上昇 | 14週目 | 長期上映と入場者特典が注目材料 |
| 3位 | 汝、星のごとく | 3位を維持 | 3週目 | 横浜流星・広瀬すずのW主演作 |
| 4位 | うるわしの宵の月 | 初登場 | 1週目 | 人気少女漫画の実写化 |
| 5位 | バイオハザード | 2位から下降 | 3週目 | サバイバルホラー |
| 6位 | メイドインアビス 目覚める神秘 | 初登場 | 1週目 | 人気アニメシリーズの劇場作品 |
| 7位 | バッド・ルーテナント:トウキョウ | 初登場 | 1週目 | 小栗旬主演のサスペンスアクション |
| 8位 | 影を売る女 | 6位から下降 | 2週目 | 独自の設定を持つヒューマンドラマ |
| 9位 | mentor | 5位から下降 | 2週目 | 青年たちとメンターを描く人間ドラマ |
| 10位 | 耳をすませば 4Kデジタルリマスター | 初登場 | 1週目 | 名作アニメの高画質版上映 |
出典:興行通信社「CINEMAランキング通信」2026年10月26日発表。前週順位は同週の映画.com国内ランキングを参照。順位は10月23日〜25日の全国週末観客動員数に基づく。
前週との比較で特に目立つのは、『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』の5ランク上昇と、新作4作品のTOP10入りだ。長期上映作品が上位に残る一方で、新作にも観客が集まっており、話題作の勢いと定着した人気が同時に表れている。
ただし、観客動員ランキングは、映画の面白さを直接採点するものではない。鑑賞した人数を基準にした順位であり、作品への評価、興行収入、検索数、SNS上の話題性とはそれぞれ意味が異なる。順位を入口にしつつ、作品の内容や鑑賞条件も確認するのが失敗しにくい選び方だ。
【1位の人気の理由】『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』はなぜ強い?
今回の首位は、東映配給の『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』。2026年10月2日に公開され、10月23日〜25日の週末3日間で動員28万人、興行収入3億9400万円を記録した。累計では動員204万人、興行収入29億円を突破している。前週に首位へ返り咲いた勢いを維持し、公開4週目でもランキングの頂点に立った。
本作の原作は、遠藤和さんがつづった手記『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』。川口春奈が主人公の和を演じ、高杉真宙が夫の将一役を務める。監督は山戸結希。青森で暮らす二人の日常と、和に告げられたステージIVの大腸がん、限られた時間のなかで向き合う愛や家族の未来を描いた作品だ。
人気を考えるうえで重要なのは、実話をもとにした物語であることに加え、人生の時間、愛する人との関係、家族の選択という、多くの人が自分自身の問題として受け止めやすい題材を扱っている点だ。俳優の演技や映像表現を楽しむだけでなく、鑑賞後に身近な人との関係を考えるきっかけにもなり得る。
もっとも、重い病気や別れを扱う作品は、鑑賞する側の心境によって受け止め方が変わる。感情を揺さぶる物語を求めている人には候補になる一方、気軽に笑って気分転換したい日には、別ジャンルを選ぶほうが満足度は高いかもしれない。
話題の映画の評判を調べる際は、ランキングの順位だけでなく、あらすじ、上映時間、年齢区分、レビューの内容も合わせて確認したい。作品のテーマに共感できるかどうかが、鑑賞後の満足度を左右するからだ。
【2位・3位を分析】『ちいかわ』の急浮上と『汝、星のごとく』の安定感
2位:『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』
公開14週目の『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』は、前週7位から2位へと大きく順位を上げた。週末3日間の動員は18万5000人、興行収入は2億7900万円。累計では動員1265万人、興行収入184億円を超えている。
順位上昇の背景として、興行通信社は10月24日から始まった入場者特典第7弾の配布を挙げている。特典の存在が動員を押し上げたと報告されており、作品そのものの人気に加えて、劇場へ足を運ぶ具体的なきっかけが興行に影響したことがうかがえる。
ここから読み取れるのは、映画の人気が公開初週の勢いだけで決まるわけではないという点だ。原作やキャラクターへの愛着、劇場で鑑賞する体験、期間限定の企画などが重なることで、公開から時間がたっても観客を集める可能性がある。家族や友人と作品を共有したい人、キャラクター作品を楽しみたい人には、今週の有力候補となる。
3位:『汝、星のごとく』
3位の『汝、星のごとく』は、横浜流星と広瀬すずがダブル主演を務める恋愛・ヒューマンドラマ。凪良ゆうの同名小説を原作に、藤井道人監督が映画化した。瀬戸内の島を舞台に、孤独を抱えた櫂と暁海が出会い、愛し合いながらも、それぞれの人生や家族をめぐる選択に向き合っていく物語だ。
10月23日〜25日の週末は動員14万3000人、興行収入2億1800万円を記録し、前週と同じ3位を維持。累計では動員94万人、興行収入13億円を突破した。公開3週目でも上位を保っている点は、公開直後の話題性だけでなく、物語そのものへの関心が継続していることを示す材料になる。
『ママがもうこの世界にいなくても』が実話をもとにした物語であるのに対し、『汝、星のごとく』は小説原作の長い時間軸を持つ恋愛ドラマだ。同じ人間ドラマでも、実際の人生に根差した物語を観たいのか、登場人物の選択や関係性を長いスパンで追いたいのかによって、選ぶ一本は変わってくる。
【新作の注目度】『うるわしの宵の月』と初登場作品をチェック
4位:『うるわしの宵の月』
10月23日公開の『うるわしの宵の月』は、初登場で4位にランクインした。週末3日間の動員は14万1000人、興行収入は2億円。やまもり三香の人気少女漫画を実写化した作品で、道枝駿佑が市村琥珀、安斉星来が滝口宵を演じる。ともに「王子」と呼ばれる男女の出会いと恋模様を描く、青春ラブストーリーだ。
人気漫画の映像化に加え、キャストへの関心、原作ファンが実写版をどう受け止めるかという期待が、公開初週の注目につながる構図だ。恋愛映画を探している人や、青春ものを劇場で楽しみたい人に向いている。一方、原作のイメージを重視する場合は、予告編や作品紹介を見て、映像や演出の雰囲気が自分の好みに合うかを判断したい。
6位:『メイドインアビス 目覚める神秘』
6位に初登場した『メイドインアビス 目覚める神秘』は、つくしあきひとの同名コミックを原作とするアニメシリーズの劇場作品。興行通信社の発表では、テレビアニメ第2期『メイドインアビス 烈日の黄金郷』の続編に当たる劇場シリーズ第1部として紹介されている。富田美憂、伊瀬茉莉也、井澤詩織らが声の出演を務める。
シリーズ作品は、これまでの物語を知っている観客にとって、続きを劇場で観られること自体が鑑賞動機になる。初めて作品に触れる人は、前提となる世界観や登場人物の関係を確認してから出かけると、物語を追いやすい。
7位・10位にも新たな選択肢
7位には、小栗旬主演、三池崇史監督の『バッド・ルーテナント:トウキョウ』が初登場。サスペンスアクションを求める人にとって気になる一本だ。10位には、スタジオジブリ監修の4Kデジタルリマスター版としてIMAX上映が始まった『耳をすませば 4Kデジタルリマスター』が入った。過去の名作を改めて劇場で観るという選択肢も、今週のランキングに表れている。
新作が複数ランクインした週は、最新作だけを追う人にも、定番作品を選びたい人にも候補が増える。公開日だけでなく、上映方式や劇場ごとのスケジュールまで比較すると、自分に合う鑑賞体験を見つけやすい。
【5位の『バイオハザード』】順位が下がっても人気作といえるのか
『バイオハザード』は前週2位から5位に下がったものの、公開3週目でTOP5を維持した。累計成績は動員103万人、興行収入17億円を突破している。ザック・クレッガー監督がシリーズを再構築したサバイバルホラーで、MOVIE WALKER PRESSの作品情報ではR15+指定となっている。
前週比較で順位が下がると、作品の勢いがなくなったように見える。しかし、週末の順位は同じ週に上映された作品同士の相対評価だ。新作が複数登場した週には、既存作の順位が押し下げられることもある。順位の変動だけで、観客の評価が悪化したと判断するのは早計だ。
また、興行通信社の発表では、10月31日から『バイオハザード』の入場者プレゼントとして「悪夢のハロウィンステッカー」を配布する予定も紹介されている。今後の動員に影響する可能性がある施策だが、実際に順位が上がるかどうかは、その週の観客動員を見て判断したい。
ホラー映画を選ぶ場合は、ランキングや話題性だけでなく、年齢区分と作品の雰囲気も確認しよう。刺激の強い作品を避けたい人や、子どもと一緒に観る作品を探している人には、別ジャンルの映画のほうが適している場合がある。
【プロの結論】今観たい一本を選ぶためのランキング活用術
今人気の映画ランキングを使いこなすには、順位をそのまま「自分にとって一番面白い作品」と読み替えないことが大切だ。観客動員数は劇場に足を運んだ人数を表す一方、興行収入はチケット販売による売上を示す。鑑賞者のレビューは作品への評価を知る手がかりになり、上映スケジュールは実際に観られる時間や場所を決める情報になる。それぞれ役割が違う。
今回のランキングでは、上位作品の週末成績にも差がある。『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』は週末動員28万人・興収3億9400万円、『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』は18万5000人・2億7900万円、『汝、星のごとく』は14万3000人・2億1800万円だった。単純な順位だけでなく、動員と興収を並べることで、作品ごとの興行規模をより具体的に把握できる。
一方、作品の評価を比較するときは、レビューサイトの点数や投稿数をランキングとは別に見る必要がある。評価は投稿者の好みや鑑賞時期、レビュー数によっても変わるため、ひとつの数字だけで作品の良し悪しを決めないほうがいい。あらすじ、予告編、年齢区分、原作の有無を確認し、自分が求める体験と合うかを見極めよう。
具体的な選び方は次のとおりだ。
- 心に残る人間ドラマを観たい:実話をもとにした『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』。
- キャラクター作品を楽しみたい:長期上映でも上位に戻った『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』。
- 恋愛や人生の選択を描く物語が好き:『汝、星のごとく』。
- 青春ラブストーリーを観たい:新作『うるわしの宵の月』。
- スリルや緊張感を味わいたい:年齢区分を確認したうえで『バイオハザード』。
- シリーズ作品を追いかけたい:『メイドインアビス 目覚める神秘』。初見ならシリーズの予備知識も確認したい。
- 名作を劇場の大画面で再体験したい:『耳をすませば 4Kデジタルリマスター』。
最後に、映画の公開日・上映スケジュールは劇場や地域によって異なる。ランキングで気になる作品を見つけたら、近くの映画館の公式上映案内で上映時間、字幕・吹替、IMAXなどの上映方式、座席の空き状況を確認しよう。週末のランキングは全国的な人気を知るための指標であり、実際の鑑賞計画は自分が行ける劇場の情報で仕上げるのが合理的だ。
【今人気の映画】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年10月23日〜25日の今週の映画動員ランキング1位は?
A1:『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』です。週末3日間で動員28万人、興行収入3億9400万円を記録し、前週に続いて1位を維持しました。
Q2:前週から大きく順位を上げた映画は?
A2:『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』です。前週7位から2位へ上昇しました。10月24日から始まった入場者特典第7弾の配布も、動員を押し上げた要因として報告されています。
Q3:今上映中の映画で、何を観るか迷ったらどう選べばいい?
A3:最初に、観たいジャンルを決めましょう。人間ドラマなら『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』、恋愛なら『汝、星のごとく』や『うるわしの宵の月』、キャラクター作品なら『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』、ホラーなら『バイオハザード』が候補になります。最後に年齢区分、上映時間、近隣劇場の上映スケジュールを確認すると選びやすくなります。
まとめ:2026年秋の映画ランキングは「順位・内容・上映条件」で選ぶ
2026年10月23日〜25日の週末観客動員ランキングでは、『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』が1位を守り、『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』が2位へ浮上、『汝、星のごとく』が3位を維持した。新作の『うるわしの宵の月』も4位に入り、既存の人気作と新作が競い合う週となった。
今人気の映画を探すときは、最新のランキングで世間の関心をつかみ、作品のあらすじや評判で自分との相性を確かめ、最後に上映スケジュールを確認する。この3段階を踏めば、話題作だからという理由だけで選ぶよりも、満足できる一本に出会いやすい。ランキングは毎週変わるため、次回の発表では新作の初動と、長期上映作品がどこまで順位を維持するかにも注目したい。