北朝鮮の最高指導者、金正恩総書記の身長は何cmなのか。報道では約170cmと推定されていますが、北朝鮮当局が本人の身長を公式な数値として公表したことは確認されていません。2018年の南北首脳会談で韓国の文在寅氏と並んだ写真や、海外メディアによる身体的特徴の分析などから、複数の推定値が伝えられてきました。
2026年9月30日には、韓国の国家情報院(NIS)が金正恩氏の体重を140kg台と推定していることも報じられました。ただし、この最新情報は体重と健康状態に関する分析であり、身長を新たに確定したものではありません。この記事では、金正恩氏の身長の推定値、写真比較の注意点、父・金正日氏との違い、2026年の最新報道を整理し、数字の根拠と限界を解説します。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 身長の結論:金正恩氏の身長は公式には確認できず、報道では約170cm、別の分析では167~168cmと推定されています。
- 写真比較の注意点:文在寅氏との写真は参考になりますが、靴底や姿勢、撮影角度などの影響があり、写真だけで正確な身長は確定できません。
- 2026年の最新情報:韓国国家情報院は9月30日、金正恩氏の体重を140kg台と推定しましたが、身長についての新たな公式数値は示していません。
【結論】金正恩の身長は何cm?公式発表と170cm説の真相

金正恩氏の身長について、最もわかりやすい答えは「公式な確定値は公表されておらず、報道では約170cmと推定されている」です。
米国のAP通信が2024年7月に配信した記事では、金正恩氏の身長は約170cmとする推定が紹介されました。一方、BBC Monitoringが2018年の南北首脳会談を分析した記事では、金正恩氏の身長を167~168cmと推定しています。両者は推定方法や参照資料が異なるため、数字が一致していません。
この違いを踏まえると、検索でよく見かける「170cm」は、本人や北朝鮮政府が発表した確定値ではなく、海外報道などで広く紹介されている目安として理解するのが適切です。
身長に関する情報を整理すると、次のようになります。
- 公式発表:確認できる公表値はない。
- 約170cm説:AP通信などの報道で紹介された推定。
- 167~168cm説:BBC Monitoringが2018年の首脳会談時の比較などを踏まえて紹介した推定。
- 2026年の最新状況:身長を確定させる新たな公式数値は確認できず、従来の推定を超える精度の情報は示されていない。
したがって、「金正恩の身長は170cm」と断定するよりも、「約170cmと推定されているが、正確な数値は不明」と表現するほうが、公開情報の実態に合っています。
【推定理由】金正恩の身長はなぜ170cm前後とされるのか
金正恩氏の身長を推定する材料として使われてきたのは、首脳会談の写真や映像、同行者との体格差、過去の報道などです。しかし、いずれも身長を直接測定した公的記録とは異なります。
1. 首脳会談で並んだ人物との比較
2018年4月27日、金正恩氏は韓国の文在寅大統領と板門店で会談しました。握手や記念撮影、軍事境界線付近を歩く場面など、多数の写真と映像が公開されています。
BBC Monitoringは、この会談で2人が並んだ姿に注目し、金正恩氏の身長を167~168cm程度、文在寅氏を172cmとして紹介しました。文在寅氏の数値についても韓国紙の報道を参照したものであり、写真そのものが金正恩氏の身長を証明するわけではありません。
2. 靴や姿勢が比較結果を左右する
人物の身長を写真から推定する場合、靴底の厚さ、インソール、頭の角度、立ち方、カメラの高さなどを考慮する必要があります。数cmの違いを議論する場合、こうした条件は無視できません。
2018年の首脳会談をめぐっては、韓国メディアが専門家による映像分析を取り上げ、金正恩氏の靴や足元にも注目しました。米ワシントン・ポストも2018年5月、写真を分析した専門家らが靴の傾斜などを検討したことを報じています。こうした分析は推定の参考にはなりますが、靴の構造だけから本人の実際の身長を確定することはできません。
3. 過去の報道に推定値の幅がある
約170cmという数字と167~168cmという数字が併存していること自体、推定値の限界を示しています。測定条件が統一された公的データがない以上、複数の報道に登場する数字を平均して「正確な身長」を算出することにも意味はありません。
重要なのは、推定値が紹介された媒体と、その推定に用いられた資料を区別することです。写真に基づく分析と、過去の報道に登場するプロフィール情報は、同じ精度の証拠ではありません。
【写真比較】金正恩と文在寅、金正日の身長を比較
金正恩氏の身長を考えるうえで、文在寅氏との比較は代表的な材料です。また、父親である金正日氏の身長に関する過去の報道も、北朝鮮指導者の体格をめぐる情報の扱い方を考える参考になります。
ただし、以下の数値は公式な身長記録を一覧にしたものではありません。各人物について報じられた推定値やプロフィール情報を、性質の違いがわかるように整理しています。
| 比較対象・項目 | 身長の目安 | 根拠と注意点 |
|---|---|---|
| 金正恩 | 約170cm | AP通信などが紹介した推定値。本人の公式発表値ではない。 |
| 金正恩の別の推定 | 167~168cm | BBC Monitoringが2018年の南北首脳会談をめぐる分析で紹介。 |
| 文在寅 | 約172cm | BBC Monitoringが韓国紙の情報を参照して紹介した数値。写真比較では靴や姿勢に注意が必要。 |
| 金正日 | 約155~165cmとの推定 | ABCニュースがロイター配信記事を掲載した際に紹介した推定幅。靴による見かけの身長の変化も報じられた。 |
金正恩と文在寅の身長差は写真でわかる?
2018年4月27日の南北首脳会談では、両氏が正面から向き合う場面や並んで歩く場面が公開されました。写真によっては2人の身長差が小さく見えるため、金正恩氏の身長をめぐる関心が高まりました。
しかし、同じ人物でも撮影位置や足元の状態によって、見た目の身長差は変わります。比較写真を使う場合は、両者が同じ地面に立っているか、靴の形状が確認できるか、カメラが水平に近い位置にあるかなどを確認する必要があります。
そのため、「文在寅氏とほぼ同じ高さに見えるから金正恩氏も172cmある」「頭の位置が低く見えるから160cm台前半だ」といった判断は、写真だけでは成立しません。
金正恩と金正日の身長はどちらが高い?
父親の金正日氏については、実際の身長が155~165cm程度とする推定が過去に報じられました。2005年のABCニュース掲載記事では、ロイター配信の情報として、金正日氏の実際の身長に幅があることや、身長を高く見せる靴が注目されたことが紹介されています。
一方、金正恩氏については約170cmという推定が広く知られています。これらの数値だけを比較すれば、金正恩氏のほうが高い可能性があります。ただし、父子ともに公式な身長記録が確認できないため、正確な身長差を断定することはできません。
また、父親に関する過去の報道で取り上げられた靴の話を、そのまま金正恩氏にも当てはめるのは適切ではありません。別々の人物について、それぞれの写真と資料を検討する必要があります。
【2026年最新】金正恩の身長と体重140kg台の報道を整理
2026年の最新情報を確認するうえで注目されるのは、韓国の国家情報院による金正恩氏の健康状態に関する分析です。
2026年9月30日、韓国の国家情報院が国会の情報委員会に報告した内容として、金正恩氏の体重が140kg台と推定され、心血管疾患のリスクが高い状態にあると、TBS NEWS DIGやFNNプライムオンラインなどが報じました。一方、同報道では、健康上の異常を示す明確な兆候は確認されていないとの分析も伝えられています。
ここで注意したいのは、140kg台という数値が身長とは別の情報であることです。国家情報院の報告として伝えられた体重推定は、金正恩氏の現在の体格を考える材料にはなりますが、身長を直接測定した結果ではありません。
韓国国家情報院の健康情報から何がわかる?
韓国国家情報院は、北朝鮮の指導部に関する情報を収集・分析する機関です。ただし、健康に関する情報の一部は非公開の国会報告を通じて伝えられ、報道では議員による説明が引用されることがあります。今回の体重についても、一般向けに公開された本人の身体測定記録とは性質が異なります。
2024年7月にも、AP通信は金正恩氏の体重が約140kgに戻ったとする韓国国家情報院の分析を報じていました。2026年9月の報道は、体重140kg台という推定が再び伝えられたものです。これらの情報から身長が変化した、あるいは身長が確定したと解釈することはできません。
体重がわかれば身長も計算できるのか
体重と身長は別々の身体指標です。例えば、同じ140kgでも身長が異なればBMI(体格指数)は変わります。しかし、BMIは身長と体重から算出される指標であり、体重だけを知っていても身長を一意に求めることはできません。
金正恩氏について「体重が140kg台だから身長は170cmに違いない」と結論づけることはできません。体重の推定と身長の推定は、別の根拠に基づいて評価する必要があります。
【実態と真相】金正恩の身長情報で誤解しやすい3つのポイント
金正恩氏の身長を調べる際には、数字そのものだけでなく、その数字がどのように導かれたのかを確認することが大切です。特に誤解が生まれやすいのは、推定値を公式記録と同じように扱うこと、写真の印象を測定結果とみなすこと、そして体重の最新情報を身長の新情報と混同することです。
誤解1:170cmは北朝鮮政府が発表した数字である
約170cmという数字は、海外報道などで紹介されてきた推定値です。北朝鮮政府が本人の身長を公式発表した数値として扱う根拠は確認できません。「公式プロフィールで170cmと確定している」という説明には注意が必要です。
誤解2:写真を見れば実際の身長がわかる
写真は人物の相対的な大きさを比較する資料にはなりますが、撮影条件を統一できない限り、正確な身長を確定するための測定資料にはなりません。とりわけ数cm単位の差を判断する場合は、靴、姿勢、撮影角度などの影響を考慮する必要があります。
誤解3:2026年の体重報道で身長も更新された
2026年9月30日の国家情報院に関する報道で新たに注目されたのは、体重140kg台という推定と健康状態の分析です。身長の公式数値が新たに発表されたわけではありません。体重に関する情報が更新されても、身長の推定値が自動的に更新されるわけではないのです。
情報を見極めるための判断基準
金正恩氏の身長に関する記事を読む際は、次の3点を確認すると、数字の意味を取り違えにくくなります。
- 発表主体:北朝鮮当局による公式発表なのか、海外メディアによる推定なのか。
- 根拠の種類:本人の測定記録なのか、写真比較なのか、過去の報道を引用した情報なのか。
- 情報の日付:2026年の最新報道なのか、2018年の首脳会談など過去の資料を使った分析なのか。
この基準を使えば、検索結果に表示される「170cm」「167cm」「168cm」といった数字を、確定値ではなく、根拠の異なる推定として整理できます。
【金正恩身長】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:金正恩の身長は結局何cmですか?
A1:正確な公式数値は確認できません。海外報道では約170cmとする推定がある一方、BBC Monitoringは167~168cm程度と紹介しています。約170cmは目安であり、確定値ではありません。
Q2:金正恩の身長は2026年に更新されましたか?
A2:2026年9月30日には、韓国国家情報院による体重140kg台という推定が報じられましたが、身長の公式数値が新たに発表されたわけではありません。
Q3:金正恩と文在寅の身長差は何cmですか?
A3:文在寅氏は約172cmとする情報が紹介されており、金正恩氏については167~168cm程度という推定があります。単純計算では数cmの差になりますが、金正恩氏の身長自体が確定していないため、正確な身長差も断定できません。
Q4:金正恩の父、金正日の身長は何cmでしたか?
A4:過去の報道では155~165cm程度と推定されています。身長を高く見せる靴についても報じられましたが、父子ともに公式な身長記録が確認できないため、正確な身長差は不明です。
Q5:金正恩の体重が140kg台なら、身長170cmという説は正しいですか?
A5:体重だけでは身長を確定できません。140kg台という推定は韓国国家情報院の健康関連報告として伝えられた情報であり、身長170cm説を直接裏付けるものではありません。
Q6:金正恩の身長に公式発表はありますか?
A6:本人の身長を確定できる公式な公表値は確認できません。約170cmという数字は海外報道などで紹介された推定値として扱う必要があります。
まとめ:金正恩の身長は約170cmと推定されるが確定値ではない
金正恩氏の身長について、2026年時点で押さえておきたいのは、公式な数値が確認できないことと、海外報道では約170cm、別の分析では167~168cmという推定が紹介されていることです。
2018年の南北首脳会談で文在寅氏と並んだ写真は、身長を考える参考資料として注目されてきました。しかし、靴や姿勢、撮影角度などの影響があるため、写真だけで正確な身長を確定することはできません。父親の金正日氏についても、過去の報道には推定幅があります。
また、2026年9月30日に報じられた体重140kg台という韓国国家情報院の推定は、金正恩氏の現在の体格に関する新しい情報ですが、身長を確定する資料ではありません。
【プロの結論】 金正恩氏の身長を一つの数字で表すなら、報道で広く使われる「約170cm」が目安になります。ただし、正確さを重視するなら「約170cmと推定されているが、公式な身長は不明」と理解するのが適切です。最新の健康報道、過去のプロフィール情報、首脳会談の写真は、それぞれ根拠の性質を区別して読む必要があります。