『ボボボーボ・ボーボボ』の人気投票といえば、1位から8位まで全員がボーボボという、前代未聞のランキングを思い浮かべる人も多いはずです。しかし、この結果には、原作のギャグとして描かれた架空の人気投票と、2020年に「少年ジャンプ+」で実施された実際の投票企画という、よく似た2つの出来事が関係しています。
加えて、原作で行われた読者参加型のキャラクター人気投票では、主人公のボーボボを抑えて首領パッチが1位を獲得。ところ天の助や田楽マンも上位に食い込んでいます。2026年10月時点の情報をもとに、澤井啓夫による原作の人気投票ネタ、公式キャラクター投票の得票数、歴代人気投票ランキングを整理し、それぞれの違いを解説します。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 原作の人気投票ネタ:連載3回突破記念として描かれた架空のランキングで、実際の読者投票ではありません。
- 2020年の人気投票結果:少年ジャンプ+の企画では1位から8位までがすべてボーボボとなり、1位は147,817票を獲得しました。
- 実際の歴代人気投票:原作の読者参加型投票では首領パッチが強さを発揮。第1回は3,481票で1位、ボーボボは413票で3位でした。
【結論】ボーボボ人気投票の「全員ボーボボ」は何の結果?
「ボーボボ人気投票で1位から8位まで全員ボーボボ」という結果には、原作のギャグと、2020年4月1日に実施された「少年ジャンプ+」の企画という2つの背景があります。どちらも本当に全員がボーボボという異常なランキングですが、成立した経緯は異なります。
原作では、澤井啓夫が連載初期に人気投票の形式を使ったギャグを披露しました。一方、2020年の企画では、そのおなじみのネタを現実の投票企画として再現。結果発表でも、1位から8位まで同じキャラクター名が並びました。ORICON NEWSや電撃オンラインも、このユニークな結果を報じています。
つまり、インターネット上で見かける「全員ボーボボ」のランキング画像を理解するには、原作に登場する架空の人気投票と、2020年の実際の投票企画を分けて考える必要があります。原作のネタに書かれた得票数と、2020年に集計された得票数も別物です。
もうひとつ押さえておきたいのは、原作で読者が実際に投票した人気ランキングでは、ボーボボが常に1位だったわけではないという事実です。むしろ、首領パッチが何度も1位に輝いています。この意外な結果こそ、ボーボボ人気投票が長く語り継がれている理由のひとつです。
【原作第3話】架空ランキングの正体と澤井啓夫のギャグ
「全員ボーボボ」の原点は、原作の連載初期に掲載された人気投票風のネタです。連載3回突破記念という名目で、人気投票のランキングを模した演出が登場します。第3話、すなわち奥義3に関連するこのネタでは、ランキングに並ぶキャラクターがすべて主人公のボーボボになっていました。
通常の漫画作品であれば、人気投票は主人公やライバル、ヒロイン、印象的な脇役などが票を競うイベントです。ところが、この作品ではランキングそのものをギャグの題材にし、順位をつけるというお約束を大胆に崩しました。人気投票の結果発表という、読者にとってなじみのある形式を利用した笑いです。
重要なのは、原作のこのランキングが実際の読者投票を集計したものではない点です。掲載された順位や得票数はギャグとして作られたものであり、公式キャラクター投票の記録として扱うことはできません。
このネタは、後年の2020年企画にもつながりました。マグミクスは、連載初期に登場したこの人気投票風の演出が、約20年後に実際の投票企画として再現された経緯を紹介しています。原作の一発ネタが作品を象徴するお約束へと発展した点は、ボーボボならではの現象です。
また、「全員ボーボボ」という表現だけが独り歩きすると、原作の架空ランキングと実際の人気投票の区別がつきにくくなります。画像や順位表を見る際には、掲載された時期と企画の名称を確認することが、真相を理解する近道です。
【2020年】少年ジャンプ+人気投票の結果と得票数を完全整理
2020年4月1日、集英社の漫画アプリ「少年ジャンプ+」で、『ボボボーボ・ボーボボ』のキャラクター人気投票企画が実施されました。作品の誕生日に合わせたエイプリルフール企画「ハジケ祭り」の一環で、原作の人気投票ネタを現実のイベントとして再現したものです。
結果は、原作を知るファンにとっても印象的なものでした。1位から8位まで、結果表に記載されたキャラクター名がすべて「ボボボーボ・ボーボボ」だったのです。電撃オンラインは2020年4月1日に結果を報じ、ORICON NEWSも翌4月2日にランキングを紹介しました。
2020年のボーボボ人気投票における1位から8位までの得票数は、次のとおりです。
- 1位:ボボボーボ・ボーボボ 147,817票
- 2位:ボボボーボ・ボーボボ 133,737票
- 3位:ボボボーボ・ボーボボ 118,160票
- 4位:ボボボーボ・ボーボボ 83,762票
- 5位:ボボボーボ・ボーボボ 68,541票
- 6位:ボボボーボ・ボーボボ 64,379票
- 7位:ボボボーボ・ボーボボ 63,069票
- 8位:ボボボーボ・ボーボボ 61,257票
掲載された8項目の得票数を合計すると、740,722票です。報道では約74万票と紹介されています。1位だけで14万票を超え、8位にも6万票以上が集まったことから、企画全体に大きな反響があったことが分かります。
ただし、この数字を「通常のキャラクター人気投票でボーボボが74万票を獲得した」と解釈するのは正確ではありません。これは、全員ボーボボという企画の中で集計された票です。別々のキャラクターが競った原作の第1回キャラクター人気投票とは、投票対象も企画の趣旨も異なります。
2020年の企画が成功した背景には、単にボーボボが人気だったというだけでなく、原作を知る人なら思わず反応したくなる仕掛けがありました。かつて漫画の中で描かれた架空のランキングを、本当に投票できるイベントとして実現したこと自体が、作品のギャグを成立させる重要な要素だったのです。
【歴代人気投票ランキング】公式キャラクター投票の順位を比較
原作で実施された読者参加型の人気投票を確認すると、2020年の「全員ボーボボ」とは異なる結果が見えてきます。第1回の投票結果はコミックス第6巻に掲載され、首領パッチが3,481票で1位、ヘッポコ丸が698票で2位、主人公のボーボボは413票で3位でした。
続く投票でも首領パッチは強さを見せます。第2回では田楽マンが2位、ところ天の助が3位に入りました。第3回では「ボーボボ組」戦士部門などに分かれて集計されているため、部門をまたいで単純に順位を比較しないことが大切です。さらに『真説ボボボーボ・ボーボボ』の人気投票でも、首領パッチが1位を獲得しています。
原作コミックスに掲載された結果を
| 投票・時期 | 主な結果 | 確認しておきたい点 |
|---|---|---|
| 第1回キャラクター人気投票 | 1位:首領パッチ 3,481票 2位:ヘッポコ丸 698票 3位:ボーボボ 413票 |
応募総数は8,265票。コミックス第6巻に結果掲載。 |
| 第2回キャラクター人気投票 | 1位:首領パッチ 1,893票 2位:田楽マン 1,708票 3位:ところ天の助 888票 4位:ボーボボ 564票 |
好きなキャラ部門の結果。コミックス第10巻・第11巻に掲載。 |
| 第3回キャラクター人気投票 | ボーボボ組・戦士部門: 1位:首領パッチ 4,554票 2位:ヘッポコ丸 1,351票 3位:ところ天の助 1,291票 4位:田楽マン 1,038票 6位:ボーボボ 797票 |
敵キャラ部門、残りもの部門などもあり、部門別に集計。 |
| 『真説ボボボーボ・ボーボボ』の人気投票 | 1位:首領パッチ 2,021票 2位:ヘッポコ丸 1,998票 3位:ボーボボ 1,482票 4位:ところ天の助 1,389票 8位:田楽マン 734票 |
続編でのキャラクター人気投票。原作初期の投票とは別の集計。 |
| 2020年・少年ジャンプ+企画 | 1位:ボーボボ 147,817票 2~8位もすべてボーボボ |
4月1日の企画。原作の人気投票ネタを再現した特別イベント。 |
この比較で最も注目したいのは、主人公のボーボボと首領パッチの順位が、企画によって大きく変わることです。原作の読者参加型投票では首領パッチが繰り返し1位を獲得しましたが、2020年の特別企画ではボーボボがランキングを独占しました。
したがって、「ボーボボ人気投票の歴代1位は誰か」という質問に対しては、どの投票を指しているのかを先に確認する必要があります。原作の実際のキャラクター人気投票なら首領パッチ、2020年の少年ジャンプ+企画ならボーボボです。両者を混同すると、順位も得票数も正しく理解できません。
なお、各回で投票の形式や部門が異なるため、票数の大きさだけで人気の上昇・下降を判断することもできません。異なる時期の結果は、それぞれの投票条件と合わせて読むのが適切です。
【首領パッチが強い理由】ところ天の助・田楽マンの人気順位も検証
原作の人気投票で目立つのが、首領パッチの安定した強さです。マグミクスが紹介した歴代の投票結果でも、首領パッチは本編と『真説』を含む4回の人気投票で1位を獲得したキャラクターとして取り上げられています。
主人公よりも人気の高いキャラクターが繰り返し1位になるという展開は、作品の作風とも相性がよいものでした。首領パッチはボーボボと並んでギャグの中心を担い、予測しにくい言動や存在感によって読者の印象に残ります。主人公を中心に物語が進む一方、人気投票では脇役が上位に食い込むという、漫画の楽しみ方の幅が表れています。
ところ天の助も、歴代の投票結果で存在感を示しています。第1回では5位の281票、第2回では3位の888票、第3回のボーボボ組・戦士部門では3位の1,291票を獲得しました。『真説』の投票でも4位に入り、主人公のボーボボより上位となっています。
田楽マンについても、第2回の好きなキャラ部門で2位の1,708票を獲得した点は見逃せません。第3回のボーボボ組・戦士部門では4位の1,038票、『真説』の人気投票では8位の734票でした。投票回によって順位は変わるものの、主要キャラクター以外にも支持が集まっていたことが分かります。
一方で、これらの結果だけを根拠に、首領パッチがボーボボよりもあらゆる意味で人気だったと断定するのは早計です。人気投票は、決められた投票方法と選択肢の中で集計された結果です。キャラクターの認知度や作品への貢献度、読者が好きな理由のすべてを順位だけで説明できるわけではありません。
それでも、首領パッチが複数回の投票で1位を獲得し、ところ天の助や田楽マンも上位にランクインしたことは、ボーボボという作品が主人公だけに依存しない魅力を持っていたことを示す興味深いデータです。
【2026年最新】ボーボボ人気投票の真相と公式・非公式ランキングの違い
2026年10月時点で、人気投票の情報を調べる際に気をつけたいのは、「公式の投票結果」と「ファンが参加するランキングサイトの結果」が同じものではないという点です。
2020年の少年ジャンプ+企画は、集英社の漫画アプリで実施された特別イベントとして、当時の報道で結果を確認できます。一方、ウェブ上には読者が好きなキャラクターに投票できるランキングサイトもあり、それぞれ投票期間、参加人数、選択肢、集計方法が異なります。
たとえば「みんなのランキング」には、2026年10月17日更新の『ボボボーボ・ボーボボ』キャラクターランキングが掲載されており、47キャラクター、参加者241人、総投票数641票と表示されています。ただし、これは同サイトの読者参加型ランキングであり、集英社による公式キャラクター人気投票とは別のデータです。
このように、「2026年最新」という表記があっても、最新の公式投票が開催されたことを意味するとは限りません。更新日が新しいファン投票と、過去に実施された公式企画の結果を区別が必要です。
検索結果やSNSで人気投票の画像を見かけたときは、次の3点を確認すると、情報を整理しやすくなります。
- 掲載時期:原作連載初期のネタなのか、2002年以降の読者参加型投票なのか、2020年の特別企画なのか。
- 実施主体:集英社・少年ジャンプ+の企画なのか、個人サイトや読者参加型ランキングなのか。
- 投票対象と集計方法:実在する複数のキャラクターが競ったのか、ボーボボだけを対象にした企画なのか、部門別のランキングなのか。
この基準を押さえておけば、架空の得票数を公式記録と誤認したり、ファン投票の結果を歴代の公式順位として紹介したりする誤解を避けられます。
【ボーボボ人気投票】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ボーボボ人気投票で1位から8位まで全員ボーボボだったのは本当ですか?
A1:本当です。2020年4月1日に少年ジャンプ+で実施された特別企画では、結果表の1位から8位までがすべてボーボボでした。原作にも同様の架空ランキングのネタがありますが、原作の演出と2020年の実際の投票企画は別の出来事です。
Q2:原作の第1回キャラクター人気投票で1位になったのは誰ですか?
A2:首領パッチです。第1回では3,481票を獲得して1位になりました。ヘッポコ丸は698票で2位、ボーボボは413票で3位でした。
Q3:2020年のボーボボ人気投票では何票集まりましたか?
A3:報道された上位8項目の得票数は、1位が147,817票、8位が61,257票です。8項目を合計すると740,722票となり、約74万票に相当します。これは全員ボーボボという特別企画の結果です。
Q4:首領パッチは歴代の人気投票で何位でしたか?
A4:原作と『真説ボボボーボ・ボーボボ』のキャラクター人気投票では、首領パッチは確認できる4回の投票でいずれも1位を獲得しています。ただし、部門別に集計された投票もあるため、結果を比較するときは投票形式も確認してください。
Q5:2026年に新しい公式人気投票は開催されましたか?
A5:2026年10月時点で、2020年の少年ジャンプ+企画に続く新たな公式人気投票の開催を示す発表は確認できません。2026年更新のキャラクターランキングは存在しますが、読者参加型サイトの投票と公式企画は区別する必要があります。
まとめ:ボーボボ人気投票の真相を見極める3つのポイント
ボーボボ人気投票の「全員ボーボボ」は、原作の架空ランキングと、2020年の少年ジャンプ+による特別企画が重なって生まれた有名なネタです。原作では連載初期から人気投票をギャグとして扱い、2020年にはそのお約束を実際の投票企画として再現しました。
一方、原作の読者参加型人気投票では、首領パッチが複数回にわたって1位を獲得しています。第1回は3,481票で、ボーボボは413票の3位。ところ天の助や田楽マンも上位に入り、主人公以外のキャラクターにも強い支持が集まっていました。
2026年にボーボボ人気投票の情報を探すなら、まず「原作の架空ランキング」「原作の読者参加型投票」「2020年の少年ジャンプ+企画」「現在のファン投票」の4種類を区別することが大切です。順位だけでなく、実施時期、投票対象、集計方法まで確認すれば、ネット上で語られる人気投票の真相を正確に理解できます。
漫画の中の冗談が約20年後に現実のイベントとして成立し、今なおランキングの話題として語り継がれていること。それ自体が、『ボボボーボ・ボーボボ』という作品の独特な存在感を物語っています。