岡山観光で外せない岡山後楽園と岡山城。旭川を挟んで向かい合う2つの名所は、徒歩で行き来できるため、半日あれば庭園散策と城内見学をまとめて楽しめます。ただし、どちらを先に訪れるかによって、待ち時間や滞在時間の使い方は変わります。
2026年10月現在、岡山後楽園は10月1日から翌年3月19日まで午前8時に開園し、岡山城は午前9時から開館しています。この1時間の差を利用するなら、朝は後楽園から巡るのが効率的です。一方、岡山城の展示を先に見たい人や、午後から観光を始める人には、岡山城から後楽園南門へ歩くルートも適しています。営業時間、所要時間、共通券の料金、岡山駅からのアクセスを整理し、目的別の回り方を紹介します。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- おすすめ順路:朝早く到着するなら後楽園から岡山城へ。午前9時以降に始めるなら岡山城からでも回れます。
- 所要時間:2施設の見学だけなら約2時間半〜3時間半、食事や写真撮影も楽しむなら半日を確保するのがおすすめです。
- 観光費用:2026年4月以降、一般の大人料金は後楽園500円、岡山城500円。共通券は800円で、個別購入より200円お得です。
【先に結論】後楽園と岡山城はどちらから回るのが効率的?

後楽園と岡山城の回り方は、出発時刻と、何をじっくり見たいかによって決めるのが合理的です。特に午前中から観光できる場合は、開園時刻が早い後楽園を先に訪れると、開館待ちをせずに時間を有効活用できます。
朝8時ごろに観光を始められる人には「後楽園→岡山城」、午前9時以降に始める人には「岡山城→後楽園」が基本の選択肢です。どちらの順番でも、両施設の間は徒歩約5分で移動できます。
- 後楽園から回る:庭園の静かな朝の景色を楽しみ、岡山城の開館時刻に合わせて移動したい人向け。
- 岡山城から回る:城の歴史展示や天守からの眺望を先に楽しみ、見学後に庭園を散策したい人向け。
- 午後から回る:後楽園の最終入園時刻を先に確認し、閉園までに庭園を見学できる順番を選ぶのがポイント。
ただし、後楽園と岡山城は営業時間が異なります。後楽園は季節によって開園時刻が変わり、岡山城は通常午前9時開館です。イベント開催日は営業時間が変更されることもあるため、訪問日の公式案内を確認しておきましょう。
【回る順番を比較】後楽園先行と岡山城先行、それぞれのメリット
岡山後楽園は、池や芝生、築山、茶室などが園路でつながる広大な大名庭園です。一方、岡山城は天守内部の展示を見学しながら、岡山の歴史や城下町の成り立ちを学べる施設です。体験の性質が異なるため、どちらを先に見るかで観光の印象も変わります。
後楽園から岡山城へ回る場合
午前8時に後楽園へ入園し、まずは沢の池や唯心山、流店などを巡ります。庭園の公式サイトが案内する「はじめてコース」は約40分、「スタンダードコース」は約1時間が目安です。見どころを押さえた後に南門から出て、月見橋を渡れば岡山城へ移動できます。
10月から翌年3月の通常営業時間なら、午前8時台に後楽園を散策し、午前9時の岡山城開館に合わせて移動する流れが組めます。庭園をゆっくり歩いてから城内展示を見たい人にも向いています。
岡山城から後楽園へ回る場合
午前9時に岡山城を訪れ、天守内部の展示や最上階からの眺望を楽しんだ後、月見橋を渡って後楽園へ向かいます。岡山城公式サイトの案内では、天守内の平均見学時間は約50〜60分。展示をじっくり読むなら1時間半程度を見込むと安心です。
城を先に見れば、黒い外観が印象的な天守を正面から眺め、石垣や城跡の景観も合わせて楽しめます。その後、庭園でゆっくり過ごす流れにすると、歴史を学ぶ時間と自然を味わう時間を分けられます。
ただし、午後遅くに岡山城へ入ると、後楽園の散策時間が短くなる可能性があります。10月1日から翌年3月19日までの後楽園は午後4時45分が最終入園時刻です。庭園を1時間ほど歩きたい場合は、遅くとも午後3時台には入園できるよう計画しましょう。
【岡山城から後楽園へ徒歩で移動】月見橋と南門を使う最短ルート
岡山城から後楽園への移動は、公共交通機関に乗り直す必要がなく、徒歩で済ませられるのが大きな魅力です。岡山観光WEBのモデルコースでも、両施設間は徒歩約5分と案内されています。
岡山城から後楽園南門への歩き方
- 岡山城を出る:天守の見学を終えたら、案内表示に従って城の敷地から月見橋方面へ進みます。
- 月見橋を渡る:旭川を渡り、対岸の後楽園方面へ向かいます。橋の周辺からは岡山城と川の景観を楽しめます。
- 後楽園南門へ進む:橋を渡った先の案内表示に従って南門へ向かい、入園券を購入して庭園へ入ります。
南門は岡山城側からアクセスしやすい入口です。城を先に見学する場合は、南門から入園すると移動の無駄を減らせます。後楽園から岡山城へ向かう場合は、このルートを逆にたどれば問題ありません。
一方、岡山駅方面へバスで戻る予定がある場合や、園内を正門側から見学したい場合は、入園口と退園口を別にする方法もあります。後楽園の園路は中央の沢の池を囲むように設けられているため、見学時間や帰りの交通手段に応じてルートを調整できます。
なお、後楽園の公式案内では、園内には段差や坂道が多いとされています。歩きやすい靴を選び、足元に不安がある場合は、無理に園内を一周せず短い散策コースを選ぶとよいでしょう。
【所要時間を比較】後楽園の散策と岡山城の見学は何分必要?
後楽園岡山城の観光に必要な時間は、2施設を訪れるだけなら約2時間半〜3時間半が目安です。食事や休憩、写真撮影を含める場合は、半日程度を確保しておくと慌てずに楽しめます。
後楽園の散策時間は40分・1時間・2時間から選ぶ
岡山後楽園公式サイトでは、目的に応じて3つの散策コースを紹介しています。庭園をどこまで楽しみたいかによって、滞在時間を調整できるのが特徴です。
- 約40分の「はじめてコース」:延養亭、唯心山、流店、慈眼堂など、代表的な見どころを効率よく巡りたい人向け。
- 約1時間の「スタンダードコース」:主要な建物や茶畑、沢の池などを巡り、庭園の景観を複数の角度から楽しみたい人向け。
- 約2時間の「じっくりコース」:歴史や建物、園内の細かな見どころまで味わいたい人向け。
初めての岡山観光で岡山城も訪れるなら、後楽園は1時間程度を基本にするのがおすすめです。季節の花や景色を撮影したり、茶屋で休憩したりする場合は、さらに30分ほど余裕を持たせましょう。
岡山城の烏城見学は50〜60分が基準
岡山城公式サイトのFAQによると、天守内の平均見学時間は50〜60分で、じっくり見学する場合は約1時間半が必要です。展示を読む時間に加え、最上階からの眺望や売店なども楽しむなら、1時間以上の滞在を見込むと安心です。
岡山城は2022年11月3日に令和の大改修を終えてリニューアルオープンしました。岡山市出身の歴史学者・磯田道史氏による展示監修のもと、岡山の歴史を学べる展示が整えられています。単に天守を撮影するだけでなく、城の歴史を理解したい人ほど時間を確保しておきたいスポットです。
移動時間を含めると、後楽園1時間、岡山城1時間、施設間の徒歩移動約5分に、入退園や写真撮影の時間が加わります。短時間で見どころを押さえるなら約2時間半、庭園をじっくり歩くなら3〜4時間を見込むとよいでしょう。
【2026年最新】営業時間・入場料金・共通券を比較
2026年の観光費用を計算するときは、岡山城の料金改定に注意が必要です。岡山市の公式観光情報によると、岡山城の入場料は2026年4月1日から改定され、大人は400円から500円に、小・中学生は有料から無料に変更されました。
後楽園の公式入園案内は2026年4月1日更新です。以下は2026年10月時点の通常料金と営業時間を整理したものです。
| 項目 | 2026年の内容 | 観光時のポイント |
|---|---|---|
| 岡山後楽園の営業時間 | 3月20日〜9月30日:7:30〜18:00 10月1日〜3月19日:8:00〜17:00 |
最終入園は閉園15分前。行事による変更に注意 |
| 岡山後楽園の入園料 | 一般の大人500円 65歳以上200円 高校生以下無料(2027年3月31日までの試行) |
高校生は生徒手帳などの提示が必要 |
| 岡山城の営業時間 | 9:00〜17:30 | 最終入場は17:00。12月29日〜31日は休館 |
| 岡山城の入場料 | 15歳以上500円 中学生以下無料 |
2026年4月1日から新料金を適用 |
| 後楽園・岡山城の共通券 | 大人800円 | 個別購入の合計1,000円より200円お得 |
| 後楽園・岡山城・林原美術館の共通券 | 大人1,280円 | 3施設を巡る場合の選択肢。特別展開催期間や休館日は発売中止の場合あり |
共通券はどんな人におすすめ?
一般の大人が後楽園と岡山城の両方を訪れるなら、共通券800円を選ぶのが基本です。通常料金を個別に支払うと合計1,000円になるため、1人あたり200円、2人なら合計400円を節約できます。
ただし、共通券は大人向けの料金設定です。後楽園では65歳以上の入園料が200円で、シニア用の共通券はありません。そのため、一般の65歳以上の人は後楽園と岡山城を個別購入した方が安くなる場合があります。岡山市内在住の65歳以上の人などは岡山城の入場料免除対象となるため、該当する場合は公式の免除条件を確認してください。
また、後楽園では高校生以下の入園無料が2027年3月31日まで試行されています。岡山城も中学生以下は無料ですが、高校生は15歳以上の通常料金の対象です。年齢や学生区分によって支払額が異なるため、家族旅行では大人の共通券と子どもの個別条件を分けて計算するとわかりやすくなります。
共通券は、他施設の特別展開催期間中や休館日には販売が中止される場合があります。林原美術館まで巡る予定がある場合は、訪問日に各施設の営業状況を確認してから購入しましょう。
【岡山駅からのアクセス】バス・路面電車・徒歩の選び方
岡山駅から後楽園と岡山城へ向かう場合は、どちらを先に訪れるかによって交通手段を使い分けると効率的です。後楽園から始めるなら直行バス、岡山城から始めるなら路面電車で城下電停へ向かう方法がわかりやすい選択肢です。
後楽園から観光するならバスが便利
岡山後楽園公式サイトのアクセス案内によると、JR岡山駅の後楽園口(東口)バスターミナル1番乗り場から、宇野バスの後楽園バスに乗ると約10分で「岡山後楽園」に到着します。岡電バスの藤原団地行きも利用でき、「後楽園前」で下車すればすぐです。
朝の開園時間に合わせて後楽園へ向かいたい場合は、バスの始発時刻や当日の運行時刻を確認しておきましょう。季節や曜日によって利用できる便が異なるため、出発直前の時刻表確認が役立ちます。
岡山城から観光するなら路面電車
岡山城公式サイトでは、JR岡山駅から路面電車の東山行きに乗り、約5分で「城下」電停へ向かうルートを案内しています。電停から岡山城までは徒歩約10分です。
城下電停からは案内表示に従って進み、岡山城の見学後に月見橋を渡れば後楽園へ移動できます。公共交通機関を利用する場合、2施設を別々に訪れるために駅へ戻る必要はありません。
徒歩・タクシー・車で向かう場合
岡山後楽園公式サイトによると、岡山駅から後楽園までは徒歩約25分、タクシーなら約10分、距離は約1.8kmです。徒歩での移動は街の景色を楽しめますが、観光当日の天候や荷物の量によっては公共交通機関を利用する方が快適です。
車の場合、後楽園には普通車約570台分の駐車場があり、料金は40分あたり100円です。一方、岡山城天守閣には専用駐車場がありません。車で訪れるなら後楽園周辺の駐車場を利用する方法もありますが、2施設を見学する間の徒歩移動を考慮して駐車場所を決めましょう。
【半日観光モデルコース】後楽園と岡山城を無理なく巡る順路
ここでは、10月1日から翌年3月19日までの営業時間を想定した、午前中スタートの半日観光モデルコースを紹介します。後楽園の開園時刻を活用して庭園を先に巡り、岡山城の開館後に天守を見学する流れです。
- 7:45ごろ:岡山駅から後楽園方面へ移動。バスを利用する場合は当日の運行時刻に合わせて出発します。
- 8:10〜9:10:後楽園を散策。沢の池、唯心山、流店などを中心に、スタンダードコースを目安に巡ります。
- 9:10〜9:20:後楽園南門から出て、月見橋を渡り岡山城へ移動します。
- 9:20〜10:20:岡山城の天守内部を見学。展示を読み、最上階からの景色を楽しみます。
- 10:20〜10:45:城の周辺を散策し、石垣や天守の外観を撮影。時間に余裕があれば、休憩や買い物を楽しみます。
- 11:00以降:周辺で昼食を取るか、岡山駅方面へ戻ります。出石町の町並み散策を加えるのも選択肢です。
このモデルコースは移動と見学を合わせて約3時間を想定しています。写真撮影や食事を含めて楽しむなら、昼食時間まで含めた半日を確保すると余裕が生まれます。
春から夏にかけては後楽園の開園時刻が午前7時30分に早まるため、朝の時間をさらに活用できます。反対に、午後から観光を始める場合は、岡山城を先に見学して後楽園へ向かう順路も有効です。ただし、後楽園の最終入園時刻を過ぎないように、移動時間を含めて逆算してください。
2026年11月20日〜29日には、後楽園で夜間特別開園「秋の幻想庭園」が予定されています。通常の営業時間と異なる時間帯に庭園を楽しみたい場合は、開催日や入園条件を事前に確認しておくと、昼間とは違った観光プランを組み立てられます。
【後楽園岡山城回り方】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:後楽園と岡山城はどちらから回るのがおすすめですか?
A1:午前8時ごろから観光できるなら、開園時刻が早い後楽園から回るのがおすすめです。午前9時以降に始める場合や、城内展示を優先したい場合は岡山城からでも効率よく巡れます。
Q2:後楽園と岡山城を両方見学する場合、所要時間はどれくらいですか?
A2:後楽園の散策に約40分〜2時間、岡山城の見学に約50分〜1時間半が目安です。施設間の徒歩移動や入退園の時間も考慮すると、短時間なら約2時間半、じっくり楽しむなら3〜4時間ほどを確保すると安心です。
Q3:後楽園と岡山城の共通券はいくらですか?
A3:2026年10月現在、後楽園と岡山城の大人向け共通券は800円です。通常料金を個別に支払う場合は合計1,000円となるため、200円お得です。ただし、シニア用の共通券はなく、年齢や入場料免除の条件によっては個別購入が適しています。
Q4:岡山城から後楽園へは歩いて何分かかりますか?
A4:岡山観光WEBのモデルコースでは徒歩約5分と案内されています。岡山城から月見橋を渡り、後楽園南門へ向かうルートがわかりやすく、公共交通機関に乗り直す必要はありません。
Q5:岡山駅から後楽園へ直接行けますか?
A5:はい。岡山駅東口のバスターミナル1番乗り場から宇野バスの後楽園バスに乗ると約10分で到着します。岡電バスの藤原団地行きも利用できます。岡山城へ先に向かう場合は、路面電車の東山行きで城下電停へ行く方法が便利です。
まとめ:【プロの結論】営業時間と目的で順番を決めれば失敗しない
後楽園と岡山城を効率よく回るための判断基準は、営業時間、見学にかけたい時間、岡山駅からのアクセスの3つです。朝から観光するなら後楽園を先に巡り、月見橋を渡って岡山城へ進む順路が組みやすくなります。午前9時以降にスタートするなら、岡山城から後楽園へ向かうルートも十分に実用的です。
後楽園は短い散策なら約40分、じっくり楽しむなら約2時間。岡山城は平均50〜60分、展示を詳しく見るなら約1時間半が目安です。両施設を合わせて約3時間を確保し、食事や周辺散策を加えるなら半日プランにすると、時間に追われず岡山の歴史と景観を満喫できます。
費用面では、一般の大人は800円の共通券を利用すると個別購入より200円お得です。2026年4月の岡山城料金改定や、後楽園の高校生以下無料の試行期間など、年齢区分による違いにも注意しましょう。
出発前には、岡山後楽園公式サイトと岡山城公式サイトで当日の営業時間、イベント、休館情報を確認するのが確実です。月見橋を使った徒歩移動と共通券を上手に組み合わせれば、岡山を代表する2つの名所を無理なく楽しめます。