神戸空港の国際線は、2026年冬ダイヤへの切り替えによって、韓国・台湾方面を中心に運航体制が拡大しています。2026年10月25日から2027年3月27日までの冬期スケジュールでは、ソウル(仁川)、台北(桃園)、台中への便が運航し、12月以降には韓国・清州や台湾・高雄への新規就航も予定されています。一方、上海・南京方面の中国便は運休が続き、北京線も運航開始日が決まっていません。
神戸市が2026年10月16日に公表した冬期スケジュールによると、国際線の運航は段階的に拡大する計画です。ただし、現在の便は正式な国際定期便ではなく、定期的な曜日・時刻で運航する国際チャーター便です。航空券の購入先、第2ターミナルの利用方法、関西空港との使い分けまで、旅行の計画に必要な情報を整理します。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 現在の主な就航先:ソウル(仁川)、台北(桃園)、台中。清州は2026年12月24日、高雄は2027年1月1日から運航開始予定です。
- 冬ダイヤの運航規模:開始時点の週61往復から段階的に拡大し、2027年1月以降は最大週77往復となる計画です。
- 中国便の現状:上海・南京線は運休中。北京線は運航開始日が未定です。
- 利用時の注意点:国際線は第2ターミナルを利用し、航空券は各航空会社の公式予約窓口などで運航日を確認して購入します。
- 2030年の見通し:国際定期便の就航は2030年4月を目標に準備が進められていますが、現段階では今後の調整が必要です。
【2026年冬ダイヤ】神戸空港国際線は現在どこへ飛べる?就航先一覧

2026年10月28日時点で、神戸空港から海外へ向かう際にまず確認したいのは、韓国・台湾方面の運航状況です。神戸空港の公式運航情報と神戸市の発表では、冬ダイヤ開始時点の就航先として、韓国のソウル、台湾の台北・台中が案内されています。
冬ダイヤの運航期間は2026年10月25日から2027年3月27日までです。期間中には新しい路線や増便が順次加わるため、冬ダイヤ全体の就航先と、今日・明日に実際に利用できる路線は分けて考える必要があります。
現時点の運航状況と今後の予定を整理すると、次のとおりです。
- ソウル(仁川):大韓航空、アシアナ航空、ジンエアー、チェジュ航空が運航。12月18日からトリニティ航空の運航も予定されています。
- 台北(桃園):エバー航空、スターラックス航空が運航。曜日によって利用できる便が異なります。
- 台中:スターラックス航空が毎日運航する計画です。
- 清州:エアロK航空が2026年12月24日から週4往復で運航開始予定です。
- 高雄:スターラックス航空が2027年1月1日から毎日運航を開始する予定です。
- 上海・南京:上海吉祥航空の便は運休中です。
- 北京(大興):中国東方航空の運航計画はありますが、開始日は未定です。
注目したいのは、冬ダイヤの途中で運航規模が変わることです。神戸空港の運航情報を基にした計画では、週61往復で始まり、12月18日には週68往復、12月24日には週72往復、2027年1月以降には最大週77往復へと拡大する見込みです。
ただし、これは計画上の運航規模です。航空会社の運航変更や関係当局の許認可などによって予定が変わる場合があります。旅行日が決まっている人は、路線の存在だけでなく、その日に予約できる便があるかまで確認してください。
【路線別の時刻表】神戸発の便・航空会社・運航日を一覧で確認
神戸空港の国際線時刻表を調べるときは、出発時刻だけでなく、到着便の時刻、運航曜日、期間限定の増便にも注意が必要です。以下は、神戸市が2026年10月16日に公表した冬期スケジュールを基に整理したものです。時刻は各空港の現地時間で記載しています。
| 路線・航空会社 | 到着便(出発地発→神戸着) | 出発便(神戸発→目的地着) | 運航日・開始時期 |
|---|---|---|---|
| ソウル(仁川)・大韓航空 | KE2171 08:25→10:10、KE2173 15:50→17:40 | KE2172 11:10→13:05、KE2174 18:40→20:40 | 毎日 |
| ソウル(仁川)・アシアナ航空 | OZ1163 11:55→14:00 | OZ1153 15:00→17:00 | 毎日。12月17日以降は大韓航空による運航予定 |
| ソウル(仁川)・ジンエアー | LJ281 12:45→14:30 | LJ282 15:30→17:40 | 毎日 |
| ソウル(仁川)・チェジュ航空 | 7C1621 13:35→15:10 | 7C1622 16:10→18:15 | 毎日 |
| ソウル(仁川)・トリニティ航空 | TW335 14:10→15:55 | TW336 16:55→18:55 | 2026年12月18日から毎日 |
| 台北(桃園)・エバー航空 | BR134 06:30→10:00、BR176 14:30→18:00 | BR133 11:00→13:15、BR175 19:00→21:15 | BR133・BR134は月・水・金、BR175・BR176は毎日 |
| 台北(桃園)・スターラックス航空 | JX834 07:00→10:30、JX1834は期間により時刻変更 | JX835 11:30→13:50、JX1835は期間により時刻変更 | JX834・JX835は火・木・土・日。JX1834・JX1835は年末年始で運航日・時刻が変わる |
| 台中・スターラックス航空 | JX306 09:00→12:30 | JX307 13:30→16:00 | 毎日 |
| 清州・エアロK航空 | RF3203 14:40→16:10 | RF3193 17:15→18:50 | 2026年12月24日から火・木・土・日 |
| 高雄・スターラックス航空 | JX360 08:25→12:15 | JX361 13:15→16:00 | 2027年1月1日から毎日 |
| 上海・南京・北京 | 上海・南京は運休中。北京は運航開始日未定 | 予約可能な運航便は公式案内で要確認 | 中国方面は通常運航を前提に旅行計画を立てないこと |
表中の時刻は、神戸市の公表ダイヤを基にしたものです。台北線は、台湾と日本の時差が1時間あるため、到着時刻と出発時刻を比較する際には現地時間であることを忘れないようにしましょう。
特に注意したいのがスターラックス航空の台北線です。JX1834・JX1835は、2026年12月31日までと2027年1月以降で運航パターンが異なります。年末年始の旅行では、以前に調べた時刻表をそのまま使わず、搭乗日を指定して最新情報を確認してください。
また、ソウル線は12月18日からトリニティ航空が加わり、清州線は12月24日、高雄線は2027年1月1日に運航開始予定です。これらは冬ダイヤに掲載された将来の運航計画であり、運航開始前から利用できるわけではありません。
【中国便の運休状況】上海・南京は運休、北京線の再開・就航はいつ?
神戸空港の中国便を調べている人にとって、最も重要なのは、時刻表に路線名が掲載されていることと、実際に運航・販売されていることは別だという点です。
上海吉祥航空は、神戸空港から上海(浦東)線と南京線を運航していました。しかし、両路線は2025年11月以降に運休が続き、2026年冬ダイヤでも運休中と案内されています。神戸新聞の2026年6月の報道では、中国便の欠航が続くなか、未使用となった発着枠を韓国・台湾方面の増便に活用する動きが伝えられました。
そのため、上海や南京への旅行を計画する場合は、神戸空港発着の便が復活していることを前提にしないほうが安全です。現地への渡航自体ができないという意味ではなく、神戸空港からの直行便を利用できるかどうかが問題になります。
北京(大興)線については、中国東方航空の便名MU839・MU840が運航情報に掲載されていますが、運航開始日は未定です。便名や路線名が載っているだけでは、航空券が販売されていることの証明にはなりません。
中国方面への渡航を優先する場合は、関西空港など他空港の運航状況も確認し、乗り継ぎの有無、所要時間、航空券の変更条件を比較することが現実的です。神戸空港の中国便は、運休解除や新規就航の正式発表が出てから具体的な旅程を組むのがよいでしょう。
【第2ターミナルの利用方法】航空券の予約から出国・搭乗まで
神戸空港の国際チャーター便を利用する場合、出発時に利用するのは第2ターミナルです。国内線が中心の第1ターミナルと混同しないよう、航空券の予約確認書や当日の案内表示でターミナルを確認してください。
第2ターミナルは2025年4月18日に供用を開始しました。神戸市と空港運営側は、国際チャーター便の受け入れに対応する施設として整備し、国際線の利用環境を段階的に拡充しています。
初めて利用する人は、次の順序で準備するとスムーズです。
- 1. 航空券を予約する:航空会社の公式サイト・予約窓口、または当該便を取り扱う旅行会社で、出発日と目的地を指定して検索します。
- 2. 便名とターミナルを確認する:航空券の便名、出発時刻、搭乗日、利用ターミナルを照合します。往路と復路で便名が異なることにも注意しましょう。
- 3. 空港へ余裕を持って到着する:チェックインの締切時刻は航空会社によって異なります。空港への到着時刻は、予約確認書や航空会社の案内に従ってください。
- 4. チェックインと手荷物検査を済ませる:カウンターまたはチェックイン機で搭乗手続きを行い、機内持ち込み手荷物の検査を受けます。
- 5. 税関・出国審査を通過する:パスポートなど必要書類を準備し、出国手続きを済ませて搭乗ゲートへ向かいます。
神戸空港の公式案内では、国際線のチェックイン締切時刻は航空会社ごとに異なるとされています。「出発の何分前に行けば必ず間に合う」と一律には考えず、利用する航空会社の指定時間を確認することが大切です。
なお、航空券の予約は、神戸市の国際チャーター便時刻表で運航予定を確認したうえで、各航空会社の公式予約窓口などへ進む方法が基本です。便によっては旅行会社がツアー商品として販売する場合もあるため、希望日を指定しても通常の航空券検索で見つからないときは、販売形態も確認してください。
【国際チャーター便とは】国際定期便との違いと航空券予約の注意点
神戸空港の国際線を理解するうえで、押さえておきたいのが「国際チャーター便」と「国際定期便」の違いです。
チャーター便とは、航空機を特定の運航目的や契約に基づいて運航する仕組みです。神戸空港で運航されている便には、決まった曜日・時刻で繰り返し運航する「定期チャーター便」が含まれます。時刻表に掲載され、便名があり、定期的に運航していても、制度上は通常の国際定期便とは異なります。
この違いは、旅行者にとっても実務上の意味があります。運航期間や曜日が限定される場合があるほか、航空券の販売窓口や旅行商品の設定、運航計画の変更などが便ごとに異なるためです。
予約時には、次の点を確認しておきましょう。
- 販売状況:希望する日付の便が実際に販売されているか。
- 運航期間:冬ダイヤ期間中でも、特定の日付までしか運航しない便ではないか。
- 手荷物条件:預け入れ手荷物の重量、機内持ち込みの規定、追加料金の有無。
- 変更・払い戻し条件:予約クラスや販売商品によって、変更や払い戻しの条件が異ならないか。
- 乗り継ぎの余裕:別々に購入した国内線と国際線を乗り継ぐ場合、遅延時の補償や荷物の扱いを確認したか。
また、神戸空港の国際チャーター便が増えたからといって、世界各地への定期便ネットワークが完成したわけではありません。現段階では韓国・台湾方面の近距離路線が中心で、路線ごとの運航曜日や開始時期を見極めながら利用する必要があります。
【神戸空港の国際化の経緯と2030年】関西空港との比較で見える今後
神戸空港は2006年2月16日に開港して以来、国内線を中心に運航してきました。国際化に向けた大きな転機となったのは、2022年9月の関西3空港懇談会です。神戸空港の国際チャーター便受け入れと、その後の国際定期便就航に向けた方針が合意されました。
その後、ターミナルや駐機場などの整備が進み、2025年4月18日に第2ターミナルが供用を開始。同日から国際チャーター便の運航が始まりました。国土交通省の2025年4月22日の大臣会見でも、神戸空港は関西空港を補完し、特に神戸市以西の新たな航空需要を開拓する役割が期待されると説明されています。
2026年2月の神戸市の政策会議資料では、国際定期便の就航目標を2030年4月とし、第2ターミナル南側のボーディングブリッジ整備、搭乗待合室や出入国審査場の拡張、商業施設・ラウンジの充実などが課題として示されました。
ただし、2030年4月は目標時期であり、すべての国際定期便がその日に一斉に就航することを意味するものではありません。施設整備、航空需要、運航体制、関係機関との調整などを経て、具体的な路線や便数が決まることになります。
神戸空港と関西空港を比較する際は、単純に「どちらが便利か」だけでなく、目的地と旅行日を基準に選ぶのが合理的です。
- 神戸空港が向いている人:三宮周辺からアクセスしやすい空港を使いたい人、ソウル・台北・台中など現在の就航先へ旅行する人、運航曜日が旅程に合う人。
- 関西空港が向いている人:神戸空港にない国・都市へ行きたい人、国際定期便の選択肢や乗り継ぎの多さを重視する人、中国方面など神戸発の運航が限られる目的地へ向かう人。
神戸市の空港案内では、三宮から神戸空港まではポートライナーで約18分、神戸空港から関西空港まではベイ・シャトルで約30分と案内されています。ただし、実際の所要時間には出発地までの移動、乗り場への移動、乗船手続きなども関わります。空港間の移動時間だけでなく、自宅から搭乗ゲートまでの総所要時間で比較することが大切です。
神戸空港の国際化は、関西空港の代替を一方的に目指すものではなく、関西圏全体の航空需要を受け止める役割を持っています。2026年冬ダイヤの増便や新規就航は、その受け入れ能力を段階的に広げる動きとして位置づけられます。
【神戸空港国際線】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:神戸空港から海外へ行く国際定期便は、すでに運航していますか? A1:2026年冬ダイヤで運航しているのは国際チャーター便です。定期的な曜日・時刻で運航する便はありますが、通常の国際定期便とは制度上の区分が異なります。国際定期便は2030年4月を目標に準備が進められています。
Q2:神戸空港から上海や南京へ行く便はありますか? A2:上海吉祥航空の上海(浦東)線と南京線は、2026年冬ダイヤでも運休中です。中国東方航空の北京(大興)線は運航開始日が未定のため、予約できることを前提にせず、最新の公式運航情報を確認してください。
Q3:清州線と高雄線はいつから利用できますか? A3:神戸市が公表した冬期スケジュールでは、清州線は2026年12月24日から週4往復、高雄線は2027年1月1日から毎日運航する予定です。運航開始日や販売状況は変更される可能性があるため、搭乗日を指定して確認する必要があります。
まとめ:神戸空港国際線は運航日と販売状況の確認が失敗を防ぐ鍵
2026年冬ダイヤの神戸空港国際線は、ソウル、台北、台中を中心に運航し、12月には清州線、2027年1月には高雄線の新規就航が予定されています。運航規模は段階的に拡大する計画ですが、中国方面は上海・南京線が運休中で、北京線も開始日が未定です。
航空券を探す際は、目的地だけでなく、運航曜日、出発・到着時刻、販売状況、手荷物条件、変更・払い戻し条件まで確認しましょう。国際線の出発には第2ターミナルを利用し、チェックイン締切時刻に間に合うよう余裕を持って行動することも欠かせません。
神戸空港の国際定期便は2030年4月を目標に準備が進められています。今後はターミナル機能や受け入れ体制の強化とともに、路線網がどこまで広がるかが焦点です。現時点では、神戸空港の利便性と実際に利用できる便を照らし合わせ、必要に応じて関西空港とも比較することが、無理のない海外旅行計画につながります。