小林選手の年俸を語るうえで、最も大きな転換点となったのが2023年12月1日の契約更改です。
この日、小林選手は推定年俸1億円から7,000万円減の3,000万円で契約しました。減額率は70%。減額制限を大幅に超える異例の大幅ダウンでした。
理由1:2023年の出場機会が大幅に減少
2023年の小林選手は一軍にフル帯同していたものの、出場機会は限られていました。
- 一軍出場:21試合
- 打率:.125
- 安打:1本
- 本塁打:0本
- 打点:0
- スタメン出場:2試合
特に大きかったのが、大城卓三選手の存在です。
大城選手が打撃面で結果を残し、正捕手の座を確立したことで、小林選手は守備固めや控え捕手としての起用が中心になりました。
日刊スポーツの報道でも、2023年の小林選手は8打数1安打、9打席と、プロ入り後最少の打席数だったことが伝えられています。
理由2:打撃成績の低迷が続いていた
小林選手は以前から守備型捕手として評価されてきましたが、打撃面では課題を抱えていました。
2023年の契約更改時点では、打率が4年連続で2割を下回っていました。
捕手としての守備力が高くても、打撃で貢献できなければ、先発出場の機会を増やすことは簡単ではありません。
球団にとっても、打撃力のある捕手を先発で起用する選択肢がありました。
理由3:4年契約が終了したタイミングだった
もう一つ見逃せないのが、2020年から続いていた4年契約の終了です。
契約期間中は年俸1億円を維持していましたが、2023年シーズン終了後は新たな契約交渉となりました。
デイリースポーツによると、小林選手は契約更改後、悔しいシーズンだったと振り返り、自分自身が変わらなければならないという認識を示しています。
この減額は、単純な年齢によるものではありません。
出場機会の減少、打撃成績の低迷、4年契約の終了という3つの要素が重なった結果でした。
【2025年から回復】小林誠司の契約更改と4,000万円への復活

3,000万円まで下がった小林選手の年俸は、翌2025年に1,000万円増額されました。
2024年11月26日の契約更改で、推定年俸4,000万円にアップしています。
2024年は菅野智之とのバッテリーが評価材料に
2024年の小林選手は42試合に出場し、打率.152を記録しました。
打撃成績だけを見ると大きな復活とはいえませんが、投手との連携では注目すべき実績があります。
特に菅野智之投手とのバッテリーです。
日刊スポーツによると、2024年は菅野投手の15勝3敗という成績を支え、シーズンを通してバッテリーを組みました。
チーム全体の貯金18のうち、いわゆる「スガコバ」コンビで貯金12を稼いだと報じられています。
この実績は、捕手としての小林選手の価値を考えるうえで重要です。
打率や本塁打数だけでは測れない、投手の能力を引き出す役割があるからです。
2025年の契約更改は現状維持の4,000万円
2025年シーズンは一軍14試合の出場で、打率.143、3安打、1打点という成績でした。
11月27日の契約更改では、推定年俸4,000万円の現状維持でサインしています。
スポニチの報道では、小林選手は試合に出たい気持ちを変わらず持ち続けていると語り、若い選手に負けたくないという意欲も示しました。
つまり、2025年の年俸アップは2024年の契約更改で決まったものであり、2025年の契約更改では増額されていません。
この違いは、年度別年俸を調べる際に混同しやすいポイントです。
【捕手としての評価】背番号22を背負う小林誠司の本当の価値
小林誠司選手を評価するとき、打率だけを基準にするのは適切ではありません。
2014年に巨人へ入団した小林選手は、広陵高校、同志社大学、日本生命を経てプロ入りしたドラフト1位の捕手です。現在も巨人で背番号22を背負っています。
守備力と盗塁阻止能力は大きな武器
小林選手の代表的な強みは、強肩と盗塁阻止能力です。
2016年から2019年まで、4年連続でセ・リーグの盗塁阻止率トップを記録しました。
2019年の盗塁阻止率は.419。リーグ2位の梅野隆太郎選手の.370を上回る数字でした。
また、2019年の契約更改時には、球団のデータでフレーミング技術が12球団トップと評価されていたことも報じられています。
フレーミングとは、捕手が捕球する際のミットの動きなどによって、際どいボールをストライクと判定してもらいやすくする技術です。
こうした技術は、通常の打撃成績には表れませんが、投手にとっては大きな助けになります。
小林誠司の評価を左右する4つのポイント
| 評価項目 | 実績・特徴 | 評価のポイント |
|---|---|---|
| 強肩 | 盗塁阻止率4年連続リーグトップ | 走者への抑止力 |
| 捕球技術 | フレーミングが高評価 | 投手を支える守備力 |
| 投手との連携 | 菅野智之とのバッテリー | 投手の能力を引き出す役割 |
| 打撃 | 通算打率.203 | レギュラー争いでの課題 |
出典:NPB公式成績、日刊スポーツ、野球専門メディアの報道。
大城卓三や岸田行倫との競争も重要
巨人の捕手陣には、大城卓三選手や岸田行倫選手など、複数の選択肢があります。
小林選手が若手や中堅の捕手と競争するうえで、課題になるのは打撃成績と出場機会です。
一方、長年の経験を持つベテラン捕手には、投手とのコミュニケーションや試合展開を読む力も期待されます。
2025年の契約更改で、球団が4,000万円を維持したことも、単純な出場試合数だけで評価が決まっていないことを示しています。
ただし、2026年の一軍出場が20試合にとどまり、打率も.077である以上、今後の契約で増額を目指すには、打撃面での改善や一軍での存在感が必要になるでしょう。
【プロの結論】小林誠司の年俸から読み解く巨人の捕手評価
小林誠司選手の年俸推移には、プロ野球における捕手の評価の難しさが表れています。
2014年の1,500万円から、2019年には6,000万円、2020年には1億円に到達しました。
この上昇を支えたのは、正捕手としての出場実績と、盗塁阻止率などの守備指標でした。
一方、2024年に3,000万円まで下がった背景には、打撃不振と出場機会の減少がありました。
ここから読み取れる要点は3つです。
1. 捕手の年俸は打撃成績だけでは決まらない
投手との相性、配球、盗塁阻止、捕球技術なども重要な評価材料です。小林選手が1億円に到達した背景には、こうした守備面の実績がありました。
2. ただし、守備力だけで正捕手の座を維持するのは難しい
大城選手や岸田選手との競争が示すように、打撃も含めた総合力が大切です。出場機会が減ると、年俸にも影響が出やすくなります。
3. 4,000万円という現在の年俸には経験と役割も反映されている
2026年は一軍20試合、打率.077という成績です。数字だけなら厳しい状況ですが、長年の経験や投手陣との関係性も含めて評価されていると考えられます。
今後の注目点は、一軍での出場機会をどこまで増やせるか、そして打撃面で改善を示せるかです。
【小林誠司の年俸】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:小林誠司の2026年の年俸はいくらですか?
A1:2026年の推定年俸は4,000万円です。2025年11月27日の契約更改で現状維持の4,000万円でサインしています。
Q2:小林誠司の最高年俸はいくらですか?
A2:最高年俸は1億円です。2020年から2023年までの4年間、推定年俸1億円を維持しました。
Q3:小林誠司の年俸が2024年に大幅減額された理由は何ですか?
A3:2023年の一軍出場が21試合、打率.125にとどまり、大城卓三選手が正捕手として定着したことなどが背景です。4年契約の終了も重なり、推定年俸は7,000万円減の3,000万円になりました。
Q4:小林誠司の生涯年俸はいくらですか?
A4:2014年から2026年までの推定年俸の累計は約7億4,000万円です。契約金や出来高払いなどを含まない推定額です。
Q5:小林誠司の背番号は何番ですか?
A5:巨人での背番号は22番です。プロ入り以来、巨人一筋でプレーしています。
まとめ:小林誠司の年俸は4,000万円、今後は出場機会が焦点
2026年現在、小林誠司選手の推定年俸は4,000万円です。
2014年の1,500万円からキャリアをスタートさせ、2020年には最高年俸1億円に到達。4年契約終了後の2024年には3,000万円まで減額されましたが、2025年に4,000万円へ回復し、2026年も現状維持となっています。
生涯年俸は推定7億4,000万円。巨人の背番号22として、守備力を武器に長年チームを支えてきた実績があります。
2026年は打率.077と打撃面で苦戦しており、今後の契約評価では一軍での出場機会と攻守両面での貢献が焦点になります。
最高年俸1億円という実績を持つベテラン捕手が、今後どのような形で巨人に貢献していくのか。次回の契約更改にも注目が集まります。