ゆうちょ銀行の手数料は、ATMでの預け入れ・引き出し、他行への振込、ゆうちょ口座間の送金、硬貨の取り扱いなど、利用するサービスによって異なります。特に注意したいのは、郵便局内のATMは原則として終日無料である一方、コンビニATMでは1回あたり220円〜330円の手数料がかかる場合があることです。
2026年10月27日時点で、ゆうちょ銀行の公式料金案内をもとに、ATMの無料時間帯、セブン銀行ATM・ローソン銀行ATM・イーネットATMの利用料金、ゆうちょダイレクトや通帳アプリの振込手数料、窓口での硬貨取扱料金を整理しました。普段の使い方を少し変えるだけで、余計な出費を減らせます。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- ATM手数料:郵便局内・ゆうちょ銀行店舗内のATMは、硬貨を伴わない預け入れ・引き出しなら原則いつでも無料。
- 振込手数料:他行への振込は、ゆうちょダイレクトや通帳アプリなら1件165円。ゆうちょ口座間の送金は月5回まで無料。
- 硬貨の取り扱い:窓口は100枚まで無料ですが、ATMでは硬貨を伴う預け入れに110円からの料金がかかる。
【まず確認】ゆうちょ銀行手数料は取引方法によって変わる

ゆうちょ銀行の手数料を確認するときは、まず「現金を預ける・引き出す」「口座から送金する」「硬貨を持ち込む」の3つを分けて考えることが大切です。同じゆうちょ銀行のサービスでも、ATMの設置場所や取引方法によって料金が変わります。
例えば、郵便局内のATMでキャッシュカードを使って現金を引き出す場合、通常の預け入れ・引き出し手数料は原則無料です。しかし、セブン銀行ATMで同じ操作をすると、通常時間帯でも220円かかります。また、ゆうちょ口座から別の金融機関に振り込む場合は、ATMや窓口よりもオンラインサービスのほうが安くなります。
ゆうちょ銀行の公式サイトでは、ATM利用料金、送金料金、その他の料金がそれぞれ案内されています。料金を比較する際は、単に「ゆうちょ銀行の手数料」とひとまとめにせず、取引の種類と利用場所をセットで確認しましょう。
【ATM料金比較】預け入れ・引き出しはいくら?無料時間帯も解説
ゆうちょ銀行ATMの利用料金は、設置場所による違いが大きなポイントです。以下は、キャッシュカードまたはゆうちょ通帳アプリで通常貯金を預け入れ・引き出しする場合の料金です。いずれも1回あたりの金額で、消費税込みです。
| ATMの種類・取引 | 無料・通常時間帯 | その他の時間帯・休日 |
|---|---|---|
| ゆうちょ銀行店舗内・郵便局内ATM | 終日無料 | 原則無料 |
| 駅・商業施設などに設置されたゆうちょATM | 平日8:45〜18:00、土曜9:00〜14:00は無料 | 110円 |
| ファミリーマートなどのゆうちょ小型ATM | 平日8:45〜18:00、土曜9:00〜14:00は無料 | 110円 |
| セブン銀行ATM・ローソン銀行ATM・イーネットATM | 平日8:45〜18:00、土曜9:00〜14:00は220円 | 330円 |
| その他の提携金融機関ATM | 平日8:45〜18:00、土曜9:00〜14:00は110円 | 220円 |
| 他行あて振込(窓口) | 振込額5万円未満:660円 | 振込額5万円以上:880円 |
| 他行あて振込(ATM) | 振込額5万円未満:220円 | 振込額5万円以上:440円 |
| 他行あて振込(ゆうちょダイレクト・通帳アプリ) | 振込額にかかわらず165円 | 振込額にかかわらず165円 |
| ゆうちょ口座間の送金(ダイレクト・通帳アプリ) | 月5回まで無料 | 月6回目以降は1回100円 |
| ATMでの硬貨預け入れ | 1〜25枚:110円、26〜50枚:220円、51〜100枚:330円 | 硬貨を伴う預け入れは原則平日7:00〜18:00 |
| ATMでの硬貨引き出し | 硬貨1枚以上で110円 | 硬貨を伴う払戻しは原則平日7:00〜18:00 |
料金は、ゆうちょ銀行の公式「ATM利用にかかる料金・手数料」「ATMご利用時間・料金」「送金料金」に基づいています。一部の郵便局に設置・隣接するATMでは料金がかかる場合があるほか、実際の営業時間や取扱内容は設置場所によって異なります。
郵便局内のATMなら土日祝日も無料?
通常の預け入れ・引き出しであれば、郵便局内やゆうちょ銀行店舗内のATMは、土日祝日を含めて原則無料です。平日の日中に利用できない人でも、設置場所の営業時間内であれば、曜日や時間帯を理由に手数料が加算されることはありません。
ただし、土曜日が祝日に当たる場合は、営業時間・料金ともに日曜・休日扱いとなります。また、郵便局に隣接していても、料金体系の異なるATMが設置されている場合があります。無料だと思い込最初に、操作画面に表示される手数料も確認してください。
セブン銀行ATM・ローソン銀行ATM・イーネットATMは同じ料金
ゆうちょ銀行のキャッシュカードを使って、セブン銀行ATM、ローソン銀行ATM、イーネットATMで預け入れ・引き出しをする場合、公式料金表では同じ料金体系です。平日8:45〜18:00と土曜9:00〜14:00は220円、それ以外の時間帯や日曜・休日は330円がかかります。
ここで混同しやすいのが、ファミリーマートに設置されたATMです。ファミリーマートには、ゆうちょ銀行の小型ATMが設置されている店舗もあります。ATMの設置場所が同じコンビニでも、ATMの種類によって料金は異なります。店名だけで判断せず、ATM本体の表示や操作画面で確認することが節約の第一歩です。
【振込・口座間送金】ゆうちょダイレクトと通帳アプリで節約
振込手数料を節約したいなら、窓口やATMよりも、ゆうちょダイレクトまたはゆうちょ通帳アプリを利用する方法が有力です。ただし、「ゆうちょ口座間の送金」と「他の金融機関への振込」は別の取引で、料金体系も異なります。
他の銀行への振込は1件165円
ゆうちょ口座から他行の口座へ振り込む場合、ゆうちょダイレクトとゆうちょ通帳アプリの料金は、振込金額にかかわらず1件165円です。窓口では5万円未満が660円、5万円以上が880円、ATMでは5万円未満が220円、5万円以上が440円となります。
例えば、他行へ3万円を振り込む場合、窓口では660円、ATMでは220円、オンラインでは165円です。窓口と比較すると、オンラインへの切り替えで1回あたり495円の節約になります。毎月4回振り込む場合、同じ条件なら月額1,980円、年間では23,760円の差になります。
なお、他行あての振込は、ゆうちょ口座間の送金のように月5回まで無料になる制度ではありません。オンラインでも165円がかかるため、振込先がゆうちょ口座なのか、他行口座なのかを先に確認しましょう。
ゆうちょ口座間の送金は月5回まで無料
ゆうちょ銀行の口座から別のゆうちょ口座へ送金する場合、ゆうちょダイレクトとゆうちょ通帳アプリでは、月5回まで無料、月6回目以降は1回100円です。無料回数は両サービスで合算されます。
一方、ATMやMadotabでの電信振替は1回100円、貯金窓口では1回146円です。家族への生活費の送金や、定期的な口座間の資金移動など、ゆうちょ口座同士で送金する機会が多い人は、オンラインサービスを優先すると手数料を抑えられます。
ただし、月5回まで無料という条件は、他行への振込には適用されません。また、取引内容の確認が必要な一部の送金や、外為法上の非居住者に関連する送金などは例外です。通常の国内送金と同じ条件で扱われるとは限らないため、特殊な取引では個別の料金案内を確認してください。
【硬貨の落とし穴】ATM硬貨預払料金と窓口の料金を比較
ゆうちょ銀行の手数料で見落とされやすいのが、硬貨の預け入れ・引き出しにかかる料金です。紙幣だけの取引なら無料のATMでも、硬貨を1枚でも伴うと別料金が発生する場合があります。
ATMで硬貨を預け入れる場合
ゆうちょATMで通常貯金に硬貨を預け入れる場合、1回につき100枚まで利用できますが、枚数に応じて料金がかかります。1〜25枚で110円、26〜50枚で220円、51〜100枚で330円です。硬貨を伴う引き出しは、枚数にかかわらず1回110円です。
硬貨の取り扱いができるATMは限られており、原則として対象となる預け入れ・引き出しは平日7:00〜18:00です。駅や商業施設などに設置されたATMや、ファミリーマートなどの小型ATMでは硬貨を取り扱えない場合があります。
また、ATMの硬貨預払料金は、通常貯金または通常貯蓄貯金の残高から差し引かれます。硬貨の預け入れ額が手数料以下の場合は取り扱いできません。少額の硬貨を何度も預けるより、紙幣とまとめて入金する、硬貨を使える場面で先に消費するなど、必要性を考えて利用するのが現実的です。
窓口では100枚まで無料、101枚から550円
ゆうちょ銀行・郵便局の貯金窓口で、硬貨を伴う預け入れや払込みなどの手続きをする場合、硬貨取扱料金がかかります。公式料金表では、1〜100枚は無料、101〜500枚は550円、501〜1,000枚は1,100円です。1,001枚以上は、500枚ごとに550円が加算されます。
例えば、500枚なら550円、1,000枚なら1,100円、1,500枚なら1,650円です。大量の硬貨をまとめて持ち込む予定がある場合は、枚数を事前に数え、利用する郵便局やゆうちょ銀行の貯金窓口に相談しておくと安心です。
注意したいのは、硬貨の枚数を算定した後に手続きを取りやめたり、金額を変更したりしても、料金が発生することです。また、同時に複数件の手続きをする場合は、持ち込んだ硬貨の枚数を合算して料金が判定されます。硬貨取扱料金は、預け入れや払込みなどのサービス自体の料金とは別に支払う必要があります。
なお、歳入金・公金や、対象となる義援金・寄附金の払込みのみの場合など、硬貨取扱料金の対象外となる取引もあります。すべての硬貨の持ち込みが一律に有料というわけではありません。
【無料にする方法】ゆうちょ銀行の手数料を抑える5つのコツ
ゆうちょ銀行の手数料は、取引方法と利用する時間帯を選ぶことで、無理なく減らせます。特別な優遇プログラムを前提にしなくても、次の5つを意識するだけで節約につながります。
- 1. 郵便局内・店舗内のATMを優先する。 通常の預け入れ・引き出しなら、硬貨を伴わない取引は原則終日無料です。コンビニATMへ行く前に、近くの郵便局や店舗を確認しましょう。
- 2. コンビニATMは利用時間を選ぶ。 ゆうちょ銀行の小型ATMなら、平日8:45〜18:00、土曜9:00〜14:00は無料です。ただし、セブン銀行ATMなどの提携ATMでは同じ時間帯でも220円かかります。
- 3. 他行あての振込はオンラインを使う。 ゆうちょダイレクトや通帳アプリなら、振込額にかかわらず1件165円です。ATMや窓口を使うより安くなるケースが多くあります。
- 4. ゆうちょ口座間の送金は無料回数を活用する。 ゆうちょダイレクトと通帳アプリを合わせて月5回まで無料です。送金前に、今月の利用回数を確認しましょう。
- 5. 硬貨をATMに入れる前に枚数と必要性を確認する。 ATMの硬貨預け入れは110円からの料金がかかります。窓口では100枚まで無料ですが、101枚以上は料金が発生します。硬貨を使う予定があるなら、無理に口座へ入金しない方法も検討できます。
特に効果が大きいのは、他行への振込を窓口からオンラインへ切り替えることと、コンビニATMを使う回数を減らすことです。月に数回の利用でも、1回あたりの料金差が積み重なると年間の支出に影響します。
【2026年に確認したい注意点】窓口・払込み・ATMの違い
「振込」と「払込み」は、日常会話では同じように扱われることがありますが、ゆうちょ銀行の料金表では異なる取引です。銀行口座から他の金融機関の口座へ送るのが振込、払込書などを使って料金や代金を支払うのが払込みです。請求書の支払いでは、表示された取扱方法と料金を確認してください。
2026年10月27日時点の公式「送金料金」では、通常払込みの料金は5万円未満の場合、窓口203円、ATM・ゆうちょ通帳アプリ152円です。5万円以上では窓口417円、ATM・アプリ366円となります。これは他行への口座振込の165円とは別の料金体系です。振込先や払込書の種類によっては別の料金が適用されます。
また、窓口での手続きには、取引そのものの手数料に加え、硬貨取扱料金や金種指定料金などがかかる場合があります。例えば、払戻し時に紙幣の種類や枚数を指定する場合は、指定後の合計枚数によって金種指定料金が発生することがあります。硬貨の枚数だけでなく、紙幣の受け取り方も含めて確認すると、想定外の出費を避けやすくなります。
ATMの営業時間についても注意が必要です。公式案内に掲載されている時間は最長営業時間であり、すべてのATMが同じ時間に利用できるわけではありません。年末年始や施設の休館日、設置場所ごとの営業時間によっても利用条件は変わります。手数料を抑えたい場合は、利用予定のATMの営業時間と料金表示を事前に確認しましょう。
加えて、ゆうちょ銀行では、ATM利用料金と振込料金以外にも、通帳・カードの再発行や残高証明書の発行などに料金が設定されています。2026年の料金を確認するときは、日常の入出金だけでなく、必要な手続き全体を公式の料金一覧で確認することが大切です。
【ゆうちょ銀行手数料】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ゆうちょ銀行のATMは土日祝日も無料ですか?
A1:ゆうちょ銀行店舗内・郵便局内のATMなら、硬貨を伴わない通常の預け入れ・引き出しは原則として土日祝日も無料です。駅や商業施設などに設置されたゆうちょATMは、無料時間帯以外に110円かかります。セブン銀行ATM、ローソン銀行ATM、イーネットATMでは、土日祝日は330円です。
Q2:ゆうちょ銀行の振込手数料を無料にする方法はありますか?
A2:ゆうちょ口座から別のゆうちょ口座へ送金する場合は、ゆうちょダイレクトまたはゆうちょ通帳アプリで月5回まで無料です。一方、他の金融機関への振込はオンラインでも1件165円かかります。口座間送金と他行あて振込を区別して利用しましょう。
Q3:ゆうちょ銀行の窓口で硬貨を預けると手数料はいくらですか?
A3:硬貨取扱料金は1〜100枚が無料、101〜500枚が550円、501〜1,000枚が1,100円です。1,001枚以上は500枚ごとに550円加算されます。硬貨の枚数を算定した後に手続きを取りやめた場合でも料金がかかるため、持ち込む前に枚数を確認してください。
まとめ:今後も失敗しないための手数料の判断基準
2026年10月27日時点のゆうちょ銀行手数料を整理すると、日常の入出金は郵便局内・店舗内のATM、他行への振込はゆうちょダイレクトや通帳アプリ、ゆうちょ口座間の送金は月5回までの無料枠を活用するのが基本です。硬貨の預け入れ・引き出しは別料金なので、紙幣だけの取引と同じ感覚で利用しないようにしましょう。
特に押さえておきたいのは、「郵便局内のATMは原則無料」「他行への振込はオンラインで165円」「口座間送金は月5回まで無料」「窓口の硬貨取扱料金は100枚まで無料」という4つの基準です。
手数料は、ATMの設置場所、取引の種類、硬貨の枚数によって変わります。利用する前に公式の料金表とATMの画面表示を確認し、自分の取引に合った方法を選ぶことが、無駄な出費を減らす最も確実な方法です。