まずは、第1部から第9部までの主人公と作品タイトルを整理します。
第1部:ジョナサン・ジョースター
『ファントムブラッド』
物語の始まりを担う初代ジョジョ。ディオとの宿命の対決が描かれる。
第2部:ジョセフ・ジョースター
『戦闘潮流』
ジョナサンの孫。機転と心理戦を武器に柱の男たちと戦う。
第3部:空条承太郎
『スターダストクルセイダース』
ジョセフの孫。スタンド「スタープラチナ」を操る主人公。
第4部:東方仗助
『ダイヤモンドは砕けない』
ジョセフの息子。杜王町を守る高校生。
第5部:ジョルノ・ジョバァーナ
『黄金の風』
DIOの息子。ギャングスターを目指すイタリアの少年。
第6部:空条徐倫
『ストーンオーシャン』
承太郎の娘。シリーズ初の女性主人公。
第7部:ジョニィ・ジョースター
『スティール・ボール・ラン』
新しい世界を舞台に、北米大陸横断レースに挑む元騎手。
第8部:東方定助
『ジョジョリオン』
記憶を失った状態で発見された謎の青年。
第9部:ジョディオ・ジョースター
『The JOJOLands』
ハワイを舞台に、大富豪になることを目指す少年。
集英社のジョジョ公式ポータルでも、上記9作品が第1部から第9部までのシリーズとして紹介されています。
【第1部~第6部】ジョースター家の歴代主人公はどう受け継がれた?

第1部から第6部までは、ジョースター家とDIOの因縁を中心に、世代を超えた物語が展開します。
主人公が交代するたびに舞台や時代も変わりますが、それぞれの人物の血縁や過去の出来事が次の部に影響を与えている点が特徴です。
第1部:ジョナサン・ジョースター|すべての始まり
ジョナサン・ジョースターは、イギリスの貴族ジョースター家に生まれた初代主人公です。
物語は、養子としてジョースター家に迎えられたディオ・ブランドーとの出会いから始まります。
ディオはジョースター家の財産と地位を奪おうと画策し、やがて石仮面の力によって人間を超越した存在へと変貌します。
ジョナサンは、誇りと勇気を胸にディオへ立ち向かいます。
第1部の要点は、単なる善悪の戦いではなく、ジョースター家とディオの長い因縁がここから始まることです。
第2部:ジョセフ・ジョースター|頭脳戦を得意とする二代目
第2部の主人公は、ジョナサンの孫であるジョセフ・ジョースターです。
舞台は1938年のニューヨーク。ジョセフは、石仮面を生み出した柱の一族との戦いに巻き込まれます。
ジョナサンが正統派の紳士だったのに対し、ジョセフは明るく、いたずら好きで、相手の心理を読むことに長けています。
特に注目したいのは、力だけで勝負するのではなく、相手の裏をかく戦闘スタイルです。
波紋の技術を受け継ぎながら、機転と駆け引きによって強敵に挑む姿は、後のシリーズにも通じるジョジョらしい魅力を確立しました。
第3部:空条承太郎|スタンドバトルの時代を切り開く
第3部の主人公は、ジョセフの孫である空条承太郎です。
舞台は1989年の日本からエジプトへと広がります。
承太郎は、自分に発現した不思議な能力を「悪霊」と考えていましたが、祖父ジョセフとの出会いによって、それがスタンド能力であることを知ります。
彼のスタンドは「スタープラチナ」。
圧倒的なパワーとスピード、精密な動作能力を持つ近距離パワー型のスタンドです。
第3部は、シリーズの戦闘システムを大きく変えた作品でもあります。
第1部・第2部で中心だった波紋から、個々の能力を活用するスタンドバトルへと移行しました。
第4部:東方仗助|日常と非日常が交差する杜王町
第4部の主人公は、東方仗助。
舞台は1999年の日本、杜王町です。
仗助はジョセフ・ジョースターの隠し子であり、承太郎から見れば叔父にあたります。
彼のスタンドは「クレイジー・ダイヤモンド」。壊れた物体などを元の状態に戻す能力を持っています。
第3部までの世界規模の冒険とは異なり、第4部では一つの町に暮らす人々の日常と、そこに潜む異常な事件が物語の中心になります。
特に、杜王町に潜む殺人鬼・吉良吉影との対決は作品を代表する展開です。
仗助の魅力は、仲間や町の人々を大切にする親しみやすさと、仲間を傷つける相手には一歩も引かない強さにあります。
第5部:ジョルノ・ジョバァーナ|DIOの息子が目指すギャングスター
第5部の主人公は、ジョルノ・ジョバァーナです。
舞台は2001年のイタリア。
ジョルノはDIOの息子ですが、ここには重要な血統上の事情があります。
DIOは第1部でジョナサンの肉体を奪っており、ジョルノはその肉体を通じてジョースターの血統も受け継いでいます。
つまり、単純にDIOの息子というだけでは説明できない、ジョースター家とDIO双方の因縁を背負った主人公なのです。
ジョルノの目標は、ギャング組織パッショーネの中で頂点に立ち、ギャングスターになること。
スタンド「ゴールド・エクスペリエンス」を使い、仲間とともに組織の闇へ立ち向かいます。
公式ポータルでも、ジョルノはDIOの息子でありながらジョースターの血統を持つ主人公として紹介されています。
第6部:空条徐倫|シリーズ初の女性主人公
第6部の主人公は、空条徐倫です。
彼女は空条承太郎の娘であり、シリーズで初めて主人公を務める女性キャラクターです。
舞台は2011年のアメリカ。徐倫は冤罪によってグリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所へ収容されます。
スタンドは「ストーン・フリー」。
自分の身体を糸状に変化させる能力を持ち、攻撃や防御、情報収集など幅広い用途に活用します。
徐倫の物語では、父親の承太郎との関係や、DIOが残した思想を受け継ぐ者との対立が大きなテーマになります。
第6部は、旧世界のジョースター家とDIOの因縁を描く物語の大きな節目でもあります。
【人物相関・比較表】歴代主人公9人の血縁と特徴を徹底比較
歴代主人公を理解するうえで大切なのが、名前だけでなく、それぞれがジョースター家や過去の登場人物とどう関係しているかという点です。
次の表に、9人の立ち位置をまとめました。
主人公交代にはどんな理由がある?
ジョジョの主人公が部ごとに交代するのは、単に新しいキャラクターを登場させるためではありません。
公式ポータルは、ジョースター家とディオの戦いが一代では決着せず、子孫たちを巻き込んで100年以上続くことをシリーズの基本構造として説明しています。
主人公を世代ごとに交代させることで、次のような変化が生まれます。
- 時代の変化: 19世紀のイギリスから現代のアメリカ、イタリア、ハワイへと舞台を広げられる。
- 人物像の変化: 紳士、策略家、不良高校生、ギャング、女性主人公など、異なる価値観を持つ主人公を描ける。
- 戦闘方法の変化: 波紋からスタンドへと戦闘システムを進化させられる。
- 物語の独立性: 各部ごとに異なるジャンルやテーマを展開できる。
つまり、主人公の交代は作品のマンネリ化を防ぐだけでなく、ジョースター家の歴史を長期的な物語として描くための仕組みでもあります。
【混同注意】東方仗助と東方定助は何が違う?
東方仗助
第4部・ダイヤモンドは砕けない
ジョセフの息子。杜王町で育った高校生。
東方定助
第8部・ジョジョリオン
記憶を失い、壁の目の近くで発見された青年。
両者は名前の読み方が同じ「ひがしかた・じょうすけ」ですが、漢字も出身世界も人物設定も異なります。
この違いは、ジョジョファンの間でも混同しやすいポイントです。
1. 名前の漢字が違う
| 比較項目 | 第4部 | 第8部 |
|---|---|---|
| 名前 | 東方仗助 | 東方定助 |
| 読み方 | ひがしかたじょうすけ | ひがしかたじょうすけ |
| 作品 | ダイヤモンドは砕けない | ジョジョリオン |
| スタンド | クレイジー・ダイヤモンド | ソフト&ウェット |
最も分かりやすい違いは、名前の漢字です。
第4部は「仗助」、第8部は「定助」と表記します。
読み方だけで検索すると両者の情報が混ざりやすいため、作品名も一緒に確認すると間違いを防げます。
2. 東方仗助はジョセフ・ジョースターの息子
第4部の東方仗助は、ジョセフ・ジョースターと東方朋子の間に生まれた人物です。
承太郎とは血縁関係があり、承太郎から見れば叔父にあたります。
スタンドのクレイジー・ダイヤモンドは、破壊された物体などを修復する能力です。
生まれ育った杜王町を大切にし、仲間とともに町に潜む危険へ立ち向かいます。
3. 東方定助は複数の人物に由来する存在
一方、第8部の東方定助は、まったく異なる背景を持っています。
彼は大震災によって出現した「壁の目」の近くで発見された、記憶のない青年です。
物語が進むにつれて、死亡した吉良吉影の肉体と空条仗世文の身体の一部が融合した存在であることが明らかになります。
その後、東方家に引き取られ、「定助」という名前を与えられました。
スタンドは「ソフト&ウェット」。シャボン玉を利用する能力が特徴です。
4. 同じ杜王町でも同じ場所ではない
もう一つ見逃せないのが、舞台の違いです。
第4部と第8部は、どちらも杜王町が舞台です。
しかし、公式ポータルは第8部の杜王町について、第4部とは別の杜王町だと明確に説明しています。
つまり、東方仗助が成長して東方定助になったわけではありません。
東方仗助と東方定助は、名前の読み方が同じだけの別世界の別人物と理解するのが正確です。
【第6部から第7部へ】旧世界と新世界はどうつながっている?
ジョジョ歴代主人公を理解するうえで、最も大きな分岐点になるのが第6部『ストーンオーシャン』と第7部『スティール・ボール・ラン』の間です。
ここから作品の世界観は大きく変わります。
第1部~第6部は旧世界の物語
第1部から第6部までは、ジョナサンを起点とするジョースター家とDIOの因縁がつながっています。
ジョセフ、承太郎、仗助、ジョルノ、徐倫と、時代や主人公は変わりますが、過去の人物や出来事が後の世代に影響を与えます。
特に第3部の承太郎、第4部の仗助、第6部の徐倫には、明確な家族関係があります。
第7部からは新たな舞台へ
第7部『スティール・ボール・ラン』は、1890年のアメリカを舞台にした作品です。
主人公はジョニィ・ジョースター。
元天才騎手だった彼が、謎のアウトローであるジャイロ・ツェペリと出会い、北米大陸横断レースに挑戦します。
ここで注目したいのは、ジョナサンと同じ「ジョースター」の姓を持ちながら、ジョニィは別の世界の人物として登場することです。
集英社の公式ポータルも、第7部を第6部までとは異なる新たな舞台として紹介しています。
第8部・第9部も新世界側の物語
第8部『ジョジョリオン』は、第7部で新しい舞台に入った世界が、再び杜王町を舞台に描かれる作品です。
ただし、第4部の杜王町とは別の世界に存在する町です。
そして第9部『The JOJOLands』では、舞台がハワイへと移ります。
このように、第7部以降は新しい世界観を基盤に、異なる人物や家系、土地を描いていく構成です。
「第7部は第6部の登場人物の生まれ変わり」という理解は正しい?
これはよくある誤解です。
第7部にはジョナサンと同じ姓を持つジョニィが登場し、第8部には東方定助、第9部にはジョディオが登場します。
そのため、旧シリーズの登場人物がそのまま転生したのではないかと考える読者もいます。
しかし、名前や一部の設定が似ていることだけで、同一人物や転生した存在だとは判断できません。
整理すると次のようになります。
- 第1~6部:旧世界のジョースター家とDIOの因縁。
- 第7~9部:新しい世界を舞台にした別の人物たちの物語。
- 共通点:ジョースターという名前や、過去作を想起させる設定。
- 相違点:人物の出生、家族関係、時代背景、物語の舞台。
「世界一巡後」という言葉だけで第7部以降を説明すると、作品間の関係を誤解する可能性があります。
公式の説明に沿って、第7部からは新しい舞台に移ったと理解するのが、最も整理しやすい見方です。
【2026年最新】第9部の主人公ジョディオ・ジョースターの現在
2026年10月30日現在、漫画シリーズの最新主人公は第9部『The JOJOLands』のジョディオ・ジョースターです。
作品は集英社の月刊誌『ウルトラジャンプ』で連載が続いています。
ジョディオ・ジョースターとは?
ジョディオ・ジョースターは、ハワイのオアフ島に暮らす少年です。
彼の大きな目標は、将来大富豪になること。
単純にお金を稼ぐというよりも、社会を動かす目に見えない仕組みを理解し、その頂点に立とうとする野望を持っています。
スタンド能力は「11月の雨(ノーヴェンバー・レイン)」。
重力を持つ雨を降らせる能力で、これまでの主人公とは異なる戦闘スタイルを見せます。
また、兄のドラゴナ・ジョースターをはじめ、パコ・ラブランテスやウサギ・アロハオエなど、個性的な仲間たちも物語を彩っています。
2026年の最新刊・連載状況
『The JOJOLands』2026年最新情報
最新コミックス第9巻
集英社・ジャンプコミックス
荒木飛呂彦による第9部の最新単行本。
ウルトラジャンプ2026年11月号
最新話掲載号
敵スタンドに発見された潜水艇をめぐり、ジョディオたちの行動が描かれています。
集英社の公式ポータルによると、第9巻ではハウラーとの土地交換作戦から9か月後の状況が描かれます。
一方、10月19日発売のウルトラジャンプ11月号では、敵スタンドに発見された潜水艇をめぐる展開が掲載されました。
したがって、2026年10月30日時点で第9部は完結しておらず、ジョディオが最新の主人公です。
2026年は第7部のアニメ展開にも注目
2026年には第7部『スティール・ボール・ラン』のアニメ展開も進んでいます。
公式アニメサイトではNetflixでの世界独占先行配信が案内されており、10月28日にはシュトロハイム役の伊丸岡篤のインタビューも公開されました。
漫画では第9部が最新ですが、アニメでは第7部の物語に触れる機会が広がっています。
原作とアニメの両方からシリーズを追えるのも、2026年のジョジョの大きな見どころです。
【ジョジョ歴代主人公】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ジョジョの主人公は全部で何人いますか?
9人です。第1部のジョナサン・ジョースターから、第9部のジョディオ・ジョースターまで、各部に1人ずつ主人公が設定されています。
Q2:ジョジョの主人公を登場順に並べるとどうなりますか?
ジョナサン、ジョセフ、承太郎、東方仗助、ジョルノ、徐倫、ジョニィ、東方定助、ジョディオの順です。
Q3:東方仗助と東方定助は同一人物ですか?
別人です。第4部の仗助はジョセフ・ジョースターの息子で、第8部の定助は吉良吉影と空条仗世文の身体が融合した存在です。名前の読み方は同じですが、世界観も生い立ちも異なります。
Q4:第7部以降は第6部の続編ですか?
第6部の出来事を受けて新しい舞台へ移行しますが、第1~6部と同じ人物がそのまま登場する通常の続編ではありません。第7部以降は新しい世界観の物語として区別すると理解しやすくなります。
Q5:2026年現在の最新主人公は誰ですか?
第9部『The JOJOLands』のジョディオ・ジョースターです。2026年10月30日時点で原作漫画は連載中です。
まとめ:ジョジョ歴代主人公9人の変遷と作品を理解するポイント
『ジョジョの奇妙な冒険』の歴代主人公は、単純に名前を受け継いでいるだけではありません。
第1部から第6部では、ジョースター家とDIOの因縁を軸に、血縁と歴史が次の世代へ受け継がれていきます。
一方、第7部以降は新しい世界を舞台に、ジョニィ、定助、ジョディオという異なる背景を持つ主人公たちが登場します。
特に押さえておきたい要点は次の4つです。
- 歴代主人公は全9人で、各部に1人ずつ存在する。
- 第1~6部はジョースター家とDIOの因縁を描く旧世界の物語。
- 第7~9部は新しい世界観を舞台にした物語。
- 2026年現在の最新主人公は第9部のジョディオ・ジョースター。
【プロの結論】
ジョジョを深く理解するためには、主人公の名前だけでなく、「何部の主人公なのか」「どの世界に属する人物なのか」「過去の主人公とどんな関係があるのか」という3つの視点を持つことが大切です。
特に東方仗助と東方定助の違い、ジョルノとジョースター家の血縁関係、第6部から第7部への世界観の変化を理解すると、シリーズ全体の構造が格段に分かりやすくなります。
そして2026年現在も、第9部『The JOJOLands』ではジョディオを中心とした新たな物語が進行中です。
初代ジョナサンから最新のジョディオまで、主人公が交代するたびに新しい時代と価値観を描いてきたことこそ、『ジョジョの奇妙な冒険』が長く愛され続ける理由の一つです。