トラベラーズノートのリフィルを純正品以外で代用したいと考えたとき、気になるのが「100均や無印良品のノートは使えるのか」「A4用紙から自作できるのか」「純正リフィルと比べて本当に安いのか」という疑問です。実は、代用品選びで最も重要なのは価格よりもサイズ。数ミリの違いでも、革カバーからはみ出したり、ゴムバンドで固定しにくくなったりすることがあります。
トラベラーズカンパニーの公式商品情報と無印良品の2026年の商品情報をもとに、レギュラーサイズ・パスポートサイズの寸法、代用できるノート、A4コピー用紙を使った自作方法、MD用紙との書き心地の違いを整理しました。2026年10月時点では、2027年版ダイアリーも発売されており、最新の公式ラインアップと比較しながら選ぶことができます。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:レギュラーサイズの純正リフィルは210×110mm、パスポートサイズは124×89mm。代用品もこの寸法を基準に選びます。
- 要点2:パスポートサイズなら無印良品のパスポートサイズメモ、レギュラーサイズなら寸法を調整した自作リフィルが有力な選択肢です。
- 要点3:純正の基本リフィルはレギュラー330円、パスポート264円。万年筆の書き心地や製本の手間まで含めてコスパを比較するのがポイントです。
【まず結論】トラベラーズノートのリフィル代用はサイズと用途で選ぶ

トラベラーズノートのリフィル代用を検討するなら、最初に確認したいのが、手持ちの革カバーがレギュラーサイズなのか、パスポートサイズなのかという点です。両者は見た目の違いだけでなく、対応する中紙の寸法も異なります。
レギュラーサイズの純正リフィルは高さ210mm、幅110mm。パスポートサイズは高さ124mm、幅89mmです。ここでいう寸法は、ノートを閉じた状態の仕上がりサイズです。カバー本体の寸法と混同しないようにしましょう。
代用品を選ぶ際のおすすめは、次のとおりです。
- レギュラーサイズ:A4用紙から自作する方法、または実寸を確認した細長いノートがおすすめです。
- パスポートサイズ:無印良品のパスポートサイズメモや、124×89mmに調整した自作リフィルが候補になります。
- 万年筆をよく使う人:純正のMD用紙リフィルが有力です。代用品は実際に使うインクで裏抜けを確認しましょう。
- 日記や手帳として使いたい人:純正のダイアリーリフィルを優先すると、月間・週間レイアウトを自分で作る手間を省けます。
- とにかく費用を抑えたい人:A4用紙の自作が有力ですが、裁断や製本にかかる時間も考慮しましょう。
重要なのは、「安いノートなら何でも代用できる」と考えないことです。紙のサイズが近くても、綴じ方や厚み、表紙の硬さによって使い勝手は変わります。
【寸法・価格比較】レギュラーとパスポートの違いは?
トラベラーズノートのリフィル代用を失敗しないために、まずは公式リフィルと代表的な代用品の寸法、ページ数、価格を比較します。純正品の価格はトラベラーズファクトリー公式オンラインショップ、無印良品の価格は公式商品情報を参考にしています。
| リフィル・ノート | 寸法・仕様 | 価格の目安 | 向いている用途・注意点 |
|---|---|---|---|
| 純正レギュラー・無罫 | 210×110mm、64ページ、MD用紙 | 330円(税込) | サイズと紙質を重視する人に。基本の無地リフィル |
| 純正パスポート・無罫 | 124×89mm、64ページ、MD用紙 | 264円(税込) | 携帯性と書き心地を両立したい人に |
| 無印良品・パスポートサイズメモ | 従来品は約125×88mm。現行品の実寸は購入時に確認 | 190円(税込) | 48ページ。クリーム色の上質紙を使った代用品候補 |
| A4用紙で自作・レギュラー | 仕上がり210×110mm。開いた状態の紙は210×220mm | 使用する紙や製本材料による | 罫線やページ数を自由に決められる。裁断と製本が必要 |
| A4用紙で自作・パスポート | 仕上がり124×89mm。開いた状態の紙は124×178mm | 使用する紙や製本材料による | 手持ちの紙を活用できる。細かい寸法調整が必要 |
| 100均のノート | 商品ごとに異なる | 商品ごとに異なる | 購入前に高さ・幅・厚み・綴じ方を確認 |
この比較から分かるのは、純正リフィルの寸法が明確である一方、代用品は商品ごとの実寸確認が欠かせないということです。特に、A5やB6といった一般的な規格名だけを見て購入すると、カバーに収まらない可能性があります。
また、リフィルは閉じた状態の外寸だけでなく、背の厚みも重要です。ページ数の多いノートや厚手の紙を使った自作品を何冊も挟むと、カバーが膨らみ、ゴムバンドの保持力や開閉のしやすさに影響することがあります。
【100均・無印良品】代用リフィルに使えるノートを比較
無印良品のパスポートサイズメモは有力候補
パスポートサイズの代用品として注目したいのが、無印良品の「パスポートサイズメモ」です。無印良品の公式店舗情報によると、2026年7月には従来の「パスポートメモ」が仕様を一部変更して再登場しました。
2026年版では、価格が従来の120円から190円に変更され、製本方法もミシン綴じから糸かがり綴じに変わっています。中紙はクリーム色の上質紙で、ページ数は24枚・48ページ。5mm方眼、ドット方眼、無地の3種類が用意されています。
純正パスポートサイズの無罫リフィルが264円で64ページなのに対し、無印良品は190円で48ページです。単純な購入価格では無印良品のほうが安いものの、ページ数も少ないため、1ページあたりの費用差は大きくありません。
旧来のパスポートメモは約125×88mmで、純正リフィルの124×89mmと近い寸法でした。ただし、現行品を購入する際は、実際のサイズと厚みも確認してください。寸法が近いことと、革カバーへの収まりが完全に同じであることは別問題です。
100均のノートはレギュラーサイズに使える?
100均で代用品を探す場合は、セリアなどの文具売り場にある細長いノートや、薄手の無地ノートが候補になります。ただし、店舗や時期によって商品構成が変わるため、特定の商品がいつでも同じ寸法で購入できるとは限りません。
特に注意したいのが、A5ノートです。一般的なA5サイズは148×210mmで、レギュラーサイズのリフィルより幅が38mm広くなります。そのまま挟むと横にはみ出すため、幅を110mmに切りそろえる加工が必要です。
「A5スリム」や「A4の3分の1サイズ」と表示されたノートも、すべて純正リフィルと同寸とは限りません。例えば、幅105mmの製品なら純正の110mmより5mm狭くなります。購入前にパッケージの寸法表示を確認するか、実物を測るのが確実です。
無印良品のノートはレギュラーサイズでも使える?
無印良品の一般的なA5ノートをレギュラーサイズに使う場合は、基本的に幅の調整が必要です。パスポートサイズメモのように近い規格の商品があるからといって、ほかの無印良品のノートも同じように収まるわけではありません。
レギュラーサイズでは、ノートを切らずに使いたいなら、仕上がり寸法が210×110mmに近い商品を探す方法があります。多少の加工を許容できるなら、紙質や罫線を好みに合わせて選び、不要な部分を裁断する方法も現実的です。
100均や無印良品の代用品は、いつでも同じ商品が手に入るとは限らない点も覚えておきましょう。長期の日記や記録を同じ紙質で続けたい場合は、定番の純正リフィルか、同じ用紙をまとめて確保した自作リフィルのほうが管理しやすくなります。
【自作方法】A4用紙からリフィルを作る手順
手持ちのA4コピー用紙でリフィルを自作する方法なら、専用のノートを探さずに必要な分だけ作れます。無地だけでなく、好みの罫線を印刷した紙や、少し厚手の紙を使うことも可能です。
用意するものは、A4用紙、定規、カッター、カッターマット、製本用のホッチキスまたは針と糸です。複数枚をまとめて切る場合は、紙がずれないように固定し、無理に一度で切ろうとせず数回に分けて刃を入れます。
レギュラーサイズの作り方
純正リフィルの仕上がりは210×110mmです。閉じた状態でこの寸法にするには、折る前の紙を210×220mmに整えます。
- A4用紙を裁断する:A4用紙の210×297mmのうち、長辺297mmを220mmに切りそろえます。つまり、長辺から77mmを切り落とします。
- 中央で二つ折りにする:220mmの辺を半分の110mmで折り、仕上がり寸法を210×110mmにします。折り目は定規などを使ってしっかり付けましょう。
- ページ数を調整する:折った紙を重ねます。紙1枚を二つ折りにすると4ページ分になるため、4〜12枚程度から試すと厚みを調整しやすくなります。
- 背を綴じる:中綴じ用ホッチキス、または目打ちと糸を使って折り目付近を固定します。一般的なホッチキスでは届かない場合があるため、無理に針を打たないでください。
- 寸法を最終確認する:折り目や裁断面のずれを確認し、必要なら端を少しだけ切りそろえます。
要点は、最初から大量のページを作らないことです。厚い紙を多く重ねると、内側のページが外側よりはみ出す「小口のずれ」が起きやすくなります。まずは少ない枚数で試し、カバーに挟んでからページ数を増やすと失敗を減らせます。
パスポートサイズの作り方
パスポートサイズの仕上がりは124×89mmです。折る前の紙を124×178mmに裁断し、178mmの辺を中央の89mmで二つ折りにすれば、閉じた状態で124×89mmになります。
- A4用紙を必要寸法に裁断する:紙を124×178mmの長方形に切りそろえます。
- 中央で折る:178mmの辺を89mmで折り、仕上がりを124×89mmにします。
- 必要な枚数を重ねる:紙1枚を二つ折りにすると4ページ分です。ページ数が多くなるほど背が厚くなるため、少量から試します。
- 背を綴じる:中綴じ用ホッチキスや糸で固定し、折り目と裁断面を整えます。
レギュラーサイズと比べると、パスポートサイズは紙が小さく、細かい裁断や製本が必要です。仕上がり寸法が1〜2mm違うだけでも見た目や収まりに影響するため、寸法を測ってから作業しましょう。
リフィルの穴あけ方法とゴムバンドの留め方
トラベラーズノートの基本的な仕組みでは、リフィルの中央の折り目にカバーのゴムを通して固定します。そのため、通常の1冊使いであれば、紙の全ページに穴を開ける必要はありません。自作リフィルも、中央の折り目がきちんと作られていれば同じ仕組みで使えます。
注意したいのは、背を綴じる位置です。ホッチキスの針や糸が中央のゴムと干渉すると、開閉しにくくなったり、折り目が浮いたりすることがあります。製本後はゴムを通して、ページが無理なく開くかを確認してください。
複数冊のリフィルを挟みたい場合は、トラベラーズカンパニーが販売する連結バンドを使う方法があります。代用品のゴムを使う場合も、強く締めすぎると紙が変形したり、ゴムが伸びたりするため、冊数に合わせて適度な張力に調整しましょう。
【紙質・価格を比較】純正MD用紙と代用品のコスパは?
純正リフィルの価格は1ページあたりいくら?
トラベラーズファクトリー公式オンラインショップに掲載されている基本の無罫リフィルは、レギュラーサイズが330円で64ページ、パスポートサイズが264円で64ページです。単純にページ数で割ると、レギュラーサイズは1ページあたり約5.16円、パスポートサイズは約4.13円になります。
無印良品のパスポートサイズメモは190円で48ページのため、1ページあたり約3.96円です。単価だけを見ると無印良品が安いものの、純正品よりページ数が少なく、寸法や紙質も異なります。
この差額だけを理由に代用品へ切り替えるより、1冊をどのくらいの期間で使い切るか、書き直しや保存にどの程度の品質を求めるかを考えるほうが、実際のコスパを判断しやすくなります。
MD用紙の書き心地は何が違う?
トラベラーズノートの純正リフィルに使われているMD用紙は、書き心地を追求して開発されたオリジナルの筆記用紙です。公式商品情報では、万年筆を使った際にもインクがにじんだり裏抜けしたりしにくいことが特徴として説明されています。
一方、100均のノートや無印良品の上質紙は、紙の色や表面の感触が異なります。鉛筆やボールペンでのメモが中心なら、価格の安い紙でも十分に使える場合があります。しかし、万年筆や水性ペンを頻繁に使うなら、紙の吸水性やインクとの相性によって、裏抜けや乾燥時間に違いが出ることがあります。
「純正以外は書きにくい」「100均の紙は必ず裏抜けする」といった一律の判断は適切ではありません。紙質だけでなく、ペン先、インク、筆圧、書く速度によっても結果は変わります。お気に入りの筆記具を使い、表面の滑らかさと裏面へのインクの抜け方を試してから、普段使いのリフィルを決めるのがおすすめです。
2026年最新の公式リフィル情報も確認
2026年10月時点で、トラベラーズカンパニー公式サイトには2027年版ダイアリーのラインアップが掲載されています。発売日は2026年9月10日で、レギュラーサイズには月間、週間+メモ、週間バーチカル、パスポートサイズには月間と週間のリフィルが用意されています。
公式商品情報によると、2027年月間ダイアリーのレギュラーサイズは946円(税込)で、48ページ。2026年12月から2028年1月までの月間スケジュールなどを収録し、MD用紙を使用しています。ガイドとカスタマイズ用ステッカーも付属します。
このようなダイアリーは、単純なメモ用紙とは役割が異なります。月間予定や週間予定を自作する手間、日付の書き間違いを防ぐ利便性まで考えると、スケジュール管理には純正品を使い、自由記述用のノートだけを代用品にする方法も合理的です。
2026年版のダイアリーを探している場合と、2026年に購入できる最新のダイアリーを探している場合では、選ぶ商品が異なります。2027年版を含む現行ラインアップと、店頭に残っている旧年度版の在庫を区別して確認しましょう。
【失敗しない選び方】代用リフィルの注意点と判断基準
代用品を選ぶ際は、価格だけでなく、寸法、紙質、製本、継続して入手できるかという4つの観点で判断すると失敗を減らせます。
- 寸法:閉じた状態でレギュラーは210×110mm、パスポートは124×89mmを基準にする。
- 紙質:万年筆や水性ペンを使うなら、実際のインクで裏抜けや乾燥時間を確認する。
- 製本:ページ数が多すぎると背が厚くなり、ゴムバンドで留めにくくなることがある。
- 入手性:100均の商品は入れ替わる場合があるため、同じノートを継続して買えるとは限らない。
とくに注意したいのが、A4用紙を三つ折りにするだけで純正リフィルと同じサイズになる、という誤解です。A4用紙を単純に3等分した幅は約99mmで、純正レギュラーサイズの110mmとは異なります。A4を活用する場合も、仕上がり寸法を測り、必要な分だけ切りそろえることが大切です。
また、純正リフィルの価値は紙質だけではありません。製本の仕上がり、ページの揃い方、サイズの安定性なども含めて完成度が高いことがメリットです。自作リフィルは材料費を抑えられる一方、裁断や製本の時間がかかります。自分で作る工程を楽しめるかどうかも、選択の基準になります。
コストを抑えることが最優先なら自作、手軽さと購入価格のバランスを求めるなら既製品の代用、書き心地や長期保存を重視するなら純正品というように、用途ごとに使い分ける方法が実用的です。
【トラベラーズノートリフィル代用】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:トラベラーズノートのレギュラーサイズに使える100均ノートはありますか?
A1:細長いノートが候補になりますが、商品ごとに寸法が異なります。純正リフィルの仕上がりは210×110mmなので、購入前に実寸を確認してください。一般的なA5ノートは幅が広く、そのままでは収まりません。
Q2:無印良品のパスポートサイズメモは純正リフィルの代わりになりますか?
A2:代用品の候補になります。無印良品の2026年版パスポートサイズメモは190円(税込)、48ページで、クリーム色の上質紙を使っています。ただし、純正のパスポートサイズリフィルは124×89mm、64ページのMD用紙です。寸法や紙質、ページ数の違いを理解して選びましょう。
Q3:A4コピー用紙だけでリフィルを作れますか?
A3:A4用紙を裁断して二つ折りにし、背をホッチキスや糸で綴じれば自作できます。レギュラーサイズは折る前の紙を210×220mm、パスポートサイズは124×178mmに整えるのが基本です。寸法を正確に測り、ページ数を少なめにして試作すると失敗しにくくなります。
まとめ:【プロの結論】代用はサイズ・紙質・手間の優先順位で決める
トラベラーズノートのリフィル代用を選ぶ際は、レギュラーサイズの210×110mm、パスポートサイズの124×89mmという寸法を出発点にしましょう。サイズが近いノートでも、幅や厚みが違えば、革カバーへの収まりやゴムバンドの使い勝手が変わります。
パスポートサイズでは、無印良品のパスポートサイズメモが価格を抑える選択肢になります。レギュラーサイズでは、寸法を調整した既製ノートやA4用紙からの自作が候補です。自作なら紙や罫線を自由に選べますが、裁断と製本の手間も必要になります。
一方、純正リフィルはMD用紙の書き心地や寸法の安定性が魅力です。特に万年筆を使う人や、長期間同じ形式で日記を残したい人には、純正品を選ぶメリットがあります。予定管理には純正ダイアリー、日々のメモには自作リフィルという併用も有効です。
最終的には、安さだけでなく、何を書くのか、どの筆記具を使うのか、どれだけ手間をかけられるのかで選ぶのが合理的です。2026年の公式ラインアップも確認しながら、自分の使い方に合ったリフィルを選べば、トラベラーズノートをより自由に、長く活用できます。