2026年、TVアニメ『名探偵コナン』は放送30周年を迎え、記念企画「放送30周年記念TVアニメ『名探偵コナン』展」が全国を巡回しています。2026年2月20日の東京会場を皮切りに、鳥取、札幌、仙台、大阪、前橋、広島、松山、横浜、名古屋、静岡、福岡の国内12都市で開催される大型展覧会です。
最大の見どころは、完成したアニメ映像だけでは分からない制作の裏側。キャラクターデザインや絵コンテ、作画、アフレコ、歴代主題歌など、30年にわたる作品づくりの工程をたどれます。2026年10月26日時点では、松山会場が開催中で、横浜会場は11月14日、名古屋会場は12月12日に開幕予定です。チケット料金や特典付き入場券、平日券と土日祝日券の違いまで、来場前に知っておきたい情報を整理します。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 開催概要:東京から福岡まで国内12都市を巡回。会期は2026年2月から2027年3月ごろまで続く予定です。
- 展示の見どころ:企画・絵コンテ・作画・アフレコ・主題歌の5つの制作工程と、歴代の名場面を楽しめます。
- チケットの注意点:名古屋会場は一般2,200円、学生1,500円。平日入場券では土日祝日に入場できません。
【30周年記念展とは?】アニメ制作の裏側を体感できる特別企画
今回の正式名称は「放送30周年記念TVアニメ『名探偵コナン』展」です。原作漫画の連載周年ではなく、1996年に始まったTVアニメの放送30周年を記念する展覧会である点が特徴です。
主催・製作関係者による公式発表では、企画立案からキャラクターが画面上で動き、声を持って語りかけるまでの制作工程を紹介すると案内されています。単に人気キャラクターのイラストや名場面を並べるだけではなく、テレビアニメがどのように完成するのかを理解できる構成です。
キービジュアルには江戸川コナンと30人のキャラクターが描かれ、作品の長い歴史を象徴しています。原作者の青山剛昌氏も公式サイトで、アニメ初期と現在ではキャラクターの絵がかなり変化していることに触れ、その移り変わりも楽しみ方の一つとして紹介しています。
放送開始当時から見続けてきたファンにとっては懐かしさを味わえる機会であり、近年になって作品を知った人にとっては、アニメ制作の仕組みや長期シリーズの変遷を知る入口になります。
【全国12都市の巡回スケジュール】2026年10月以降の開催地は?
公式サイトで発表されている国内巡回スケジュールを、2026年10月26日時点の開催状況とともにまとめました。横浜、名古屋、静岡、福岡はこれから来場を検討できる会場です。福岡については、会場名がまだ発表されていません。
| 開催地 | 会期 | 会場 | 2026年10月26日時点 |
|---|---|---|---|
| 東京 | 2月20日~3月29日 | 東京ドームシティ プリズムホール | 終了 |
| 鳥取 | 4月4日~4月26日 | 鳥取県立博物館 | 終了 |
| 札幌 | 5月2日~5月31日 | サッポロファクトリー3条館3階 特設会場 | 終了 |
| 仙台 | 6月6日~7月5日 | 東北福祉大学ギャラリーミニモリ | 終了 |
| 大阪 | 7月11日~8月16日 | 読売テレビ本社 特設会場 | 終了 |
| 前橋 | 8月22日~9月13日 | 前橋リリカ2階 特設会場 | 終了 |
| 広島 | 9月19日~10月12日 | NTTクレドホール | 終了 |
| 松山 | 10月17日~11月8日 | 南海放送本町会館 | 開催中 |
| 横浜 | 11月14日~12月6日 | 横浜赤レンガ倉庫1号館 2階スペース・3階ホール | 開催予定 |
| 名古屋 | 12月12日~2027年1月11日 | 金山南ビル美術館棟 | 開催予定 |
| 静岡 | 2027年1月16日~2月14日 | キラメッセぬまづ | 開催予定 |
| 福岡 | 2027年2月下旬~3月下旬予定 | 後日発表 | 会場未発表 |
※会期は公式展覧会サイトの国内巡回情報に基づきます。会場・日程・運営方法は変更される場合があるため、実際に訪れる前に各会場の最新案内を確認してください。
東京会場はすでに終了していますが、巡回は2027年春まで続く見込みです。東京で見逃した人も、横浜や名古屋などの会場で鑑賞する機会があります。ただし、会場ごとにチケットの販売方法や入場ルールが異なるため、東京会場の情報をそのまま当てはめないことが大切です。
【横浜・名古屋の開催情報】日程・会場・アクセスをチェック
横浜会場は11月14日開幕、新規フォトスポットにも注目
横浜会場は、2026年11月14日(土)から12月6日(日)まで、横浜赤レンガ倉庫1号館の2階スペース・3階ホールで開催されます。開催時間は10時から18時30分までで、最終入場は18時です。
横浜会場の入場料は、一般の前売券が2,000円、当日券が2,200円。小学生・中学生・高校生は前売券1,300円、当日券1,500円です。前売券は9月16日19時から各種プレイガイドで販売が始まっています。
横浜みなとみらい21の公式イベント情報では、横浜会場から新しいフォトスポットや新商品が追加されることも案内されています。展覧会の基本テーマを楽しみながら、会場独自の展示やグッズにも注目したいところです。
会場は横浜赤レンガ倉庫1号館。周辺の観光スポットと組み合わせやすい立地ですが、休日は観光客も多く訪れるエリアです。混雑が心配な場合は、事前に公式案内で入場方法を確認し、移動時間にも余裕を持たせましょう。
名古屋会場は12月12日から金山南ビル美術館棟で開催
名古屋会場の開催期間は、2026年12月12日(土)から2027年1月11日(月・祝)まで。会場は金山南ビル美術館棟で、旧名古屋ボストン美術館として知られる施設です。年末年始をまたぐ会期ですが、12月31日(木)と2027年1月1日(金)は休館日となっています。
開催時間は10時から18時30分まで、最終入場は18時です。チケットは10月3日(土)10時からチケットぴあで発売開始となっており、通常の入場券に加えて特典付き入場券も用意されています。
名古屋会場では年末年始の予定と入場可能日を照らし合わせておくことが重要です。特に、土日祝日の指定券と平日入場券は使える日が異なります。チケットを購入する段階で、実際に訪問する日が券種の条件に合っているか確認してください。
【チケット料金・特典付き入場券】平日券と土日祝日券の違い
名古屋会場の通常入場券は一般2,200円、学生1,500円です。特典付き入場券は一般5,700円、学生5,000円。いずれも学生券の対象は小学生・中学生・高校生で、未就学児は18歳以上の保護者同伴で無料となります。
横浜会場では前売券と当日券で料金が異なりますが、名古屋会場の案内では通常入場券の料金は平日・土日祝日とも同額です。主な違いは、価格ではなく入場できる日や指定時間の条件にあります。
名古屋会場の料金と券種
- 一般・通常入場券:2,200円
- 学生・通常入場券:1,500円
- 一般・特典付き入場券:5,700円
- 学生・特典付き入場券:5,000円
- 音声ガイド:700円
- 未就学児:無料。ただし18歳以上の保護者の同伴が必要
特典付き入場券には、コナンと30人のキャラクターをデザインした「アクリルディスプレイスタンド」を会場で受け取れるグッズ引換券が付いています。好きなアクリルスタンドやぬいぐるみを飾れる仕様です。ただし、公式案内では、コナン自身のアクリルスタンドは特典に含まれないと説明されています。
特典付き券は数量に限りがあり、なくなり次第販売終了となります。通常券との差額に見合う価値があるかは、特典グッズをコレクションしたいかどうかで判断するとよいでしょう。
平日入場券と土日祝日指定券は何が違う?
名古屋会場の平日入場券は、会期中の平日に入場できるチケットです。日時指定券ではありませんが、土日祝日には利用できません。一方、土日祝日指定券は、チケットに記載された時間内に入場する必要があります。ただし、時間ごとに会場内を入れ替える方式ではありません。
注意したいのは、平日券を購入した後に土日祝日券へ変更できないことです。購入後のキャンセルや変更、返金、再発行もできないと公式案内に記載されています。仕事や学校の予定が変わる可能性がある人は、日程を確定させてから購入するのが安心です。
横浜会場は公式案内で「全日フリー入場」とされています。これは無料で入場できるという意味ではなく、全日を通じて日時指定なしで入場できるという扱いです。ただし、混雑時には整理券配布などの対応が行われる可能性があります。
【見どころ・展示内容】30年分の制作の裏側をどう楽しむ?
公式の展示紹介によると、会場の中心となるのは「企画」「絵コンテ」「作画」「アフレコ」「主題歌」という5つの工程です。アニメが完成するまでの流れを順番にたどれるため、普段は完成映像しか見ない人にも、制作現場の仕事が伝わる構成になっています。
1.企画――キャラクターや舞台が形になるまで
企画エリアでは、キャラクターデザインや美術設定資料などを展示。青山剛昌氏がキャラクターを作る際に重視するポイントや、監督が紹介するトリックなども取り上げられています。毛利探偵事務所などの模型展示も見どころです。
2.絵コンテ――物語を映像に変える設計図
実際にTVアニメ『名探偵コナン』で使われた絵コンテを、壁いっぱいに展示します。物語の流れや登場人物の動き、場面の構成がどのように設計されているかを視覚的に追えるエリアです。長期シリーズならではの資料の蓄積にも注目です。
3.作画――線画からキャラクターが動き出す瞬間
作画エリアでは、コナンが動く様子を1コマずつ見られる展示を通して、白黒の線画に色が付き、キャラクターが動き出す工程を紹介します。完成したアニメ映像を楽しむだけでは気づきにくい、動きや色彩を生み出す作業を理解できるのが特徴です。
4.アフレコ――声がキャラクターに命を吹き込む
アフレコのエリアでは、江戸川コナンの喜怒哀楽の違いを聞き比べられるコーナーや、声優陣からのお祝いコメントが用意されています。表情や動作だけではなく、声の演技がキャラクターの印象をどのように形づくるかにも目を向けたいところです。
5.主題歌・メモリアルシーン――30年の記憶を振り返る
主題歌エリアでは、歴代CDジャケットや年表を通して作品を彩ってきた楽曲を紹介。加えて、1996年の放送開始から年代順に振り返るメモリアルシーンのエリアや、展覧会オリジナルの物語を楽しめる「サンクスシアター」も用意されています。
エンディング後に次の事件のヒントを伝える「NEXT CONAN’S HINT」の歴代紹介や、企画展スペシャルムービーの制作の裏側も見逃せません。キャラクターだけでなく、映像・音楽・演出を含めて作品の歴史を楽しめる点が、30周年展ならではの魅力です。
音声ガイドは700円、利用にはスマートフォンが必要
音声ガイドでは、江戸川コナン、怪盗キッド、安室透、赤井秀一、灰原哀などの声を聞きながら展示を楽しめます。料金は700円です。スマートフォンで利用するサービスのため、対応端末とイヤホンまたはヘッドホンを用意しておきましょう。
会場にはWi-Fiの用意がなく、通信費は利用者負担です。また、音声ガイドは入場後に購入できないため、希望する場合は入場前に手続きを済ませてください。会場ごとに細かな運用が異なる可能性があるので、訪問先の案内も確認しましょう。
【松山会場・来場前の注意点】撮影会やグッズ購入のルール
松山会場は2026年10月17日(土)から11月8日(日)まで、南海放送本町会館で開催中です。当日券の料金は一般2,200円、学生1,500円。平日は11時から20時まで、土日祝日は10時から19時まで開場し、最終入場時刻はそれぞれ19時、18時となっています。
南海放送の公式イベント情報によると、10月24日(土)にはコナンくんの着ぐるみ撮影会が実施されました。開催場所は会場内で、11時30分、14時、16時の3回。各回約20~30分、参加は約20組で、撮影会開始30分前に整理券を配布する方式でした。参加には松山会場のチケットが必要で、1グループ4名までとされていました。この撮影会は10月26日時点ですでに終了しています。
会場での写真撮影は、撮影可能エリアに限られます。展示物すべてを自由に撮影できるわけではなく、撮影可能な場所でもフラッシュや自撮り棒、三脚などの使用は禁止されています。現地の表示やスタッフの案内に従いましょう。
また、公式案内では再入場不可、展示順路の逆流不可とされています。展示を見終わった後に戻ることはできないため、気になる資料や撮影スポットは順路に沿って楽しむのがおすすめです。
グッズ購入を目的に訪れる場合も、先に展示への入場が必要です。イベントオリジナル商品には購入点数の制限が設けられる場合があり、売り切れや販売状況の変更もあり得ます。特典付き入場券や限定商品を目当てにする人は、来場直前に公式サイトや公式Xの案内を確認しておくと安心です。
【プロの結論】名探偵コナン展30周年はどんな人におすすめ?
この展覧会の価値は、人気キャラクターを間近に感じられることだけではありません。30年にわたって続くTVアニメが、企画・作画・声の演技・音楽といった複数の工程によって支えられていることを、一つの会場で体感できる点にあります。
特におすすめしたいのは、次のような人です。
- 長年のファン:歴代の名場面や主題歌、キャラクターのデザインの変遷を振り返りたい人。
- アニメ制作に興味がある人:絵コンテや作画、アフレコなど、完成映像の裏側を知りたい人。
- グッズを集めている人:コナンと30人のキャラクターをデザインした特典付き入場券や会場限定商品に関心がある人。
- 家族や友人と出かけたい人:キャラクターの思い出を共有しながら、展示やフォトスポットを楽しみたい人。
一方、展示資料をじっくり見るよりも、キャラクターとの撮影やアトラクションを中心に楽しみたい人は、会場ごとの企画内容を事前に確認しておくと、期待とのずれを減らせます。また、展示室内の再入場ができない会場では、入場前にトイレや休憩を済ませておくとスムーズです。
チケット選びでは、特典グッズが必要か、平日に訪問できるか、日時指定に合わせられるかの3点を基準にすると判断しやすくなります。特典付き券は通常券より高額なので、グッズそのものに価値を感じるかを考えて選ぶのが合理的です。
【名探偵コナン展30周年】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:名探偵コナン展30周年はいつまで開催されますか?
A1:国内巡回は2026年2月20日の東京会場から始まり、2027年2月下旬~3月下旬予定の福岡会場まで続く予定です。福岡会場の詳細は、2026年10月26日時点で後日発表となっています。
Q2:名古屋会場のチケットはどこで購入できますか?
A2:名古屋会場のチケットは、10月3日(土)10時からチケットぴあで発売されています。一般の通常入場券は2,200円、学生券は1,500円です。特典付き券は数量限定で、売り切れ次第販売終了となります。
Q3:平日入場券で土日祝日に入場できますか?
A3:名古屋会場では入場できません。平日入場券は会期中の平日に利用するチケットで、土日祝日は対象外です。土日祝日に来場する場合は、土日祝日指定券を購入してください。購入後の券種変更もできないため、日程を確定させてから手続きしましょう。
まとめ:2026年後半は横浜・名古屋のチケット情報を早めに確認
放送30周年記念TVアニメ「名探偵コナン」展は、全国12都市を巡りながら、アニメ制作の裏側と30年分の名場面を振り返る記念企画です。2026年10月26日時点では松山会場が開催中で、次の注目会場は11月14日開幕の横浜、12月12日開幕の名古屋です。
来場計画を立てる際は、まず希望する会場と会期を確認し、通常券と特典付き券のどちらが自分に合うかを検討しましょう。名古屋会場では平日券と土日祝日指定券の利用条件が明確に分かれているため、購入時の確認が欠かせません。
30周年という節目に、キャラクターの魅力だけでなく、企画から映像・音声が完成するまでの仕事を知ることができる本展。展示内容、入場ルール、チケットの販売状況を事前に確認し、自分に合った会場で作品の歴史をじっくり楽しんでください。