カフェで定番のカフェラテ。毎日の通勤途中や仕事の休憩時間に飲む人も多い一方、「カフェオレとは何が違うの?」「カプチーノとの違いは泡だけ?」「カロリーやカフェインはどれくらい?」と疑問を持つ人もいるのと考えられます。
カフェラテのおいしさを決めるのは、コーヒーの抽出方法だけではありません。エスプレッソとミルクの割合、牛乳や豆乳などの種類、ホットとアイスの仕上げ方によって、香りや口当たりは大きく変わります。2026年はコンビニコーヒーの抽出設備やメニューの選択肢にも変化が見られ、価格や味わいを比べて選ぶ楽しみも広がっています。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- カフェラテの基本:エスプレッソにスチームミルクを合わせた飲み物で、配合の目安はコーヒー1に対してミルク4。
- 健康面のポイント:カロリーは主にミルクの量や種類で変わり、カフェイン量はコーヒーの抽出条件や使用量に左右される。
- 2026年の選び方:コンビニでは1杯220円前後から、カフェチェーンでは400〜500円程度の価格例があり、容量や抽出方法も比較したい。
【基本を解説】カフェラテとは?カフェオレ・カプチーノとの違い
カフェラテは、エスプレッソに温めたミルクを加えて作るコーヒードリンクです。イタリア語の「ラテ(latte)」はミルクを意味し、イタリア語の「カッフェ・ラッテ」はコーヒーとミルクを組み合わせた飲み物を指します。
エスプレッソは、細かく挽いたコーヒー豆に圧力をかけて短時間で抽出するコーヒーです。少量でも風味が凝縮されているため、たっぷりのミルクと合わせてもコーヒーの香りや苦味を感じられます。
全日本コーヒー協会の解説では、カフェラテはエスプレッソとミルクをおよそ1対4で合わせる飲み方として紹介されています。ただし、この割合はあくまで目安です。使用するカップやエスプレッソの量、店ごとのレシピによって仕上がりは変わります。
カフェオレとの違いは、ミルクの割合よりコーヒーの抽出方法
カフェラテとカフェオレは、どちらもコーヒーとミルクを組み合わせた飲み物ですが、基本的な違いはコーヒーの種類です。
カフェラテにはエスプレッソ、カフェオレには一般的にドリップコーヒーを使います。カフェオレはコーヒーとミルクを1対1程度で合わせるのが基本で、比較的やわらかな苦味と親しみやすい味わいが特徴です。
一方、カフェラテはエスプレッソの濃厚な香りとミルクのコクが重なり、口当たりがなめらかに仕上がります。もちろん、豆の焙煎度や抽出条件によって印象は変わるため、すべてのカフェラテがカフェオレより苦いわけではありません。
カプチーノとの違いは、フォームミルクの量と質感
カプチーノもエスプレッソとミルクを使いますが、特徴はきめ細かく泡立てたフォームミルクです。カフェラテは液体のスチームミルクを中心に、表面に薄い泡をのせる仕上げが一般的なのに対し、カプチーノは泡の層をより厚く作ります。
見分けるときは、カップの表面だけでなく、飲んだときの口当たりにも注目してください。ミルクのなめらかさやコーヒーとの一体感を楽しみたいならカフェラテ、ふんわりした泡の存在感を楽しみたいならカプチーノが向いています。
【健康面をチェック】カフェラテのカロリーとカフェイン量はどれくらい?
カフェラテの栄養面で押さえておきたいのは、カロリーとカフェインを分けて考えることです。カロリーにはミルクの量や種類が大きく関わり、カフェインは主にコーヒー豆の使用量や抽出方法によって変わります。
カロリーはミルクの量とサイズで変わる
カフェラテは、砂糖を加えなくてもミルク由来のエネルギーを含みます。ミルクを多く使う商品や大きいサイズを選ぶと、一般的にカロリーも増えます。シロップ、ホイップクリーム、チョコレートソースなどを追加すれば、その分のエネルギーも上乗せされます。
実際の数値を見てみましょう。2026年10月時点で確認できる各社の公式商品情報では、セブン‐イレブンのホットカフェラテRは87kcal、アイスカフェラテRは76kcalです。ローソンの通常のホットカフェラテMは91kcal、アイスカフェラテMは78kcalと公表されています。
ただし、これらはサイズやミルク量が完全に同じ商品同士の比較ではありません。アイスは氷を含むため、ホットと単純に数値だけを比べても、どちらがより濃厚なのかは判断できません。
カロリーを抑えたい場合は、まずサイズを見直し、甘味の追加を控えるのが実践しやすい方法です。植物性ミルクへの変更も選択肢ですが、豆乳やオーツミルクなら必ず低カロリーになるわけではありません。商品ごとの栄養成分表示を確認しましょう。
カフェイン量はエスプレッソの量がポイント
カフェラテのカフェインは、主に使用するエスプレッソに由来します。ミルクを多く加えても、すでに抽出されたカフェインがなくなるわけではありません。コーヒーの量が同じなら、ミルクを増やしただけでカフェインの総量が大幅に減るとは限りません。
厚生労働省が示す参考値では、一般的なドリップコーヒーのカフェイン濃度は100mL当たり60mgです。200mLなら約120mgが目安になります。ただし、これは一般的な浸出コーヒーの数値であり、エスプレッソを使うカフェラテにそのまま当てはめることはできません。
実際のカフェラテのカフェイン量は、ショット数、豆の種類、抽出条件、商品ごとのレシピによって異なります。カフェインを控えたい人は、ショット追加を避ける、デカフェを選ぶ、夕方以降は量を減らすといった方法が考えられます。
なお、カフェインに対する感受性には個人差があります。消費者庁も、子ども、妊娠中・授乳中の人、カフェインに敏感な人などに注意を促しています。眠気覚ましのために飲む場合も、ほかのコーヒーやお茶、エナジードリンクなどからの摂取量を合わせて考えることが大切です。
【味わいで選ぶ】牛乳・豆乳・オーツミルクとホット・アイスの違い
カフェラテの味を変える要素として見逃せないのが、ミルクの種類です。同じエスプレッソを使っても、牛乳、豆乳、オーツミルクでは甘み、コク、香り、泡立ちが変わります。
牛乳・豆乳・オーツミルクを比較
牛乳は、ミルクらしいコクと自然な甘みを楽しみたい人に向いています。たんぱく質やカルシウムを含み、エスプレッソの苦味をなめらかに包み込むのが特徴です。乳糖が体質に合わない人や、乳アレルギーがある人は別の選択肢を検討する必要があります。
豆乳は、大豆由来の風味と植物性たんぱく質が特徴です。牛乳とは違う香ばしさがあり、コーヒーの苦味と組み合わせると、すっきりした後味に感じられることがあります。調整豆乳には甘味料などが加えられている製品もあるため、甘さや栄養成分を確認すると選びやすくなります。
オーツミルクは、オーツ麦由来の穏やかな甘みと、やわらかな口当たりが魅力です。コーヒーの風味を強く邪魔せず、まろやかなラテに仕上げたい人に向いています。ただし、たんぱく質や糖質、カルシウムなどの含有量は製品ごとに異なります。栄養面を重視するなら、商品ラベルを比較しましょう。
植物性ミルクを選ぶ際は、健康面だけでなく、泡立ちやコーヒーとの相性もポイントになります。カフェで変更できる場合は、同じエスプレッソでミルクだけを変えてみると、自分の好みが見つかりやすくなります。
ホットとアイスは、温度だけでなく香りや濃さも違う
ホットカフェラテは、温めたミルクの香りや甘み、エスプレッソのアロマを感じやすい飲み方です。スチームミルクのなめらかな質感も楽しめるため、コーヒーとミルクの一体感を重視する人におすすめです。
アイスカフェラテは、冷たいミルクのすっきりした口当たりが魅力です。氷が溶けると徐々に薄まるため、最後までコーヒーの風味を楽しみたいなら、氷の量や抽出の濃さも重要になります。
見分け方として、ホットはミルクの泡や温度による質感、アイスはコーヒーとミルクの層や冷たい口当たりに注目するとよいでしょう。なお、見た目の層は注ぎ方や時間によって変化するため、層が見えるかどうかだけで品質やコーヒーの種類を断定することはできません。
【2026年最新】カフェラテの値段をコンビニ・カフェチェーンで比較
カフェラテの価格は、容量、抽出設備、使用するミルク、店内飲食か持ち帰りかによって異なります。2026年10月時点で確認できる公式情報をもとに、主な価格例を整理しました。
| 種類・購入先 | コーヒーとミルクの基本 | 2026年の価格例(税込) | 特徴・選ぶポイント |
|---|---|---|---|
| カフェラテ | エスプレッソ+スチームミルク。割合はおよそ1対4 | コンビニでは220〜230円前後の例 | コーヒーの香りとミルクのコクを両立したい人向け |
| カフェオレ | ドリップコーヒー+ミルク。割合はおよそ1対1 | 商品・店舗によって異なる | コーヒーの苦味を穏やかに楽しみたい人向け |
| カプチーノ | エスプレッソ+スチームミルク+厚めのフォームミルク | 商品・店舗によって異なる | 泡の質感や、ふんわりした口当たりを重視する人向け |
| セブン‐イレブン | ホットカフェラテR/アイスカフェラテR | ホット約220円/アイス270円 | 公式商品情報では、ミルク感を選べる商品展開も案内 |
| ファミリーマート | ホットカフェラテM/アイスカフェラテM | ホット220円/アイス250円 | コーヒーリッチ・ミルクリッチを選べる |
| ローソン | ホットカフェラテM/アイスカフェラテM | ホット230円/アイス280円 | 通常商品に加え、一部店舗ではカフェインレスも展開 |
| ドトールコーヒーショップ | カフェ・ラテS | 400円 | 2026年7月23日からの価格改定後の価格 |
| タリーズコーヒー | カフェラテShort | 460円 | ホット・アイスを選べる |
| スターバックス | スターバックス ラテTall | 店内飲食500円〜 | ホット・アイスに対応し、デカフェへの変更も可能 |
価格を比較するときは、容量と注文条件をそろえることが大切です。 コンビニのR・Mサイズと、カフェチェーンのShort・Tallは同じ容量ではありません。また、店内飲食と持ち帰りでは消費税率が異なる場合があり、店舗や地域によって価格・取り扱いが変わることもあります。
2026年はコンビニのカフェラテ選びにも変化
2026年6月1日付のファミリーマートの公式発表によると、新型コーヒーマシンの導入は6月2日までに全国約1万6,400店舗で完了する計画とされました。同社は抽出メニューを従来の15種類から45種類に拡充し、カフェラテでもコーヒーリッチとミルクリッチを選べるようにしています。2026年内には、フラッペを除くメニューを約60種類まで増やす方針も発表しました。
セブン‐イレブンも公式商品情報で、ミルクを多めにしたクリーミーな味わいと、コーヒーの苦味を感じやすいスタンダードの選択肢を案内しています。単にサイズを選ぶだけでなく、ミルク感やコーヒー感で好みを調整できる点が特徴です。
ローソンでは、2026年5月26日から一部店舗限定でカフェインレスシリーズを発売。通常のカフェラテとは別に、カフェインを控えたい人向けの選択肢を用意しています。夜に飲みたい場合や、日中のカフェイン摂取量を調整したい場合に検討しやすい商品です。
カフェチェーンの価格にも動きがありました。ドトールコーヒーは2026年7月23日から一部商品の価格を改定し、カフェ・ラテSを380円から400円に変更しています。同社は公式発表で、原材料価格や物流費、人件費などの上昇を理由に挙げました。
このように、2026年のカフェラテ選びでは、価格だけでなく、抽出方法、味のカスタマイズ、デカフェ対応まで比較すると、自分の目的に合う一杯を選びやすくなります。
【自宅で実践】カフェラテをおいしく作る方法と簡単レシピ
自宅でカフェラテをおいしく作るコツは、コーヒーをしっかり抽出すること、ミルクを適切な温度にすること、そして両者の割合を調整することです。エスプレッソマシンがなくても、濃いめのコーヒーを使ってラテ風の飲み物を作れます。
基本のホットカフェラテのレシピ
材料(1杯分)
- エスプレッソ:30mL
- 牛乳:100〜120mL
- 砂糖やシロップ:好みで少量
全日本コーヒー協会が紹介するレシピでも、エスプレッソ約30mLに牛乳約120mLを合わせる方法が基本として示されています。
作り方
- エスプレッソを抽出し、温めたカップに注ぎます。
- 牛乳を温め、可能ならミルクフォーマーなどで泡立てます。
- ミルクをエスプレッソにゆっくり注ぎ、表面に薄い泡をのせます。
- 味を確認し、必要なら砂糖やシロップを加えます。
ミルクは熱くしすぎず、60〜65℃程度を目安にすると、口当たりと自然な甘みを楽しみやすくなります。電子レンジを使う場合は短い時間で少しずつ温め、温度を確認してください。泡立てすぎると質感が変わるため、最初は表面に薄い泡を作る程度で十分です。
エスプレッソマシンがない場合の作り方
専用マシンがない場合は、濃いめに淹れたコーヒーや、少量の湯で溶いたインスタントコーヒーを使っても、手軽なラテ風ドリンクを作れます。ただし、圧力をかけて抽出するエスプレッソとは抽出方法が異なるため、厳密には同じ飲み物ではありません。
コーヒーの量を少なめの水分で濃く仕上げ、そこに温めたミルクを加えると、ミルクに負けにくい味になります。苦味を強くしたい場合はコーヒーを濃くし、まろやかさを重視するならミルクを少し増やしましょう。
アイスカフェラテのレシピ
アイスの場合は、氷を入れたグラスに冷たい牛乳を注ぎ、抽出したコーヒーをゆっくり加えます。コーヒーを先に少し冷ましてから注ぐと、氷が急速に溶けるのを抑えやすくなります。
氷が溶けることを見越して、ホットよりもコーヒーをやや濃いめにするのもコツです。コーヒーとミルクの層を見せたい場合は、ミルクを先に入れ、コーヒーをゆっくり注ぐと仕上がりを楽しめます。
【プロの結論】失敗しないカフェラテ選びは「目的・ミルク・容量」で決める
カフェラテは、値段やブランドだけで優劣を決めるよりも、何を重視して飲むかを先に決めると選びやすくなります。日常の一杯として手軽さを求めるのか、コーヒーの香りを楽しみたいのか、カロリーやカフェインを調整したいのかによって、適した商品は変わります。
コーヒーの風味を楽しみたい人は、エスプレッソの存在感がある商品や、コーヒーリッチを選ぶとよいでしょう。ミルクの甘みやなめらかさを重視する人には、ミルクリッチや、泡立てたミルクを使うカフェラテが向いています。
価格を重視する人は、コンビニのカフェラテが有力な選択肢です。ただし、安さだけでなく容量やミルク量、味のカスタマイズが可能かも確認してください。カフェでゆっくり過ごしたい人は、価格に加えて店内環境やメニューの幅も判断材料になります。
カロリーを気にする人は、サイズや甘味の追加を調整し、栄養成分表示を確認するのが基本です。植物性ミルクへの変更は風味の選択肢を広げますが、カロリーを必ず減らせる方法ではありません。
カフェインを控えたい人は、デカフェやカフェインレスの表示を確認しましょう。商品によってカフェインの残存量は異なり、カフェインレスでも完全にゼロとは限りません。夕方以降に飲む場合は、量や飲む時間も含めて調整するとよいでしょう。
もう一つ覚えておきたいのは、カフェラテの名称だけでは、すべての商品が同じ抽出方法や配合で作られているとは限らないことです。カフェチェーンやコンビニでは独自の機械やレシピを採用している場合があります。味の違いを知りたいなら、商品説明やミルクの選択肢、栄養成分を確認することが、納得できる一杯への近道です。
【カフェラテ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:カフェラテとカフェオレは、どちらが苦いですか? A1:一般的には、エスプレッソを使うカフェラテのほうが濃厚なコーヒーの風味を感じやすい傾向があります。ただし、豆の焙煎度、抽出条件、ミルクの量によって味は変わるため、必ずカフェラテのほうが苦いとは限りません。
Q2:カフェラテは毎日飲んでも大丈夫ですか? A2:飲む量や体質、砂糖などの追加量によります。カロリーが気になる場合はサイズや甘味を調整し、カフェインが気になる場合は1日の摂取量全体を確認しましょう。妊娠中・授乳中の人やカフェインに敏感な人は、摂取量に特に注意してください。
Q3:自宅で作るカフェラテをおいしくするコツは何ですか? A3:濃いめに抽出したコーヒーを使い、ミルクを温めすぎず、コーヒーとミルクの割合を好みに合わせることです。エスプレッソ約30mLに牛乳100〜120mLを合わせる方法から始め、コーヒー感を強めたい場合はコーヒーを、まろやかさを重視する場合はミルクを調整しましょう。
まとめ:2026年は自分の好みに合うカフェラテを選ぼう
カフェラテは、エスプレッソとミルクを組み合わせた飲み物です。カフェオレとはコーヒーの抽出方法が異なり、カプチーノとは主にフォームミルクの仕上げ方が異なります。まずはこの基本を押さえると、メニューの違いがわかりやすくなります。
2026年は、コンビニ各社でもミルク感やコーヒー感を選べる商品、カフェインレスの商品などが展開されています。価格だけでなく、容量、カロリー、カフェイン、ミルクの種類を比較すれば、日々の気分や生活スタイルに合う一杯を見つけやすくなります。
自宅で作るなら、エスプレッソとミルクの割合を基本に、温度や泡立て方を少しずつ調整してみてください。カフェで飲むときも、牛乳・豆乳・オーツミルクを試しながら、自分にとっておいしいと感じる組み合わせを探すのがおすすめです。