「13日の金曜日ゲーム」は、2026年現在もプレイできるのか。ジェイソンから逃げるオンライン対戦は復活するのか、それともオフラインで遊ぶしかないのか。購入を検討していた人や、かつてキャンプ場での死闘を楽しんだファンにとって、気になるのは現在のプレイ環境と今後の展開だろう。
対象となる『Friday the 13th: The Game』は、2023年12月31日に販売終了、2024年12月31日にはサービス継続の期限を迎え、2025年以降はオンライン対戦が利用できなくなった。一方、シリーズの新作ゲームは2025年に開発が発表されている。さらに2026年には、旧作の販売元をめぐる新たな訴訟も表面化した。販売終了の理由、オフラインでできること、新作の発売予定まで、現在の状況を整理する。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 現在のプレイ状況:旧作は販売終了済みで、公式オンライン対戦も終了。既に所有している人はオフラインモードを利用できる可能性がある。
- サービス終了の理由:2023年末の販売終了はライセンス期限が直接の理由。過去の権利紛争による追加コンテンツ停止とは区別する必要がある。
- 新作と権利問題:2025年に新作ゲームの開発が発表されたが、2026年10月26日時点で具体的な発売日は公表されていない。旧作をめぐる訴訟も続く。
【2026年最新】13日の金曜日ゲームは現在も遊べる?オンライン終了後の実態
2026年10月現在、『Friday the 13th: The Game』は、発売当初のように世界中のプレイヤーとオンライン対戦を楽しめる状態ではない。公式のオンラインサービスは終了しており、通常のマッチメイキングを利用した対戦はできなくなっている。
このゲームは2017年5月に発売された非対称型サバイバルホラーゲームだ。プレイヤーの1人が殺人鬼ジェイソン・ボーヒーズを操作し、残りのプレイヤーがキャンプ場のカウンセラーとなって生き残りを目指す。映画『13日の金曜日』の世界を、プレイヤー同士の駆け引きによって再現した作品だった。
ただし、「オンラインサービス終了」と「ゲームの全機能が完全に消滅した」は同じ意味ではない。発売当初から、インターネット接続なしで遊べる「Offline Bots(オフラインボット)」モードが用意されていた。既にゲームを所有し、正常にインストール・起動できる環境であれば、このモードが現在もプレイするための主な選択肢となる。
一方、2023年末までに購入しなかった人が、通常のゲームストアから新規購入して遊び始めることは難しい。中古のパッケージ版を入手できる場合はあるものの、ディスクやゲームカードを所有することと、オンライン対戦サービスを利用できることは別問題だ。
また、PC版などで有志による接続復旧の試みが話題になることもあるが、これは公式サービスの復活を意味しない。非公式の修正プログラムや接続方法は、動作の安定性や安全性、利用条件が公式環境と異なる。通常のプレイ環境を求めるなら、公式のオンライン対戦は終了したものとして考えるのが適切だ。
【時系列で解説】販売終了はいつ?2017年から2026年までの経緯
旧作の終了を理解するには、追加コンテンツの停止、販売終了、オンラインサービス終了を分けて考える必要がある。これらは同じ日に起きた出来事ではない。
| 時期 | 出来事 | ユーザーへの影響 |
|---|---|---|
| 2017年5月 | 『Friday the 13th: The Game』発売 | PS4、Xbox One、PC向けに展開。非対称型ホラー対戦が人気を集める。 |
| 2018年6月 | 権利紛争を背景に追加コンテンツの開発停止を発表 | 新マップや新キャラクターなど、予定されていたコンテンツの追加が困難になる。 |
| 2020年 | 専用サーバーの運用終了 | オンライン対戦は主にピアツーピア方式に移行し、ゲーム自体の販売は継続。 |
| 2019年8月 | Nintendo Switch版発売 | Ultimate Slasher Editionとして家庭用ゲーム機への展開が広がる。 |
| 2023年12月31日 | ライセンス期限に伴い販売終了 | デジタルストアや小売店での新規販売が終了。 |
| 2024年12月31日 | サービス継続の告知期限を迎える | オンライン機能の終了により、通常のオンライン対戦ができなくなる。 |
| 2025年7月 | シリーズ新作ゲームの開発を発表 | 新たなゲーム企画が明らかになる。ただし発売日などの詳細は未定。 |
| 2026年8月 | Horror, Inc.などがGun Media Holdingsを提訴 | 旧作のロイヤルティーをめぐる新たな法的紛争が表面化する。 |
2018年の追加コンテンツ停止については、開発・販売側のGunが公式発表で、映画シリーズの権利をめぐる訴訟の影響により、新たなコンテンツを提供できなくなったと説明している。つまり、ゲームが突然売れなくなったから開発を停止したという単純な経緯ではない。
2023年6月には、Gun Interactiveがライセンスの期限を2023年12月31日と告知した。既存購入者については、少なくとも2024年12月31日まではゲームが動作する予定とされた。その後、期限を迎えたことでオンラインサービスも終了した。販売終了からオンライン終了まで約1年間の猶予があった点が重要だ。
【オフラインプレイ方法】PS4・Xbox One・Switch・PCで何ができる?
「13日の金曜日ゲームのオフライン版」と呼ばれるものについて、まず押さえたいのは、オンライン版とは別の新しい製品が発売されたわけではないという点だ。もともとのゲームに搭載されていたオフラインボットモードが、オンラインサービス終了後の主なプレイ手段となる。
オフラインボットモードの仕組み
公式サイトの「Offline Bots」紹介記事によると、このモードではインターネットに接続せず、1人でゲームをプレイできる。プレイヤーはジェイソンを操作し、AIが制御するカウンセラーたちを追い詰める。オンライン対戦に近い状況を、コンピューター相手に楽しむ仕組みだ。
ただし、公式の説明では、このモードで操作できるのはジェイソンのみ。友人を招待して協力プレイをすることもできない。オンライン対戦で人間のカウンセラーを追いかけたり、仲間同士で協力してジェイソンから逃げたりする体験を、そのまま再現できるわけではない。
プレイするために確認したいこと
- 購入済みのダウンロード版:ゲーム本体がライブラリに残っているか、再ダウンロードや起動が可能かを確認する。
- パッケージ版:ディスクやゲームカードがあっても、対応する本体と必要な更新データがそろっているか確認する。
- インターネット接続:オフラインボットモード自体は、公式説明上、インターネット接続なしで遊ぶためのモード。ただし、初回インストールや更新、アカウント認証などは利用環境によって条件が異なる。
- オンライン対戦:通常のマッチメイキングや友人とのオンライン対戦は、公式サービス終了後には利用できない。
PS4・Xbox One・Nintendo Switch・PCはいずれも旧作の発売対象プラットフォームだが、2026年に各機種で同じ機能が保証されているという意味ではない。ゲームの所持状況、インストール状態、各プラットフォームのアカウントやライセンスの条件によって、実際の利用可否は変わる。
また、オフラインモードが残っているからといって、オンライン対戦で使っていた進行状況や機能をすべて同じように利用できるとは限らない。オンライン中心の作品だっただけに、購入前に「ジェイソンを操作してAIと遊ぶだけでも満足できるか」を考えておきたい。
【サービス終了の理由】Gun Interactiveの権利問題と販売終了の関係
『Friday the 13th: The Game』の終了には、少なくとも二つの異なる問題が関係している。一つは映画シリーズの権利をめぐる過去の紛争、もう一つは2023年末に期限を迎えたゲームのライセンスだ。これらを混同すると、販売終了の理由を正しく理解できない。
追加コンテンツ停止につながった過去の権利紛争
2018年6月、Gunは新しいジェイソン、カウンセラー、マップなどの追加コンテンツを今後提供できないと発表した。背景には、シリーズ第1作の脚本を執筆したVictor Millerと、Horror, Inc.側との著作権をめぐる争いがあった。
この紛争は、シリーズの権利関係を不安定にし、ゲームの新規コンテンツ開発にも影響した。専用サーバーの終了後もゲームはしばらく販売・プレイされていたが、最終的にはライセンス期限を迎え、2023年末の販売終了につながった。したがって、「訴訟があったから2018年にゲームそのものが終了した」という理解は正確ではない。
販売終了とオンライン終了は別の節目
販売終了は、新しいユーザーが正規ストアから購入できなくなることを意味する。一方、オンラインサービスの終了は、既存購入者も通常のオンライン対戦を利用できなくなることを意味する。
Gunが告知した直接の理由は、2023年12月31日にライセンスが期限切れになることだった。販売を続ける権利と、既存ユーザー向けにオンラインサービスを維持することは別の問題であり、同社は販売終了後も一定期間ゲームが動作する予定を示していた。
ここから分かるのは、ゲームのサービス寿命が、作品そのものの人気や完成度だけでは決まらないということだ。映画やキャラクターの知的財産を利用するゲームでは、ライセンス契約の期間、権利者との合意、オンライン運営の継続条件が、ユーザーの利用可能期間を左右する。
【評判・口コミと歴代作品の比較】13日の金曜日ゲームは何が評価された?
『Friday the 13th: The Game』の魅力は、ジェイソンを操作する側と、逃げ延びる側でまったく異なるゲーム体験を味わえることにある。単に敵を倒すホラーゲームではなく、相手の行動を読み、音や地形を利用し、限られた時間の中で脱出を目指す対戦型の作品だった。
ジェイソン対戦ホラーゲームの仕組み
カウンセラー側は、ジェイソンに見つからないように移動し、仲間と協力しながら脱出手段を確保する。車やボートなどを使った脱出を狙ったり、警察に助けを求めたり、状況によってはジェイソンに対抗したりする。ジェイソン側は特殊能力を活用して相手の位置を探り、逃げ道をふさぎ、各個撃破を狙う。
この非対称型の構造が、映画の殺人鬼から逃げる感覚を対戦ゲームに落とし込んだ。プレイヤー同士の連携や判断によって展開が変わるため、同じマップでも毎回異なる状況が生まれやすい。一方で、対戦相手や仲間の行動に楽しさが左右される点は、オンラインゲームならではの弱点でもあった。
評判は「映画の再現度」と「技術的な不安定さ」で分かれた
発売当時のレビューでは、ジェイソンを操作する爽快感や、仲間と協力して生き残る緊張感が評価された。一方、マッチングの不安定さ、アニメーションの不具合、コンテンツ量、ゲームバランスなどには批判もあった。
GameSpotの2017年のレビューは10点満点中4点を付け、コンソール版の接続問題や動作の不安定さ、コンテンツの少なさを問題点として挙げている。Metacriticの集計でも、発売当時の批評家評価はプラットフォームによって差があり、PC版とPS4版は61点、Xbox One版は53点、Switch版は69点だった。これらは発売当時の評価であり、2026年のプレイヤー数や現在のサービス状況を示す数字ではない。
歴代作品との違い
シリーズのゲーム作品を比較すると、1989年の8ビットゲームと、2017年の『Friday the 13th: The Game』では遊びの方向性が大きく異なる。前者は探索と戦闘を中心とした旧来型のゲームデザイン、後者はオンラインでの心理戦と協力・逃走を軸にした非対称型マルチプレイが特徴だ。
2017年作の評価を考える際に重要なのは、グラフィックやストーリーだけでなく、対戦相手が人間であること自体がゲームの魅力だった点だろう。ジェイソンの能力やカウンセラーの性能だけでは生まれない緊張感が、仲間の失敗や意外な連携によって生じる。だからこそ、オンラインサービス終了の影響は、単に一つのモードが消えたという以上に大きい。
【新作ゲームの発売予定】2026年にジェイソンは復活するのか
旧作のサービス終了後も、シリーズのゲーム展開が完全に途絶えたわけではない。2025年7月、サンディエゴ・コミコンの関連パネルで、Horror, Inc.のRobbie Barsamian氏が、シリーズの新作映画と新作ゲームを開発の優先事項としていることを明らかにした。海外メディアのBloody DisgustingやVideo Games Chronicleなどが、この発表を報じている。
加えて、シリーズの公式ブランド「Jason Universe」の案内ページでも、今後のプロジェクトとして新作映画と続編ゲームが掲げられている。旧作のライセンス問題で長く停滞していたシリーズにとって、新たなゲーム企画が公に示されたことは大きな動きだ。
ただし、2026年10月26日時点で、次の情報は具体的に公表されていない。
- 発売日:正式な発売年月日は未発表。
- 正式タイトル:製品名やサブタイトルなどの詳細は未発表。
- 対応プラットフォーム:公式案内ではコンソール向けの続編ゲームが示されているものの、個別の機種やPC版の有無は確定していない。
- ゲーム内容:2017年作と同じ非対称型オンライン対戦を採用するのか、ストーリー重視の作品になるのか、具体的なゲームシステムは未発表。
したがって、「新作の発売が決定した」と「発売日や対応機種が決まった」は区別する必要がある。開発計画の発表は前進だが、2026年中に発売されると断定できる情報はない。新作を待つなら、Jason Universeの公式発表や開発元からの正式な告知を確認するのが確実だ。
【2026年の新たな訴訟】Horror, Inc.とGun Interactiveの争いは新作に影響する?
2026年8月28日、Horror, Inc.、Crystal Lake Entertainment、Diversion3 Entertainmentは、旧作の販売元であるGun Media Holdingsを相手取り、米カリフォルニア州中部地区連邦地方裁判所に訴訟を提起した。争点は、『Friday the 13th: The Game』の売上に関連するロイヤルティーの支払いと会計記録だ。
原告側は、ゲームが2024年末までに1億7,500万ドル超の収益を生み出したと主張し、販売実績に関する記録の不足などを理由に、約400万~450万ドルの追加ロイヤルティーを求めている。報道によると、原告側は監査で販売情報の不足を確認したとし、会計記録の扱いについても問題を指摘している。
これに対し、Gun Interactiveは2026年8月28日付の公式声明で、Horror, Inc.側にこれまで1,800万ドル以上のロイヤルティーを支払ったと説明した。同社は、支払いは契約上の義務を満たしていたとの立場を示し、今回の請求は会計方法の相違に基づくものだとして争う意向を明らかにしている。
ここで注意したいのは、原告側の主張と、被告側の反論は、いずれも当事者の立場を示すものだという点だ。訴訟が提起された事実だけで、未払いがあった、あるいは会計記録が意図的に破棄されたと確定したわけではない。裁判所による判断と当事者の主張は分けて受け止める必要がある。
また、この2026年の訴訟は、旧作のロイヤルティーや契約上の会計処理をめぐる問題だ。新作ゲームの開発計画が公式に示されていることは確認できるが、この訴訟によって新作が中止されたとする公式発表はない。現時点では、旧作をめぐる法的紛争と、新作の開発状況を同一視しないことが重要だ。
【13日の金曜日ゲーム】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:13日の金曜日ゲームは2026年でもオンライン対戦できますか?
A1:公式オンラインサービスは終了しており、通常のマッチメイキングを利用した対戦はできません。PCなどで非公式の接続復旧を試みる動きはありますが、公式サービスの再開とは異なります。
Q2:販売終了したゲームを今から購入して遊ぶ方法はありますか?
A2:通常のデジタルストアでの新規販売は2023年12月31日に終了しました。中古のパッケージ版が流通している場合はありますが、対応機種、インストールや起動の可否、アカウントの利用条件を確認する必要があります。購入しても公式オンライン対戦が復活するわけではありません。
Q3:オフラインではカウンセラーを操作できますか?
A3:公式のオフラインボットモードでは、プレイヤーはジェイソンを操作します。AIのカウンセラーを追い詰める1人用モードであり、オンライン対戦のように自分がカウンセラーになったり、友人と協力したりすることはできません。
Q4:13日の金曜日ゲームの新作はいつ発売されますか?
A4:2025年に新作ゲームの開発が発表され、Jason Universeの公式案内でも続編ゲームが今後のプロジェクトとして掲載されています。ただし、2026年10月26日時点で正式な発売日や詳細な対応機種は公表されていません。
Q5:2026年のHorror, Inc.の訴訟で新作の発売は中止になりますか?
A5:新作の開発中止を示す公式発表は確認されていません。2026年の訴訟は旧作のロイヤルティーと会計記録をめぐる争いであり、新作の発売への具体的な影響は、今後の公式発表や法的手続きの進展を確認する必要があります。
まとめ:今後の動向と失敗しないための判断基準
2026年現在の『Friday the 13th: The Game』は、オンライン対戦を楽しむ作品としてはサービス終了を迎えている。一方、既に所有しているゲームでオフラインボットモードが動作する環境なら、ジェイソンを操作してAIと対戦する楽しみは残されている。ただし、オンライン時代の体験をそのまま取り戻せるわけではない。
これから旧作を入手するか迷っている人は、まず「ジェイソンを操作する1人用モードで満足できるか」を判断基準にしたい。人間同士の駆け引きや友人との協力プレイを求めるなら、旧作の購入は期待と合わない可能性が高い。
シリーズ全体では、2025年に新作ゲームの開発が発表され、2026年には旧作をめぐるロイヤルティー訴訟が新たに表面化した。新作の発売日は未発表だが、シリーズのゲーム展開が再び動き出す可能性はある。今後は、正式なタイトル、対応機種、発売時期、そして旧作の権利問題に関する公式発表が注目点となる。
「13日の金曜日ゲームは完全に遊べなくなった」と一括りにするのも、「オフラインなら昔と同じように遊べる」と考えるのも正確ではない。旧作で残された遊び方と、新作に期待できることを切り分けて把握することが、2026年時点で最も現実的な判断方法だ。