「ペスリップスライム」と検索する人が知りたいのは、RIP SLYMEのPESがなぜグループを脱退したのか、メンバーとの確執やいじめ疑惑は本当なのか、そして5人で再集結した後に何が起きたのか、という一連の経緯ではないだろうか。
PESは2017年9月にRIP SLYMEと所属事務所を離れたことを、2021年11月に公表した。その後、メンバー間の認識の違いが表面化した一方、2024年には5人で再び活動するための話し合いが進み、2025年4月にはオリジナルメンバー5人での活動が復活。さらに2026年3月22日、メジャーデビュー25周年の節目に活動休止を迎えた。現在は、グループの節目と並行してPES自身のソロ活動も続いている。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 脱退の経緯:PESは2017年9月に脱退していたことを2021年11月に公表。公表まで時間がかかった背景には、複雑な事情やメンバーとの関係があった。
- 確執と再集結:2021年にはいじめ疑惑をめぐって双方の説明が食い違ったが、2024年に5人で話し合う機会が生まれ、2025年に再集結が実現した。
- 2026年の現在:RIP SLYMEは3月22日のラストライブをもって活動休止。PESはソロで新曲やライブ活動を展開している。
【まず結論】ペスリップスライムとは?PESの役割と5人の関係

「ペスリップスライム」は、RIP SLYMEのメンバーだったPESとグループの関係を調べる際に使われる検索語だ。PESはラッパーとしてだけでなく、作詞・作曲や楽曲プロデュースにも携わり、グループ独自のサウンドを支えてきた人物である。
RIP SLYMEは1994年に結成され、2001年に「STEPPER'S DELIGHT」でメジャーデビューした。RYO-Z、ILMARI、PES、SUの4人のMCと、DJ FUMIYAによる5人編成で活動し、「楽園ベイベー」「One」などの楽曲を世に送り出した。
ワーナーミュージック・ジャパンの公式プロフィールによると、グループは2ndアルバム『TOKYO CLASSIC』のミリオンヒットや、日本武道館での単独公演などを経験。日本のヒップホップを幅広いリスナーに届けたグループの一つとして知られる。
一方、2017年にはメンバーの活動状況が変化した。SUが同年4月に活動休止し、PESも同年9月にグループを離れていたことが、後年の公表で明らかになった。2018年10月にはグループ自体も活動休止に入っている。
ここで押さえておきたいのは、PESの脱退とRIP SLYME全体の活動休止は、同じ出来事ではないという点だ。PESはグループが活動休止を発表するより前に脱退しており、その事実が公になったのは約4年後だった。
【時系列で整理】PESの脱退から2026年の活動休止まで
PESとRIP SLYMEの関係を理解するには、脱退した時期、公表した時期、メンバー間の説明が表面化した時期、そして再集結した時期を分けて考える必要がある。
| 時期 | 主な出来事 | 確認できるポイント |
|---|---|---|
| 2017年4月 | SUが活動休止 | 5人での活動に変化が生じた時期。 |
| 2017年9月 | PESが脱退 | 2021年の本人発表で、脱退と事務所退所が明らかになった。 |
| 2018年10月 | グループが活動休止 | PESの脱退から約1年後に、RIP SLYMEも活動休止に入った。 |
| 2021年11月 | PESが脱退を公表 | 本人の説明と、RYO-Z・ILMARI・FUMIYAの説明がそれぞれ公になった。 |
| 2022年 | 3人体制で活動再開 | RYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAを中心とした活動が始まった。 |
| 2024年春〜秋 | 5人での再始動に向けた話し合いと制作 | ILMARIのインタビューで、再集結までの経緯が語られた。 |
| 2025年4月 | 5人体制で活動再開 | PESとSUが復帰し、新曲「どON」をリリースした。 |
| 2026年3月20〜22日 | 活動休止前のラストライブ | TOYOTA ARENA TOKYOで3日間の公演を開催。3月22日に活動休止へ。 |
| 2026年8〜9月 | ライブ音源・映像作品をリリース | 活動休止前のステージを記録した作品が順次展開された。 |
年表から分かるのは、PESの脱退が2021年の騒動で突然決まったわけではないことだ。脱退そのものは2017年に起きており、2021年に公表されたことで、ファンがそれまで知らなかった経緯やメンバー間の認識の違いが明らかになった。
また、2025年の再集結は、2021年の騒動を経て突然実現したものでもない。後述するように、2022年以降の個別の連絡や対話が積み重なり、段階的に具体化していった。
【脱退理由といじめ疑惑】PESとメンバーの確執は何が問題だったのか
PESが脱退を公表したのは2021年11月1日。自身の公式サイトなどで、2017年9月にRIP SLYMEのメンバーとして活動を続けることが難しいと判断し、グループと所属事務所を離れたと説明した。
スポーツニッポンや日刊スポーツなどの報道によると、PESは公表が遅れた理由について、事情が複雑だったこと、自分が公表できる立場なのか分からなかったこと、メンバーと関わりたくない思いがあったことなどを挙げた。
加えて、メンバー3人との関係について、過去に何度も心が折れるような経験があり、再び同じステージに立つことは想像できないという趣旨の心境を明かした。これにより、グループ内で何らかの深刻な問題が起きていたのではないかという関心が高まった。
その後、PESをめぐる報道から「いじめ疑惑」が注目されるようになる。しかし、この問題では、PES本人が語った関係悪化の経験と、メンバー側が否定したいじめという主張を区別することが欠かせない。
2021年11月22日、RYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3人は、公式YouTubeチャンネルの動画で説明を行った。3人はPESが2017年に脱退していた事実を認める一方、報道で取り上げられたいじめについては「一切ございません」と否定した。
また、3人はPESの脱退をメンバー全員にとってショックな出来事だったと説明。グループの活動休止時期と重なったため、脱退の事実を速やかに公表できなかったことについて、ファンに謝罪した。
加えて、スポーツニッポンが2021年11月24日に報じたPESの発信では、本人も自分がひどくいじめられていた人物のように受け取られていることへの戸惑いを示していた。5人そろってファンの前で感謝を伝え、笑顔で終わりたかったという思いも明かしている。
この発言は、PESが問題にしていたことのすべてを「いじめ」という言葉だけでは説明できない可能性を示すものだ。本人の語った傷つきや関係の悪化は存在する一方、3人は特定のいじめ行為を否定している。公開された発言だけから、双方の間で起きた個々の出来事をすべて確定することはできない。
つまり、脱退と関係悪化は本人・メンバー双方の発信で確認できるが、「いじめがあった」と断定できるだけの共通した説明が公表されたわけではない。疑惑を調べる際には、当事者の発言、メディアが付けた見出し、第三者が事実として確認できる情報を混同しないことが重要だ。
【2024年の対話と2025年の再集結】PESとILMARIはどう歩み寄ったのか
2021年の騒動を知るファンにとって大きな転機となったのが、5人での活動再開に向けた話し合いだ。2025年に再集結した事実だけを見ると、長年の確執が一度に解消されたように感じられるかもしれない。しかし、実際の経緯はより段階的だった。
Billboard JAPANの再集結インタビューで、ILMARIは2022年4月に3人体制で活動を再開した後、いずれは5人で活動したいという考えをRYO-ZとDJ FUMIYAに伝えたと振り返っている。その後、PESとSUにも個別に連絡を取ったという。
PESは、ILMARIから連絡を受けたのは2022年末ごろだったと説明している。当時はPES自身にソロ活動やプロデュースの仕事があり、3人体制の側にも予定があったため、すぐに再集結するのではなく、将来的な可能性として話が進められた。
その後、2024年春ごろに5人で集まり、翌年にもう一度5人で活動することについて具体的に話し合った。ILMARIによれば、同年秋ごろには曲を作る方向へと進み、スタッフやワーナーミュージック・ジャパンとの相談も重ねられた。
ここで注意したいのは、2024年の「対話」が、過去のすべての問題について公に決着を付けた会見や、詳細な和解声明を意味するわけではないという点だ。公開されたインタビューで確認できるのは、メンバー間の連絡が続き、5人での活動を実現するための具体的な協議と制作が進んだということだ。
そして2025年4月、PESとSUが復帰し、RIP SLYMEは再びオリジナルメンバー5人での活動をスタートさせた。4MCと1DJという編成が戻り、4月16日には再始動後初のシングル「どON」が配信リリースされた。5人がそろった楽曲の発表は約9年ぶりとなった。
SUの復帰も、5人での再集結を理解するうえで重要な要素だ。PESだけの問題に注目すると見落とされがちだが、2017年以降のRIP SLYMEはメンバーそれぞれの活動状況が変わり、長い時間をかけて再び5人での活動を選択することになった。
2025年の再集結は、過去の問題がなかったことになったという意味ではない。むしろ、過去の経緯を抱えながらも、音楽制作やライブを再び一緒に行う選択に至ったという点に大きな意味がある。
【2026年最新】RIP SLYMEは3月22日に活動休止、PESの現在は?
RIP SLYMEは2026年3月20日から22日まで、TOYOTA ARENA TOKYOで「RIP SLYME 25th Anniversary GREATEST LIVE – Final Three Nights –」を開催した。3月22日はメジャーデビュー25周年の節目であり、公式に告知された活動休止前のラストライブの日でもあった。
ワーナーミュージック・ジャパンの公式情報では、5人での再集結から25周年イヤーを駆け抜けたRIP SLYMEは、この公演をもって活動休止に入ったとされている。したがって、2026年10月現在の状況を整理する際には、2025年の再集結と2026年3月の活動休止をセットで捉える必要がある。
ただし、活動休止は解散と同じ意味ではない。公式に確認できるのは活動休止に入ったことまでであり、グループとしての活動をいつ再開するのかという具体的な日程は、現時点で発表されていない。
休止後も、グループの作品を届ける取り組みは続いている。2026年6月にはメジャーデビュー25周年を記念したオリジナルアルバム全10作品のレコード化が発表され、8月26日にはラストライブの音源がデジタルリリースされた。さらに9月9日には、活動休止前のステージを収録した映像作品「GREATEST LIVE VIDEO」が発売された。
つまり、グループとしての新たなライブ活動が休止していても、25年間の音楽的な歩みを振り返るための作品展開は続いている。現在のRIP SLYMEを追う際には、ライブ再開のニュースと、過去のライブや音源を記録した作品のリリース情報を分けて確認したい。
一方、PES個人の活動は継続している。ローソンチケットの2026年3月のインタビューによると、PESは2025年にソロ名義の全国ワンマンツアー「魔法」を開催し、EP『PES Part II』の制作や、BIM、Mummy-Dらとのコラボレーションなどを進めてきた。
2026年には、5月15日にソロ名義のシングル「So So」を配信リリース。7月には同曲のミュージックビデオが公開された。さらに9月にはBillboard Live TokyoとBillboard Live Osakaで公演を行い、9月12日には年末のワンマンライブ「PULL UP ’26」の開催も発表している。公演日は2026年12月28日、会場はZepp Shinjukuだ。
こうした活動を見ると、PESはRIP SLYMEのメンバーとしてのキャリアだけでなく、ソロアーティストとしても独自の活動基盤を築いていることが分かる。グループの活動休止を、PES自身の音楽活動の終了と結び付けて考える必要はない。
【プロの結論】PESとRIP SLYMEの関係を正しく理解する3つの視点
ここまでの経緯を踏まえると、ペスリップスライムという検索テーマには、少なくとも3つの異なる問いが含まれている。脱退の事実、当時の人間関係、そして現在の活動状況だ。それぞれを分けて考えることで、断片的な情報に振り回されずに済む。
第一に、脱退の事実と公表時期を混同しないこと。 PESがグループを離れたのは2017年9月であり、世間に向けてその事実を公表したのは2021年11月だ。この約4年の時間差が、騒動の理解を難しくした大きな要因だった。
第二に、確執といじめ疑惑を同一視しないこと。 PESはメンバーとの関係が悪化していたことを語り、3人は報道されたようないじめを否定した。双方の説明を並べて読むことはできるが、それぞれが語った内容を超えて、すべての出来事を断定することはできない。
第三に、再集結と活動休止を矛盾する出来事として捉えないこと。 2024年の話し合いを経て2025年に5人で再始動したことと、2026年3月に活動休止へ入ったことは、時系列上つながっている。25周年という節目の中で期間を区切った活動を行い、ラストライブを迎えたという流れで理解できる。
検索情報を見極める際には、本人の公式発信、グループやレコード会社の公式発表、取材に基づく報道、そして出典のないSNS上の推測を区別することが大切だ。特に芸能人の人間関係は、短いコメントや刺激的な見出しだけが独り歩きしやすい。発言の前後関係と公表された日付を確かめることで、経緯をより正確に把握できる。
【ペスリップスライム】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:PESがRIP SLYMEを脱退したのはいつですか? A1:PESは2017年9月にグループと所属事務所を離れたと、2021年11月1日に公表しました。脱退した時期と、公に発表した時期は異なります。
Q2:PESはRIP SLYMEのメンバーからいじめを受けていたのですか? A2:PESはメンバーとの関係悪化や傷ついた経験を語りましたが、RYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3人は2021年11月、報道で取り上げられたいじめについて否定しています。公開された説明だけでは、疑惑を事実として断定できません。
Q3:PESとILMARIは2024年に和解したのですか? A3:ILMARIのインタビューによると、2024年春ごろに5人で集まり、翌年の再集結について話し合いました。ただし、過去の問題すべてについて公に決着したとする詳細な和解声明が発表されたわけではありません。
Q4:SUもRIP SLYMEに復帰したのですか? A4:はい。2025年4月の5人体制での活動再開に際して、PESとSUが復帰しました。RYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAと合わせ、オリジナルメンバー5人で活動しました。
Q5:RIP SLYMEは2026年3月に解散したのですか? A5:公式発表では、2026年3月22日の「RIP SLYME 25th Anniversary GREATEST LIVE – Final Three Nights –」をもって活動休止に入りました。活動休止と解散は同義ではなく、次回の活動再開日については具体的な発表がありません。
Q6:PESは現在、何をしていますか? A6:PESはソロアーティストとして活動を続けています。2026年5月には「So So」をリリースし、9月にはBillboard Liveで公演を開催。12月28日にはZepp Shinjukuでワンマンライブ「PULL UP ’26」を予定しています。
まとめ:PESとRIP SLYMEの今後を追うために
PESとRIP SLYMEの関係は、2017年の脱退、2021年の公表と確執をめぐる騒動、2024年の話し合い、2025年の5人での再集結、そして2026年3月の活動休止という流れで整理できる。
いじめ疑惑については、PESが語った関係悪化の経験と、メンバー3人による否定を分けて理解する必要がある。一方、再集結に至る過程では、ILMARIの働きかけや5人での話し合い、楽曲制作が進められたことがインタビューで明らかになっている。
2026年10月現在、RIP SLYMEは活動休止中だが、ラストライブの音源や映像作品を通じて25年間の歩みを振り返ることができる。PES個人もソロ活動を続けており、12月のワンマンライブが控えている。
今後の動向を知りたい場合は、RIP SLYME公式サイト、ワーナーミュージック・ジャパン、PES公式サイトの発表を確認するのが確実だ。過去の確執だけに注目するのではなく、5人が再び音楽を作り、節目のステージを終え、それぞれの活動へ進んでいるという現在地まで含めて見ることが、PESとRIP SLYMEの関係を理解するための重要な視点となる。