大相撲で躍動感あふれる取り口を見せる翔猿正也(とびざる・まさや)。東京都江戸川区出身、追手風部屋に所属する力士で、最高位は西小結です。小柄な体格を生かした素早い動きに加え、実兄・英乃海との関係や、幼い頃に抱いていたプロ野球選手への夢、保育士を志した経験など、土俵の外にも興味深いエピソードがあります。
2026年10月27日時点では、翔猿は9月場所の4勝11敗を経て、11月場所の番付で西十両2枚目となっています。幕内上位で活躍した力士が現在どのような状況にあるのか。本名・身長・体重などのプロフィールから、相撲を始めた経緯、兄弟関係、テレビ出演、近況まで、日本相撲協会の公式プロフィールや過去の報道をもとに整理します。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 本名・プロフィール:本名は岩崎正也(岩﨑正也と表記される場合もある)。1992年4月24日生まれで、東京都江戸川区出身。
- 最高位と現在:最高位は小結。2023年9月場所には西小結を務め、2026年11月場所は西十両2枚目。
- 兄弟・幼少期:実兄は英乃海。兄について相撲道場に通い始め、幼なじみの剣翔とも相撲を通じてつながった。
- 意外な一面:子供好きで、保育士を志した経験がある。テレビ番組で餃子100個を食べられることを明かしたエピソードも知られる。
【プロフィール】翔猿正也の本名・身長・体重・所属部屋を整理
翔猿正也は、1992年4月24日生まれの大相撲力士です。四股名は「とびざる・まさや」と読みます。出身地は東京都江戸川区で、所属部屋は追手風部屋。日本相撲協会の公式プロフィールでは、得意技は「押し」と紹介されています。
本名は岩崎正也です。「岩﨑正也」という表記も見られますが、日本相撲協会の公式プロフィールでは「岩崎正也」と記載されています。四股名の翔猿は、本名の正也とは異なる名前で土俵に上がる力士としての呼称です。
身長は173cm。体重については140kgと紹介するメディアがある一方、日本相撲協会の公式プロフィールでは135.0kgと掲載されています。力士の体重は測定時期や公表データの更新によって差が生じることがあるため、最新の公式プロフィールを確認する場合は135.0kgを基準にするのが適切です。
大柄な力士が多い大相撲の中で、翔猿の持ち味は機動力と攻めの速さです。単純な体格の大きさだけで相手を圧倒するのではなく、相手との距離を詰め、押しや引き落としなどを交えて勝機をつかみます。身長173cmという数字は、そうした相撲の特徴を理解するうえでも注目したいポイントです。
主な参照資料:日本相撲協会公式サイト「翔猿 正也 力士プロフィール」、ABEMAの大相撲力士プロフィール。
【経歴・年表】相撲を始めた理由から西小結への昇進まで
翔猿が相撲を始めたのは7歳の頃です。日本相撲協会の公式プロフィールでも、相撲を始めた年齢は7歳とされています。きっかけは、先に相撲を習っていた兄・英乃海について、地元の相撲道場へ通ったことでした。
ただし、幼い頃から相撲だけを目指していたわけではありません。日刊ゲンダイの2020年の報道によると、当時の翔猿少年が特に好きだったのは野球で、将来はプロ野球選手になることを夢見ていました。サッカーや水泳にも親しみ、複数のスポーツを経験していたとされています。
その後、兄が小松竜道場から葛飾白鳥相撲教室へ移ると、翔猿も一緒に移籍しました。同じ相撲教室には、幼なじみの剣翔もいました。剣翔は翔猿より1歳年上で、同じ幼稚園に通っていた間柄です。相撲を通じた幼少期からのつながりは、翔猿の競技人生を語るうえで見逃せない背景です。
中学校は葛飾区立大道中学校へ進学。兄や剣翔とともに相撲に打ち込む一方、相撲と野球の両立が難しくなり、次第に相撲へ専念するようになりました。その後は相撲の強豪校として知られる埼玉栄高校、日本大学へと進み、学生相撲を経験して角界入りしています。
以下は、翔猿の歩みを主要な節目に絞ってまとめたものです。
初土俵は2015年1月場所、新十両は2017年7月場所、新入幕は2020年9月場所です。そして2022年11月場所に新三役となり、小結へ昇進しました。2023年9月場所には西小結として土俵に上がり、最高位に到達しています。
この経歴から分かるのは、翔猿が単に話題性のある力士というだけではないことです。学生相撲を経て初土俵を踏み、十両、幕内、三役へと段階を踏んで昇進しました。上位で戦い続けるための経験を積み重ねてきた力士です。
【兄・英乃海との関係】幼なじみの剣翔と歩んだ相撲人生
翔猿の家族に関する話題で特に知られているのが、実兄の英乃海です。英乃海の本名は岩崎拓也。翔猿と同じく相撲の道を歩み、兄弟で関取となったことでも知られています。
兄弟の関係を理解するうえで重要なのは、英乃海が翔猿にとって相撲を始める直接のきっかけだった点です。兄が通っていた地元の相撲道場についていったことから競技生活が始まり、兄の移籍に伴って別の相撲教室にも通うようになりました。幼少期の身近な存在が、競技人生の入り口になったのです。
一方で、兄と同じ道を進んだからといって、翔猿が最初から相撲一筋だったわけではありません。野球を好み、プロ野球選手を目指していた時期もありました。兄の存在は相撲との出会いを生みましたが、相撲を続ける過程では本人自身の選択も重なっています。
もう一人、幼少期からの縁で知られるのが剣翔です。同じ幼稚園に通い、相撲教室でも一緒に稽古をした間柄で、中学も同じ葛飾区立大道中学校に進みました。翔猿にとって剣翔は、単に同じ時代に活躍した力士ではなく、相撲を始めた頃からつながりのある存在です。
兄の英乃海と幼なじみの剣翔。この二つの関係は、翔猿の経歴を立体的に理解する手がかりになります。相撲との出会いは家族を通じたものであり、その後の競技生活も、同じ道場や学校で切磋琢磨した仲間とのつながりの中で形づくられてきました。
【相撲の実力と評判】押しを軸にした取り口と小結での実績
翔猿の得意技は、日本相撲協会の公式プロフィールで「押し」とされています。立ち合いから素早く相手に接近し、動きながら相手の体勢を崩していく攻めが特徴です。体格差のある相手に対しても、正面から力比べをするだけでなく、動きとタイミングを使って勝機を探ります。
決まり手は押し出しだけではありません。日本相撲協会が掲載する過去6場所の決まり手傾向では、引き落としと寄り切りもそれぞれ16%、押し出しは14%となっています。つまり、公式に示される得意技は押しであっても、実際の勝負では相手の動きを利用する技や、前に出て土俵外へ運ぶ攻めも使い分けています。
翔猿の実績として挙げられるのが、殊勲賞1回、敢闘賞1回、金星3個です。金星は平幕力士が横綱に勝った際に与えられるもので、上位力士を破る力を示す記録の一つです。幕内最高優勝の経験はありませんが、三役昇進と金星獲得は、翔猿が上位でも存在感を示してきたことを裏づけています。
2023年9月場所は西小結で6勝9敗でした。最高位に立った一方、勝ち越しには届かなかった場所です。三役は、平幕よりも強豪との対戦が多くなる地位です。番付が上がれば評価も高まりますが、同時に厳しい取組が続くため、昇進後に勝ち越しを重ねる難しさも増します。
翔猿の相撲を評価するときは、動きの速さや見た目の印象だけで判断するのではなく、対戦相手の強さ、番付、場所ごとの勝敗、決まり手の傾向を合わせて見る必要があります。小結まで上がった実績は確かな一方、上位で安定して勝ち越すことが簡単ではない点も、成績から読み取れます。
【2026年最新】翔猿は現在どの番付?幕内から十両へ
2026年の翔猿は、幕内での厳しい戦いを経て、十両から再出発する局面にあります。日本相撲協会の公式プロフィールによると、2026年1月場所は東前頭13枚目で7勝8敗、3月場所は東前頭13枚目で6勝9敗、5月場所は東前頭15枚目で9勝6敗でした。
続く7月場所は西前頭9枚目で5勝10敗。9月場所は東前頭14枚目で4勝11敗となり、2場所連続の負け越しを記録しました。その結果、2026年11月場所の番付は西十両2枚目となっています。
ここで区別したいのは、番付と最高位は別の情報だということです。翔猿の最高位は小結であり、2023年9月場所には西小結を務めています。2026年11月場所の西十両2枚目という番付は現在の位置を示すもので、過去の最高位を変更するものではありません。
十両は幕内の下に位置する階級ですが、関取として相撲を取る地位であることに変わりはありません。十両上位で勝ち越せば、幕内復帰への道が開けます。翔猿にとって今後の焦点は、持ち味である押しと機動力を生かして白星を積み重ね、再び幕内の番付に戻れるかどうかです。
なお、2026年11月場所は10月27日時点ではこれから始まる場所です。西十両2枚目という情報は公表番付に基づくものであり、同場所の成績を示すものではありません。現在の状態を確認する際には、番付と実際の取組結果を分けて見ることが大切です。
【子供好きな一面】保育士への憧れと「ひよの山かぞえ歌」
翔猿には、土俵上の激しい取り口とは異なる一面があります。子供好きとして知られ、学生時代には保育士を志したこともありました。日刊ゲンダイの2020年の報道では、野球への夢だけでなく、子供と関わる仕事に関心を持っていたことも紹介されています。
その子供好きな一面が広く知られるきっかけの一つとなったのが、日本相撲協会による子供向け企画です。2021年10月26日、日本相撲協会は、翔猿を作品内の「うたのおにいさん」に起用した「翔猿関といっしょに!相撲健康体操/ハッキヨイ!大相撲 ひよの山かぞえ歌」を翌27日に発売すると発表しました。
相撲健康体操や「ひよの山かぞえ歌」は、子供たちが相撲に親しむ入り口となる企画です。勝敗を競う土俵上の姿とは違い、子供に向けて相撲の楽しさを伝える役割を担いました。保育士を志した経験を持つ翔猿にとっても、子供たちと関わる形で相撲の魅力を伝える機会になったといえます。
こうした活動は、力士の魅力が取組の勝ち負けだけで決まるわけではないことを示しています。競技者としての強さに加えて、相撲を知らない子供たちにも興味を持ってもらう役割を担えることは、相撲界全体にとっても意義があります。
【有吉ゼミ】餃子100個を食べた大食いエピソード
翔猿の意外な一面として知られるのが、大食いに関するエピソードです。2020年12月28日放送の日本テレビ系「有吉ゼミ」では、一度に餃子を100個食べられることを明かしました。
餃子1個を25gと仮定すると、100個で合計2.5kgに相当します。これは餃子の重量から計算した目安であり、具材や皮の大きさによって実際の重量は変わります。それでも、100個という数字は、視聴者にとって印象に残りやすいエピソードです。
同番組に関連する話題では、翔猿が子供好きであることも紹介され、「翔猿幼稚園でも作れたら」と話していたことが伝えられています。大食いという意外性と、子供好きという人柄の両方が伝わるエピソードです。
ただし、テレビ番組での大食い企画は、力士としての実力を直接示す記録ではありません。翔猿の相撲を評価するなら、場所ごとの勝敗や番付、決まり手などを軸にしつつ、テレビ出演や子供向け企画は土俵外の活動として捉えると、人物像をより正確に理解できます。
【翔猿正也】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:翔猿正也の本名は何ですか?
A1:本名は岩崎正也です。日本相撲協会の公式プロフィールでは「岩崎正也」と表記されています。「翔猿」は土俵で使用する四股名です。
Q2:翔猿の身長と体重はどれくらいですか?
A2:身長は173cmです。体重は140kgと紹介するメディアもありますが、日本相撲協会の公式プロフィールでは135.0kgと掲載されています。最新の公表値を確認する際は、公式プロフィールを基準にしてください。
Q3:翔猿の最高位は何ですか?
A3:最高位は小結です。2023年9月場所には西小結を務め、6勝9敗で場所を終えました。
Q4:翔猿の兄は誰ですか?
A4:実兄は英乃海で、本名は岩崎拓也です。翔猿は兄について地元の相撲道場へ通い始めたことが、相撲との出会いにつながりました。
Q5:翔猿は2026年現在、どの番付ですか?
A5:2026年10月27日時点で公表されている11月場所の番付は、西十両2枚目です。直前の9月場所では東前頭14枚目で4勝11敗でした。
Q6:翔猿は保育士を目指していたのですか?
A6:はい。報道によると、学生時代には保育士を志したことがあり、子供好きとしても知られています。2021年には日本相撲協会の子供向け企画「ハッキヨイ!大相撲 ひよの山かぞえ歌」で、作品内の「うたのおにいさん」に起用されました。
Q7:翔猿はどんな相撲を得意としていますか?
A7:日本相撲協会の公式プロフィールで示されている得意技は「押し」です。素早い動きや相手の体勢を崩す攻めを生かし、押し出しや引き落としなどで勝機をつかみます。
まとめ:翔猿正也の今後は幕内復帰と持ち味の再発揮が焦点
翔猿正也は、東京都江戸川区で育ち、兄・英乃海の影響で7歳頃に相撲を始めた力士です。野球選手を夢見た少年時代を経て、埼玉栄高校、日本大学で相撲を続け、2015年1月場所に初土俵を踏みました。2020年9月場所の新入幕、2022年11月場所の新三役を経て、2023年9月場所には西小結に到達しています。
得意技は押し。殊勲賞1回、敢闘賞1回、金星3個という実績もあります。一方、2026年は幕内で負け越しが続き、11月場所は西十両2枚目からの再出発となりました。過去の最高位と現在の番付を分けて見ることで、翔猿のキャリアの到達点と、今後の課題を正しく理解できます。
また、保育士を志した経験や、子供向けの相撲企画への出演、餃子100個を食べられるというテレビでのエピソードは、土俵上だけでは分からない人物像を伝えています。兄や幼なじみとのつながりも含め、翔猿の歩みには相撲との出会いから現在までの一貫した物語があります。
今後の注目点は、十両でどれだけ白星を積み重ねられるか、そして持ち味の機動力と押しを再び上位で発揮できるかという点です。小結まで昇進した経験を持つ翔猿が幕内復帰を目指す過程は、今後の場所を観戦するうえでも重要な見どころになります。