ここで誤解しやすいのが、SMEによる株式取得の意味です。
今回確認されたのは、SMEが株式の過半数を保有し、トライストーンがその子会社となっているという関係です。全株式を取得した完全買収と同じ意味ではありません。
また、SMEとソニー・ピクチャーズエンタテインメントも区別する必要があります。『女性自身』の報道では、SMEがトライストーンの親会社にあたり、ソニー・ピクチャーズエンタテインメントは親会社を同じくするグループ会社として紹介されています。
今回の映画『バッド・ルーテナント:トウキョウ』でソニー・ピクチャーズエンタテインメントが製作幹事を務めたことも、グループ間の連携を考える材料になります。
なお、SMEによる株式取得について、トライストーンが売却を告知する公式発表を行ったという情報は、同誌の記事では確認されていません。資本関係については、報道による山本会長の説明とSME側の回答を根拠に理解するのが適切です。
【所属俳優一覧】トライストーンには誰が所属している?

トライストーンの特徴は、小栗旬だけでなく、映画やドラマで主演・主要キャストを務める俳優を多数抱えていることです。
2026年10月30日に確認できる公式サイトの俳優一覧には、ベテランから若手まで幅広い名前が掲載されています。
主な所属俳優・女優
以下は公式サイトに掲載されている所属者の代表例です。
| 名前 | 主な認知・活動領域 |
|---|---|
| 小栗旬 | 映画・ドラマ・舞台 |
| 田中圭 | ドラマ・映画 |
| 綾野剛 | 映画・ドラマ |
| 坂口健太郎 | 映画・ドラマ |
| 間宮祥太朗 | 映画・ドラマ |
| 赤楚衛二 | ドラマ・映画 |
| 木村文乃 | 映画・ドラマ |
| 原菜乃華 | 映画・ドラマ |
| 若村麻由美 | 映画・ドラマ・舞台 |
| 吉谷彩子 | 映画・ドラマ |
| 浅香航大 | 映画・ドラマ |
| 木戸大聖 | 映画・ドラマ |
| 福山翔大 | 映画・ドラマ |
| 笠原秀幸 | 映画・ドラマ |
| 市川團子 | 歌舞伎・舞台 |
このほか、高橋努、鈴之助、矢崎広、前原滉、葉山奨之、伊藤健太郎、中沢元紀、東野絢香、大西礼芳、筒井真理子、多岐川裕美、手塚とおるなども公式俳優一覧に掲載されています。
若手俳優の育成にも力を入れており、公式サイトではUP&COMINGのカテゴリーも設けられています。すでに知名度のある俳優だけでなく、次世代の人材を発掘する仕組みを持っている点も特徴です。
俳優だけでなくミュージシャンも所属
トライストーンは俳優専門の事務所ではありません。公式会社概要では、ミュージシャンの育成も事業として紹介されています。
音楽分野では、miwaや清塚信也などが知られています。俳優マネジメント、音楽活動、映画・舞台制作を横断する事業構造が、同社の特徴です。
【俳優業との関係】社長になった小栗旬は何を担っている?
小栗旬の社長就任を理解するうえで欠かせないのが、俳優と経営者の役割分担です。
一般的に、芸能事務所の社長には、資金管理、契約、社員の管理、事業計画、所属者のマネジメントなど、幅広い業務が大切です。俳優として撮影や舞台の仕事を続けながら、これらすべてを一人で担うのは現実的ではありません。
山本又一朗会長が語った小栗旬の役割
2026年10月の『女性自身』の取材で、山本会長は小栗の経営参加について具体的に説明しています。
山本会長の説明で特に印象的なのは、社長に経理業務を担わせるのではなく、俳優としての活動や後輩との関係づくりを重視している点です。
「まず俳優をちゃんとやってもらい」
山本会長によると、小栗は自分の撮影が終わった後に、時間があればほかの所属俳優の現場を訪れたり、親交のあるプロデューサーと話をしたりしているといいます。
つまり、本人の役割は単なる会社の肩書にとどまりません。俳優同士の関係づくりや、制作関係者とのネットワーク構築など、現場経験を生かした対外的な役割も担っているという説明です。
SMEの参加で期待される事業面の変化
SMEの傘下に入ったことによる大きな変化は、経営基盤と事業展開の選択肢が広がる可能性です。
トライストーンは映画製作や舞台制作の実績を持つ一方、海外展開や大規模な映像事業では、より広いネットワークや資金力が必要になります。
ソニーグループには、音楽、映画、映像コンテンツなどの事業があります。SMEを通じたグループ内の連携が進めば、所属俳優の海外展開や映像作品の企画・制作に新たな可能性が生まれます。
ただし、資本関係の変更によって、すべての所属者が自動的に海外進出できるわけではありません。実際の成果は、作品の企画、出演交渉、制作体制、各俳優の活動方針によって変わります。
今回の『バッド・ルーテナント:トウキョウ』をめぐるグループ間の関係は、こうした連携の可能性を考える具体例です。
2026年も小栗旬は俳優として活動中
小栗旬の公式プロフィールには、2026年の出演・活動情報が掲載されています。
主な掲載情報には、NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』の織田信長役、Netflixシリーズ『ガス人間』、TBS金曜ドラマ『LOST10』、映画『バッド・ルーテナント:トウキョウ』などがあります。
また、2026年1月から2月にかけては舞台『いのこりぐみ』にも出演しています。
これらの活動からも、社長就任が俳優活動の終了を意味しないことは明らかです。小栗は経営者としての立場を持ちながら、現在も俳優として仕事を続けています。
【情報の見極め方】小栗旬の事務所をめぐる3つの誤解
今回の資本関係の報道を受け、インターネット上では「小栗旬が事務所を売却した」「ソニーに完全買収された」「社長を辞めて俳優に戻るのでは」といった解釈が生まれやすくなっています。
実際の情報を整理すると、次のようになります。
| よくある誤解 | 確認できる事実 |
|---|---|
| 小栗旬はトライストーンを退所した | 2026年の公式プロフィールにも所属者として掲載 |
| 小栗旬は社長を辞めた | 公式会社概要では代表取締役社長 |
| ソニーが全株式を取得した | 報道で確認されたのはSMEによる過半数保有 |
| 山本又一朗氏は会社から退いた | 代表取締役会長として公式会社概要に掲載 |
| 小栗旬は俳優業を引退した | 2026年も映画・ドラマ・舞台で活動 |
特に重要なのは、資本関係と経営上の役職を混同しないことです。
株式の過半数を保有する会社が親会社になっても、子会社の代表取締役社長が引き続き経営を担うことはあります。今回も、SMEによる株式保有と小栗の社長職は両立しています。
2026年の最新情報を確認するときは、次の3点を判断基準にすると情報の混同を避けられます。
- 所属の確認:トライストーン公式のアーティスト一覧に名前があるか。
- 役職の確認:公式会社概要に代表取締役社長として掲載されているか。
- 資本関係の確認:会社の公式資料とSME側の説明、信頼できる報道が一致しているか。
【小栗旬の事務所】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:小栗旬の所属事務所はどこですか?
A1:トライストーン・エンタテイメントです。1993年5月に山本又一朗氏が設立した芸能プロダクションで、小栗旬のほか、田中圭、綾野剛、坂口健太郎、間宮祥太朗、赤楚衛二などが所属しています。
Q2:小栗旬が社長になったのはいつですか?
A2:2023年6月8日付です。株主総会で承認され、創業者の山本又一朗氏は代表取締役会長に就任しました。
Q3:トライストーンはソニーの子会社なのですか?
A3:2026年10月の『女性自身』の報道によると、SMEが株式の過半数を保有し、トライストーンはSMEの子会社となっています。SME側も過半数保有を認めています。
Q4:小栗旬は社長就任後も俳優を続けていますか?
A4:はい。2026年も映画、ドラマ、舞台などで活動しています。公式プロフィールにも2026年の出演情報が掲載されています。
Q5:山本又一朗氏は現在何をしているのですか?
A5:2026年10月現在、トライストーンの代表取締役会長を務めています。創業者として会社の将来を見据え、SMEとの資本関係や小栗の経営上の役割についても説明しています。
Q6:小栗旬の公式プロフィールはどこで確認できますか?
A6:トライストーン・エンタテイメントの公式サイトにある小栗旬のアーティストプロフィールで確認できます。なお、2026年8月19日には従来の小栗旬OFFICIAL SITEが閉鎖され、所属事務所の公式サイトや小栗旬モバイルサイトで情報を発信する形が案内されています。
まとめ:小栗旬の事務所は新たな経営体制で次の30年へ
小栗旬の所属事務所は、トライストーン・エンタテイメントです。2023年6月に代表取締役社長へ就任した小栗は、2026年現在も俳優として活動しながら会社の代表を務めています。
今回の大きな転換点は、SMEによる株式の過半数保有です。山本又一朗会長が2026年10月の取材で明かした背景には、会社への愛着と、これから30年先を見据えた事業継続への考えがありました。
今後の注目点は、次の3つです。
- 経営体制:小栗旬社長と山本又一朗会長による体制がどう発展するか。
- ソニーとの連携:SMEの資本力やグループの映像・音楽事業が、映画製作や海外展開にどう生かされるか。
- 所属俳優の活躍:小栗旬をはじめ、田中圭、綾野剛、坂口健太郎、間宮祥太朗、赤楚衛二らがどのような作品に挑戦するか。
小栗旬の社長就任は、俳優から経営者への単純な転身ではありません。長年所属してきた事務所を次の世代につなぎ、自らも俳優として挑戦を続ける選択でした。
2026年のトライストーンを理解する鍵は、小栗旬の社長就任、山本又一朗会長の長期的な経営判断、そしてSMEによる資本参加を一つの流れとして捉えることです。今後はソニーグループとの連携が、所属俳優の活動や作品制作にどのような具体的成果をもたらすかが焦点になります。