お笑いコンビ「2700」のツネさんが脱退した理由は、アメリカでスタンダップコメディに挑戦し、自分の力で海外進出を目指すためでした。2023年8月15日付でコンビを離れたツネさんは、その後も芸人活動を続けながら、キッチンカーや動画編集、ダンスフィットネスのZUMBA(ズンバ)など、新しい分野に挑戦しています。
一方、2026年10月には、代表ネタ「右ヒジ左ヒジ交互に見て」の使用をめぐり、元相方の八十島さんとの間で騒動が発生。八十島さんがXで不満を表明した翌日、ツネさんが直接謝罪し、最終的にはヒジネタを2人の共有ネタとして扱うことで合意しました。脱退の本当の理由からアメリカ挑戦の現在地、騒動の発端と和解まで、時系列で整理します。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 脱退理由:2023年8月、アメリカでのスタンダップコメディ挑戦を目指してツネさんが2700を脱退。
- 2026年の騒動:「右ヒジ左ヒジ交互に見て」の使用をめぐり八十島さんと対立したが、10月20日に謝罪と合意が成立。
- 現在の活動:ツネさんは日本で芸人活動やZUMBAの普及に取り組み、アメリカ進出も将来の目標としている。八十島さんは2700を継続し、新メンバーを探している。
【脱退理由】ツネが2700を辞めたのはアメリカで夢をかなえるため
ツネさんが2700を脱退した最大の理由は、長年の夢だったアメリカ進出です。2026年9月30日に公開されたCHANTO WEBのインタビューで、ツネさん本人は、中学生の頃からアメリカに憧れ、芸人として現地で活躍することを夢見ていたと語っています。
転機になったのは、キッチンカーでイベントに出店していた時期に、アメリカのジャパンフェスへの出店を手伝う機会を得たことでした。ツネさんは現地で飲食店の出店を手伝うだけでなく、ステージにも立ち、観客に向けて体を張った芸を披露。その経験が、本格的にアメリカで活動したいという思いを強めました。
そこで八十島さんに相談し、2023年にコンビを離れる決断をします。ツネさんによれば、八十島さんはもともと海外進出に強い関心を持っていなかったため、自分の夢を実現するには別々の道を選ぶ必要があったといいます。
つまり、脱退の直接的な理由は、八十島さんとの単純な不仲や芸人としての引退ではありません。ツネさん自身が新しい活動の可能性を求め、海外で挑戦する道を選んだことが出発点でした。ただし、2026年10月に明らかになったネタの使用ルールをめぐる問題は、脱退時の約束がその後の関係に影響していたことを示しています。
【過去の実績】キングオブコント2011準優勝と2700の代表ネタ
ツネさんの脱退を理解するうえでは、2700がどのようなコンビだったのかも押さえておきたいところです。2700は2008年2月に結成され、八十島さんが生み出す独特のリズムと、ツネさんの身体表現を組み合わせたネタで人気を集めました。
代表作として知られるのが、「右ヒジ左ヒジ交互に見て」というフレーズに合わせて左右の肘を交互に見るリズムネタです。単純な動きと耳に残るフレーズを組み合わせたスタイルは、テレビで見た視聴者がまねしやすく、2700の知名度を押し上げました。
2011年の「キングオブコント」では準優勝を獲得。TBSチャンネルの大会紹介でも、2700は「右ひじ左ひじ交互に見て」や「キリンスマッシュ」などの音ネタで大きな反響を呼んだコンビとして紹介されています。
ただし、人気ネタがコンビの看板になるほど、メンバーが別々の活動を始めた際には難しい問題も生じます。片方が新しい芸風を確立しようとしても、世間からは以前の代表ネタを期待されることがあるからです。2026年のヒジネタ騒動は、まさにこの問題が表面化した出来事でした。
【時系列】2700脱退からヒジネタ騒動、和解までの経緯
脱退と騒動の経緯を時系列で整理すると、2023年の進路変更と、2026年のネタ使用をめぐる対立がつながっていることが分かります。
| 時期 | 出来事 | ポイント |
|---|---|---|
| 2008年2月 | 2700を結成 | 八十島さんとツネさんのコンビとして活動開始。 |
| 2011年 | キングオブコント準優勝 | 「右ヒジ左ヒジ交互に見て」などのリズムネタで知名度を高める。 |
| 2023年8月 | ツネさんが脱退 | アメリカでの活動を目指し、8月15日付でコンビを離れる。 |
| 2023年以降 | 米国でのステージやオーディションに挑戦 | 現地で経験を積む一方、長期的な進出にはビザの問題が立ちはだかる。 |
| 2026年9月 | ツネさんのTikTok出演などが話題に | きょんさんとの「エアロひじ」動画で、ヒジの動きを取り入れたパフォーマンスを披露。 |
| 2026年10月19日 | 八十島さんがXで苦言 | 脱退時に使用しないと約束したはずのヒジネタを披露しているとして不満を表明。 |
| 2026年10月20日 | ツネさんが謝罪し、和解 | 直接電話で話し合い、ヒジネタを2人の共有ネタとして扱うことで合意。 |
2023年の脱退については、ツネさん本人がSNSで告知し、8月15日付でコンビを離れることを明らかにしました。脱退後も2700の名称は残り、八十島さんが活動を続けています。2026年10月の一連の経緯は、日刊スポーツやデイリースポーツなどが両者のSNS投稿をもとに報じました。
【2026年10月の真相】八十島とツネのヒジネタ騒動はなぜ起きた?
今回の騒動の発端は、2026年10月19日夜、八十島さんが自身のXで脱退時の約束を振り返ったことでした。八十島さんの説明によると、ツネさんからアメリカでスタンダップコメディに挑戦したいと相談された際、脱退自体は認める一方、2700のネタは今後披露しないよう求めたといいます。とくに「右ヒジ左ヒジ交互に見て」のヒジネタについても、使用しない約束だったと主張しました。
八十島さんが問題視したのは、ツネさんが脱退後もTikTokなどでヒジの動きを使ったパフォーマンスを披露していたことです。きょんさんとの動画では「エアロひじ」として、音楽に合わせて左右の肘を交互に動かす姿が公開されていました。八十島さんにとっては、コンビ時代の代表ネタを再び見られることへの期待が、脱退時の約束との食い違いによって失望に変わったという構図です。
八十島さんは投稿で、ツネさんがアメリカで活動するために脱退したにもかかわらず、ヒジネタを披露していることへの不満を表明。「もう応援はしない」といった厳しい言葉も記しました。この発言が報道で大きく取り上げられ、2人の関係に注目が集まりました。
ただし、ここで区別したいのは、騒動の争点がヒジネタそのものの法的な権利関係について裁判などで決着したという話ではないことです。公に報じられた問題の中心は、脱退時に交わしたとされる約束と、元相方同士の認識の違いでした。
【翌日に和解】ツネが八十島に謝罪した理由と合意内容
対立は長期化せず、2026年10月20日には事態が動きました。ツネさんは八十島さんに電話をかけ、ヒジネタを披露したことについて直接謝罪。その後、自身のXでも、ネタをやらないと約束していたにもかかわらず披露してしまったことを謝罪し、八十島さんへの感謝を伝えました。
日刊スポーツの報道によると、ツネさんは脱退後の最初の1年ほどは、周囲からヒジネタを求められても断っていたと八十島さんに説明したといいます。しかし、時間がたつにつれ、周囲から披露を求められる機会が増え、断り切れなくなっていったというのがツネさん側の説明でした。
話し合いの中で、八十島さんはツネさんにヒジネタを使いたいのか確認しました。ツネさんが使いたいという意思を伝えると、八十島さんは、ヒジネタを自分だけのものとするのではなく、2人の共有ネタとして扱うことを提案。ツネさんもこれに応じ、両者は合意に至りました。
この合意によって、少なくとも今回の騒動で問題となったヒジネタの扱いについては、2人がそれぞれ披露することを認める方向で話がまとまりました。八十島さんも新しいメンバーとヒジネタを超えるネタを作るという考えを示し、ツネさんの今後の挑戦を見守る姿勢を語っています。
今回の要点は、SNS上での厳しい応酬だけで終わらず、当事者同士が直接話して解決に向かったことです。脱退時の約束をめぐる認識の違いは残ったものの、ネタを使いたいというツネさんの意思と、八十島さんが抱えていた不満を互いに伝えたことで、折り合いをつけることができました。
【2026年最新】ツネの現在は?アメリカ挑戦とZUMBAの活動
2026年現在のツネさんは、2700時代の芸人活動だけにとどまらず、複数の仕事や新しい表現方法に挑戦しています。CHANTO WEBの2026年9月30日のインタビューでは、芸人活動に加え、不動産営業、エアコンクリーニング、Uberの配達、YouTube動画の編集、キッチンカーの運営などを経験してきたことが紹介されました。
アメリカでの挑戦については、2023年の脱退後、現地でステージに立ったりオーディションを受けたりする活動を約2年間続けたと本人が説明しています。ニューヨークのアポロ・シアターを目標に掲げ、米国の観客を前に英語でパフォーマンスを披露した経験もあったといいます。
一方、長期的にアメリカで活動するためにはビザの取得が必要だと判断。弁護士に相談して申請準備を進めたものの、当時の実績では申請に必要な材料が十分ではないと助言され、申請を断念しました。本人は挑戦を諦めたわけではなく、まず日本で活動基盤と実績を積み上げ、将来的な米国進出につなげる考えを示しています。
ここは、10月の騒動を理解するうえでも重要な点です。八十島さんは10月19日の投稿で、ツネさんがアメリカに行っていないと指摘しましたが、9月のインタビューでは、ツネさん自身が現地でのステージ経験やオーディションについて具体的に語っています。両者の発言は、短期的な渡米や現地での活動経験と、移住を伴う本格進出を同じ意味で捉えていない可能性があります。少なくとも、ツネさんがアメリカでの活動を一切経験していなかったと理解するのは正確ではありません。
もう一つの柱が、ダンスフィットネスのZUMBAです。ツネさんはインストラクターの資格を取得し、「1年後に1万人と踊る」という目標を掲げ、イベントやスタジオなどで普及活動を進めています。芸人として培ったリズム感や身体表現を生かしながら、笑いとは異なる形で人を楽しませようとしている点が特徴です。
ただし、2026年9月時点では、運動中に負った膝の半月板のけがで手術を受け、ZUMBAの活動を一時的に休んでいると本人が明かしています。現在は回復を優先しながら、再び踊ることを目指している段階です。アメリカ進出もZUMBAの目標も、すでに達成した実績ではなく、これから積み上げていく挑戦として捉える必要があります。
【2700の現在】八十島は新メンバーを募集、コンビ名は継続
ツネさんの脱退後も、2700の名前が消えたわけではありません。八十島さんは引き続き2700として活動しており、2026年10月時点では新メンバーを探していることも報じられています。吉本興業の公式サイトにもコンビ名は残り、メンバーとして八十島さんの名前が掲載されている状態です。
この状況から分かるのは、ツネさんの脱退がコンビの完全な解散とは異なるということです。ツネさんは個人として新しい道を歩み、八十島さんは2700の看板を引き継いで活動を続けています。2人が別々の道を選んだことと、コンビ時代のネタや実績が持つ価値は、分けて考える必要があります。
また、2026年10月の和解は、以前のように2人が再び正式なコンビとして活動することを意味するものではありません。今回確認できる合意は、ヒジネタを共有するという点です。再結成や新たなコンビ活動については、両者から別途発表がない限り、決定事項として扱うことはできません。
【ツネ 2700 脱退】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2700のツネはなぜ脱退したのですか? A1:アメリカでスタンダップコメディに挑戦し、海外で芸人として活躍する夢を実現するためです。2023年8月15日付で脱退しました。
Q2:ツネと八十島は2026年に絶縁したのですか? A2:10月19日に八十島さんがXで厳しい不満を表明しましたが、翌20日にツネさんが直接謝罪し、ヒジネタを共有することで合意しました。報道された経緯では、対立は和解に向かっています。
Q3:「右ヒジ左ヒジ交互に見て」は今後も使えますか? A3:2026年10月20日の話し合いで、八十島さんはヒジネタを2人の共有ネタとして扱うことを提案し、ツネさんも同意しました。今回の合意は2人の間での取り決めであり、著作権などの法的な権利関係について司法判断が出たという話ではありません。
Q4:ツネはアメリカに移住したのですか? A4:2026年9月のインタビューでは、米国でのステージやオーディションの経験を語っています。一方、本格的な進出にはビザが必要で、申請は断念したと説明しており、アメリカでの長期的な活動基盤を確立した段階ではありません。
Q5:2026年現在、ツネは何をしているのですか? A5:芸人活動に加え、ZUMBAインストラクターとして「1年後に1万人と踊る」という目標を掲げています。2026年9月時点では膝の手術からの回復を優先しており、アメリカ進出も将来の目標として残しています。
Q6:2700は解散したのですか? A6:ツネさんが脱退した後も、八十島さんは2700の名前で活動を続けています。2026年10月時点では新メンバーを探していると報じられており、ツネさんの脱退とコンビの完全な解散は区別する必要があります。
まとめ:【プロの結論】脱退とヒジネタ問題は分けて考える
2700のツネさんが脱退した理由は、アメリカでスタンダップコメディに挑戦するという長年の夢を追うためでした。2023年8月にコンビを離れた後、現地でのステージ経験を積みながら、ビザの問題など海外進出の難しさにも直面。2026年現在は日本で活動基盤を整え、芸人活動やZUMBAの普及に取り組んでいます。
2026年10月のヒジネタ騒動は、脱退時に交わしたとされる約束と、その後の活動で生じた認識の違いが原因でした。八十島さんがSNSで不満を表明したものの、ツネさんが翌日に直接謝罪し、2人の共有ネタとして扱うことで合意しています。
この一連の経緯を見る際に大切なのは、脱退の理由、海外進出の実際の進捗、ネタ使用をめぐる対立を一つの問題としてまとめないことです。脱退はツネさん自身の進路選択であり、ヒジネタ騒動は元相方との約束に関する問題でした。アメリカ進出がまだ道半ばであることも、夢そのものを断念したこととは異なります。
今後の注目点は、ツネさんがZUMBAや芸人活動でどこまで実績を積み、再びアメリカでの挑戦につなげられるか。そして、八十島さんが新メンバーとともに2700の新しい形を築けるかという点です。2026年10月の和解を経て、2人は別々の道を歩みながら、それぞれの活動を続けていくことになります。