広島競輪場は、広島市南区宇品海岸にある市営競輪場です。2025年11月30日に改修後初のレースが開催され、2026年には自転車競技やアーバンスポーツを楽しめる複合施設として、新たな段階に入りました。現在の施設名称や営業状況を調べる際は、競輪場としての機能と、周辺のスポーツ・レジャー施設を分けて理解することが大切です。
また、改修後は施設の所有関係や運営体制、実況アナウンサーにも注目が集まっています。広島市が担う主催者としての役割、株式会社チャリ・ロトによる再整備・運営、JKAの競技実施業務は、それぞれ異なるものです。この記事では、2026年10月26日時点の公式情報を中心に、改修の経緯、実況担当者の変遷、所在地やアクセス、開催日の確認方法まで整理します。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 現在の状況:2025年11月30日に競輪を再開し、2026年3月にはアーバンサイクルスポーツパークもプレオープン。
- 運営体制:競輪の主催者は広島市、再整備・運営事業者は株式会社チャリ・ロト、競技実施はJKAが担う仕組み。
- 実況・アクセス:旧施設時代の和田年弘から、改修後はオフィスフリートーク所属のアナウンサーらへ担当が移行。来場前には開催日と入場条件の確認が必要。
【広島競輪場の現在】2026年は競輪と自転車スポーツの複合施設へ
広島競輪場の所在地は、広島県広島市南区宇品海岸3丁目6番40号です。1952年に開設された歴史ある競輪場で、広島市の競輪事業を支える施設として運営されてきました。かつてはアジア競技大会や国民体育大会に関連する自転車競技の会場としても利用され、競輪以外のスポーツ振興にも関わってきた経緯があります。
大きな転換点となったのが、老朽化した施設を一新する再整備事業です。従来の競輪場を単に建て替えるのではなく、自転車スポーツやレジャーの需要にも応える複合施設へ転換する計画が進められました。広島市の事業資料では、競輪事業と自転車を活用したスポーツ振興を一体的に進める方針が示されています。
2026年現在は、競輪を観戦・購入するための施設に加え、アーバンサイクルパークス広島を中心としたスポーツ・レジャー機能も整備されています。2026年3月29日にはアーバンサイクルスポーツパークがプレオープンしました。競輪開催の有無だけでなく、スポーツ施設やイベントの営業状況も確認したい場所へと変わっています。
ただし、複合施設になったからといって、すべてのエリアが毎日同じ条件で利用できるわけではありません。競輪開催日、スポーツ施設の営業日、イベント実施日では営業時間や利用条件が異なる場合があります。訪問目的を決めてから、該当する施設の案内を確認するのが確実です。
【改修はいつ完了した?】2023年の休止から2025年11月の再開、2026年の拡充まで
広島競輪場の改修は、2025年11月に競輪が再開した時点で一区切りを迎えました。ただし、競輪場の主要施設と、周辺のスポーツ・レジャー施設では整備スケジュールが異なります。2026年の現状を正しく把握するには、工事開始から各施設のオープンまでを時系列で見る必要があります。
| 時期 | 主な出来事 | 現在につながる意味 |
|---|---|---|
| 1952年12月 | 広島市営競輪の開催開始 | 市営競輪の拠点として歴史を重ねる |
| 2023年4月以降 | 旧施設の解体・再整備工事が進行 | 老朽化対策と複合施設化に着手 |
| 2025年6月 | 新施設で場外車券発売などを開始 | 競輪場の一部機能が先行して再開 |
| 2025年11月28日 | バンクなどの竣工式 | 再整備後の主要施設が完成 |
| 2025年11月30日 | 広島市営競輪を再開 | 改修後初のレースを開催 |
| 2026年3月29日 | アーバンサイクルスポーツパークがプレオープン | 競輪以外のスポーツ利用も本格化 |
上表の経緯は、広島市の再整備事業資料、竣工式と競輪再開に関する報道資料、広島競輪公式サイトの施設案内に基づいています。特に、2025年11月28日に竣工式が行われ、11月30日から12月2日まで「ただいま広島競輪 チャリ・ロト杯」が開催されたことは、再開時期を判断するうえで重要な節目です。
また、広島市の計画では、アーバンサイクルスポーツパークなどを2026年3月にオープンする予定とされていました。公式サイトは同年3月29日のプレオープンを告知しており、2026年は競輪場としての再開だけでなく、スポーツ・レジャー施設の利用が広がる段階に当たります。
改修の背景には、施設の老朽化に加え、競輪事業を地域のスポーツ振興やレジャー需要につなげたいという広島市の考えがあります。競輪場の存続と施設の多目的利用を両立させることが、今回の再整備の中心的な狙いです。
なお、「2025年11月に改修が完了した」という説明は、競輪の再開に必要な主要施設を中心に捉えたものです。スポーツパークなどの利用開始は別のスケジュールで進んでいるため、施設全体の整備と個々のエリアの営業開始を混同しないようにしましょう。
【施設所有者・主催者は誰?】広島市・チャリ・ロト・JKAの役割を整理
広島競輪場の運営体制を調べる際、混同しやすいのが「土地の所有者」「施設の所有者」「競輪の主催者」「実際の運営事業者」です。これらは同じ主体とは限りません。改修後の仕組みを理解するには、それぞれの役割を切り分ける必要があります。
競輪の主催者・施行者は広島市です。市の公式資料でも、広島市営競輪として開催することが明示されています。開催事業の責任主体が広島市である点は、民間事業者が施設整備や運営に携わるようになった後も変わりません。
一方、再整備・運営事業者として選定されたのは株式会社チャリ・ロトです。広島市の事業資料によると、対象用地は約6万9,000平方メートルで、市から事業者に有償で貸し付けられています。事業期間は2022年度から2055年度までを限度とする長期事業です。
費用負担の仕組みも一律ではありません。市の資料では、旧施設の解体費は広島市が負担し、新施設の再整備費は事業者が負担する一方、新施設の所有権は事業者に帰属すると説明されています。また、広島市は施設使用料を負担し、事業者は市に対して年間3億円の収益を保証する仕組みです。
このため、改修前の施設に関する情報で「施設所有者は広島市」と紹介されていても、それだけで改修後のすべての建物・設備の所有関係を説明できるわけではありません。競輪の主催者が広島市であることと、新設施設の所有権が事業者側に帰属することは両立します。
土地については、中国財務局が所管する国有地と広島市の土地が関係するとの基本情報があります。ただし、個別の土地の所有関係と、再整備事業で市から事業者へ貸し付けられる用地の範囲は、分けて捉える必要があります。
競技の実施については、公益財団法人JKAに委託する仕組みです。競輪事業の運営と競技実施は役割が異なり、JKAの西日本地区本部中四国支部が競技実施に関わる体制となっています。主催者、民間事業者、競技実施団体がそれぞれの役割を担うことが、改修後の運営の基本構造です。
こうした役割分担は、広島市の「広島競輪場再整備・運営事業」および「広島市競輪事業の概要」に記載されています。施設の所有や運営に関する情報を読むときは、資料の更新時期と、対象が土地なのか建物なのか、あるいは競輪事業そのものなのかを確認すると、誤解を防げます。
【実況アナウンサーは誰?】和田年弘から改修後の担当体制へ
広島競輪場の実況アナウンサーについては、改修前と改修後で担当体制が変わっています。旧施設時代の実況を長く担当した人物として知られるのが、フリーアナウンサーの和田年弘です。基本情報では、2023年1月まで広島競輪場の実況を担当していたとされています。
旧施設の解体・再整備工事が始まったのは2023年春です。その後、2025年11月に競輪が再開した際には、実況体制も新たな顔ぶれへ移行しました。改修後は、オフィスフリートーク所属のアナウンサーらを中心に実況が行われ、大村篤史も担当者の一人として名前が挙がっています。
改修後の実況担当として確認される主な名前は、次のとおりです。
- 橋本悠督
- 大津尚之
- ナッツ山本
- 大村篤史
これらは改修後の広島競輪の実況担当者として挙げられる顔ぶれです。ただし、全員が毎開催・毎レースを担当するという意味ではありません。開催や中継の編成によって担当が変わるため、特定のレースの実況者を知りたい場合は、その開催の中継情報を確認する必要があります。
「広島競輪場の歴代実況」という観点では、和田年弘が旧施設時代を象徴する担当者であり、再開後は複数の実況者による体制に移った、という変化がポイントです。公開されている情報だけで過去の全担当者や担当期間を網羅した歴代一覧を作ることは難しく、特定の人物だけを全期間の担当者として扱うのは正確ではありません。
実況者の交代は、競輪場そのものの運営主体が変わったことを意味するわけでもありません。施設再整備に伴い、中継の出演者・実況担当の編成が変化したものとして理解するのが適切です。実況を楽しみにしている人は、公式サイトの開催情報や中継案内を開催ごとに確認するとよいでしょう。
【アクセス・開催日】広島市南区宇品海岸への行き方と来場前の確認事項
広島競輪場の住所は、〒734-0011 広島県広島市南区宇品海岸3丁目6-40です。公共交通機関を利用する場合は、広島電鉄の市内電車や広島バスが主な選択肢となります。自動車で訪問する場合は、公式サイトに掲載された駐車場の情報も確認しておきましょう。
広島駅からの主なアクセス
- 広島電鉄:広島駅から5号線(比治山下経由・広島港行)に乗車し、海岸通で下車。徒歩約5分、所要時間は約30分。
- 広島バス:広島みなと新線311・312系統を利用し、競輪場前で下車。所要時間は約30分。
- タクシー:広島駅から約20分が目安。道路状況によって所要時間は変動します。
これらの所要時間や経路は広島競輪公式サイトの案内に基づく目安です。交通状況や運行ダイヤによって変わるため、当日の移動には最新の交通案内を併用してください。
公式サイトに掲載されている駐車場は、西駐車場188台、ホテル前97台、東第一(立体)駐車場684台、東第二駐車場80台です。西駐車場とホテル前は有料と案内されています。ほかの駐車場についても、料金や利用条件を現地の案内で確認すると安心です。
開催日については、広島競輪公式サイトの「開催スケジュール」で確認できます。2026年10月26日時点の掲載情報では、11月22日開始の開催と、11月30日開始の開催が確認できます。開催日程やレースタイトルは変更されることがあるため、過去の開催情報や検索結果だけを頼りにせず、来場直前に最新のスケジュールを見直しましょう。
また、開催日と施設の営業日は必ずしも一致しません。ミッドナイト競輪では無観客開催となる場合があり、広島競輪場で車券の発売・払戻しを行わない旨の案内もあります。レースが開催されるからといって、現地で観戦や車券購入ができるとは限らない点に注意してください。
競輪の観戦が目的なら、開催日、開門時間、入場条件、レースプログラムを確認するのが基本です。スポーツパークの利用が目的なら、対象エリアの営業時間、会員登録の要否、天候による利用制限を別途確認する必要があります。
【評判と特徴】改修後の広島競輪場はどんな人に向いている?
改修後の広島競輪場を評価する際は、競輪観戦の場所として見るか、自転車スポーツやレジャーを楽しむ複合施設として見るかによって、注目すべきポイントが変わります。競輪場としての機能を維持しながら、競輪に詳しくない人も利用できるスポーツ施設を整備したことが、今回の再整備の大きな特徴です。
従来の競輪場は、レース観戦や車券購入を主な目的として訪れる場所でした。改修後は、アーバンサイクルスポーツパークなどを通じて、自転車を活用したスポーツやレジャーへの接点が広がっています。これは、競輪事業を単独の興行として捉えるのではなく、地域のスポーツ振興と組み合わせるという広島市の事業方針に沿った変化です。
一方で、施設が新しくなったことだけで、すべての利用者にとって便利になったと断定することはできません。レースを観戦したい人にとっては開催日と入場条件が重要ですし、スポーツパークを利用したい人にとっては、利用可能なゾーンや会員登録、天候による制限が判断材料になります。
アーバンサイクルスポーツパークのプレオープン時の公式案内では、会員登録が必要で、登録は1年ごとの更新、年額500円とされていました。また、18歳未満の利用には保護者の同意が必要で、小学生未満の入場には成人の保護者の付き添いが必要と案内されています。営業条件や料金は変更される可能性があるため、実際に利用する際は最新の利用案内を確認してください。
改修後の広島競輪場が向いている人は、競輪を現地で観戦したい人、自転車スポーツに触れてみたい人、競輪以外のスポーツ・レジャー施設も利用したい人です。一方、開催日以外に競輪観戦を目的として訪れる人や、特定のスポーツエリアを確実に利用したい人は、事前の営業確認が欠かせません。
また、「競輪場は競輪開催日にしか使えない」「改修が終われば施設全体が毎日同じ条件で営業する」といった理解も正確ではありません。競輪の開催スケジュールとスポーツ施設の営業スケジュールは別々に確認する必要があります。施設全体の評判を一つの評価にまとめるより、利用目的に合った機能が使えるかどうかで判断するほうが実用的です。
【広島競輪場】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:広島競輪場は2026年現在、営業していますか?
A1:はい。広島市営競輪は2025年11月30日に再開し、2026年も開催されています。競輪の開催日と、スポーツパークなど各施設の営業日は異なる場合があるため、訪問前に公式サイトで最新情報を確認してください。
Q2:改修後の広島競輪場の実況アナウンサーは誰ですか?
A2:改修前は和田年弘が2023年1月まで担当していました。改修後はオフィスフリートーク所属のアナウンサーらが中心となり、橋本悠督、大津尚之、ナッツ山本、大村篤史などが担当者として挙げられます。担当は開催ごとに変わるため、特定のレースについては中継案内を確認してください。
Q3:広島競輪場へは広島駅からどう行けばよいですか?
A3:広島電鉄の5号線で海岸通まで行き、徒歩約5分で到着します。広島駅からの所要時間は約30分が目安です。広島バスの311・312系統を利用して競輪場前で下車する方法もあります。
Q4:広島競輪場の施設所有者と主催者は同じですか?
A4:同じとは限りません。競輪の主催者・施行者は広島市ですが、再整備事業では株式会社チャリ・ロトが事業者として選定され、新施設の所有権は事業者に帰属すると市の資料に記載されています。土地、建物、競輪事業のそれぞれで役割を区別が必要です。
Q5:競輪の開催がない日でも広島競輪場を利用できますか?
A5:競輪の開催がない日でも、アーバンサイクルスポーツパークなどの施設が営業している場合があります。ただし、エリアによって営業時間や利用条件が異なり、競輪開催日や天候によって変更されることもあります。利用したい施設の最新案内を確認してください。
まとめ:【プロの結論】2026年の広島競輪場は目的別の情報確認が鍵
広島競輪場は、2025年11月の競輪再開と2026年春のスポーツ施設のプレオープンを経て、競輪と自転車スポーツ・レジャーを組み合わせた複合施設へと変化しました。所在地は広島市南区宇品海岸3丁目6-40で、広島市が競輪の主催者、株式会社チャリ・ロトが再整備・運営事業者、JKAが競技実施を担う体制です。
実況については、旧施設時代の和田年弘から、改修後のオフィスフリートーク所属者や大村篤史らを中心とする体制へ移行しています。ただし、実況担当者は開催ごとに変わるため、固定の一人がすべてのレースを担当していると考えないことが大切です。
アクセスは広島駅から広島電鉄やバスを利用でき、車での来場にも複数の駐車場が用意されています。一方、競輪の開催日、現地での車券発売、スポーツパークの営業時間や利用条件は別々に確認する必要があります。
2026年の広島競輪場を調べる際に最も大切なのは、「誰が運営しているのか」「何を利用したいのか」「その日に利用できるのか」を切り分けることです。所有者と主催者を混同せず、開催スケジュールと各施設の営業案内を確認すれば、改修後の広島競輪場をより正確に理解し、目的に合った訪問計画を立てられます。