2026年10月26日現在、神戸空港の国際線は韓国のソウル(仁川)と台湾の台北(桃園)・台中を結んでいます。加えて、2026年冬ダイヤでは韓国・清州線や台湾・高雄線の新規就航が予定され、国際線ネットワークは段階的に拡大します。神戸市が10月16日に公表した運航計画によると、冬ダイヤの対象期間は2026年10月25日から2027年3月27日までです。
気になるのは、神戸空港の国際線を個人でも予約できるのか、航空会社別の時刻表はどうなっているのか、そして2030年に予定される国際定期便と現在の国際チャーター便は何が違うのか、という点でしょう。実際には、国際チャーター便でも個人向けに航空券が販売される便が多く、第2ターミナルから海外へ出発できます。ただし、運航開始日や販売条件、利用するターミナルには注意が必要です。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 就航都市:2026年10月26日時点ではソウル・台北・台中が運航中。清州は12月24日、高雄は2027年1月1日の運航開始予定です。
- 個人予約:国際チャーター便でも個人向け航空券を購入できる便が多く、航空会社の公式サイトなどで販売状況を確認できます。
- 今後の展望:国際チャーター便は2025年4月18日に始まり、国際定期便は2030年4月の就航を目標に準備が進められています。
【2026年最新】神戸空港国際線はいつから?現在の就航都市を整理
神戸空港の国際化は、2025年4月18日に国際チャーター便の運航が解禁されたことで本格的に始まりました。同日には第2ターミナルビルも供用を開始。それまで国際線の運航が大きく制限されていた神戸空港から、韓国や台湾などへ直接移動できるようになりました。
国際化の方針は、2022年9月の第12回関西3空港懇談会で正式に合意されています。2025年に国際チャーター便を先行させ、その後、施設整備などを進めて国際定期便を受け入れるという段階的な計画です。
2026年冬ダイヤでは、韓国と台湾を中心に次の5都市へ路線が広がる計画です。ただし、冬ダイヤの開始日にすべての路線が運航するわけではありません。
- 韓国・ソウル(仁川):2026年10月25日から運航。冬ダイヤ期間中に便数が増える予定です。
- 台湾・台北(桃園):2026年10月25日から運航。エバー航空とスターラックス航空が運航します。
- 台湾・台中:スターラックス航空が毎日運航する計画です。
- 韓国・清州:エアロK航空が2026年12月24日から運航を開始する予定です。
- 台湾・高雄:スターラックス航空が2027年1月1日から毎日運航する予定です。
神戸市の発表では、清州線は火・木・土・日曜の週4往復、高雄線は毎日1往復の計画です。これらの新規路線が加わることで、冬期ダイヤ期間中の運航規模は最大週77往復まで拡大する見込みです。
一方、中国方面については注意が必要です。神戸市が公表している運航情報では、南京線と上海線は2027年3月27日まで欠航、北京(大興)線は運航予定として掲載されています。路線名が運航情報に掲載されていることと、実際に予約・搭乗できることは同じではありません。
旅行先を決める際は、就航都市の一覧だけで判断せず、利用日当日に運航する便があるか、航空券が販売されているかを確認してください。
【2026年冬ダイヤ】神戸空港国際線の時刻表と航空会社別の運航状況
神戸市港湾局が2026年10月16日に発表した冬期スケジュールをもとに、主要路線の運航時刻を整理しました。以下の時刻は公式発表に基づく予定時刻です。到着便は出発地の現地時間から神戸到着まで、出発便は神戸発から到着地の現地時間までを示しています。
表中の神戸発時刻は日本時間です。台湾と韓国では日本との時差が異なるため、到着便の時刻と単純に差し引きして飛行時間を計算しないようにしましょう。
| 路線 | 航空会社・便名 | 到着便(現地発→神戸着) | 神戸発便(神戸発→現地着) | 運航日・期間 |
|---|---|---|---|---|
| ソウル(仁川) | 大韓航空 KE2171/KE2172 | 08:25→10:10 | 11:10→13:05 | 毎日 |
| ソウル(仁川) | アシアナ航空 OZ1163/OZ1153 | 11:55→14:00 | 15:00→17:00 | 毎日。12月17日以降は大韓航空が運航予定 |
| ソウル(仁川) | ジンエアー LJ281/LJ282 | 12:45→14:30 | 15:30→17:40 | 毎日 |
| ソウル(仁川) | チェジュ航空 7C1621/7C1622 | 13:35→15:10 | 16:10→18:15 | 毎日 |
| ソウル(仁川) | トリニティ航空 TW335/TW336 | 14:10→15:55 | 16:55→18:55 | 12月18日~2027年3月27日 |
| ソウル(仁川) | 大韓航空 KE2173/KE2174 | 15:50→17:40 | 18:40→20:40 | 毎日 |
| 清州 | エアロK航空 RF3203/RF3193 | 14:40→16:10 | 17:15→18:50 | 12月24日~2027年3月27日、火・木・土・日曜 |
| 台北(桃園) | エバー航空 BR134/BR133 | 06:30→10:00 | 11:00→13:15 | 月・水・金曜 |
| 台北(桃園) | スターラックス航空 JX834/JX835 | 07:00→10:30 | 11:30→13:50 | 火・木・土・日曜。日曜の台北発時刻には変更あり |
| 台北(桃園) | スターラックス航空 JX1834/JX1835 | 08:20→11:45 | 12:45→15:05 | 2026年10月25日~12月31日。曜日・日付による例外あり |
| 台北(桃園) | スターラックス航空(追加便) | 13:00→16:30 | 17:30→19:50 | 2027年1月1日~3月26日、月・水・金曜 |
| 台北(桃園) | エバー航空 BR176/BR175 | 14:30→18:00 | 19:00→21:15 | 毎日 |
| 台中 | スターラックス航空 JX306/JX307 | 09:00→12:30 | 13:30→16:00 | 毎日 |
| 高雄 | スターラックス航空 JX360/JX361 | 08:25→12:15 | 13:15→16:00 | 2027年1月1日から毎日 |
※運航日・時刻は神戸市公表の2026年冬期スケジュールに基づく予定です。スターラックス航空の台北線には曜日や期間による時刻変更があり、アシアナ航空の便は12月17日以降に大韓航空が運航する予定です。購入前に航空会社の予約画面で便名・日付・時刻を再確認してください。
韓国方面で選択肢が多いのはソウル(仁川)線です。冬ダイヤ開始時点では1日5往復相当の運航が設定され、12月18日にはトリニティ航空の参入により1日6往復へ拡大する計画です。朝から夕方まで複数の出発時間帯があるため、旅行日程に合わせて便を選びやすくなります。
台湾方面では、台北線に加えて台中線が毎日運航されるほか、2027年1月には高雄線が加わります。台北だけでなく台湾中部・南部への直行便も選べるようになる点は、神戸空港の国際線拡大における大きな変化です。
【個人でも買える】神戸空港国際線の予約方法と航空券購入の注意点
「チャーター便」と聞くと、旅行会社が企画した団体ツアーに参加しなければ乗れないと思う可能性があります。しかし、神戸空港の国際チャーター便は、個人向けの航空券販売、いわゆる個札販売を行う便が多く、個人旅行でも利用できます。
神戸空港の国際線運航情報でも、個人手配が可能な便について航空会社の公式サイトなどから航空券を購入できると案内されています。ただし、すべての便が常に個人向けに販売されているとは限りません。特定の日程では旅行商品としてのみ販売される場合もあるため、便ごとの販売条件を確認する必要があります。
神戸空港発の国際線航空券を個人購入する手順
- 利用したい路線と日程を決める。神戸市の冬期スケジュールで、希望日の運航予定と曜日を確認します。
- 航空会社の公式予約サイトを検索する。大韓航空、アシアナ航空、ジンエアー、チェジュ航空、エバー航空、スターラックス航空など、該当便の運航会社を確認します。
- 出発日・到着日・便名を照合する。チャーター便は運航期間が限定されることがあり、同じ路線でも曜日によって選べる便が異なります。
- 航空券の販売条件を確認する。預け入れ手荷物、座席指定、変更・払い戻しの条件、決済通貨などを確認してから購入します。
- 予約完了後にターミナルと出発時刻を再確認する。国際チャーター便は第2ターミナル発着です。第1ターミナルの国内線と間違えないようにしましょう。
航空会社の公式サイトで希望する日付が表示されない場合は、直ちに「その路線は存在しない」と判断するのではなく、運航開始日、販売開始時期、便名の変更、個人向け販売の有無を確認してください。旅行会社が販売するツアー商品が用意されている場合は、その条件も比較対象になります。
特に注意したいのが、航空会社名と便名の変更です。神戸市の発表によると、ソウル線のアシアナ航空便は2026年12月17日以降、大韓航空が運航する予定です。航空会社名だけで検索せず、利用日と便名をセットで確認することが予約ミスの防止につながります。
なお、神戸空港の国際チャーター便は、政府など関係機関の許認可を前提に運航する計画です。公表された時刻表は最終的な運航保証ではないため、予約画面や航空会社からの案内を優先してください。
【第2ターミナル】国際線の利用方法と当日の動き方
神戸空港で国際線を利用する際に覚えておきたいのが、国際チャーター便の発着場所は第2ターミナルビルだという点です。2025年4月18日の国際化に合わせて供用を開始した施設で、現在は国際チャーター便の受け入れに利用されています。
国内線の第1ターミナルと国際線の第2ターミナルは別の建物です。第2ターミナルは空港駅や第1ターミナルと直接つながっていないため、駅から移動する場合は徒歩または連絡バスを利用します。出発当日に慌てないよう、空港に到着してからの移動時間も考慮しておきましょう。
第2ターミナルでは、チェックイン、保安検査、出国審査など、国際線に必要な手続きを行います。搭乗時はバスで航空機まで移動する方式が採用されており、国内線のように搭乗橋からそのまま機内へ入る方式とは異なります。
神戸空港の施設情報によると、第2ターミナルは将来の国際定期便の受け入れも見据えた構造です。2026年には搭乗待合エリアの利便性向上に向けた店舗・ラウンジの整備も進み、利用環境は段階的に充実しています。
出発当日に確認したいポイント
- 航空券や予約確認書に記載された出発ターミナルが第2ターミナルであること。
- 航空会社が指定するチェックイン締切時刻と搭乗口への集合時刻。
- 第1ターミナル・空港駅から第2ターミナルまでの移動方法。
- パスポートの有効期限、渡航先の入国条件、必要な渡航書類。
- 預け入れ手荷物や機内持ち込み手荷物の規定。
国際線の利用では、航空機の出発時刻だけを見て空港到着時刻を決めるのは避けたいところです。チェックインや出国審査、ターミナル間の移動に必要な時間は、利用する航空会社の案内に従って確保してください。
【2030年4月が目標】国際チャーター便と国際定期便は何が違う?
神戸空港の国際線を理解するうえで重要なのが、「国際チャーター便」と「国際定期便」を区別することです。毎日、あるいは決まった曜日に飛んでいる便であっても、制度上の扱いが国際チャーター便である場合があります。
神戸空港で現在運航されている便には、繰り返し運航する「定期チャーター便」が含まれます。運航日や時刻が設定され、個人向け航空券が販売されることもありますが、国際定期便の受け入れが全面的に解禁されたことを意味するわけではありません。
両者の違いを整理すると、次のようになります。
- 国際チャーター便:航空機をチャーターする仕組みに基づいて運航する便。運航期間や曜日が限定されることがあり、個人向け販売の有無も便ごとに確認が必要です。
- 国際定期便:定められた運航計画に基づいて継続的に運航する国際線。神戸空港では2030年4月の就航を目標に受け入れ準備が進められています。
2030年4月という目標については、2026年1月の関西3空港懇談会を受け、関西エアポートが神戸市と協力して就航を目指す方針を示しました。神戸市も同月の会見で準備を進める考えを表明しています。ただし、目標時期が示されたことと、就航日や航空会社、路線がすべて確定したことは別です。
神戸市の2026年度の関連資料では、2030年4月を目標とする国際定期便の就航や将来需要への対応に向け、ターミナル機能の拡張計画を検討しています。今後は旅客の受け入れ能力を高めるため、チェックインカウンター、保安検査、出入国審査、搭乗設備などの整備が課題になります。
また、神戸空港の国際化は関西3空港全体の運用とも関係しています。関西国際空港、伊丹空港、神戸空港の役割分担を踏まえながら、神戸空港では国内線の利便性を維持しつつ、国際線の受け入れを段階的に拡大していく計画です。
つまり、2026年時点では「個人でも乗れる国際チャーター便がすでに運航している一方、国際定期便の本格的な受け入れは将来の目標」というのが実情です。2030年に向けた準備が進んでいることを、すでに国際定期便が就航しているという意味に取り違えないようにしましょう。
【プロの結論】神戸空港国際線を選ぶべき人と、予約前に見るべき判断基準
神戸空港の国際線は、神戸市内やその周辺から海外へ移動したい人にとって、選択肢を増やす存在です。特に韓国・台湾方面への旅行では、希望する曜日と時間帯が合えば、関西国際空港まで移動せずに出発できる利点があります。
一方で、国際チャーター便には通常の定期便と異なる運航条件があります。路線名だけで利便性を判断せず、旅行日程と販売条件を照らし合わせることが大切です。
神戸空港発を優先して検討したい人
- 神戸市内や兵庫県内から空港へアクセスしやすい人。
- ソウル、台北、台中など、現在運航中の路線を利用したい人。
- 航空券が販売されている日程に合わせて旅行計画を調整できる人。
- 空港までの移動時間を短縮し、旅行全体の利便性を重視する人。
慎重に比較したい人
- 出発日や帰国日を変更できず、特定の便に必ず乗る必要がある人。
- 希望する日付に個人向け航空券が販売されていないと困る人。
- 欠航時の振り替え便や変更条件を重視する人。
- 中国方面など、運航状況が変動している路線を利用したい人。
予約前の判断基準は、次の3点に集約できます。
- 運航日が確定しているか。就航予定の発表だけでなく、自分の旅行日に運航する便が設定されているかを確認します。
- 個人向け航空券を購入できるか。航空会社の公式予約画面で、利用日・便名・運賃・販売条件を確認します。
- 変更や欠航への対応に納得できるか。払い戻しや振り替えの条件を確認し、旅行全体のスケジュールに無理がないかを判断します。
運航便数が増えることは利用者にとって好材料ですが、便数の増加だけで使いやすさが決まるわけではありません。空港の受け入れ能力、ターミナルへのアクセス、販売される航空券の種類、欠航時の対応まで含めて比較することが、満足度の高い旅行につながります。
【神戸空港国際線】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:神戸空港の国際線はいつから運航していますか? A1:国際チャーター便は2025年4月18日に運航が解禁されました。2026年10月26日時点ではソウル(仁川)、台北(桃園)、台中方面が運航しており、冬ダイヤ期間中には清州・高雄線の就航も予定されています。
Q2:神戸空港からソウルや台湾へ個人で航空券を購入できますか? A2:個人向け航空券を販売する便が多く、航空会社の公式サイトなどから予約できます。ただし、すべての便が常時個人向けに販売されるわけではないため、希望日と便名を指定して販売状況を確認してください。
Q3:神戸空港の国際定期便は2030年から必ず運航しますか? A3:2030年4月の就航が目標として示されていますが、すべての路線や航空会社、運航開始日が確定しているわけではありません。ターミナル機能の拡張など、受け入れ準備が進められています。
まとめ:神戸空港国際線の今後と失敗しない予約のポイント
2026年10月26日現在、神戸空港の国際線は韓国・ソウル(仁川)と台湾・台北(桃園)・台中を中心に運航しています。冬ダイヤでは、2026年12月に清州線、2027年1月に高雄線が加わる計画で、期間中の運航規模は最大週77往復に拡大する見込みです。
国際チャーター便でも個人向け航空券を購入できる便は多く、海外旅行の出発地として神戸空港を選ぶことは可能です。ただし、路線が公表されていることと、希望日に航空券を購入できることは同じではありません。運航日、便名、販売条件、第2ターミナルの利用方法を出発前に確認することが欠かせません。
2030年4月を目標とする国際定期便の就航に向けては、施設の拡張や受け入れ体制の整備が進められています。現時点では、利用できる国際チャーター便を上手に選びながら、今後の路線拡大を見守る段階です。神戸空港の国際線を予約する際は、最新の運航情報と航空会社の販売画面を照合し、自分の旅行日程に合う便を選びましょう。