二階堂ふみが出演したNHKの連続テレビ小説は、2026年10月現在、『エール』の1作品です。同作は2020年度前期の第102作として制作され、二階堂ふみにとって朝ドラ初出演となりました。
主演は窪田正孝。二階堂ふみはヒロインの関内音を演じています。夫婦を中心に、音楽を通じて人々に希望を届ける姿を描いた作品です。
なお、二階堂ふみは2018年にNHK大河ドラマ『西郷どん』にも出演しています。しかし、大河ドラマと連続テレビ小説は別の番組枠です。『西郷どん』への出演を朝ドラ出演歴に含めるのは正確ではありません。
所属事務所のソニー・ミュージックアーティスツが公開している出演歴でも、『エール』は2020年の連続テレビ小説出演作として掲載されています。
【2020年放送期間とあらすじ】窪田正孝との夫婦役が物語の中心
『エール』は、作曲家・古関裕而と妻・金子の人生をモデルにしたNHK連続テレビ小説です。
福島県出身の作曲家を主人公に、昭和という激動の時代を背景として、音楽と夫婦の絆、夢を追い続ける人々の姿を描いています。
『エール』の基本情報
作品名
放送情報・NHK番組情報をもとに整理
新型コロナの影響で放送期間が変更された
『エール』の放送期間には、当時の社会状況も関係しています。
当初は2020年9月26日までの放送を予定していましたが、新型コロナウイルス感染拡大によって撮影が中断。2020年6月29日から9月11日まで本放送が休止されました。
その後、9月14日に放送を再開し、最終的には11月27日に最終回を迎えています。当初予定されていた全130回から全120回に変更されたことも特徴です。
つまり、2020年3月から11月まで放送された作品ですが、実際には途中に約2か月半の放送休止期間がありました。
関内音はどんな女性だった?
二階堂ふみが演じた関内音は、愛知県豊橋市で馬具の製造販売を営む関内家の次女です。
幼い頃から音楽に親しみ、将来は歌手として舞台に立つことを夢見ています。音楽に才能を持ちながらも、自信を持てずにいる裕一と出会い、文通を通じて距離を縮めていきます。
その後、2人は結婚。音は夫の才能を信じて励ましながら、自分自身も音楽学校で学び、歌手になる夢を追い続けます。
単に夫を支える妻ではなく、自分の人生にも目標を持ち、困難に立ち向かう女性として描かれている点が、関内音という人物の魅力です。
主要キャストと役柄の関係
| 登場人物 | 俳優 | 役柄 |
|---|---|---|
| 古山裕一 | 窪田正孝 | 作曲家を目指す主人公 |
| 関内音 | 二階堂ふみ | 歌手を夢見るヒロイン |
| 関内光子 | 薬師丸ひろ子 | 音の母 |
| 関内吟 | 松井玲奈 | 音の姉 |
| 関内梅 | 森七菜 | 音の妹 |
| 村野鉄男 | 中村蒼 | 裕一の幼なじみ |
| 佐藤久志 | 山崎育三郎 | 歌手 |
| 藤堂清晴 | 森山直太朗 | 裕一の恩師 |
| 御手洗清太郎 | 古川雄大 | 音楽の指導者 |
薬師丸ひろ子、松井玲奈、森七菜らが関内家の人物を演じ、音を取り巻く家族関係にも厚みを持たせました。山崎育三郎や古川雄大など、歌唱力を生かした出演者が多いことも音楽ドラマとしての見どころです。
【2802人から選ばれた理由】二階堂ふみの朝ドラ出演が決まるまで
二階堂ふみが『エール』のヒロインに決定したのは、2019年6月3日です。NHKが発表したオーディションには、全国から2,802人が応募していました。
すでに映画やドラマで主演経験を持ち、2018年には大河ドラマ『西郷どん』にも出演していた二階堂ふみですが、今回のヒロイン役はオーディションを経て獲得したものです。
オーディションを受けた本人の理由
二階堂ふみは、古関裕而が多くの人々に勇気を与えたことに関心を持ち、その妻を演じたいと考えてオーディションに参加したと説明しています。
また、オーディションでは古関裕而の楽曲「長崎の鐘」を歌う課題もありました。二階堂ふみは歌の練習を重ねて選考に臨んでいます。
本人にとって『エール』は、単に出演機会を得たいというだけではなく、実在した夫婦の人生や音楽に向き合う挑戦でもありました。
NHK制作側が評価したポイント
制作統括を務めた土屋勝裕チーフプロデューサーは、ヒロイン選考について、数回にわたる面接やカメラテストを実施したと説明しています。
最終的に二階堂ふみを選んだ理由として挙げられたのは、音という女性の持つ力強さや情熱を表現できる演技力でした。
特に難しい演技課題に対して、二階堂ふみが見せた迫真の演技が制作スタッフの心を動かしたと報じられています。
ここで注目したいのは、歌唱力だけで選ばれたわけではないという点です。歌うことはオーディションの条件でしたが、制作側が重要視したのは、関内音という人物を説得力を持って演じられるかどうかでした。
オーディションからヒロイン決定までの経緯
2019年6月3日
NHKが二階堂ふみのヒロイン起用を発表。応募者は2,802人。
選考過程
面接やカメラテストなどを経て、関内音役に決定。
歌唱レッスン
「長崎の鐘」などの歌唱に向けて練習を重ねる。
2020年3月30日
『エール』の放送がスタート。
2020年11月27日
最終回を放送。二階堂ふみの歌唱も物語の印象的な場面となった。
この経緯を見ると、二階堂ふみの起用は、キャリアだけで決まったものではなく、役への理解や演技への取り組みが評価された結果だったことが分かります。
【古山裕一と関内音のモデル】古関裕而・金子夫妻との関係
『エール』をより深く理解するには、モデルとなった実在の人物について知っておく必要があります。
主人公の古山裕一は、福島県出身の作曲家・古関裕而がモデルです。そして、関内音のモデルは、裕而の妻である金子です。
福島市の公式ホームページでも、古関裕而・金子夫妻をモデルとした作品であり、窪田正孝が裕一、二階堂ふみが音を演じたことが紹介されています。
実在の夫妻とドラマの人物を比較
| 項目 | 実在の人物 | ドラマの人物 |
|---|---|---|
| 作曲家 | 古関裕而 | 古山裕一 |
| 妻 | 金子 | 関内音 |
| 作曲家役 | ― | 窪田正孝 |
| 妻役 | ― | 二階堂ふみ |
| 出身地 | 裕而は福島、金子は愛知 | 裕一は福島、音は豊橋 |
| 共通するテーマ | 音楽と夫婦の人生 | 音楽と夫婦の人生 |
関内音のモデル・金子はどんな女性?
古関金子は、夫を支えるだけの存在ではありませんでした。音楽に関心を持ち、歌や芸術に親しんだ女性として知られています。
『エール』では、金子の人生を参考にしながら、歌手を目指して自分の夢を追いかける関内音というキャラクターが作られました。
制作統括の説明でも、金子は結婚後も歌手を目指し、詩や絵など自分の好きなことを追い続けた女性として紹介されています。
こうした背景があるからこそ、音は裕一の成功を待つだけではなく、自分自身も音楽の世界で挑戦するヒロインとして描かれています。
【歌唱シーンの評判】二階堂ふみは本当に歌が上手だった?
『エール』で特に話題になったのが、二階堂ふみの歌唱シーンです。
ドラマでは音が歌手を目指すため、歌う場面が何度も登場します。特に終盤の「長崎の鐘」は、裕一が指揮をする中で音が歌う印象的な場面となりました。
視聴者からは、歌声に感動したという反応や、物語の積み重ねを感じる歌唱だったという評価が寄せられています。
実は歌が得意だったわけではない
興味深いのは、二階堂ふみ本人が、もともと歌が得意だったわけではないと明かしていることです。
2021年のドラマアカデミー賞受賞インタビューでは、歌についてほとんどゼロからのスタートだったと振り返っています。
また、歌えば歌うほど自分の技術不足を感じ、思うように歌えないことに悔しさを覚えていたとも語っています。
歌唱レッスンは2019年の夏頃から始まり、撮影時には歌う場面の前に声出しをするなど、準備を重ねていました。
本人が納得できない部分を感じながらも練習を続けたことが、劇中での歌唱シーンの変化につながっています。
歌唱シーンが増えた背景
制作側も、当初から二階堂ふみの歌唱シーンをすべて本人が担当すると決めていたわけではありませんでした。
マイナビニュースの制作関係者インタビューによると、オペラの歌唱場面については吹き替えも検討されていました。しかし、二階堂ふみの努力や歌唱指導者からの評価を受け、本人が歌う場面が増えていったといいます。
つまり、歌唱シーンの増加は、最初から用意されていた演出だけではなく、撮影を通じた本人の成長が作品に反映された結果でもありました。
ドラマアカデミー賞でも高評価
第106回ザテレビジョンドラマアカデミー賞
2021年2月発表
二階堂ふみは『エール』での演技が評価され、第106回ザテレビジョンドラマアカデミー賞の助演女優賞を受賞しました。
審査員票と記者票で1位となり、演技の繊細さが歌唱にも表れていたことや、快活で愛らしい役柄が視聴者に力を与えたことなどが評価されています。
歌の技術だけでなく、関内音という人物の感情を歌に乗せて表現したことが、受賞につながった大きなポイントです。
【2026年現在の二階堂ふみ】朝ドラ以降の出演歴と最新活動
2026年現在の二階堂ふみは、『エール』以降も映画やテレビドラマで幅広く活動しています。
朝ドラ出演後の代表的なドラマを振り返ると、主演作や話題作への出演が続いていることが分かります。
『エール』以降の主な出演作
2021年『プロミス・シンデレラ』
桂木早梅役。TBSドラマで主演を務め、朝ドラとは異なる現代劇の魅力を見せました。
2023年『VIVANT』
柚木薫役。堺雅人らと共演した話題作で、医師として物語に関わりました。
2024年『Eye Love You』
本宮侑里役。TBSの恋愛ドラマで主演を担当しました。
2025年『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』
倖田リカ役。三谷幸喜脚本、菅田将暉主演のフジテレビドラマに出演しました。
2026年『VIVANT』第2シーズン
前作に続いて二階堂ふみが出演。2026年7月26日から放送された続編にも参加しています。
特に2026年の『VIVANT』第2シーズンは、前作のラストからつながる続編です。TBSの番組情報でも二階堂ふみの出演が確認でき、10月30日時点で放送が続いています。
こうした出演歴を見ると、『エール』の関内音役はキャリアの一つの節目であり、その後も幅広い役柄に挑戦していることが分かります。
『エール』はNHKオンデマンドで見られる?
NHKオンデマンド
NHKの動画配信サービス
『エール』は、NHKオンデマンドに公式のエピソード配信ページがあります。
第1回「初めてのエール」や最終回の第120回「エール」をはじめ、複数のエピソードが掲載されています。作品を見直したい人は、NHKオンデマンドの番組検索で『エール』を探す方法があります。
ただし、配信対象や購入方法、見放題の対象範囲は変更される場合があります。全話をまとめて視聴したい場合は、契約前に現在の配信状況を確認してください。
【よくある誤解を検証】二階堂ふみの朝ドラ出演作に関する真相
二階堂ふみの出演歴を調べる際には、NHK作品という共通点から、大河ドラマや朝ドラの情報が混同されることがあります。
ここでは、検索されやすい疑問を整理します。
| よくある疑問 | 確認できる事実 |
|---|---|
| 朝ドラは複数出演している? | 『エール』が確認できる朝ドラ出演作 |
| 『西郷どん』も朝ドラ? | 2018年のNHK大河ドラマ |
| ヒロインは二階堂ふみ? | 関内音役として出演 |
| 窪田正孝とは夫婦? | 劇中で古山裕一と関内音の夫婦役 |
| 2,802人から選ばれた? | 2019年のヒロインオーディションの応募者数 |
| 歌唱シーンは吹き替え? | 本人が歌う場面があり、歌唱シーンも増加 |
特に間違えやすいのが、『西郷どん』と『エール』の違いです。二階堂ふみは両方に出演していますが、前者は大河ドラマ、後者は連続テレビ小説です。
また、歌唱シーンについても、歌手としてのキャリアを持っていたから起用されたという理解は正確ではありません。演技力が選考の大きなポイントとなり、歌唱は本人の努力によって磨かれていった部分があります。
【二階堂ふみの朝ドラに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:二階堂ふみが出演した朝ドラは何ですか?
A1:2020年度前期のNHK連続テレビ小説『エール』です。窪田正孝が演じる古山裕一の妻・関内音役でヒロインを務めました。
Q2:二階堂ふみは『エール』のオーディションで何人の中から選ばれましたか?
A2:全国から応募した2,802人の中から選ばれました。面接やカメラテストなどを経て、最終的にヒロインに決定しました。
Q3:二階堂ふみが演じた関内音のモデルは誰ですか?
A3:作曲家・古関裕而の妻である金子です。ドラマでは、歌手を目指しながら夫を支える女性として描かれました。
Q4:二階堂ふみは『エール』で実際に歌っていたのですか?
A4:本人が歌う場面がありました。歌唱レッスンを重ね、劇中の歌唱シーンを担当しています。特に「長崎の鐘」の歌唱は反響を呼びました。
Q5:二階堂ふみと窪田正孝は実生活でも夫婦ですか?
A5:いいえ。2人は『エール』で夫婦を演じた共演者です。古山裕一と関内音という役柄上の夫婦関係と、実生活の関係は別です。
Q6:二階堂ふみは2026年現在も朝ドラに出演していますか?
A6:2026年10月現在、新たな朝ドラ出演は確認できません。朝ドラ出演作として確認できるのは『エール』です。一方、2026年はドラマ『VIVANT』第2シーズンに出演しています。
Q7:『エール』は現在も視聴できますか?
A7:NHKオンデマンドに『エール』の各エピソードの配信ページがあります。視聴できる話数や料金プランは、利用時点のサービス情報を確認してください。
まとめ:二階堂ふみの朝ドラ出演作は『エール』、歌唱と演技で残した存在感
二階堂ふみが出演した朝ドラは、2020年放送のNHK『エール』です。窪田正孝演じる古山裕一の妻・関内音役として、歌手を夢見る女性を演じました。
2,802人が応募したオーディションを勝ち抜いた背景には、二階堂ふみの確かな演技力と、役柄に対する深い理解がありました。
加えて、当初は得意ではなかった歌にも真剣に取り組み、レッスンを重ねて歌唱シーンを完成させたことが、視聴者や審査員からの評価につながりました。
2026年現在も『VIVANT』第2シーズンなどで活躍する二階堂ふみ。『エール』は、彼女の演技の幅に加え、歌という新たな表現にも挑戦した作品として記憶されています。
これから初めて『エール』を見る人には、裕一と音の夫婦関係だけでなく、音が自分自身の夢を追い続ける姿にも注目してほしい作品です。