2026年現在、CM女王の筆頭に挙げられるのは俳優の川口春奈さんです。ニホンモニターが2026年7月1日に発表した上半期タレントCM起用社数ランキングでは、川口さんが17社で単独首位を獲得。今田美桜さんと大谷翔平選手が16社、芦田愛菜さんが15社で続きました。
ただし、2026年8月に公表されたビデオリサーチの調査では、川口さんの起用社数は24社。大谷選手は20社、今田さんは18社と、同じ2026年上半期でも異なる数字が並んでいます。これは、ランキングを発表する調査機関や集計基準によって結果が変わるためです。2026年10月28日時点の最新動向を正しく理解するには、単に順位を見るだけでなく、調査期間、対象地域、CMの数え方まで押さえる必要があります。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2026年上半期の首位:ニホンモニターの調査では川口春奈さんが17社で1位。今田美桜さんと大谷翔平選手が16社、芦田愛菜さんが15社で続く。
- 最新公表データとの違い:ビデオリサーチの8月発表では川口さん24社、大谷選手20社、今田さん18社。調査機関によって数字が異なる。
- CM女王の判断基準:起用社数、CM放送回数、放送時間、契約金額は別の指標。何を比較するかによって評価は変わる。
【結論】現在のCM女王は川口春奈?2026年の最新ランキングを検証
2026年のCM女王を語るうえで、まず押さえたいのが川口春奈さんの安定した強さです。ニホンモニターの2025年年間ランキングでは21社で首位となり、年間ランキング3連覇を達成。2026年上半期も17社でトップに立ちました。
一方、2026年8月18日に発表されたビデオリサーチの上半期調査では、関東地区のCM起用社数で川口さんが24社、大谷翔平選手が20社、今田美桜さんが18社となっています。起用社数とは別の「CM露出タレント」ランキングでは今田さんが首位でした。
この違いが示しているのは、CM女王という呼び方には複数の評価軸があるということです。幅広い企業に起用されるタレントを評価するなら川口さん、テレビCMの放送量という観点では今田さんにも注目が集まります。
なお、2026年10月28日時点では、2026年通年の確定ランキングはまだ公表前です。現時点で年間王者が決まったわけではありません。最新の公表データを基準にするなら、川口さんをCM女王の最有力候補と見るのが妥当です。
【2026年上半期ランキング】川口春奈・今田美桜・芦田愛菜・大谷翔平を比較
最初に、検索されることの多い「17社・16社・15社」という数字は、ニホンモニターが発表した2026年上半期のランキングに基づいています。発表日は2026年7月1日。対象期間は1月1日から6月21日までです。
同じ上半期を扱った他社の調査も並べると、ランキングの読み方がより明確になります。
| 調査機関・発表日 | 対象期間・集計条件 | 主なランキング結果 |
|---|---|---|
| ニホンモニター 2026年7月1日 |
1月1日〜6月21日 東京地区の民放5局 |
1位:川口春奈 17社 2位:今田美桜・大谷翔平 16社 4位:芦田愛菜 15社 |
| エム・データ 2026年7月8日 |
1月1日〜6月30日 東京地区の地上波キー局 |
川口春奈 18社 今田美桜 16社 芦田愛菜 15社 大谷翔平 14社 |
| ビデオリサーチ 2026年8月18日 |
1月1日〜6月30日 関東地区の民放5局 |
1位:川口春奈 24社 2位:大谷翔平 20社 3位:今田美桜 18社 |
出典は各調査機関の2026年上半期公表資料です。調査対象の期間やデータの集計基盤が異なるため、数字を単純に横並びにして優劣を決めることはできません。
ニホンモニターのランキングでは、川口さんの17社に対し、2位の今田さんと大谷選手は16社。差はわずか1社です。芦田さんも15社で追いかけており、上位陣の競争は僅差で展開しています。
川口さんの起用企業には、イーベイ・ジャパン、ENEOS、小田急電鉄、熊谷組、サントリー、JCB、シオノギヘルスケア、日本製鉄、NEC、はま寿司、森永乳業、ライオン、LIFULL、LAVA Internationalなどが並びます。食品、金融、住宅、エネルギー、ヘルスケア、通信関連など、幅広い分野にまたがっている点が特徴です。
今田さんも、AOKI、Indeed、SCSK、キリンビール、コーセーコスメポート、第一生命保険、ニチレイフーズ、任天堂、P&G、ミスタードーナツ、楽天モバイルなど、異なる業界の広告に起用されています。
大谷選手はスポーツ選手でありながら、飲料、時計、保険、食品、航空、ゲームなど多様な業種の広告に登場。俳優中心になりがちな女性タレントCMランキングとは異なる存在感を示しています。
【なぜCM女王に選ばれる?】川口春奈・今田美桜・芦田愛菜の強み
CM起用社数が多いことは、企業がそのタレントを広告に起用し、実際にCMを放送していることを意味します。ただし、起用理由を一つに決めることはできません。広告主の狙いは商品やブランドによって異なります。
川口春奈:幅広い業界に対応できる認知度と親しみやすさ
川口さんの強みは、特定のジャンルだけに偏らず、多様な商品カテゴリーの広告に登場していることです。生活に身近な食品やサービスから、金融、住宅、エネルギー関連まで起用企業が広がっています。
広告では、商品への関心を引きつけるだけでなく、ブランドの印象を損なわずに継続的な認知を獲得することも重要です。川口さんの起用先の広さは、さまざまな企業が広告の顔として活用している実態を示しています。
今田美桜:広告露出と話題性の両面で存在感
今田さんは起用社数ランキングの上位に加え、CM露出量でも注目されています。ビデオリサーチの2026年上半期調査では、CM露出タレントランキングで首位を獲得しました。
ここで重要なのは、広告に登場する企業の数と、CMがテレビで放送された量は同じではないという点です。起用企業が少なくても放送回数が多い場合があり、反対に多数の企業に起用されていても、それぞれのCMの放送量が少ない場合があります。今田さんの結果は、この2つの指標を分けて考える必要性を示しています。
芦田愛菜:長期的な認知と幅広い世代への訴求力
芦田さんは、2025年上半期のニホンモニター調査で19社を獲得し、単独首位となりました。2026年上半期も15社で上位に入っています。
食品、教育関連、金融、ヘルスケアなどの広告で起用実績が見られ、長年にわたって築いてきた知名度が強みの一つと考えられます。短期間の話題性だけでなく、継続的な認知を生かせるタレントは、ブランドイメージを長期的に伝えたい企業にとって選択肢になりやすいと考えられます。
大谷翔平:競技の枠を超えたブランド訴求力
大谷選手は、2026年上半期の複数の調査で上位に入りました。スポーツでの実績に加え、競技とは直接関係のない商品やサービスの広告にも起用されている点が特徴です。
アスリートの広告価値は、競技成績だけで決まるものではありません。国内外での認知、競技を知らない層への訴求力、企業が伝えたいイメージとの相性なども関係します。大谷選手の結果は、女性俳優中心だったCM女王という話題を、スポーツ選手を含めた広告市場全体へ広げています。
【歴代CM女王ランキング】2022年から2026年までの順位変動
CM女王の座は、同じタレントが毎年独占するわけではありません。過去のランキングを振り返ると、川口春奈さんと芦田愛菜さんが上位争いを繰り広げながら、今田美桜さんや大谷翔平選手も存在感を高めてきたことが分かります。
- 2022年:芦田愛菜さんが17社で女性タレントの首位に立ったランキングが公表された。
- 2023年:川口春奈さんが21社で首位となり、芦田さん、今田さんらを上回った。
- 2024年:ニホンモニターの年間ランキングで川口さんが24社で首位を獲得。
- 2025年上半期:芦田さんが19社で単独首位。川口さんは18社で続いた。
- 2025年年間:ニホンモニターの1月1日〜11月23日の集計では、川口さんが21社で首位となり、年間王者3連覇を達成。
- 2026年上半期:ニホンモニターでは川口さんが17社で首位。今田さんと大谷選手が16社、芦田さんが15社で続いた。
ここで注意したいのは、年間ランキングと上半期ランキングをそのまま比較しないことです。年間集計は上半期より対象期間が長く、CMの放送機会も異なります。2025年の21社と2026年上半期の17社だけを見て、川口さんの人気が落ちたと判断するのは早計です。
また、2026年上半期には堂安律選手や畑芽育さん、ガールズグループ「HANA」のMAHINAさんら、新たな顔ぶれの躍進も報告されています。ニホンモニターによると、堂安選手と畑さんは8社、MAHINAさんは7社に起用されました。上位の常連に加え、スポーツ界や新世代タレントの台頭が続いている点も、今後の順位変動を考えるうえで見逃せません。
歴代の順位を正確に比較するには、同じ調査機関の同じ種類のランキングを追うことが基本です。異なる調査の数値を混ぜて「歴代1位」を決めると、集計条件の違いによって誤った結論に至る可能性があります。
【集計方法の落とし穴】CM出演社数と契約社数はどう違う?
CMランキングで最も誤解されやすいのが、「起用社数」「契約社数」「出演本数」「CM露出量」の違いです。似た表現でも、それぞれ数えているものが異なります。
ニホンモニターの2026年上半期ランキングでは、契約期間そのものではなく、対象期間中に出演CMが実際に放送されたかどうかを基準に起用社数を集計しています。企業グループ内で複数の企業に起用されている場合は、それぞれを1社として数える方式です。
また、番組宣伝、本人が出演する番組とのコラボCM、CDやDVD、ゲーム、アプリ、楽曲配信、映画CM、ミュージックビデオ内の出演、ナレーションのみの出演などは、同調査の対象外です。
このルールを踏まえると、次の4つの指標を区別する必要があります。
- CM起用社数:対象期間にCMが放送された企業の数。どれだけ多くの企業に起用されているかを見る指標。
- 契約社数:契約関係にある企業の数。契約期間中でも対象期間にCMが放送されなければ、集計方式によっては起用社数に反映されない。
- CM出演本数・放送回数:CMが何本制作されたか、または何回放送されたかを示す指標。企業数とは一致しない。
- CM露出量:CMの放送秒数や放送時間などを基に評価する指標。起用社数が最も多いタレントが必ず首位になるわけではない。
ランキングの数字が異なる理由には、調査期間、対象地域、利用する広告データ、集計上の企業の扱いなどが関係します。実際に、ニホンモニターは6月21日まで、エム・データとビデオリサーチは6月30日までを対象とする上半期調査を公表しました。対象期間だけでなく、各機関のデータ基盤も異なるため、9日間の差だけで数字の違いを説明することはできません。
つまり、「川口春奈は17社なのか、18社なのか、24社なのか」という疑問に対しては、調査名を確認して答える必要があります。ニホンモニターの数字を尋ねているなら17社、エム・データなら18社、ビデオリサーチなら24社というように、どのランキングの数値かを明示することが正確な読み方です。
【女性芸能人CMギャラランキング】起用社数トップが報酬トップとは限らない
CM女王という言葉から、出演料やCM契約による収入をイメージする人も少なくありません。しかし、CM起用社数ランキングと女性芸能人CMギャラランキングは、まったく別の指標です。
CM出演料は、タレントの知名度や広告効果だけでなく、契約期間、テレビ以外の広告媒体、撮影するCMの本数、広告素材の二次利用、競合商品の制限など、さまざまな条件によって変わります。契約金額は個別の契約に基づくもので、芸能人全員を同じ基準で比較できる公式の統一料金表があるわけではありません。
そのため、メディアが掲載するCMギャラランキングは、広告業界関係者への取材などを基にした推定値として読む必要があります。報道で紹介された金額が、本人や所属事務所が公表した実際の契約額と一致するとは限りません。
川口さんが起用社数で首位だからといって、すべての女性タレントの中で出演料も最高額だと断定することはできません。反対に、起用社数が少なくても、長期契約や大規模な広告キャンペーンによって高い契約料が設定されているケースは考えられます。
広告価値を評価するなら、起用社数だけでなく、放送回数、露出時間、広告主の業種、契約の規模や期間なども見る必要があります。ランキングの数字はタレントの人気を考える手掛かりですが、報酬や収入をそのまま示すものではありません。
【現在のCM女王】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在のCM女王は誰ですか?
A1:川口春奈さんが最有力です。ニホンモニターの2026年上半期ランキングでは17社で首位。8月発表のビデオリサーチ調査でも24社で首位となっています。ただし、2026年の年間ランキングは10月28日時点で未発表です。
Q2:今田美桜さん、大谷翔平選手、芦田愛菜さんのCM起用社数は何社ですか?
A2:ニホンモニターの2026年上半期調査では、今田さんと大谷選手が16社、芦田さんが15社です。一方、エム・データでは今田さん16社、芦田さん15社、大谷選手14社。ビデオリサーチでは今田さん18社、大谷選手20社と公表されています。調査機関によって数字が異なる点に注意してください。
Q3:CM起用社数が多いタレントほどCMギャラも高いのですか?
A3:必ずしもそうではありません。起用社数は広告に起用した企業の数を示すもので、出演料や契約総額とは別です。契約期間、広告媒体、撮影本数、二次利用の条件などによって報酬は変わります。ギャラランキングの金額は、実際の契約額ではなく推定値の場合があるため、出典や算定条件を確認することが大切です。
まとめ:2026年のCM女王は川口春奈、今後は年間ランキングに注目
2026年のCM女王を判断するうえで、川口春奈さんが中心的な存在であることは、複数の調査結果から確認できます。ニホンモニターでは17社、エム・データでは18社、ビデオリサーチでは24社と、数値には違いがあるものの、いずれも川口さんが上位に位置しています。
今田美桜さんはCM露出量でも高い存在感を示し、芦田愛菜さんは安定した起用実績を維持。大谷翔平選手もスポーツ界を代表する広告出演者として上位に名を連ねています。加えて、堂安律選手や畑芽育さん、MAHINAさんらの台頭は、CM市場の顔ぶれが変化していることを示しています。
ランキングを見る際は、順位だけでなく、調査機関、対象期間、対象地域、集計方法を確認することが欠かせません。「CM起用社数が最多」「CM放送回数が最多」「CMギャラが最高額」は、それぞれ異なる意味を持ちます。
2026年の年間王者をめぐる争いは、下半期のCM出稿状況によって変わる可能性があります。川口さんが年間首位を守るのか、今田さんや芦田さん、大谷選手が追い上げるのか。年末以降に公表される年間ランキングが、次の注目ポイントです。
主な参照資料:ニホンモニター「2026上半期タレントCM起用社数ランキング」、ビデオリサーチ「2026年上半期テレビCM出稿ランキング」、エム・データ「2026年上半期TV-CMタレントランキング」、ニホンモニターの2025年年間ランキング、マイナビニュースの歴代CM出演女優ランキング解説。