2026年のプロ野球春季キャンプは、宮崎県・沖縄県を中心に、高知県や福岡県などにも選手たちが集まる。読売ジャイアンツの宮崎・那覇、中日ドラゴンズの北谷・読谷、北海道日本ハムファイターズの名護・国頭など、球団によって一軍と二軍の配置は異なる。加えて、三軍や育成選手を含むグループまで追うと、キャンプ地の構成は一段と複雑になる。
日本野球機構(NPB)が公開する2026年春季キャンプガイドを基準に、12球団の開催地域、球場、一軍・二軍・三軍の配置を整理する。現地観戦を考えているファンに向けて、キャンプ地の選び方、アクセスや見学時の注意点、1950年から続くキャンプ地の変遷まで解説する。なお、2026年の開催情報と、次年度以降の予定は区別して確認したい。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2026年の開催地域:宮崎県と沖縄県が中心で、高知県・福岡県などにも二軍・三軍や別グループの拠点がある。
- 球団ごとの配置:一軍と二軍が別会場の球団だけでなく、三軍まで独立した練習拠点を持つ球団もある。
- 見学のポイント:球団全体のキャンプ地だけでなく、見たい選手の所属グループ、練習日、休養日、公開範囲を確認することが大切。
【2026年最新】プロ野球のキャンプ地は宮崎・沖縄が中心!開催地域の全体像
2026年の春季キャンプを地域別に見ると、宮崎県と沖縄県が二大拠点になっている。両県には複数の球団が集まり、同じ地域内で異なるチームの練習や練習試合を見学できる環境が整っている。
ただし、12球団がそれぞれ一つの球場だけで練習しているわけではない。一軍とファームを別の市町村に置く球団、前半と後半で県を移動する球団、三軍を独立した施設に配置する球団もある。
宮崎県は複数球団を巡れるキャンプの集積地
宮崎県では、読売ジャイアンツ、福岡ソフトバンクホークス、オリックス・バファローズ、広島東洋カープ、埼玉西武ライオンズ、千葉ロッテマリーンズ、東北楽天ゴールデンイーグルスなどがキャンプを実施した。
宮崎市内には、巨人のひなた宮崎県総合運動公園、ソフトバンクの生目の杜運動公園、オリックスの清武総合運動公園という主要施設がある。日南市には広島と西武、都城市にはロッテと巨人三軍、日向市には楽天二軍の拠点が設けられた。
宮崎県の特徴は、球団が集中しているだけでなく、地域ごとに異なるキャンプの雰囲気を楽しめることだ。主力選手の調整を見たい人、若手選手の成長を追いたい人、練習試合を中心に楽しみたい人で訪問先を選べる。
沖縄県は一軍の主力キャンプ地が充実
沖縄県では、北海道日本ハムの名護、中日の北谷、阪神の宜野座、DeNAの宜野湾、ヤクルトの浦添、楽天の金武などが代表的な開催地となった。
巨人は宮崎での一軍キャンプを終えた後、那覇へ移動。広島も宮崎県日南市から沖縄市へ移る。ロッテも都城から糸満へ移動する二段階方式を採用した。
沖縄では、球場同士の距離だけでなく、道路事情や公共交通機関の運行状況も考慮したい。複数球団のキャンプを巡る場合、移動時間を十分に確保することが観戦計画の基本になる。
高知県・福岡県にも見逃せない練習拠点
高知県では埼玉西武ライオンズの二軍・三軍が春野総合運動公園を使用した。福岡県筑後市では、ソフトバンクのC組がタマホーム スタジアム筑後で調整を行った。
このように、春季キャンプは宮崎・沖縄だけで完結しない。ファームや育成選手の練習まで追いかけるなら、高知や福岡も候補に入る。
【完全一覧】2026年プロ野球12球団のキャンプ地・日程・球場まとめ
ここではNPBの2026年春季キャンプガイドと各球団の公表資料をもとに、セ・パ12球団の配置を整理する。日程は公表された当初の予定であり、天候やチーム事情による変更があり得る。
2026年12球団キャンプ地一覧表
| 球団 | 一軍・主力グループ | 二軍・ファーム・その他 | 2026年公表日程 |
|---|---|---|---|
| 福岡ソフトバンクホークス | 宮崎市・アイビースタジアム(A組・B組) | 福岡県筑後市・タマホーム スタジアム筑後(C組) | A組2月1日~3月1日、B・C組2月1日~3月3日 |
| 北海道日本ハムファイターズ | 沖縄県名護市・Enagicスタジアム名護 | 沖縄県国頭村・かいぎんスタジアム国頭 | 一軍2月1日~24日、ファーム2月1日~23日 |
| オリックス・バファローズ | 宮崎市・SOKKENスタジアム | 宮崎市・清武総合運動公園第2野球場 | 一軍・二軍とも2月1日~27日 |
| 東北楽天ゴールデンイーグルス | 沖縄県金武町・金武町ベースボールスタジアム | 沖縄県久米島町・久米島野球場、宮崎県日向市・お倉ヶ浜総合運動公園野球場 | 一軍2月1日~22日、二軍2月1日~12日・2月14日~3月1日 |
| 埼玉西武ライオンズ | 宮崎県日南市・南郷スタジアム | 高知県高知市・高知県立春野総合運動公園野球場(二軍・三軍) | 一軍2月1日~23日、二軍・三軍2月1日~25日 |
| 千葉ロッテマリーンズ | 宮崎県都城市・コアラのマーチスタジアム、沖縄県糸満市・糸満市西崎球場 | 沖縄県石垣市・石垣市中央運動公園野球場、宮崎県都城市・コアラのマーチスタジアム | 一軍2月1日~11日・2月13日~23日、二軍2月1日~12日・2月14日~23日 |
| 阪神タイガース | 沖縄県宜野座村・バイトするならエントリー宜野座スタジアム | 沖縄県うるま市・具志川野球場 | 一軍・二軍とも2月1日~25日 |
| 横浜DeNAベイスターズ | 沖縄県宜野湾市・ユニオンですからスタジアム宜野湾 | 沖縄県嘉手納町・嘉手納野球場 | 一軍2月1日~23日、ファーム2月1日~22日 |
| 読売ジャイアンツ | 宮崎市・ひなたサンマリンスタジアム宮崎、那覇市・沖縄セルラースタジアム那覇 | 二軍:宮崎市・ひなたひむかスタジアム/三軍:都城市・高城運動公園野球場ほか | 一軍2月1日~12日・2月14日~3月1日、二軍2月1日~3月1日、三軍2月1日~27日 |
| 中日ドラゴンズ | 沖縄県北谷町・Agreスタジアム北谷 | 沖縄県読谷村・オキハム読谷平和の森球場 | 一軍・二軍とも2月1日~24日 |
| 広島東洋カープ | 宮崎県日南市・日南市営天福球場、沖縄県沖縄市・コザしんきんスタジアム | 広島・山口の練習場、宮崎県日南市・東光寺球場、天福球場 | 一軍2月1日~12日・2月14日~25日、二軍2月1日~3日・2月5日~25日 |
| 東京ヤクルトスワローズ | 沖縄県浦添市・ANA BALL PARK 浦添 | 東京都新宿区・明治神宮野球場、宮崎県西都市・西都原運動公園野球場 | 一軍2月1日~26日、二軍2月1日~11日・2月13日~26日 |
出典はNPB「2026年春季キャンプガイド」と各球団の公式日程。ソフトバンクはA・B・C組という区分であり、C組をそのまま三軍と読み替えることはできない。NPB公式キャンプガイド、各球団公式発表
注目球団のキャンプ日程と特徴
読売ジャイアンツは、宮崎と那覇を組み合わせた大規模なキャンプ体制が特徴だ。一軍は2月1日から12日まで宮崎で練習し、14日から那覇へ移動。二軍は宮崎に残り、三軍は都城市高城運動公園を拠点とした。主力選手と若手選手を別々の会場で追える配置になっている。
北海道日本ハムファイターズは、名護市のEnagicスタジアム名護を一軍の中心に据え、ファームは国頭村のかいぎんスタジアム国頭で調整した。名護と国頭は沖縄本島北部に位置するため、両会場を巡る場合は移動計画を立てておきたい。
中日ドラゴンズは、北谷町のAgreスタジアム北谷が一軍、読谷村のオキハム読谷平和の森球場が二軍という構成。両会場は別の自治体にあり、主力とファームの練習を見比べられる。
広島東洋カープは、一軍が日南から沖縄市へ移動する方式を採用。二軍も広島・山口の練習場から日南へ移動し、東光寺球場と天福球場を使い分けた。期間中に拠点が変わるため、観戦日は会場まで確認する必要がある。
千葉ロッテマリーンズは、一軍が都城から糸満へ、二軍が石垣から都城へ移動する二段階方式。前半と後半で見学場所が変わる点は、2026年の特徴の一つだった。
【キャンプ地マップ】宮崎・沖縄・高知の注目球場を地域別に整理
キャンプ地を地図で考える際は、県単位ではなく市町村単位で把握することが大切だ。同じ宮崎県内でも宮崎市・日南市・都城市・日向市は距離があり、同じ沖縄県内でも名護・北谷・宜野湾・糸満を短時間で移動できるとは限らない。
宮崎県のプロ野球キャンプ地
宮崎市は、巨人、ソフトバンク、オリックスのキャンプを巡る際の中心エリアとなる。
- ひなたサンマリンスタジアム宮崎:巨人一軍の宮崎キャンプ地。
- アイビースタジアム:ソフトバンクA組・B組の拠点。
- SOKKENスタジアム:オリックス一軍のメイン球場。
- 清武第2野球場:オリックス二軍の練習拠点。
- ひなたひむかスタジアム:巨人二軍のキャンプ地。
日南市には、西武の南郷スタジアムと広島の天福球場・東光寺球場がある。都城市にはロッテのコアラのマーチスタジアムと巨人三軍の高城運動公園があり、日向市には楽天二軍のお倉ヶ浜総合運動公園がある。
宮崎県公式観光サイトでは、2026年版のキャンプガイドマップが公開された。球場の位置、開催日、アクセス情報、周辺観光スポットをまとめた資料で、複数の会場を訪れる場合に役立つ。宮崎県公式観光サイト「2026年宮崎キャンプガイドマップ」
沖縄県のプロ野球キャンプ地
沖縄本島北部では、名護市の日本ハム、宜野座村の阪神、金武町の楽天が代表的なキャンプ地となる。
中部エリアには、北谷町の中日、読谷村の中日二軍、宜野湾市のDeNA、嘉手納町のDeNAファーム、沖縄市の広島がある。南部では那覇市の巨人、糸満市のロッテ、浦添市のヤクルトが拠点となった。
沖縄は複数球団を巡れる一方、球場の位置関係を誤解すると移動時間が長くなる。特に名護・国頭など北部の球場と那覇・糸満など南部の球場を同日に組み込む場合は、移動を優先した計画が必要だ。
高知県の春季キャンプ地
高知県高知市の高知県立春野総合運動公園野球場は、西武の二軍・三軍キャンプ地として使用された。
高知のキャンプは、宮崎・沖縄の一軍キャンプとは異なる魅力がある。ファームや若手選手の練習を中心に観戦したい人にとって、春野は注目したい会場だ。
【一軍・二軍・三軍の違い】球団別にキャンプ地が分かれる理由
春季キャンプでは、一軍だけを見れば球団の全体像を把握できるとは限らない。ファームや育成選手のグループにも、開幕に向けた重要な調整がある。
一軍キャンプは主力選手と実戦準備が中心
一軍キャンプでは、レギュラー選手や主力投手を含むメンバーが、シーズン開幕に向けて実戦的な調整を進める。投手の登板準備、野手の打撃・守備練習、チーム戦術の確認などが主な見どころだ。
練習試合やオープン戦が始まる時期には、実戦での選手起用や新戦力の仕上がりにも注目が集まる。
二軍・ファームは若手や復帰組の調整を追える
二軍キャンプには、若手選手、育成選手、実戦経験を積む選手、コンディション調整を進める選手などが参加する。
一軍とは異なるメンバー構成になるため、将来の主力候補を探したいファンにはファームの見学もおすすめだ。普段は一軍の試合で見る機会が少ない選手の成長を追える。
三軍は独立した拠点を設ける球団もある
2026年の代表例が巨人だ。一軍は宮崎から那覇へ移動し、二軍は宮崎市、三軍は都城市に配置された。
一方、西武は二軍と三軍を高知県立春野総合運動公園にまとめている。球団によって組織の分け方や練習環境が異なるため、三軍が必ず別の県や球場にあるわけではない。
球団ごとの配置の違いを比較
| 球団・グループ | 配置の特徴 | 観戦時の注目点 |
|---|---|---|
| 巨人 | 一軍・二軍・三軍を複数地域に分散 | 主力から育成まで幅広く追える |
| ソフトバンク | A・B組は宮崎、C組は筑後 | グループ別の参加選手を確認する |
| 西武 | 一軍は日南、二軍・三軍は高知 | 一軍とファームで訪問地域が変わる |
| ロッテ | 一軍・二軍とも前半と後半で移動 | 日程と開催球場の組み合わせが重要 |
| 広島 | 一軍は日南から沖縄市へ、二軍も複数拠点 | 前半・後半の会場変更に注意 |
| 中日 | 一軍は北谷、二軍は読谷 | 同じ沖縄本島中部で別会場を巡れる |
この比較から分かるのは、キャンプ地の数だけでなく、選手の所属グループと移動日程を合わせて確認する必要があるということだ。球団名だけで見学先を決めると、目的の選手が別会場にいる可能性がある。
【見学・観覧ガイド】春季キャンプの楽しみ方とアクセス・駐車場
春季キャンプは、試合観戦とは違った距離感でプロ野球選手の練習を見られる機会だ。ただし、見学可能なエリア、入場方法、イベント参加条件、写真・動画撮影のルールは球団や会場ごとに異なる。
キャンプ見学で確認したい5つのポイント
- 参加メンバー:見たい選手が一軍・二軍・三軍のどこにいるか確認する。
- 練習日:キャンプ休日と移動日を避ける。
- 練習試合:試合開催日は通常練習と時間割が異なる場合がある。
- 観覧方法:無料公開、チケット制、予約制の観覧席など、会場ごとの条件を確認する。
- 撮影ルール:写真撮影と動画撮影の可否、指定エリアを確認する。
例えば、2026年の巨人那覇キャンプでは、那覇市の公式案内により、練習や練習試合は無料で観戦できると告知された。一方、DeNAの宜野湾キャンプでは、指定された見学エリアやイベントごとに撮影・録画の条件が設定されていた。すべての球団で同じルールが適用されるわけではない。那覇市公式発表、横浜DeNAベイスターズ2026キャンプ案内
宮崎キャンプへのアクセスと駐車場
宮崎市内のキャンプ地を巡る場合、宮崎空港や宮崎駅を交通の起点にすると計画を立てやすい。空港からJRや路線バス、臨時シャトルバスなどを利用できる会場もある。
オリックスのSOKKENスタジアムがある清武総合運動公園では、球団公式案内に駐車場情報が掲載された。2026年の案内では、園内駐車場は普通車500円、大型車1,000円で、自動二輪車は無料。土日祝日には臨時駐車場や無料シャトルバスも案内されていた。
宮崎空港から清武総合運動公園までは車で約20分、東九州自動車道の清武ICからは約5分が目安となる。周辺の巨人・ソフトバンクのキャンプ地を組み合わせる場合も、移動時間を事前に確認したい。オリックス・バファローズ公式「2026年春季キャンプアクセス」
沖縄キャンプへのアクセスと駐車場
沖縄ではレンタカーを利用するファンも多いが、球場周辺の駐車場が満車になる可能性も考えておきたい。特に練習試合やオープン戦がある日は、早めの到着が安心だ。
DeNAの宜野湾キャンプでは、那覇空港から路線バスで「コンベンションセンター前」へ向かうアクセス方法が公式案内に掲載された。車の場合は宜野湾海浜公園の駐車場を利用する案内となっていた。
北谷・読谷・宜野座・名護などを巡る場合は、目的の球場を先に決め、公共交通機関の乗り継ぎや駐車場の場所を調べておくとよい。横浜DeNAベイスターズ公式キャンプアクセス案内
選手との交流やサインを期待する場合の注意
春季キャンプでは、球団によってサイン会や撮影会、ファン向けイベントが開催されることがある。ただし、選手が必ずサインに応じるわけではなく、抽選や参加券が必要なイベントもある。
練習の妨げになる声掛けや、立入禁止区域への侵入は避けたい。選手の移動中や練習中に無理な接触を求めず、スタッフの指示に従うことが大切だ。
また、休養日や天候による練習変更は珍しくない。遠方から訪れる場合は、出発前と当日の朝に球団公式サイトや公式SNSを確認したい。
【歴代の変遷】NPB12球団のキャンプ地はなぜ変わってきたのか
プロ野球のキャンプ地は、最初から宮崎・沖縄に定着していたわけではない。NPBが公開する1950年から2025年までの変遷を見ると、球団は各地の球場を転々としながら、気候や施設環境に適した拠点を探してきた。
1950年代はキャンプ地が頻繁に変わった時代
NPB公式記録員の山本勉氏による記録員コラムでは、二リーグ分立後の10年近くは、多くの球団がキャンプ地を目まぐるしく変更していたと紹介されている。
1950年に下関市でチームを結成した大洋(現在の横浜DeNAベイスターズ)は、下関、芦屋、長崎、鴨池、松山、明石など、9年連続でキャンプのメイン球場を変更した記録がある。
当時は現在のように設備の整った専用練習施設が全国にあるわけではなかった。暖かい地域、グラウンドの状態、宿泊施設、移動手段など、さまざまな条件を比較しながら拠点を探していた。
なお、2月1日をキャンプ開始の基準とする歴史も古い。NPBの記録員コラムでは、1952年2月2日付の報知新聞に「各地で一斉にキャンプ始まる」と記されたことが紹介されている。1950年と1951年は球団によって開始時期が異なっていた。NPB公式記録員コラム「12球団春季キャンプ地の変遷を公開します」
巨人は宮崎と那覇を組み合わせる形へ
読売ジャイアンツは1959年に宮崎県営球場でキャンプを実施した。その後も宮崎を中心とする時期が続き、2011年から2025年までは宮崎県総合運動公園と那覇市営奥武山野球場を組み合わせてきた。
2026年も宮崎と那覇の二段階方式を継続している。那覇キャンプは2011年から始まり、2026年で16回目を迎えたと那覇市が公表している。
日本ハムは名護を長期拠点にしてきた
北海道日本ハムファイターズは、1980年代初頭から名護市でのキャンプを実施し、1996年から2015年まで名護市営球場を中心に活動した。
2016年・2017年には米国アリゾナ州ピオリアでのキャンプを組み合わせ、2018年・2019年はスコッツデールを使用。その後、2020年から2025年までは名護を拠点としている。
2026年のEnagicスタジアム名護という名称は、歴史上の名護市営球場と同じ地域の施設を指す。名称の変更とキャンプ地そのものの移転を混同しないことが大切だ。
中日は北谷、ヤクルトは浦添を長期拠点に
中日ドラゴンズは1998年から2025年まで北谷運動公園野球場を春季キャンプ地として使用してきた。2026年の球場名はAgreスタジアム北谷となっている。
東京ヤクルトスワローズも2000年から2025年まで浦添市民球場を一軍キャンプの拠点としてきた。2026年はANA BALL PARK 浦添という名称で開催された。
こうした球団は、キャンプ地を毎年大きく変更するよりも、長年の地域との関係や施設の利用環境を生かしている。
キャンプ地変更の主な歴史的な転換点
- 1950年代:各球団が全国各地の球場を巡り、温暖な気候と練習環境を求めて移動。
- 1980年代:沖縄や宮崎など、現在も知られるキャンプ地域への定着が進む。
- 1990年代:名護・北谷・浦添・宜野湾など、沖縄のキャンプ拠点が定着。
- 2000年代:宮崎の生目の杜、清武、南郷などが各球団の拠点として発展。
- 2010年代以降:一軍とファームの分離、複数拠点方式、海外キャンプとの組み合わせなどが見られる。
- 2026年:既存拠点を生かしながら、球団ごとに一軍・二軍・三軍やグループ別の配置を実施。
この変遷をたどると、キャンプ地の選択には気候だけでなく、球場の設備、地域との協力関係、宿泊環境、交通アクセス、ファームを含めた練習施設の充実度が関係していることが分かる。
2027年以降のキャンプ地変更で注目したいこと
2026年10月31日時点では、2026年のキャンプガイドが比較の基準となる。2027年の開催場所や詳細日程については、各球団の正式発表を確認してから判断したい。
特に注目したいのは、次の4点だ。
- 一軍キャンプの開催自治体やメイン球場が変わるか。
- 二軍・三軍・ファームの練習拠点が再編されるか。
- 球団の移動日やキャンプの二次開催地が変更されるか。
- 球場の命名権契約や施設改修によって名称・利用環境が変わるか。
2026年の実績だけを見て翌年の旅行を予約するのは早計だ。球団公式発表、NPBのキャンプガイド、開催自治体の観光情報を照合することが、遠征計画の基本になる。
【プロの結論】プロ野球のキャンプ地選びで失敗しない判断基準
キャンプ地を選ぶとき、単純に有名球団や人気選手のいる場所を優先するだけでは、期待した見学ができない場合がある。大切なのは、自分が何を見たいのかを明確にすることだ。
主力選手を見たい人は一軍キャンプ
監督や主力選手の練習、投手陣の調整、紅白戦や練習試合を見たいなら、一軍キャンプが第一候補となる。宮崎市や沖縄本島の主要球場は、比較的多くの球団の主力選手を追いやすい。
若手や育成選手を追いたい人はファーム
将来のレギュラー候補や育成選手の成長を見たい人には、二軍・三軍のキャンプがおすすめだ。巨人の三軍や西武の高知キャンプなど、ファーム独自の拠点を調べると、普段とは異なる選手に出会える。
複数球団を見たい人は宮崎市内を中心にする
短期間で複数球団を巡りたいなら、宮崎市内の巨人・ソフトバンク・オリックスを候補にすると計画を立てやすい。ただし、各球場の練習時間や移動日を確認し、無理に一日で複数会場を回らないことも重要だ。
旅行と観光を組み合わせたい人は沖縄も候補
沖縄は球場見学と観光を組み合わせやすい地域だ。名護や北谷、宜野湾など、応援する球団の開催地を中心に宿泊場所を決めると移動の負担を抑えられる。
一方、遠方の球場を複数巡る場合はレンタカー代や移動時間も考慮したい。見学できる練習時間が限られているため、観光とキャンプのどちらを優先するかを決めておくとよい。
プロ野球のキャンプ地に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のプロ野球12球団のキャンプ地はどこですか?
A1:宮崎県と沖縄県が中心です。高知県では西武の二軍・三軍、福岡県筑後市ではソフトバンクのC組がキャンプを実施しました。球団ごとに一軍・二軍の場所が異なります。
Q2:2026年の巨人のキャンプ地はどこですか?
A2:一軍は2月1日から12日まで宮崎市のひなたサンマリンスタジアム宮崎、2月14日から3月1日まで那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で実施しました。二軍はひなたひむかスタジアム、三軍は都城市の高城運動公園などが拠点でした。
Q3:日本ハムのキャンプ地は名護ですか?
A3:2026年は一軍が沖縄県名護市のEnagicスタジアム名護、ファームが国頭村のかいぎんスタジアム国頭でした。
Q4:中日のキャンプ地はAgreスタジアム北谷ですか?
A4:はい。2026年は一軍が沖縄県北谷町のAgreスタジアム北谷、二軍が読谷村のオキハム読谷平和の森球場でした。
Q5:プロ野球の春季キャンプは無料で見学できますか?
A5:球団や会場、イベントによって異なります。無料で一般公開される練習もありますが、予約制の観覧席やチケットが必要なイベントもあります。訪問前に球団公式案内を確認してください。
Q6:春季キャンプの見学に駐車場はありますか?
A6:球場によって異なります。園内駐車場を利用できる施設もあれば、臨時駐車場やシャトルバスを利用する施設もあります。キャンプ期間中は通常と駐車条件が異なる場合があるため、開催自治体や球団の案内が必要です。
Q7:2027年のキャンプ地は2026年と同じですか?
A7:2026年の配置が翌年も継続されるとは限りません。球団によってはキャンプ地の変更、二次キャンプの設定、ファームの再編などが行われます。2027年の正式発表を待って確認してください。
まとめ:2026年のキャンプ地を理解して次回の春季キャンプに備えよう
2026年のプロ野球春季キャンプは、宮崎県と沖縄県を中心に、球団ごとに異なる一軍・二軍・三軍の配置で実施された。巨人の宮崎・那覇、日本ハムの名護・国頭、中日の北谷・読谷など、同じ球団でも複数の施設を使用するケースがある。
また、ソフトバンクのA・B・C組、西武の二軍・三軍高知キャンプ、ロッテの都城・糸満・石垣を組み合わせた方式など、各球団の編成方針によってキャンプの形は違う。
歴史を振り返れば、1950年代の頻繁な移転から、宮崎・沖縄を中心とした長期的な拠点形成へと変化してきた。球場の名称変更と開催地そのものの移転を区別することも、歴代のキャンプ地を調べる際のポイントだ。
次回のキャンプを見学するなら、まずNPBと球団公式サイトで日程・参加メンバー・休養日を確認し、開催自治体のアクセス情報と駐車場案内を組み合わせて計画したい。キャンプ地の配置を正しく理解すれば、主力選手だけでなく、未来のスター候補や若手選手の成長まで楽しめる。
2026年のキャンプ地は、次のシーズンの遠征計画を立てるための重要な基準資料となる。2027年の新たな発表にも注目したい。
編集上の補足: 2026年の表はNPBおよび球団が公表した当初日程を基準にしています。次年度の旅行・宿泊予約に転用する際は、2027年の正式発表で再確認してください。