「ゴイゴイスー!」と大きな声を上げ、独特のポーズを決めるお笑い芸人・ダイアンの津田篤宏さん。テレビ番組やCMでおなじみのこのギャグは、単なる決めゼリフにとどまらず、津田さんを象徴する芸風として定着しています。では、ゴイゴイスーにはどんな意味があり、いつ、どのように誕生したのでしょうか。
2026年は、出前館の「ゴイゴイヤスー」CMに加え、10月には三井住友銀行の金融サービス「Olive」のCMで新作ギャグ「カッカクーカッ!」も披露されました。サバンナの高橋茂雄さんが関わった誕生秘話、「スーを差し上げます」との違い、ポーズのやり方、段階ごとの順番まで、津田さん本人の説明や企業の公式発表、報道をもとに整理します。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 意味:「ゴイゴイスー」は、ダイアン津田篤宏さんの代表ギャグで、「すごい」という驚きや感動を勢いよく表現する言葉。
- 誕生秘話:20年以上前、サバンナの番組の大喜利で生まれ、高橋茂雄さんの助言をきっかけにギャグとして定着した。
- 2026年最新:出前館の「ゴイゴイヤスー」CMが4月に始まり、10月には「カッカクーカッ!」という新作ギャグも登場した。
【意味と元ネタ】ゴイゴイスーは誰のギャグ?

「ゴイゴイスー」は、お笑いコンビ・ダイアンのツッコミ担当、津田篤宏さんの持ちギャグです。滋賀県出身の津田さんは、1976年5月27日生まれ。相方のユースケさんとは2000年4月にコンビを結成しています。所属する吉本興業の公式プロフィールでも、ダイアンとしての活動が紹介されています。
言葉の意味は、ひと言で表すなら「すごい」。驚くような出来事に遭遇したとき、優れたものを見たとき、あるいは相手の活躍を称賛したいときなどに使われます。一般的な「すごい」よりも、声の大きさや表情、身振りを含めて感情を強く伝えるのが特徴です。
言葉の成り立ちを考えるうえでは、「すごい」を逆さにしたような言い回しの「ゴイスー」も手がかりになります。ただし、津田さんのギャグが誕生した経緯として本人が語っているのは、既存の言葉をそのまま使ったという話ではありません。大喜利での回答を試行錯誤するなかで「ゴイゴイスー」というフレーズにたどり着いた、というものです。
つまり、「ゴイゴイスーの由来」を理解するには、言葉遊びとしての響きと、津田さん独特の大げさなリアクションを切り離さないことが大切です。文字だけでは伝わりにくい勢いも含めて、ひとつのギャグとして成立しています。
【誕生秘話】サバンナ高橋茂雄の助言が転機に
2026年に掲載されたENCOUNTのインタビュー記事で、津田さんは「ゴイゴイスー」の誕生について、20年以上前の出来事を振り返っています。
きっかけは、サバンナが出演するサンテレビの番組で行われた大喜利でした。津田さんは「すごい早い」という趣旨の回答を出しましたが、最初は思うように笑いが起きなかったといいます。
そこで、サバンナの高橋茂雄さんから、もっと面白く言うよう促されました。津田さんは「すんごいはやーい」といった表現を試し、さらに言い方を変えていくうちに「ゴイゴイスー」にたどり着きます。そこで笑いが生まれ、ギャグとしての手応えを得たそうです。
さらに大きな転機となったのが、収録後の帰りのバスでした。高橋さんが、この言葉をギャグにしたらどうかと津田さんに提案。津田さんは、それを受けて毎週の番組の冒頭で披露するようになったと説明しています。
このエピソードから分かるのは、ギャグの誕生には、発案者本人のひらめきだけでなく、周囲の芸人による助言や、繰り返し披露できる場も関係していたということです。高橋さんは形にするきっかけを与え、津田さんは自分の持ちギャグとして磨き上げていきました。
なお、本人の説明は「20年以上前」というもので、誕生した正確な年月日までは示されていません。具体的な年を断定するよりも、関西ローカルの番組で生まれ、舞台やテレビで繰り返されることで定着した流れを押さえるのが適切です。
【段階と順番】ゴイゴイスーの進化とポーズのやり方
ゴイゴイスーには、単独の決めゼリフだけでなく、複数の段階があります。津田さんは、タカアンドトシのトシさんから順番について尋ねられた際、最も低い段階から最上級までを説明しています。
以下は、本人が説明した段階を整理したものです。さらに2026年10月には、新作ギャグも登場しています。
| 段階 | フレーズ | 位置づけ |
|---|---|---|
| 1 | ゴイ | 基本となる短い掛け声 |
| 2 | ゴイゴゴイ | ゴイから発展した段階 |
| 3 | ゴイゴイスー | 代表的な持ちギャグ |
| 4 | スーススー | ゴイゴイスーの次の段階 |
| 5 | スー | さらに上の段階 |
| 6 | スーを差し上げます。受け取ってください | 従来の最上級として知られるフレーズ |
| 新作 | カッカクーカッ! | 2026年10月のCM関連企画で披露された新作ギャグ |
この順番は、津田さんが説明したギャグの段階をまとめたものです。厳密な言語学上の分類や、すべての場面で固定された公式ルールというわけではありません。2026年10月には、従来の最上級よりさらに上の新作として「カッカクーカッ!」が披露されており、演出に応じて発展していく側面もあります。
ゴイゴイスーポーズのやり方は、言葉と動きをセットにするのがポイントです。左手の中指をへそのあたりに添え、右手を前方に突き出して、人差し指を伸ばすような形を作ります。その姿勢で「ゴイゴイスー!」と声を上げるのが、おなじみのスタイルです。
ポーズを再現するなら、次の3点を意識すると分かりやすくなります。
- 左手の中指をへそ付近に置く。
- 右手を前に出し、指先を特徴的な形にする。
- 掛け声と表情、上半身の動きを合わせる。
ただし、手の形だけを真似ても、津田さんらしい勢いは再現しにくいものです。大きなリアクションと独特の間を含めて楽しむのが、このギャグの醍醐味です。
【違いを解説】「スーを差し上げます」の意味と使い方
「ゴイゴイスー」と並んで知られるのが、「スーを差し上げます。受け取ってください」というフレーズです。これは、相手の行動や発言、成果などを褒める場面で使われるギャグで、相手に「スー」を贈るという独特の設定が笑いにつながっています。
両者の違いは、言葉の役割にあります。「ゴイゴイスー」は、自分が驚いたり感心したりした気持ちを表現するのに向いています。一方、「スーを差し上げます」は、相手の良さを認め、称賛を贈るという形で使われます。
例えば、友人が難しい課題を解決したときに「ゴイゴイスー!」と反応するのは自然な使い方です。その友人の働きを大いに褒めたいときに、あえて「スーを差し上げます」と続ければ、津田さんのギャグを知っている相手との間で笑いを生みやすくなります。
ただし、これは日常会話で必ず通じる一般語ではありません。ギャグを知らない相手に使うと、意味が伝わらない可能性もあります。相手との関係性や場の空気を見ながら使うことが大切です。
また、「ゴイゴイスーは何かを贈る言葉なのか」「スーを差し上げますは文字どおりの贈り物なのか」と混同する必要はありません。どちらも津田さんの芸風の中で意味を持つ表現であり、実際に何かを授受することを指す言葉ではありません。
【2026年最新】出前館の「ゴイゴイヤスー」と新CMの展開
2026年4月には、「ゴイゴイスー」が企業広告向けにアレンジされました。出前館は4月2日付の公式発表で、ダイアンの津田篤宏さんが出演する新テレビCMを4月4日から放映すると発表。おなじみのギャグをもじった「ゴイゴイヤスー」を新たなフレーズとして採用しました。
「ゴイゴイヤスー」は、「ゴイゴイスー」と「安い」を掛け合わせた表現です。出前館が展開する「お店価格で出前館」の訴求に合わせ、店舗と同じ価格で注文できることへの驚きや喜びを、津田さんらしい大げさなリアクションで表現しています。
CMは「価格」篇と「店舗」篇の2種類で、いずれも15秒。テレビCMの放送エリアは関東と発表されました。公式発表では、対象が全国15,000店舗以上に拡大したことも紹介されています。CMの説明部分には1万店舗以上という表現もあり、いずれも同サービスの対象店舗拡大を訴求する内容です。
広告展開はテレビCMだけではありません。出前館はJR山手線の1編成、全11車両を使った車内広告も実施し、掲出期間は4月2日から16日までと発表しました。加えて、4月27日から5月6日には「超ゴイゴイヤスー祭」というゴールデンウィークキャンペーンも展開されています。
この事例で興味深いのは、既存のギャグが商品やサービスの特徴を伝える広告表現へと変換されている点です。出前館のキャンペーンでは、「安い」という訴求内容を、すでに認知されている言葉のリズムと津田さんの表情に結び付けています。説明文だけで伝えるよりも、短い映像の中で印象を残しやすい構成です。
そして、2026年10月には別の展開もありました。三井住友銀行と三井住友カードの金融サービス「Olive」の新CM「Oliveの人~マクドナルド」篇が、10月9日から全国(一部地域を除く)で放送開始。吉高由里子さんと津田さんが出演し、津田さんが従来の最上級を超える新作ギャグ「カッカクーカッ!」を披露したことが、テレビ朝日などの報道で紹介されました。
このように、2026年の「ゴイゴイスー」は、4月の出前館CMでは「安さ」を伝える言葉に変わり、10月のOliveのCMでは新作ギャグへと発展しました。特定の番組だけで通用する一発芸ではなく、広告のテーマや共演者に合わせて変化させられることも、長く使われる理由のひとつです。
【なぜ広まった?】YouTubeとテレビで進化する津田のギャグ
「ゴイゴイスー」が広く知られるようになった背景には、フレーズの覚えやすさと、津田さんのキャラクターとの相性があります。短く、音の繰り返しがあり、動きも特徴的なため、テレビで一度見ただけでも印象に残りやすい表現です。
また、津田さんはテレビ番組やCMだけでなく、個人のYouTubeチャンネル「ダイアン津田のゴイゴイスーチャンネル」でも活動しています。チャンネル名そのものにギャグが使われていることからも、このフレーズが単発のネタではなく、津田さんの活動を象徴する看板として機能していることが分かります。
サバンナの高橋さんとの誕生秘話は、芸人同士のやり取りからギャグが生まれた例としても興味深いものです。大喜利の回答が最初から完成していたわけではなく、言い方を変え、反応を確かめ、周囲の助言を受けながら形になりました。その後、番組で繰り返し披露することで、津田さんを代表するフレーズへと育っていきました。
一方で、ネット上では「ゴイゴイスーは誰か別の芸人のギャグなのか」「言葉そのものに特別な辞書的意味があるのか」といった疑問も生じやすいテーマです。本人が語った誕生の経緯をたどると、サバンナの番組での大喜利が出発点であり、高橋さんの助言がギャグとして定着する転機になったことが分かります。
加えて、2026年のCM展開は、既存のギャグをそのまま繰り返すだけでなく、商品に合わせた言葉遊びや新作を生み出す余地があることを示しています。フレーズ自体は短くても、表情、声量、ポーズ、共演者との掛け合いによって、さまざまな場面に合わせられるのです。
【ゴイゴイスー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ゴイゴイスーは誰のギャグですか? A1:お笑いコンビ・ダイアンの津田篤宏さんの代表的な持ちギャグです。「すごい」という驚きや感動を、独特の掛け声とポーズで表現します。
Q2:ゴイゴイスーはいつから使われていますか? A2:津田さんは2026年に掲載されたインタビューで、誕生のきっかけは20年以上前のサバンナの番組の大喜利だったと説明しています。正確な誕生日や開始日は公表されていません。
Q3:ゴイゴイスーとスーを差し上げますの違いは何ですか? A3:「ゴイゴイスー」は驚きや感動を表す掛け声で、「スーを差し上げます」は相手を称賛する際に使う、より上位のギャグとして知られています。
Q4:ゴイゴイスーのポーズはどうやりますか? A4:左手の中指をへそ付近に置き、右手を前に突き出して人差し指を伸ばすような形を作り、「ゴイゴイスー!」と声を上げます。独特の表情や動きも特徴です。
Q5:2026年のゴイゴイスー関連CMには何がありますか? A5:4月には出前館の「ゴイゴイヤスー」CMが放映され、10月には三井住友銀行の「Olive」のCMで、津田さんが新作ギャグ「カッカクーカッ!」を披露しました。
まとめ:ゴイゴイスーは誕生秘話から2026年のCMまで進化を続ける
「ゴイゴイスー」は、ダイアン津田篤宏さんが20年以上前の大喜利をきっかけに生み出し、サバンナの高橋茂雄さんの助言を経て、持ちギャグとして定着させたフレーズです。「すごい」という感情を、独特の言葉と動きで強く印象付ける点に特徴があります。
「スーを差し上げます」は相手への称賛を表す上位のギャグとして知られ、2026年には出前館の「ゴイゴイヤスー」や、OliveのCMで披露された「カッカクーカッ!」へと表現が広がりました。ギャグの意味や順番を知っておけば、テレビや広告での使われ方も、より深く楽しめます。
今後も注目したいのは、津田さんが定番のフレーズをどのようにアレンジし、番組や共演者、広告のテーマに結び付けていくかという点です。ゴイゴイスーの面白さは、決まった言葉そのものだけではなく、津田さんのリアクションと、その場に合わせて変化する表現にあります。