ローソンでPDFを両面印刷したいときは、ネットワークプリントにファイルを登録し、店頭のマルチコピー機で「両面設定」を選ぶ方法が便利です。長辺とじ・短辺とじの選択によって裏面の向きが変わるほか、印刷料金は紙の枚数ではなく、印刷する面の数を基準に計算する必要があります。
2026年10月28日時点のローソン公式「新型マルチコピー機について」によると、普通紙のPDF直接プリントはA4白黒10円、カラー50円から利用できます。一方、ネットワークプリントはA4白黒20円、カラー60円です。USBメモリーやPrintSmashを使う方法との違い、A4の用紙設定、パスワード付きPDFが印刷できない場合の対処法まで、店頭で迷わないように整理します。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 両面印刷の方法:ネットワークプリントでPDFを登録し、店頭で「両面設定」を選択する。
- とじ方向の選び方:縦向きの一般的な文書は長辺とじ、上下にめくる資料は短辺とじが基本。
- 料金の数え方:両面印刷は表と裏の2面分が必要。A4白黒のネットワークプリントなら、2ページを両面印刷して40円が目安。
- 印刷できないPDF:暗号化・パスワード付きPDFは、ローソンの直接PDFプリントでは利用できない。
- 最も確実な準備:PDFの用紙サイズとページ順を事前に確認し、店頭で料金・とじ方向を確かめてから印刷する。
【基本手順】ローソンでPDFを両面印刷する方法とネットワークプリントの設定
ローソンのネットワークプリントは、パソコンやスマートフォンからファイルを登録し、店頭のマルチコピー機で呼び出して印刷するサービスです。PDFのほか、対応するWord・Excel・PowerPoint形式の文書も扱えます。
自宅にプリンターがない場合や、USBメモリーを持ち歩かずに印刷したい場合にも適しています。両面印刷を目的とするなら、ファイルを登録するだけでなく、店頭の文書プリント画面で両面設定を確認することがポイントです。
手順1:PDFをネットワークプリントに登録する
最初に、印刷したいPDFをスマートフォンまたはパソコンに保存します。続いて、シャープのネットワークプリントサービスでファイルを登録します。利用方法によっては会員登録が必要ですが、ローソン公式案内では会員登録なしで利用できる方法も紹介されています。
登録時には、用紙サイズを確認してください。一般的な契約書や申請書、学校の配布資料などであればA4が標準的です。登録時の用紙設定によって店頭での選択肢が変わることがあるため、A4で出力する予定なら、登録画面でA4を選んでおくと安心です。
手順2:ユーザー番号を控える
ファイルの登録が完了したら、発行されたユーザー番号を控えます。サービスや利用方法によっては、QRコードを使って呼び出すこともできます。
番号をスマートフォンのメモに保存するか、印刷画面を開ける状態にしておけば、店頭でファイルを探し直す手間を減らせます。登録したPDFのファイル名も確認しておきましょう。
手順3:店頭のマルチコピー機でPDFを呼び出す
ローソンのマルチコピー機で、次の順に操作します。画面の表示は機種やサービスの更新状況によって異なる場合があります。
- メニューから「ネットワークプリント」を選択する。
- ユーザー番号を入力するか、対応するQRコードでログインする。
- 「文書プリント」を選び、印刷するPDFを指定する。
- 白黒・カラー、部数などの印刷条件を設定する。
- 「両面設定」を開き、「長辺とじ」または「短辺とじ」を選ぶ。
- 料金と設定内容を確認し、印刷を開始する。
大切なのは、印刷開始前に両面設定が有効になっているかを確認することです。片面のまま印刷すると、用紙が増えるだけでなく、想定した仕上がりにならない可能性があります。
【図解の代わりに要点を整理】長辺とじ・短辺とじはどちらを選ぶ?
ローソンの両面印刷で迷いやすいのが「長辺とじ」と「短辺とじ」です。違いは、紙のどの辺を軸に裏返したとき、裏面が正しい向きで読めるようにするかにあります。
長辺とじ:縦向きの書類や冊子向け
長辺とじは、用紙の長い辺を軸に裏返すイメージです。縦向きのA4文書を左右にめくるとき、表面と裏面を自然に読める向きにしたい場合に適しています。
契約書、履歴書、レポート、説明書、複数ページの一般文書などは、まず長辺とじを検討するとよいでしょう。特に、一般的な縦向き文書を両面印刷するなら、長辺とじが基本の選択肢です。
短辺とじ:上下にめくる資料や横向き文書向け
短辺とじは、用紙の短い辺を軸に裏返す設定です。カレンダーのように上下にめくる資料や、横向きのスライド資料などで使われます。
ただし、横向きの資料だから必ず短辺とじ、というわけではありません。資料をどの方向にめくって読むかを基準に選ぶのが確実です。表面を正面に向け、実際に紙を裏返したときの裏面の向きを想像すると判断しやすくなります。
印刷前に確認したい3つのポイント
- 用紙の向き:縦向きか横向きかを確認する。
- 読み進める方向:左右にめくるのか、上下にめくるのかを考える。
- ページの順番:PDFの1ページ目から最終ページまで、意図した順に並んでいるか確認する。
迷った場合は、いきなり全ページを印刷せず、少ないページ数で仕上がりを確認する方法もあります。ただし、試し刷りにも料金が発生するため、プレビューや設定画面で確認できる内容は事前にチェックしておきましょう。
【2026年最新】ローソンのPDF両面印刷料金と「何枚分」の計算方法
ローソンの印刷料金は、利用するサービスによって異なります。2026年10月28日時点でローソン公式サイトに掲載されている普通紙の料金を整理すると、PDFをUSBメモリーやPrintSmashから直接印刷する方法と、ネットワークプリントを利用する方法では価格に差があります。
| 印刷方法・条件 | 白黒 | カラー | 両面印刷の考え方 |
|---|---|---|---|
| PDF直接プリント・B5/A4/B4 | 10円/面 | 50円/面 | 実際の画面で利用できる両面設定を確認 |
| PDF直接プリント・A3 | 10円/面 | 80円/面 | 実際の画面で利用できる両面設定を確認 |
| ネットワークプリント・B5/A4/B4 | 20円/面 | 60円/面 | 両面は表裏それぞれの面数で計算 |
| ネットワークプリント・A3 | 20円/面 | 100円/面 | 両面は表裏それぞれの面数で計算 |
※普通紙の料金です。光沢紙、写真用紙、はがき用紙などは料金体系が異なります。実際に支払う金額は、店頭画面に表示される料金を優先してください。
両面印刷は紙1枚でも「2面分」
「両面印刷なら紙を1枚しか使わないので、1枚分の料金で済む」と考えるのは間違いやすいポイントです。文書プリントの両面印刷では、1枚の用紙の表と裏にそれぞれ印刷するため、基本的に2面分の料金がかかります。
例えば、A4白黒のネットワークプリントでPDFの2ページを両面印刷すると、計算は20円×2面で40円です。4ページなら、両面で用紙2枚に収まり、20円×4面で80円になります。
- PDF 2ページ:両面で用紙1枚、白黒40円。
- PDF 4ページ:両面で用紙2枚、白黒80円。
- PDF 10ページ:両面で用紙5枚、白黒200円。
カラーのA4文書なら、ネットワークプリントは60円/面です。4ページを両面印刷する場合は60円×4面で240円になります。用紙の枚数ではなく、印刷するページ数を基準に予算を考えると、店頭で料金に驚くことがありません。
ネットワークプリントと直接プリントはどちらがお得?
料金だけを見ると、ローソン公式の料金表では、PDF直接プリントのほうがネットワークプリントより安価です。A4白黒なら10円/面と20円/面、カラーなら50円/面と60円/面の違いがあります。
ただし、ネットワークプリントには、あらかじめファイルを登録して店頭で呼び出せる利便性があります。両面印刷の設定を確実に行いたい場合は、ネットワークプリントの文書プリント画面で両面設定が表示されることを確認して利用するとよいでしょう。直接プリントを使う場合は、店頭の操作画面で希望する設定が選べるかを先に確認してください。
【USB・スマホ対応】USBメモリーとPrintSmashでPDFを印刷する方法
ローソンでは、ネットワークプリント以外にも、USBメモリーやスマートフォンのPrintSmashを利用してPDFを印刷できます。どの方法が向いているかは、ファイルをどこに保存しているか、事前登録ができるか、両面設定が必要かによって変わります。
USBメモリーからPDFを直接印刷する
PDFをUSBメモリーに保存しておけば、ネットワークプリントへの登録をせずに印刷できます。ローソン公式案内では、文書PDFプリントにUSBメモリーのType A・Type C、SDカード、microSDカード、CD・DVDなどが対応メディアとして挙げられています。
- 印刷したいPDFをUSBメモリーに保存する。
- マルチコピー機で文書PDFプリントを選択する。
- 画面の案内に従ってUSBメモリーを接続し、PDFを選ぶ。
- 用紙サイズやカラーなどの条件を確認する。
- 料金を確認して印刷を開始する。
USBメモリーからの直接プリントは、ファイルを登録する手間がない点がメリットです。一方、PDFの対応バージョンや暗号化の有無によって印刷できない場合があります。両面印刷が必要な場合は、希望する設定が操作画面に表示されるかを確認し、確実に両面設定を指定できる方法を選びましょう。
PrintSmashでスマートフォンからPDFを印刷する
PrintSmashは、ローソンのマルチコピー機にスマートフォン内の写真やPDFを転送して印刷するための専用アプリです。USBメモリーを用意できない場合や、PDFをスマートフォンに保存している場合に便利です。
基本的な流れは、スマートフォンにPrintSmashを用意し、マルチコピー機側でスマートフォンからの文書PDFプリントを選択して、画面の案内に従ってファイルを転送するというものです。その後、印刷条件と料金を確認して出力します。
ネットワークプリントとの違いは、ネットワークプリントがファイルを事前登録してユーザー番号などで呼び出す方式なのに対し、PrintSmashはスマートフォンからコピー機へデータを転送する方式であることです。両面印刷の可否や設定項目は、実際のプリント画面で確認してください。
【印刷できない原因】パスワード付きPDF・A4設定・ファイル形式を確認
ローソンでPDFを印刷できない場合は、ファイルの保護設定、PDFのバージョン、用紙サイズ、登録時の設定などを順に確認すると、原因を切り分けやすくなります。
原因1:パスワード付き・暗号化PDFになっている
ローソン公式のPDF直接プリント案内では、対応するPDFのバージョンはPDF 1.3~1.7で、暗号化やパスワードが設定されたPDFは利用できないとされています。パソコンやスマートフォンでは開けるファイルでも、マルチコピー機でそのまま印刷できるとは限りません。
自分が作成したPDFや、保護解除を許可されたファイルであれば、正当な権限の範囲で保護設定を解除し、対応するPDFとして保存し直す方法を検討してください。会社や学校から配布された機密文書などは、勝手に保護を解除せず、配布元に印刷方法を確認するのが適切です。
原因2:PDFのバージョンやデータ形式が対応していない
ローソンの直接PDFプリントは、公式案内に記載されたPDF 1.3~1.7が対応対象です。対応範囲外の形式や、データの構成によっては印刷できない場合があります。
元のファイルを開ける場合は、対応する形式でPDFを書き出し直してみてください。ファイルが破損している可能性がある場合は、元の文書から再度PDFを作成する方法もあります。
原因3:A4などの用紙サイズ設定が合っていない
ローソンのネットワークプリントでは、登録時の用紙サイズを確認することが大切です。A4で登録したファイルを店頭でA3に変更したい場合などは、登録済みファイルの設定を見直す必要が生じることがあります。
提出書類なら、PDF自体のページサイズと登録画面の用紙サイズが合っているか確認してください。印刷開始前に料金と用紙条件を確認すれば、サイズ違いによる再印刷を減らせます。
原因4:ネットワークプリントの登録やユーザー番号に問題がある
ユーザー番号を入力してもファイルが表示されない場合は、入力間違い、登録したアカウントの違い、ファイル登録の未完了などを確認します。番号をもう一度確認し、登録したサービスと店頭で選択したメニューが一致しているかを確かめましょう。
また、印刷したいファイルが複数ある場合は、ファイル名を確認して正しい文書を選択してください。両面設定が表示されない場合は、画像プリントではなく文書プリントを選んでいるかも確認する必要があります。
【コンビニPDF両面印刷を比較】ローソンが向いている人と失敗しない選び方
セブン‐イレブンやファミリーマートなどのコンビニでも、PDFを印刷できるサービスが用意されています。ただし、ファイルの登録方法、対応する保存メディア、両面設定の操作、用紙の選択肢などはサービスごとに異なります。料金だけでなく、印刷したいファイルと利用できる方法を基準に選ぶことが重要です。
- ローソンのネットワークプリント:事前にファイルを登録しておきたい人や、店頭で文書の両面設定を指定したい人に向いています。
- USBメモリーからの直接プリント:PDFをUSBメモリーに保存済みで、登録作業を省きたい人に向いています。
- PrintSmash:スマートフォンにPDFが保存されていて、USBメモリーを使わずに印刷したい人に向いています。
- 他社コンビニのマルチコピー機:近くにある店舗で済ませたい人や、手持ちのメディア・ファイル形式に合うサービスを選びたい人に向いています。
ローソン公式の料金表では、PDFの直接プリントとネットワークプリントで料金が異なります。コストを優先するなら直接プリントの料金を確認し、事前登録や両面設定の操作性を重視するならネットワークプリントを検討するのが合理的です。
【プロの結論】印刷料金だけでなく「仕上がり」と「操作方法」で選ぶ
両面印刷で失敗しないために、最初に決めるべきなのは、どのサービスを使うか、何円かかるかだけではありません。PDFの用紙サイズ、ページの並び方、とじ方向、両面設定の有無を確認することが、余計な印刷費用を防ぐ近道です。
特に、契約書や提出書類なら長辺とじ、上下にめくる資料なら短辺とじを基本に考え、印刷開始前に画面で設定を確認してください。USBメモリーやPrintSmashを利用する場合も、ネットワークプリントと同じ設定が必ず選べるとは限らないため、実際の操作画面を確認することが大切です。
【ローソン両面印刷PDF】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ローソンでPDFを両面印刷するには、どのメニューを選べばいいですか?
A1:ネットワークプリントにPDFを登録し、店頭で「ネットワークプリント」から「文書プリント」を選択します。印刷条件の画面で「両面設定」を開き、長辺とじまたは短辺とじを選んでください。画面表示は機種やサービスによって異なる場合があります。
Q2:A4白黒のPDFを両面印刷すると、料金はいくらですか?
A2:ネットワークプリントの場合、2026年10月28日時点の公式料金は白黒20円/面です。2ページを両面印刷するなら40円、4ページなら80円が目安です。USBメモリーやPrintSmashからのPDF直接プリントは白黒10円/面ですが、両面設定が利用できるかは店頭画面で確認してください。
Q3:パスワード付きPDFはローソンで印刷できますか?
A3:ローソン公式のPDF直接プリントでは、暗号化やパスワードが設定されたPDFは利用できません。自分が作成したファイルなど、保護解除が許可されている場合は、正当な権限の範囲で保護を解除して保存し直す方法を検討してください。
まとめ:ローソンのPDF両面印刷で失敗しないための判断基準
ローソンでPDFを両面印刷するなら、ネットワークプリントでファイルを登録し、店頭の文書プリント画面で両面設定を選ぶ方法が分かりやすい選択肢です。一般的な縦向きの文書には長辺とじ、上下にめくる資料には短辺とじを基本に考えると、仕上がりの向きを判断しやすくなります。
料金は紙の枚数だけで考えず、表裏それぞれの印刷面数を基準に計算しましょう。A4白黒のネットワークプリントなら20円/面、PDF直接プリントなら10円/面が目安です。用紙サイズやカラー設定によって料金は変わるため、最終的にはマルチコピー機の画面に表示される金額を確認してください。
USBメモリーやPrintSmashは手軽ですが、暗号化されたPDFや対応外のデータは印刷できない場合があります。出発前にPDFの形式とページ順を確認し、店頭では用紙サイズ、とじ方向、料金の3点をチェックする。それだけで、再印刷や予想外の出費を減らし、必要な書類をスムーズに持ち帰れます。