スマホでラジオを聴く方法は、大きく分けてインターネット配信アプリを使う方法と、FMラジオの受信機能を搭載した端末で直接受信する方法があります。iPhone・Androidのどちらでも、対応するアプリをインストールすれば、通勤中のニュースや好きな芸能人の番組、音楽番組、語学講座などを楽しめます。
2026年10月現在、初めて利用する人におすすめなのは、民放ラジオを幅広く聴ける「radiko(ラジコ)」と、NHKの番組に特化した「NHK ONE らじるらじる」です。どちらもアプリ自体の利用料は基本的に無料ですが、全国の放送局を聴くための有料プランや、モバイル回線の通信料には注意が必要です。無料で聴ける範囲、タイムフリーの制限、聴き逃し配信の違いまで整理します。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:スマホでラジオを無料で聴くなら、まずradikoとNHK ONE らじるらじるを使い分ける。
- 要点2:radikoの無料タイムフリーは過去7日以内の番組が対象で、再生開始後24時間以内・合計3時間までという制限がある。
- 要点3:全国の民放ラジオを聴くにはradikoプレミアムのエリアフリーが便利。アプリの利用料が無料でも、モバイル通信料は別にかかる。
【初心者向け】スマホでラジオを聴く方法は?まずは無料アプリから始めよう

スマホでラジオを聴くために、専用のラジオ受信機を購入する必要はありません。インターネットに接続できるスマートフォンと、対応するアプリがあれば始められます。普段使っているイヤホンやBluetoothイヤホン、スマホのスピーカーからも再生できます。
radikoで民放ラジオを聴く手順
ラジオ局や番組をまとめて探したい人には、radikoが使いやすい選択肢です。アプリの利用開始に有料会員登録は必要ありません。
- iPhoneはApp Store、AndroidはGoogle Playで「radiko」を検索する。
- 公式アプリをインストールして起動する。
- 必要な通信や位置情報などの設定を確認し、番組一覧を表示する。
- 聴きたい放送局や番組を選び、再生ボタンをタップする。
- 過去の番組を聴きたい場合は、番組表や検索機能から対象番組を選ぶ。
radiko公式の案内によると、無料で利用できるライブ機能では、現在いるエリアで配信対象となっているラジオ局の番組を聴けます。会員登録をせずに利用できるため、まずはアプリを開いて、普段聴いている放送局が表示されるか確認するとよいでしょう。
NHK ONE らじるらじるでNHKのラジオを聴く手順
NHKのニュース、語学講座、教養番組、音楽番組などを中心に聴きたい人には「NHK ONE らじるらじる」が適しています。NHKが提供する公式のラジオ配信アプリで、AM・FMの同時配信と対象番組の聴き逃し配信に対応しています。
- App StoreまたはGoogle Playで「NHK ONE らじるらじる」を検索する。
- NHK公式のアプリをインストールして起動する。
- 利用できる地域の放送局やチャンネルを選択する。
- 同時配信を聴く場合は放送中の番組を選び、聴き逃した番組は聴き逃し配信から探す。
NHK公式アプリの案内では、利用料は無料ですが、インターネット接続料や通信料は利用者負担です。聴き逃し配信は放送後1週間が基本の目安で、すべての番組が対象になるわけではありません。番組ごとの配信状況を確認しておきましょう。
iPhoneとAndroidで方法は違う?
アプリで聴く場合、基本的な操作に大きな違いはありません。iPhoneでもAndroidでも、公式アプリを入れて放送局や番組を選ぶだけです。対応するOSのバージョンやアプリの動作条件は、インストール前に各ストアで確認してください。
ただし、スマホ本体でFM放送を直接受信したい場合は話が別です。iPhoneには、一般的なFMラジオの電波を直接受信するための標準機能はありません。Androidも機種によってFMチューナーの有無が異なるため、すべての端末でアナログ放送を直接聴けるわけではありません。
【2026年最新比較】radikoとNHK ONE らじるらじるは何が違う?
ラジオアプリのおすすめを選ぶ際は、アプリの知名度よりも、聴きたい放送局と利用したい機能を基準にするのが合理的です。民放の番組を探すならradiko、NHKの番組を中心に聴くならNHK ONE らじるらじるが基本の選択肢になります。
| 比較項目 | radiko | NHK ONE らじるらじる |
|---|---|---|
| 主な対象 | radiko参加局の民放ラジオなど | NHK AM・NHK FM |
| 基本利用料 | 無料 | 無料 |
| リアルタイム聴取 | 現在地の対象エリアの番組を聴取可能 | 対応する地域のNHKラジオを同時配信 |
| 聴き逃し配信 | タイムフリーに対応 | 対象番組の聴き逃し配信に対応 |
| 無料の聴取期間 | 過去7日以内の番組が対象 | 放送後1週間が基本。番組により異なる |
| 全国の放送局を聴く方法 | 対象の民放局は有料エリアフリーで対応 | 対応するNHKの地域別配信を選択 |
| 通信料 | 別途必要 | 別途必要 |
| おすすめの用途 | 民放のトーク番組、音楽番組、地域局の番組 | NHKニュース、語学、教養、対象番組の聴き逃し |
上記は、radiko公式ヘルプとNHK公式アプリの配信案内に基づく比較です。放送局や番組によっては、権利上の理由などで配信されない場合があります。
ラジオアプリは1つに絞る必要がない
両方のアプリをインストールしても問題ありません。平日はradikoで民放の情報番組を聴き、夜はらじるらじるで語学講座やNHKの教養番組を聴く、といった使い分けもできます。
地域のコミュニティFMを聴きたい場合は、放送局の公式サイトでインターネット配信の有無を確認しましょう。局によっては専用アプリや、ListenRadio、Radimoなどの対応サービスから聴ける場合があります。全国すべてのラジオ局が、1つのアプリに集約されているわけではありません。
【無料・有料の違い】radikoタイムフリーとエリアフリーの料金を解説
スマホでラジオを無料で聴く方法を探している人が、最初に理解しておきたいのが「無料で利用できる機能」と「有料プランで追加される機能」の違いです。radikoは無料でもライブ聴取やタイムフリーを利用できますが、全国の民放ラジオを自由に選べるわけではありません。
タイムフリーは過去7日間の番組を聴き直せる機能
radikoのタイムフリーは、放送をリアルタイムで聴けなかったときに役立つ機能です。radiko公式ヘルプによると、無料のタイムフリーでは、過去7日以内に配信された番組を対象に、再生開始から24時間以内で合計3時間まで聴けます。
例えば、1時間番組の再生を開始した場合、再生開始から24時間以内に、その番組を合計3時間まで聴取できます。ただし、番組ごとに制限が設けられ、24時間を過ぎると残り時間があっても聴けなくなります。番組の配信期限も別にあるため、放送日から時間が経っている番組は早めに再生しましょう。
なお、タイムフリーは番組の録音やファイル保存とは異なります。radikoは公式に録音機能を提供していません。後から聴きたい番組は、タイムフリーの対象期間内に再生するのが基本です。
全国の民放を聴くならエリアフリー
radikoの通常のライブ聴取では、現在地の対象エリアにある放送局が基本となります。東京に住んでいる人が大阪や福岡の民放番組を聴きたい場合など、エリアを越えて聴くには有料の「ラジコプレミアム エリアフリープラン」が選択肢になります。
radiko公式の料金案内では、主なプランは次のとおりです。料金は税込みで、登録経路によって金額や無料期間が異なる場合があります。
- エリアフリープラン:月額385円。全国の対象ラジオ局の番組を聴きたい人向け。
- タイムフリー30プラン:月額480円。過去30日以内の対象番組を時間制限なく聴きたい人向け。
- ダブルプラン:月額865円。エリアフリーとタイムフリー30の両方を利用したい人向け。
上記は公式サイトで案内されている料金を基準にしています。例えば、エリアフリーをアプリ内課金で登録する場合は月額480円となる案内もあるため、登録画面に表示される料金を確認してください。初月無料の適用条件や期間も登録方法によって異なります。
また、有料会員になれば必ずすべての番組が聴けるわけではありません。出演者や楽曲、スポーツ中継などの権利上の理由により、エリアフリーでも聴取できない番組があります。
無料で十分な人、有料プランが向いている人
地元のラジオ局を中心に聴く人や、放送から1週間以内に聴き逃し番組を再生する人なら、無料機能で足りる可能性があります。一方、遠方のラジオ局を日常的に聴く人にはエリアフリー、仕事や家事の都合で長い番組を何度も聴き直したい人にはタイムフリー30が向いています。
なお、radikoのポッドキャストは通常のライブ放送やタイムフリーとは別の仕組みです。配信対象のポッドキャストは無料で聴け、エリア制限もありません。番組の再編集版やオリジナル音声コンテンツを楽しみたい場合は、ポッドキャストも確認してみましょう。
【通信料はいくら?】ラジオアプリの費用とFMラジオの違い
ラジオアプリの利用料が無料でも、スマホの通信料まで無料になるわけではありません。Wi-Fiを使わず4G・5G回線で再生すると、音声データの受信にモバイル通信量を消費します。データ容量が少ない料金プランを契約している人は、長時間の再生に注意が必要です。
radikoの通信量は2時間で約81MBが目安
radiko公式ヘルプが紹介する通信量調査では、スマートフォンアプリで2時間連続再生した場合の通信量は約81MBが目安です。単純計算では1時間あたり約40MB、1GBで約30時間の再生に相当します。ただし、実際の通信量は利用環境などによって変わります。
- 通勤・通学中に毎日1時間聴く:1か月で約1.2GBが目安。
- 毎日2時間聴く:1か月で約2.4GBが目安。
- 自宅のWi-Fiで聴く:通常は携帯回線のデータ容量を消費しない。
月間の通信量は、1日あたりの再生時間を約40.5MBとして30日分を計算した概算です。スマホの設定画面や通信会社のアプリで実際の使用量を確認すると、より正確に管理できます。
インターネットラジオとFMラジオは何が違う?
インターネットラジオは、Wi-Fiやモバイル回線を通じて音声を受信します。電波が直接届く地域に限らず、配信対象エリア内でインターネット接続があれば聴ける点がメリットです。ただし、通信環境に左右され、通常は通信料も発生します。
一方、FMラジオの直接受信は、放送局から送信された電波を受信機で受け取る仕組みです。インターネット接続が不要なため、対応する受信機があればモバイルデータ通信量を消費せずに聴けます。ただし、受信可能な地域や建物の構造、端末のアンテナ性能などによって受信状態が変わります。
スマホでFMラジオを聴く方法を探している場合は、端末の仕様を先に確認してください。iPhoneには標準のFMラジオ受信機能がなく、Androidでも機種によって対応状況が異なります。FMチューナーを搭載していない端末では、ラジオアプリをインストールするだけで直接受信できるようにはなりません。
また、インターネット配信は地上波放送より遅れて再生される場合があります。スポーツ中継や速報、時報などを聴く際は、配信の遅延を考慮しましょう。
【おすすめアプリ比較】聴きたい番組から選ぶ失敗しない方法
ラジオアプリの選び方で大切なのは、機能の多さだけではなく、自分が聴きたい番組を継続して楽しめるかどうかです。無料か有料かを決める前に、放送局、聴き逃し配信の有無、通信量、地域制限を確認しましょう。
民放ラジオを幅広く楽しみたいならradiko
地元の民放ラジオやトーク番組、音楽番組を聴きたい人にはradikoが便利です。番組表から放送中の番組を探せるほか、タイムフリーで過去の放送を聴き直せます。全国の局を聴きたい場合だけ、有料エリアフリーの必要性を検討すればよいため、最初から有料登録する必要はありません。
ニュースや語学講座を聴くならNHK ONE らじるらじる
NHKのニュース、教養、語学講座などを中心に聴くなら、公式のNHK ONE らじるらじるを選ぶとよいでしょう。同時配信に加え、対象番組の聴き逃し配信や、番組の一部を記事形式で読める「読むらじる。」も利用できます。
NHK公式のアプリ情報では、聴き逃し配信は放送後1週間が基本です。番組によっては配信されない場合もあるため、放送後に必ず聴けると考えず、配信対象かどうかを確認しておきましょう。
海外の放送や地域のコミュニティFMを聴きたいなら
海外のラジオ局や音楽系インターネットラジオを楽しみたい人は、myTuner RadioやTuneIn Radioなど、国内外の局を扱うサービスも候補になります。ただし、掲載局や利用できる機能、広告、アプリ内課金の条件はサービスによって異なります。
地域のコミュニティFMを聴く場合は、まず放送局の公式サイトで配信方法を確認するのが確実です。すべてのコミュニティFMがradikoに参加しているわけではなく、別のアプリや独自配信を利用している局もあります。
海外から日本のラジオを聴ける?
radikoは日本国内限定のサービスで、公式ヘルプでは海外からの聴取はできないと案内されています。エリアフリーの有料会員であっても、海外から聴けるようになるわけではありません。NHK ONE らじるらじるも、公式アプリの案内では日本国内限定のサービスです。
海外で利用する予定がある人は、契約前にサービスの提供地域を確認しましょう。国内で聴けることと、海外でも聴けることは別の条件です。
【聴けない・音が出ない】スマホのラジオアプリの原因と対処法
アプリを入れたのにラジオが聴けない場合、すぐに故障と判断する必要はありません。通信状態、配信エリア、番組の公開期限、アプリの設定などを順番に確認すると、原因を切り分けやすくなります。
1. 通信環境が不安定になっている
再生が途中で止まる、音声が途切れる、番組一覧が読み込まれない場合は、通信環境を確認しましょう。Wi-Fiとモバイル回線を切り替えて再生し直す、電波の良い場所に移動する、機内モードが有効になっていないか確認する、といった方法が有効です。
2. 聴取エリアが正しく判定されていない
radikoで普段聴いている地元の放送局が表示されない場合、ネットワーク環境によるエリア判定が原因になっている可能性があります。radiko公式ヘルプでは、企業ネットワークや通信事業者などの環境によって、正しくエリア判定できない場合があると説明しています。
アプリを再起動し、現在のエリア表示を確認してください。それでも解決しない場合は、radiko公式の地域判定に関する問い合わせ窓口から修正を申請できます。調査や修正には時間がかかる場合があります。
3. タイムフリーの期限や対象番組を確認する
過去の番組が再生できない場合は、放送から7日を過ぎていないか、再生開始から24時間が経過していないかを確認しましょう。無料タイムフリーには、番組ごとに合計3時間という制限もあります。また、そもそもタイムフリー配信を行っていない番組は再生できません。
4. アプリやスマホの設定を見直す
音が出ないときは、スマホ本体とアプリの音量、マナーモード、Bluetooth接続先を確認してください。イヤホンや車載機器に音声が出力されていて、スマホ本体から音が聞こえないケースもあります。
再生が頻繁に止まる場合は、アプリを終了して再起動し、最新版への更新を確認します。Androidでは省電力機能やバックグラウンド動作の制限が影響することもあるため、必要に応じて設定を見直しましょう。改善しなければ、公式ヘルプのエラー別案内を確認してください。
【スマホでラジオを聴く方法】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:スマホでラジオを無料で聴くことはできますか?
A1:できます。radikoでは現在地の対象エリアのライブ放送や無料タイムフリーを利用でき、NHK ONE らじるらじるではNHKのラジオ配信や対象番組の聴き逃し配信を利用できます。ただし、モバイル回線の通信料は別途かかります。
Q2:radikoのタイムフリーは何日前まで聴けますか?
A2:無料タイムフリーは過去7日以内の番組が対象です。再生を開始すると、その番組について24時間以内・合計3時間までという制限が適用されます。過去30日以内の番組を時間制限なく聴きたい場合は、タイムフリー30プランなどの対象プランを検討してください。
Q3:radikoのエリアフリーはいくらですか?
A3:公式サイトの案内では、エリアフリープランは月額385円(税込み)です。ただし、アプリ内課金では月額480円となる案内もあります。登録経路によって料金や無料期間が異なるため、申し込み画面で確認しましょう。
Q4:iPhoneでFMラジオを直接聴くことはできますか?
A4:iPhoneには標準のFMラジオ受信機能がないため、radikoなどのインターネット配信アプリを利用するのが基本です。FMラジオの電波を直接受信したい場合は、対応する外部機器などが必要になります。
Q5:ラジオアプリを使うとギガは減りますか?
A5:4G・5G回線で聴く場合はデータ通信量を消費します。radiko公式ヘルプの目安は2時間で約81MBです。Wi-Fiを利用すれば通常は携帯回線のデータ容量を消費しないため、長時間聴く人は自宅などのWi-Fiを活用するとよいでしょう。
Q6:スマホの画面を消してもラジオを聴けますか?
A6:対応アプリではバックグラウンド再生が可能です。ただし、OSやアプリの状態、省電力設定、通信環境などによって再生が止まる場合があります。途切れるときは、バックグラウンド動作やバッテリー関連の設定を確認してください。
まとめ:今後も失敗しないスマホのラジオアプリ選び
スマホでラジオを聴く方法は、難しい設定を必要としません。民放ラジオを聴きたいならradiko、NHKのニュースや語学講座を中心に楽しみたいならNHK ONE らじるらじるから始めるのがおすすめです。どちらも基本利用料は無料で、スマホがあれば気軽に試せます。
選び方の要点は、無料で聴ける番組の範囲、聴き逃し配信の期限、全国の放送局を聴く必要性、そして通信料の4つです。地元の放送を聴く程度なら無料機能で十分な場合が多く、遠方の民放局や過去30日以内の番組を自由に楽しみたい人は、有料プランを比較すると無駄な出費を抑えられます。
また、スマホでFMラジオを直接受信できるかどうかは端末の仕様次第です。インターネット配信とFMの違いを理解し、通信量を管理しながら、自分の生活に合った方法を選びましょう。