横浜家系ラーメンの名店として知られる「六角家」は、2026年現在も味を楽しめる店舗があります。六角橋にあった本店は2017年10月末に閉店しましたが、横浜市戸塚区の「六角家 戸塚店」と、新横浜ラーメン博物館の「六角家1994+」が、それぞれ異なる形で歴史を受け継いでいます。
創業者の神藤隆氏が築いた六角家は、家系御三家の一角としてラーメン史に名を残す存在です。ただし、本店の閉店、運営法人の破産、創業者の逝去を経て、現在の店舗はすべて同じ運営体制というわけではありません。2026年10月27日時点の公式店舗情報を軸に、営業状況、住所・アクセス、メニューと価格、歴代店舗、蔵前家との関係まで整理します。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:六角家の味を楽しむなら、戸塚店と新横浜ラーメン博物館の「六角家1994+」が主な選択肢です。
- 要点2:六角橋の本店は2017年10月末に閉店。運営法人は2020年に破産手続きに入りましたが、戸塚店は別経営で営業を続けています。
- 要点3:戸塚店と六角家1994+は運営形態も店舗の成り立ちも異なります。営業時間や価格は、訪問前に各施設の最新情報を確認するのが確実です。
【2026年最新】六角家の店舗はどこで食べられる?現在の営業状況を解説
2026年現在、六角家のラーメンを食べたい人がまず確認したいのは、横浜市戸塚区の「六角家 戸塚店」と、新横浜ラーメン博物館内の「六角家1994+」です。新横浜ラーメン博物館の公式店舗情報では、戸塚店と蔵前家の協力によって実現した復活プロジェクトとして紹介されています。
1.六角家 戸塚店
六角家 戸塚店は、神藤隆氏の弟である神藤誠氏が別経営で運営する店舗です。本店を運営していた法人の破産とは別の事業として営業を続け、六角家の味を現在につないでいます。
2026年のトツカーナモール公式ショップ情報では、店舗は神奈川県横浜市戸塚区戸塚町16-1、トツカーナモールGARDENの1階にあります。JR・横浜市営地下鉄の戸塚駅西口に直結しているため、電車で訪れやすい立地です。
- 店舗名:六角家 戸塚店
- 住所:神奈川県横浜市戸塚区戸塚町16-1 トツカーナモールGARDEN 1階
- 営業時間:11:00~21:00(公式モール掲載情報)
- 定休日:公式ショップ情報に定休日の明記なし
- 電話番号:045-870-3033
- アクセス:戸塚駅西口直結
営業時間は施設の公式掲載情報に基づくものです。臨時休業や営業時間の変更が発生する場合もあるため、当日の営業状況はトツカーナモールの最新案内や店舗の公式SNSで確認してください。
2.新横浜ラーメン博物館「六角家1994+」
もう一つの選択肢が、新横浜ラーメン博物館内の「六角家1994+」です。2024年4月8日にオープンした店舗で、かつて1994年から2003年まで同館に出店していた六角家を、創業者の遺志を引き継ぐ形で復活させました。
このプロジェクトでは、創業者の弟子であり、静岡県浜松市で「蔵前家」を営む袴田裕司氏が調理面を担い、戸塚店の神藤誠氏や神藤隆氏の姪にあたる露木あゆみ氏も協力しています。単に昔の店名を再使用したのではなく、創業者が目指した味を改めて形にする取り組みです。
- 店舗名:六角家1994+
- 住所:神奈川県横浜市港北区新横浜2-14-21(新横浜ラーメン博物館内)
- アクセス:JR・東海道新幹線の新横浜駅から徒歩約5分、相鉄・東急新横浜線・横浜市営地下鉄の新横浜駅10番出口から徒歩約1分
- 営業時間の目安:平日11:00~21:00、土日祝10:30~21:00
- ラーメン店のラストオーダー:原則として閉館時間の30分前
営業時間は新横浜ラーメン博物館全体の基本営業時間です。会員向けイベントや期間限定企画などで一般営業時間が変更される場合があります。実際に2026年10月には、同店の限定メニュー「金華角煮ラーメン」が10月22日・23日の2日間限定で提供されました。訪問時は施設の営業カレンダーと店舗のお知らせを確認しましょう。
【本店閉店の理由】六角家の創業者・神藤隆氏と家系御三家の歴史
六角家の現在を理解するには、創業者の神藤隆氏が築いた歴史と、本店が閉店に至った経緯を押さえる必要があります。新横浜ラーメン博物館の公式店舗紹介や、帝国データバンクの情報を伝えたタウンニュースの報道によると、六角家は1988年に横浜市神奈川区の六角橋で創業しました。
吉村家、本牧家を経て1988年に独立
神藤隆氏は、もともと洋食のコックとして働いていましたが、ラーメン店を開くことを志して家系ラーメンの源流とされる吉村家に弟子入り。その後、吉村家の2号店にあたる本牧家で店長を務め、独立して六角家を開業しました。
六角家は、吉村家、本牧家と並ぶ「家系御三家」の一角として知られるようになります。豚骨しょうゆスープ、存在感のある中太麺、海苔やほうれん草を組み合わせた一杯は、横浜家系ラーメンを語るうえで欠かせない存在となりました。
1994年のラー博出店から全国展開へ
六角家は1994年3月6日、新横浜ラーメン博物館の開館時から参加する店舗の一つとして出店しました。2003年5月31日に同館を卒業した後も店舗を増やし、公式店舗紹介によると、多い時期には全国で10店舗ほどを展開していました。
羽田、海老名、船橋、御徒町などの店舗も報道で取り上げられており、六角家の名前は横浜の本店だけにとどまらず広く知られるようになります。コンビニエンスストアでカップ麺が販売されたことも、ブランドの知名度を押し上げた要素の一つでした。
2017年の本店閉店と2020年の破産手続き
六角橋の本店は、2017年春ごろから創業者の体調不良などを背景に休業し、同年10月末に閉店しました。タウンニュースが帝国データバンク横浜支店の情報として報じた内容では、家系ラーメン市場への新規参入が増えて競争が激しくなり、本店の来店客数も減少していたとされています。
つまり、閉店の背景には、創業者の体調問題だけでなく、競争環境の変化や経営上の困難もありました。ただし、個別の要因が経営にどの程度影響したのかを、単一の理由だけで説明することはできません。
その後、六角家を運営していた有限会社六角家は2020年9月、横浜地方裁判所から破産手続き開始決定を受けました。ここで区別したいのは、本店の閉店と運営法人の破産、別経営の戸塚店の営業は、それぞれ異なる出来事だという点です。
神藤隆氏は2022年10月5日に逝去しました。しかし、その後も戸塚店と六角家1994+を通じて、六角家の歴史と味を受け継ぐ動きが続いています。
【徹底比較】六角家本店・戸塚店・六角家1994+は何が違う?
「六角家」と名前が付く店舗でも、成り立ちや運営体制は同じではありません。現在の戸塚店は別経営による営業店舗であり、六角家1994+は新横浜ラーメン博物館の復活プロジェクトとして誕生した店舗です。
| 比較項目 | 六角橋本店 | 六角家 戸塚店 | 六角家1994+ |
|---|---|---|---|
| 2026年の営業状況 | 2017年10月末に閉店 | 営業中 | 営業中 |
| 所在地 | 横浜市神奈川区・六角橋 | 横浜市戸塚区戸塚町16-1、トツカーナモールGARDEN 1階 | 横浜市港北区新横浜2-14-21、新横浜ラーメン博物館内 |
| 運営・成り立ち | 創業者・神藤隆氏が開業した本店 | 神藤隆氏の弟・神藤誠氏による別経営 | 創業者の遺志を継ぐ復活プロジェクト |
| 味の継承 | 創業者が築いた本来の店舗 | 六角家の歴史を継承する店舗 | 蔵前家の袴田裕司氏を中心に、理想の味を再構築 |
| 営業時間 | 営業終了 | 11:00~21:00(公式モール掲載情報) | 館の基本営業時間に準ずる。イベント等による変更あり |
| 価格情報 | 現行メニューなし | 最新価格は店頭で確認 | ラーメン950円、中盛1,050円、大盛1,150円など |
この比較で大切なのは、六角家1994+を「閉店した本店がそのまま元の場所に戻った店舗」と捉えないことです。新横浜ラーメン博物館の企画を通じ、戸塚店と蔵前家が協力しながら、創業者が目指した味を現代の調理方法で再現する形が取られています。
また、現在の営業店舗が存在するからといって、かつての六角橋本店や全国の旧店舗が復活したわけではありません。屋号の継承、調理技術の継承、法人としての経営は、それぞれ分けて理解する必要があります。
【メニュー・価格・口コミ】六角家のラーメンは今も食べる価値がある?
六角家1994+のメニューと価格
新横浜ラーメン博物館の公式店舗情報に掲載されている主なメニューと価格は、次のとおりです。価格は2026年10月時点で確認できる掲載情報に基づきます。
- ラーメン:950円
- 中盛ラーメン:1,050円
- 大盛ラーメン:1,150円
- ミニラーメン:750円
- 煮玉子入りラーメン:1,150円
- チャーシューメン:1,250円
- 煮玉子:200円
- 海苔:150円
- キャベチャー:200円
- ライス:並150円、大250円
メニューや価格は変更される可能性があり、品切れになる場合もあります。期間限定商品は通常メニューと販売期間が異なるため、注文前に最新の店頭表示を確認してください。戸塚店については、今回確認できた公式モール情報に現行メニューの価格一覧がないため、上記の価格をそのまま適用することはできません。
六角家1994+が目指す「甘みのあるスープ」
新横浜ラーメン博物館の公式紹介では、六角家1994+の特徴として、豚骨しょうゆスープ、もちもちとした食感の中太ストレート麺、チャーシュー、海苔、ほうれん草、ネギなどが挙げられています。レギュラーラーメンの麺量は160gと案内されています。
注目したいのは、スープの炊き方です。店主を務める袴田裕司氏は、骨のバランスや炊くタイミングを重視し、直径1.3メートル以上の大釜を使ってスープを仕込む方法を採用しています。対流を改善し、焦げ付きや豚の臭みを抑えながら、創業者が理想とした甘みのあるスープに近づける狙いがあると、公式店舗紹介で説明されています。
これは、過去の味を単純に模倣するのではなく、当時の食材を基本にしながら調理工程を工夫するアプローチです。六角家1994+の魅力は、懐かしさを再現するだけでなく、創業者の味づくりの考え方を引き継いでいる点にあります。
評判や口コミを見るときのポイント
六角家の味を評価する際は、店舗の成り立ちを理解したうえで口コミを読むことが重要です。戸塚店は六角家の歴史を受け継ぐ営業店舗として紹介され、六角家1994+は復活プロジェクトとしてスープの仕込み方法などに独自の工夫を加えています。
そのため、両店で食べた感想が異なっても、ただちにどちらかが「本物ではない」と判断するのは早計です。麺の硬さ、味の濃さ、油の量、訪問時の仕込み状況などによっても食べた印象は変わります。
口コミを参考にするなら、評価点だけでなく、投稿された時期、実際に訪れた店舗、注文したメニューまで確認しましょう。戸塚店の口コミを六角家1994+の評判として扱ったり、過去の本店に対する評価を現在の営業状況に直接当てはめたりしないことが、情報を見極めるコツです。
【歴代店舗・蔵前家との関係】六角家の系譜と訪問前の確認事項
六角家の歴代店舗はどこにあった?
六角家は六角橋の本店から始まり、新横浜ラーメン博物館への出店を経て、全国に店舗を広げました。新横浜ラーメン博物館の公式紹介では、店舗数が多い時期には全国で10店舗ほどに達したとされています。
過去の店舗として報道で名前が挙がっているのは、羽田店、海老名店、船橋店、御徒町店などです。首都圏だけでなく、札幌、名古屋、大阪、高松などにも展開していたと報じられています。
ただし、これらは歴代店舗の代表例であり、2026年現在の営業店舗一覧ではありません。かつて六角家の屋号を掲げていた店舗と、現在営業している戸塚店や六角家1994+を同じ一覧で扱うと、営業中の店舗を誤認する原因になります。
蔵前家と六角家1994+の関係
蔵前家は静岡県浜松市にあるラーメン店で、六角家1994+の復活プロジェクトを支える重要な存在です。店主の袴田裕司氏は神藤隆氏の弟子で、神藤氏が信頼を寄せていた人物として、新横浜ラーメン博物館の公式紹介に登場しています。
2021年に始動した復活プロジェクトでは、神藤氏が自身の体調などを理由に直接の復活は難しいとしながらも、弟子が担う形ならばと協力する意向を示した経緯が紹介されています。その後、袴田氏が調理面を担い、戸塚店の神藤誠氏や露木あゆみ氏も協力する形で、2024年4月8日の六角家1994+オープンにつながりました。
つまり、蔵前家は単に六角家の名前を借りた店舗ではなく、創業者が認めた弟子が味の再構築を担う存在です。一方、戸塚店は創業者の実弟による別経営の店舗です。両店は六角家の歴史を共有しながらも、同じ店舗や同じ運営主体ではありません。
訪問前にチェックしたい営業時間・アクセス
六角家を食べに行く際は、行き先によって確認する情報が異なります。
- 戸塚店:トツカーナモールの公式ショップ情報で住所、営業時間、電話番号を確認する。定休日の掲載がないため、臨時休業や変更が心配な場合は店舗の公式SNSなども確認する。
- 六角家1994+:新横浜ラーメン博物館の公式店舗情報と営業カレンダーを確認する。一般営業時間の変更や会員限定営業、期間限定メニューの告知に注意する。
- 旧本店:2017年10月末に閉店しており、現役の営業店舗として訪問する場所ではない。
新横浜ラーメン博物館は施設の入場料が別途必要です。公式案内では通常の当日入場券は大人450円、小・中学生100円、高校生の学生割引も100円、小学生未満は無料とされています。ラーメンの価格だけでなく、施設入場料も含めて予算を考えておくと安心です。
【六角家店舗】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:六角家の本店は2026年現在も営業していますか?
A1:いいえ。横浜市神奈川区の六角橋にあった本店は、創業者の体調不良などを背景に2017年10月末に閉店しました。2020年には運営法人が破産手続きに入りましたが、別経営の戸塚店や新横浜ラーメン博物館の六角家1994+は営業しています。
Q2:六角家 戸塚店の営業時間と定休日は?
A2:トツカーナモールの公式ショップ情報では、営業時間は11:00~21:00、電話番号は045-870-3033です。定休日は同ページに明記されていないため、訪問当日の営業状況はモールの最新案内や店舗の公式SNSで確認してください。
Q3:六角家 戸塚店と六角家1994+はどちらがおすすめですか?
A3:戸塚駅周辺で日常的に食事をしたい人には、駅西口直結の戸塚店が便利です。創業者の歴史を振り返りながら、蔵前家の袴田裕司氏らが再構築した六角家の味を体験したい人には、新横浜ラーメン博物館の六角家1994+が向いています。両店は成り立ちと運営体制が異なるため、目的に応じて選びましょう。
まとめ:六角家の味を楽しむための判断基準
六角家は、1988年に神藤隆氏が六角橋で創業して以来、家系御三家の一角として横浜家系ラーメンの歴史を築いてきました。本店は2017年に閉店し、運営法人も2020年に破産手続きに入りましたが、その歴史は戸塚店と新横浜ラーメン博物館の六角家1994+に引き継がれています。
2026年現在、訪問先を選ぶ際の判断基準は明確です。戸塚駅西口直結の店舗で六角家の歴史を受け継ぐ一杯を味わいたいなら戸塚店、創業者の遺志を踏まえて再構築されたスープや復活プロジェクトの背景まで体験したいなら六角家1994+が候補になります。
一方、かつての六角橋本店とまったく同じ店舗が営業しているわけではありません。屋号、運営主体、調理技術の継承という三つの視点で違いを理解することが、六角家をより深く楽しむためのポイントです。訪問前には各施設の公式情報で営業時間や臨時変更を確認し、現在の六角家の味を楽しんでください。