横浜家系ラーメンの名店として知られる「六角家」は、2026年現在、どこで食べられるのでしょうか。かつて全国に店舗を展開し、家系御三家の一角を担った六角家は、横浜市神奈川区の本店を2017年10月末に閉店。その後、運営法人の破産手続きを経て、創業者の神藤隆氏も2022年に亡くなりました。しかし、六角家の歴史はそこで途絶えたわけではありません。
現在、六角家の味を求める人が訪れたい店舗は、横浜市戸塚区の「ラーメン六角家」と、新横浜ラーメン博物館で営業する「六角家1994+」です。戸塚店は2025年7月にトツカーナモールへ移転し、駅からアクセスしやすい立地になりました。一方、ラー博の店舗は、創業者の意向を受けた弟子と関係者の協力によって復活したものです。2026年10月時点の公開情報をもとに、所在地、営業時間、メニュー、閉店理由、復活までの経緯を整理します。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:六角家を味わえる主な現行店は、戸塚駅西口直結のトツカーナモールにある「ラーメン六角家」と、新横浜ラーメン博物館の「六角家1994+」です。
- 要点2:本店は2017年10月末に閉店。創業者の体調悪化に加え、経営面でも厳しい状況が報じられ、運営法人は2020年に破産手続きに入りました。
- 要点3:ラー博では2024年4月8日に復活プロジェクトの店舗がオープン。戸塚店とは営業時間、価格、立地が異なるため、目的に合わせて選ぶのがおすすめです。
【2026年最新】六角家の店舗は現在どこで営業中?

2026年10月時点で、六角家の味を食べに行く際に押さえておきたいのは、戸塚店と新横浜ラーメン博物館の2店舗です。ただし、両者はまったく同じ営業形態ではありません。戸塚店は創業者の弟が別経営で運営してきた店舗であり、「六角家1994+」は創業者の弟子や関係者が協力して実現した復活プロジェクトの店舗です。
1.ラーメン六角家 戸塚店
現在の所在地は、神奈川県横浜市戸塚区戸塚町16-1、トツカーナモールGARDENの1階です。戸塚駅西口に直結する商業施設内にあり、電車で訪れる人にとって利便性の高い立地になりました。
以前の店舗は戸塚区下倉田町682にあり、戸塚駅から離れていたため、路線バスや車を利用して訪れる人もいました。旧店舗は2025年6月29日に営業を終え、同年7月14日にトツカーナモールで新たな営業を開始しています。
この移転によって、六角家は駅から徒歩で立ち寄りやすい店舗へと変わりました。通勤・通学の途中や買い物のついでに訪れやすくなった点は、長年のファンだけでなく、初めて六角家を知った人にとっても大きな変化です。
2.六角家1994+ 新横浜ラーメン博物館店
もう一つの選択肢が、新横浜ラーメン博物館内の「六角家1994+」です。2024年4月8日にオープンし、1994年のラー博出店時代の味を出発点に、現在の技術を取り入れた一杯を提供しています。
新横浜ラーメン博物館の公式店舗情報によると、同店の復活は、創業者の神藤隆氏が存命中に進められていたプロジェクトを引き継ぐ形で実現しました。現存する戸塚店と、神藤氏が信頼を寄せていた弟子の協力が大きな役割を果たしています。
かつての本店そのものが再開したわけではありません。しかし、六角家の歴史や味の考え方を受け継いだラーメンを食べられる場所として、2026年現在も注目したい店舗です。
【営業時間・アクセス】戸塚店と六角家1994+の訪問ガイド
六角家を訪れる際に気をつけたいのが、店舗ごとの営業時間とアクセスの違いです。特に戸塚店は移転前の住所を掲載した情報が検索結果に残っていることがあるため、住所を確認してから出発するのが確実です。
ラーメン六角家 戸塚店の店舗情報
- 住所:神奈川県横浜市戸塚区戸塚町16-1 トツカーナモールGARDEN 1階
- 営業時間:11:00~21:00
- 電話番号:045-870-3033
- アクセス:JR東海道線・横須賀線などの戸塚駅西口直結。横浜市営地下鉄ブルーラインの戸塚駅からもアクセス可能
- 駐車場:トツカーナモールの駐車場を利用可能
営業時間と電話番号は、トツカーナモールの公式ショップ案内に掲載されている情報です。施設の基本営業時間と店舗独自の営業条件は必ずしも同一ではないため、臨時休業や営業時間の変更が気になる場合は、訪問当日に店舗へ確認してください。
なお、旧店舗の下倉田町682は現在の所在地ではありません。移転前の店舗情報を掲載しているグルメサイトや地図サービスを参照する場合は、住所が戸塚町16-1に更新されているかを確認しましょう。
六角家1994+ 新横浜ラーメン博物館店の店舗情報
- 施設住所:神奈川県横浜市港北区新横浜2-14-21
- 営業時間:ラー博全体の基本営業時間は平日11:00~21:00、土日祝10:30~21:00
- アクセス:JR新横浜駅から徒歩約5分。相鉄・東急新横浜線および横浜市営地下鉄の新横浜駅10番出口から徒歩約1分
- 施設入場料:大人450円、小・中学生100円、高校生100円、小学生未満無料
営業時間と入場料は、新横浜ラーメン博物館の公式案内に基づいています。ラストオーダーは施設閉館時間の30分前が基本ですが、混雑状況やイベントによって変更される場合があります。施設への入場料が別途必要な点も、戸塚店との大きな違いです。
ラー博を訪れるなら、ラーメンだけでなく館内の展示やほかの店舗も楽しみたい人に向いています。反対に、駅周辺で一杯だけ食べたい場合は、施設への入場が必要ない戸塚店のほうが利用しやすいでしょう。
【歴代店舗と年表】六角家の創業から本店閉店、復活まで
六角家の歩みを理解するには、1988年の創業から、ラー博への出店、全国展開、本店閉店、そして2024年の復活までを時系列で見ると分かりやすくなります。以下は、新横浜ラーメン博物館の公式店舗情報や、東京商工リサーチの情報を伝えた外食業界報道などをもとに整理したものです。
| 時期 | 出来事 | 背景・意味 |
|---|---|---|
| 1988年 | 横浜市神奈川区の六角橋で本店を創業 | 神藤隆氏が独立。家系ラーメンの名店として知名度を高める出発点となった |
| 1994年3月6日 | 新横浜ラーメン博物館に出店 | ラー博のオープンメンバーとして参加 |
| 2003年5月31日 | ラー博の店舗を卒業 | 出店終了後も店舗展開を続け、最盛期には全国に約10店舗を展開したとされる |
| 2017年10月末 | 六角橋の本店が閉店 | 創業者の体調悪化が閉店に至る重要な要因となった |
| 2020年9月 | 運営法人が破産手続きへ | 東京商工リサーチの情報をもとにした報道で、法人の破産開始決定が伝えられた |
| 2021年 | ラー博復活プロジェクトが進行 | 創業者の意向を受け、弟子や戸塚店の関係者が協力する構想が具体化 |
| 2022年10月5日 | 創業者の神藤隆氏が逝去 | 本人による再出店ではなく、関係者が味と歴史を受け継ぐ形へ |
| 2024年4月8日 | 六角家1994+がオープン | 新横浜ラーメン博物館で六角家の味を再び提供 |
| 2025年7月14日 | 戸塚店がトツカーナモールへ移転オープン | 戸塚駅西口直結の立地となり、アクセスが改善 |
歴代店舗については、六角橋の本店とラー博店に加え、羽田店、海老名店、船橋店、御徒町店などが報道で紹介されています。最盛期には約10店舗を展開したとされますが、すべての店舗が現在も営業しているわけではありません。
また、六角家で修業した人が独立して開いた店や、六角家の名を冠する別経営の店舗も存在してきました。そのため、検索結果に「六角家」と表示されていても、創業者が経営していた法人の直営店と同一だとは限りません。現在の店舗を探す場合は、店名だけでなく運営主体や所在地も見比べる必要があります。
【本店閉店理由】六角家はなぜ閉店し、どう復活したのか
六角家本店の閉店は、単に人気が落ちたからという一言では説明できません。創業者の健康問題と、法人を取り巻く財務上の問題が重なったことが、当時の報道から読み取れます。
閉店の転機は創業者の体調悪化
外食ニュースなどが東京商工リサーチの情報をもとに伝えたところによると、神藤隆氏は2017年春ごろに体調を崩し、本店は休業。その後、同年10月末に閉店しました。神藤氏は六角家の味を築いた中心人物であり、本人が厨房に立てなくなったことは、店の運営にとって大きな転機だったと考えられます。
一方、経営面では、消費税などの滞納や財務上の負担が報じられていました。法人は2020年に破産手続きに入りましたが、これは本店が閉店した2017年とは別の出来事です。「本店閉店」と「法人の破産」を同じ日付の出来事として扱わないことが、六角家の歴史を正しく理解するうえで大切です。
六角家1994+はどのように復活したのか
復活のきっかけは、新横浜ラーメン博物館が進めた「あの銘店をもう一度」企画でした。2021年、ラー博の館長が神藤氏に六角家の復活を提案。体調面の事情から本人が店を再開することは難しかったものの、弟子が担う形ならばという意向が示され、プロジェクトが動き出しました。
その中心となったのが、静岡県浜松市で「蔵前家」を営む袴田裕司氏です。新横浜ラーメン博物館の公式説明では、神藤氏が信頼していた弟子として紹介されており、戸塚店を運営する神藤誠氏と、創業者の姪にあたる露木あゆみ氏も協力しました。
つまり、六角家1994+は、破産した法人がそのまま再建され、元の本店が復活したという話ではありません。創業者の意向、弟子の技術、戸塚店の関係者の協力、そしてラー博の企画が結びついた、新たな形での復活です。
「1994+」という店名に込められた意味
「1994」は、新横浜ラーメン博物館に初めて出店した年を表しています。「+」には、当時の味を再現するだけでなく、その後に培われた技術や知識を加えて進化させる意味が込められています。
公式店舗情報によると、六角家1994+では、骨のバランスや炊き方を追求し、直径1.3メートル以上の大釜を使ってスープを仕込んでいます。これは創業当時の設備をそのまま再現するのではなく、六角家らしい味を目指して製法を工夫するアプローチです。
創業者が亡くなった後もブランドの味を残すには、レシピだけでなく、材料の扱い方や仕込みの技術を引き継ぐ必要があります。六角家1994+は、その継承を弟子と関係者が実際の店舗という形で示した事例です。
【メニュー・価格・評判】六角家のラーメンと名物キャベチャー
六角家の魅力は、豚骨醤油スープ、中太麺、海苔、チャーシュー、ほうれん草を組み合わせた、家系ラーメンの王道ともいえる構成にあります。ただし、戸塚店と六角家1994+ではメニューや価格が異なるため、注文前にそれぞれの情報を確認しましょう。
六角家1994+の主なメニューと価格
- ラーメン:950円
- 中盛ラーメン:1,050円
- 大盛ラーメン:1,150円
- ミニラーメン:750円
- 煮玉子入りラーメン:1,150円
- チャーシューメン:1,250円
- キャベチャー:200円
- ライス(並):150円
- ライス(大):250円
上記は新横浜ラーメン博物館の公式店舗情報に掲載されている価格です。価格改定や期間限定メニューの追加があり得るため、実際の注文時には店頭の表示を優先してください。
戸塚店のメニューと価格
2026年8月の訪問情報を掲載した地域情報サイト「戸塚であそぼ!」では、戸塚店のラーメンが900円、ミニラーメンが650円、大盛ラーメンが1,100円、つけ麺が1,000円からと紹介されています。ラー博店とは価格設定が異なり、同じ「六角家」の看板でも店舗ごとにメニュー構成や料金が違うことが分かります。
戸塚店では、味の濃さ、麺のかたさ、脂の量を好みに応じて調整できます。初めて訪れるなら、まずはすべて「普通」で注文し、スープや麺の特徴を確かめてから次回以降に調整すると、店の基準となる味をつかみやすいでしょう。
六角家名物のキャベチャーとは
キャベチャーは、六角家を語る際に外せないサイドメニューです。キャベツとチャーシューを組み合わせた一品で、ラーメンとは異なる食感を楽しめます。新横浜ラーメン博物館の公式店舗情報でも名物として紹介されており、六角家1994+では200円で提供されています。
ラーメンにライスを合わせてしっかり食べたい人にも、キャベチャーを追加して食感の変化を楽しみたい人にも、サイドメニューは選択肢の一つになります。ただし、戸塚店のキャベチャーの価格はラー博店と同一とは限らないため、券売機で最新の金額を確認してください。
評判・口コミから見える六角家の魅力と注意点
戸塚店の評判を確認する際は、グルメサイトの評価点だけでなく、実際の口コミで何が評価され、何が好みを分けているのかを見るのが有効です。食べログの現行店舗ページでは、2026年10月時点で評価3.61、口コミ436件が掲載されています。評価点は利用者の投稿によって変動するため、特定の数字だけで味を判断するのは適切ではありません。
2026年の地域メディアによる実食記事では、戸塚店のスープは豚骨のコクを感じさせながら、見た目ほどしつこくないと紹介されています。中太麺にスープがよく絡む点や、味の濃さ・脂の量・麺のかたさを調整できる点も、注文時の特徴です。
一方、口コミでは味の濃さやスープの印象に対する評価が分かれることもあります。豚骨醤油の濃厚さを期待する人と、塩気や脂を控えめにしたい人では、同じ一杯でも受け取り方が異なります。評価の高低だけでなく、自分が求める味に近い感想かどうかを確認することが、店選びの判断材料になります。
【吉村家・本牧家との比較】六角家が家系御三家と呼ばれた理由
六角家を理解するには、家系ラーメンの歴史における吉村家、本牧家との関係を押さえておく必要があります。新横浜ラーメン博物館の公式店舗紹介によると、創業者の神藤隆氏は、家系ラーメンの源流として知られる吉村家で修業した後、吉村家の2号店にあたる本牧家で店長を務め、1988年に独立して六角家を開きました。
この経歴から分かるのは、三店が単に似た味のラーメンを提供する店というだけでなく、家系ラーメンの発展を語るうえで系譜上のつながりを持っているということです。
- 吉村家:家系ラーメンの源流として位置づけられる店。
- 本牧家:吉村家の2号店として開かれ、神藤隆氏が店長を務めた店。
- 六角家:神藤隆氏が1988年に独立して創業し、家系御三家の一角として知名度を高めた店。
六角家は1994年に新横浜ラーメン博物館へ出店し、全国への店舗展開やカップ麺などを通じても知られる存在になりました。こうした歴史があるからこそ、本店閉店後も復活を望む声があり、ラー博の復活プロジェクトが実現した背景にもつながっています。
ただし、系譜がつながっていることと、現在の店舗が同じ経営主体であることは別の話です。吉村家、本牧家、六角家を比較するときは、創業者の経歴や歴史的な関係と、現在の営業状況や運営形態を分けて考えると、情報を整理しやすくなります。
【プロの結論】六角家の店舗選びで失敗しない判断基準
2026年の六角家は、過去の本店をそのまま訪ねることはできませんが、戸塚店と六角家1994+という異なる形で、その歴史と味に触れられます。どちらを選ぶかは、アクセス、価格、ラーメン以外に楽しみたいものがあるかによって決めるとよいでしょう。
- 駅近で気軽に食べたい人:戸塚駅西口直結のトツカーナモールにあるラーメン六角家がおすすめです。買い物や仕事帰りにも立ち寄りやすい立地です。
- 六角家の歴史や復活の背景にも関心がある人:新横浜ラーメン博物館の六角家1994+が向いています。ラー博の展示やほかの店舗もあわせて楽しめます。
- 価格を重視する人:店舗ごとに価格が異なるため、メニューを比較してから訪問先を選びましょう。ラー博店では施設入場料も必要です。
- 初めて六角家を食べる人:味の濃さ、麺のかたさ、脂の量を調整できる戸塚店では、まず「普通」で注文し、基準の味を確かめる方法がおすすめです。
訪問前には、住所が旧店舗の下倉田町ではなくトツカーナモールになっているか、営業時間に変更がないか、目当てのメニューが提供されているかを確認してください。検索結果に残る古い店舗情報や過去の口コミだけで判断せず、トツカーナモールと新横浜ラーメン博物館の公式案内を照合することが、訪問時の行き違いを防ぐポイントです。
【六角家店舗】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:六角家の店舗は2026年現在、どこにありますか?
A1:主な現行店として、横浜市戸塚区戸塚町16-1のトツカーナモールGARDEN 1階にある「ラーメン六角家」と、新横浜ラーメン博物館内の「六角家1994+」があります。前者は駅近での食事、後者はラー博での食べ歩きに向いています。
Q2:六角家の本店が閉店した理由は何ですか?
A2:創業者の神藤隆氏が2017年春ごろに体調を崩し、本店が休業した後、同年10月末に閉店しました。経営面では税金の滞納など財務上の問題も報じられており、運営法人は2020年に破産手続きに入りました。
Q3:六角家1994+は、昔の六角家本店が復活した店舗ですか?
A3:いいえ。元の本店や破産した法人がそのまま復活したわけではありません。創業者の意向を受け、弟子の袴田裕司氏、戸塚店の関係者、新横浜ラーメン博物館が協力して実現した店舗です。1994年当時の味を出発点に、現在の技術を取り入れています。
まとめ:【六角家店舗】今後の動向と訪問前に確認したいこと
六角家は、2017年の本店閉店、2020年の法人の破産手続き、2022年の創業者逝去という大きな転機を経ながら、戸塚店と六角家1994+という形で歴史をつないでいます。2025年には戸塚店がトツカーナモールへ移転し、2026年現在は駅からアクセスしやすい環境でラーメンを楽しめるようになりました。
一方、六角家1994+は、創業者の遺志を受け継ぎながら、当時の味を現代の技術で追求する復活プロジェクトの成果です。元の本店と同じ店が再開したわけではないものの、六角家の味と歴史を知るうえで重要な存在となっています。
訪問先を決める際は、駅からのアクセスを重視するなら戸塚店、ラーメン博物館の雰囲気や復活の背景も楽しみたいなら六角家1994+という基準で選ぶと分かりやすいでしょう。営業時間や価格は変更される可能性があるため、出発前に各施設の公式案内を確認し、2026年の六角家を楽しんでください。