札幌市内を地下鉄で移動するなら、最初に押さえておきたいのが、南北線・東西線・東豊線の3路線と、それぞれの乗換駅です。札幌駅周辺のJR線との接続、すすきの・大通エリアの移動、観光施設へのアクセスも、路線図の見方を覚えるだけで判断しやすくなります。
2026年10月時点で、札幌市営地下鉄は3路線・計49駅(路線別の駅数の合計)で構成されています。札幌市交通局の公式路線図を基本に、全駅と駅ナンバリング、さっぽろ駅・大通駅の乗換方法、運賃表、駅間所要時間・距離、時刻表の調べ方まで整理しました。初めて札幌を訪れる方も、日常的に利用する方も、目的地に合わせて確認してください。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 路線図の基本:南北線は緑、東西線はオレンジ、東豊線は青。駅番号と組み合わせると乗車路線を判別しやすくなります。
- 乗換の要点:大通駅は3路線の乗換駅。さっぽろ駅で南北線と東豊線を乗り換える場合は、いったん改札を出て30分以内に再入場する必要があります。
- 運賃・所要時間:大人の普通運賃は210円から380円。最新の料金、時刻表、駅構内図は札幌市交通局の公式案内で確認できます。
【2026年最新】札幌市営地下鉄の公式路線図と基本情報
札幌市営地下鉄の路線図を探す場合、まず確認したいのが札幌市交通局の公式サイトにある「路線図・構内図」です。地下鉄路線図だけでなく、駅構内図、駅間所要時間・距離、各駅の時刻表、さっぽろ駅での乗換方法も確認できます。
2026年の利用情報を調べる際は、資料ごとの更新日にも注意が必要です。公式の「路線図・構内図」ページの掲載更新日は2024年12月4日ですが、駅構内図は2026年3月30日、地下鉄時刻表は2026年8月1日、乗車料金の案内は2026年4月1日に更新されています。路線全体を把握する資料と、当日の移動に必要な最新情報を使い分けるのが実用的です。
地下鉄は札幌市内の主要な移動手段で、路線ごとに色とアルファベットが割り当てられています。公式の路線案内では、南北線が緑色の「N」、東西線がオレンジ色の「T」、東豊線が青色の「H」です。駅名の横にある記号と数字は駅ナンバリングを表しています。
路線図を見るときは、次の3点を順番に確認しましょう。
- 出発駅と目的駅が同じ路線上にあるか。
- 別の路線に移る場合、どの乗換駅を利用するか。
- 運賃、所要時間、目的地に近い出口をそれぞれ確認したか。
特に札幌駅周辺は、JRの「札幌駅」と地下鉄の「さっぽろ駅」が案内上で区別されています。名前の表記だけで判断せず、JR・地下鉄のどちらを利用するのかを先に確認すると、乗換時の混乱を防げます。
【全駅一覧】南北線・東西線・東豊線の路線カラーと駅番号
札幌市営地下鉄の駅数は、南北線が16駅、東西線が19駅、東豊線が14駅です。3路線の駅数を合計すると49駅となります。乗換駅は路線ごとにそれぞれの駅として数えられるため、駅名の種類の数とは異なります。
| 路線 | カラー・記号 | 駅数 | 主な乗換駅・接続 |
|---|---|---|---|
| 南北線 | 緑・N | 16駅 | さっぽろ、大通 |
| 東西線 | オレンジ・T | 19駅 | 大通 |
| 東豊線 | 青・H | 14駅 | さっぽろ、大通 |
南北線:麻生から真駒内まで
南北線は、札幌市中心部を南北方向に結ぶ路線です。北側の麻生駅から、さっぽろ駅・大通駅・すすきの駅などの中心市街地を通り、南側の真駒内駅へ向かいます。ラインカラーは緑、路線記号はNです。
南北線の全16駅
麻生(N01)→ 北34条(N02)→ 北24条(N03)→ 北18条(N04)→ 北12条(N05)→ さっぽろ(N06)→ 大通(N07)→ すすきの(N08)→ 中島公園(N09)→ 幌平橋(N10)→ 中の島(N11)→ 平岸(N12)→ 南平岸(N13)→ 澄川(N14)→ 自衛隊前(N15)→ 真駒内(N16)
札幌駅周辺の移動に加え、すすきのや中島公園などの中心部、平岸・澄川方面への移動にも利用しやすい路線です。目的地が南北線沿線にあるなら、乗換をせずに移動できるかを最初に確認すると、経路を簡潔にできます。
東西線:宮の沢から新さっぽろまで
東西線は、札幌市の西側から中心部を経て東側へ向かう路線です。西側の宮の沢駅から大通駅を通り、新さっぽろ駅までを結びます。ラインカラーはオレンジ、路線記号はTです。
東西線の全19駅
宮の沢(T01)→ 発寒南(T02)→ 琴似(T03)→ 二十四軒(T04)→ 西28丁目(T05)→ 円山公園(T06)→ 西18丁目(T07)→ 西11丁目(T08)→ 大通(T09)→ バスセンター前(T10)→ 菊水(T11)→ 東札幌(T12)→ 白石(T13)→ 南郷7丁目(T14)→ 南郷13丁目(T15)→ 南郷18丁目(T16)→ 大谷地(T17)→ ひばりが丘(T18)→ 新さっぽろ(T19)
大通駅を中心に市内を横断する移動に便利で、西18丁目駅や円山公園駅、新さっぽろ駅などを利用する際にも役立ちます。南北線と接続する場合は大通駅を乗換候補にすると、経路を整理しやすくなります。
東豊線:栄町から福住まで
東豊線は、北側の栄町駅からさっぽろ駅・大通駅を通り、南側の福住駅へ向かう路線です。ラインカラーは青、路線記号はHです。
東豊線の全14駅
栄町(H01)→ 新道東(H02)→ 元町(H03)→ 環状通東(H04)→ 東区役所前(H05)→ 北13条東(H06)→ さっぽろ(H07)→ 大通(H08)→ 豊水すすきの(H09)→ 学園前(H10)→ 豊平公園(H11)→ 美園(H12)→ 月寒中央(H13)→ 福住(H14)
福住駅は札幌市南東部方面への移動拠点のひとつです。また、東豊線の「豊水すすきの駅」と南北線の「すすきの駅」は別の駅です。どちらもすすきの周辺の移動に利用できますが、目的地の位置によって便利な駅が異なるため、駅名を取り違えないようにしましょう。
駅ナンバリングは、同じ駅名を別路線で見比べるときにも便利です。例えば、さっぽろ駅は南北線がN06、東豊線がH07、大通駅は南北線がN07、東西線がT09、東豊線がH08です。路線記号と駅番号を合わせて確認すれば、どの路線の駅なのかを把握しやすくなります。
【乗換案内】さっぽろ駅・大通駅で迷わないためのポイント
札幌市営地下鉄の乗換で特に注意したいのが、さっぽろ駅と大通駅の違いです。どちらも複数路線が集まる駅ですが、乗換方法は同じではありません。札幌市交通局が案内する乗換ルールを事前に把握しておくと、改札の通り方や運賃の扱いで戸惑いにくくなります。
さっぽろ駅:南北線と東豊線の乗換には改札の出入りが必要
さっぽろ駅では、南北線と東豊線の間を乗り換える際に、いったん改札を出る必要があります。札幌市交通局の公式案内では、出場後30分以内に再入場することが求められています。30分を過ぎると、新たな乗車として運賃が必要になるため注意してください。
きっぷを利用する場合は、南改札口にある黄色の乗換改札機を利用します。出場時にきっぷを受け取り、乗換先の路線の改札から再入場する仕組みです。ICカードの場合は対応する改札機を利用して出場・再入場します。
乗換時には、乗車予定の路線の改札から入場することも大切です。例えば、南北線の改札から入場して、そのまま東豊線のホームへ向かおうとしても乗換できません。案内表示を確認し、南北線・東豊線のどちらに乗るのかを決めてから改札を通りましょう。
大通駅:3路線が接続する乗換の中心
大通駅は南北線・東西線・東豊線の3路線が接続する駅です。駅番号は南北線がN07、東西線がT09、東豊線がH08です。路線図上では3本の線が集まる地点として表示されるため、札幌中心部で路線を切り替える際の重要な目印になります。
例えば、南北線で大通駅まで移動し、東西線に乗り換えて新さっぽろ方面へ向かう場合は、大通駅で東西線の案内表示を確認します。東豊線へ移る場合も同様に、青色の路線カラーとHの駅番号を目印にすると、進む方向を判断しやすくなります。
大通駅では札幌市電との接続も検討できます。地下鉄大通駅から市電の西4丁目停留場・狸小路停留場・すすきの停留場などへは、目的地に応じて徒歩で移動する形になります。地下鉄のホーム間の乗換と、地下鉄から市電への乗換は、移動経路を分けて確認しましょう。
JR札幌駅との乗換は駅名と徒歩経路を確認
JRの札幌駅と地下鉄のさっぽろ駅は、札幌駅周辺の交通拠点としてつながっていますが、同じ改札内にあるわけではありません。JRから地下鉄へ乗り換える場合は、駅構内や地下通路の案内表示に従い、目的の地下鉄路線の改札へ進みます。
特に南北線と東豊線では改札位置が異なるため、単に「地下鉄」の表示だけを追うのではなく、路線名まで確認することが大切です。乗換にかかる時間は、利用する改札、列車を降りた位置、荷物の量、混雑状況などによって変わります。乗換時間を含めて移動計画を立てるなら、駅構内図も併せて確認してください。
【運賃表・所要時間】地下鉄料金と駅間の移動時間を確認
札幌市営地下鉄の運賃は、乗車駅と降車駅の間の距離によって決まります。札幌市交通局の2026年4月1日更新の料金案内では、地下鉄の大人普通運賃は1区210円から6区380円まで設定されています。駅数だけで運賃が決まるわけではないため、路線図で目的地を確認したら、料金検索も利用するのがおすすめです。
地下鉄の普通運賃は大人210円から380円
2026年10月時点で公式料金案内に掲載されている地下鉄単独の普通運賃は、次のとおりです。
- 1区:210円(乗車距離3km以下)
- 2区:250円(5kmを超え7km以下)
- 3区:290円(7kmを超え11km以下)
- 4区:330円(11kmを超え15km以下)
- 5区:360円(15kmを超え19km以下)
- 6区:380円(19kmを超え21km以下)
3kmを超え5km以下の区間には、バスとの乗継時に適用される「マル2区」の区分があります。地下鉄だけを利用する場合と、バスなどに乗り継ぐ場合では料金の扱いが異なるため、乗継を予定している場合は通常の地下鉄運賃だけで判断しないようにしましょう。
こども運賃や定期料金、地下鉄と市電の乗継運賃についても、公式の「乗車料金」ページで確認できます。地下鉄と市電の乗継では、指定された駅・停留場や乗継条件を満たす必要があります。
駅間所要時間・距離は公式の一覧表で確認できる
札幌市交通局は、駅間の所要時間と距離をまとめた一覧表を公開しています。例えば、南北線のさっぽろ駅から大通駅までは約2分・0.6km、東豊線でもさっぽろ駅から大通駅までは約2分・0.6kmです。東西線の大通駅からバスセンター前駅までは約2分・0.8kmと案内されています。
ただし、駅間所要時間・距離の公式一覧表は2016年7月20日更新の資料です。駅間の目安をつかむには便利ですが、当日の運行状況や列車の発車時刻を確認する資料とは役割が異なります。実際の出発時刻や終電を調べる場合は、最新の時刻表も併せて確認してください。
時刻表はPDF版とHTML版を使い分ける
札幌市交通局の地下鉄時刻表ページでは、各駅の時刻表をPDF版とHTML版で確認できます。紙に印刷して持ち歩きたい場合はPDF版、スマートフォンで発車時刻を調べたい場合はHTML版が便利です。
同ページは2026年8月1日更新です。交通局の公式案内では、同日から南北線の麻生駅における折返し方法が変更されることも案内されています。路線図で目的地を確認するだけでなく、ダイヤや運行に関する最新のお知らせもチェックすると、移動当日の予定を立てやすくなります。
【市電・乗換案内】路線図だけでは分からない移動の注意点
札幌市内の移動では、地下鉄だけでなく札幌市電も選択肢になります。市電の路線図は地下鉄の路線図とは別に掲載されているため、両方を見比べることで、地下鉄駅から目的地までの徒歩移動や、市電を利用したほうが便利な区間を判断しやすくなります。
地下鉄と市電を乗り継ぐ場合は指定駅を確認
地下鉄と市電の接続を考える際に覚えておきたいのが、大通・すすきの周辺の停留場です。地下鉄大通駅からは西4丁目・狸小路・すすきのの各停留場、地下鉄南北線のすすきの駅からはすすきの・狸小路などの停留場が乗換候補になります。東豊線の豊水すすきの駅も、市電のすすきの周辺へ移動する際の候補です。
ただし、地下鉄の駅と市電の停留場が同じ場所にあるとは限りません。地上への移動や徒歩区間が発生するため、目的地が停留場の近くなのか、地下鉄駅の近くなのかを確認して経路を選びましょう。
札幌市交通局の料金案内では、地下鉄と市電を乗り継ぐ場合の運賃も案内されています。乗継料金の適用には指定駅などの条件があるため、単純に地下鉄と市電の通常運賃を足すのではなく、公式の乗継運賃検索を利用するのが確実です。
駅ナンバリングは色が見分けにくいときにも便利
路線図を読む際、色だけに頼らず、N・T・Hの記号と駅番号も確認することをおすすめします。例えば、大通駅は南北線のN07、東西線のT09、東豊線のH08です。同じ駅名でも、駅番号を見ることで、どの路線を利用するのかを明確にできます。
駅ナンバリングは、初めて札幌を訪れる人や、漢字の駅名に慣れていない人にも役立つ表示です。路線図、駅構内の案内表示、時刻表に同じ記号が使われているため、乗車する路線と目的駅を照合しやすくなります。
目的に応じて公式資料を選ぶ
移動計画を立てる際は、確認したい内容に応じて資料を使い分けましょう。
- 全体の経路を知りたい:札幌市交通局の公式路線図。
- 改札や出口、エレベーターの位置を知りたい:各駅の構内図。
- 発車時刻や終電を知りたい:最新の地下鉄時刻表。
- 料金を正確に知りたい:地下鉄・市電・バスの乗継条件を含む料金検索。
- 複数の交通機関をまとめて調べたい:札幌市が各交通事業者の協力を得て提供する「さっぽろえきバスナビ」。
特に、目的地までの徒歩移動を含めて考える場合は、路線図だけで最終判断しないことが大切です。駅から施設までの距離、出口の位置、乗換に必要な時間も確認しておくと、移動の見通しが立ちやすくなります。
【札幌市営地下鉄路線図】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:札幌市営地下鉄の路線図PDFはどこで確認できますか?
A1:札幌市交通局の公式サイトにある「路線図・構内図」から確認できます。駅ごとの時刻表や構内図も公開されているため、全体の経路を把握したあとに、乗車駅の詳細を確認すると便利です。
Q2:さっぽろ駅と大通駅は、どちらで乗り換えるのが便利ですか?
A2:乗車する路線と目的地によって異なります。大通駅は南北線・東西線・東豊線の3路線が接続する駅です。一方、さっぽろ駅で南北線と東豊線を乗り換える場合は、いったん改札を出て30分以内に再入場する必要があります。移動経路と乗換方法を確認して選びましょう。
Q3:札幌市営地下鉄の運賃はいくらですか?
A3:2026年10月時点で公式料金案内に掲載されている大人の普通運賃は210円から380円です。乗車距離に応じて区分されます。こども運賃や地下鉄・市電・バスの乗継運賃は条件が異なるため、札幌市交通局の公式料金検索で確認してください。
Q4:札幌市営地下鉄の所要時間や時刻表はどこで調べられますか?
A4:駅間の所要時間と距離は札幌市交通局の「駅間所要時間・距離」、列車の発車時刻は「時刻表(地下鉄)」で確認できます。駅間の目安と当日の運行時刻は別の資料なので、両方を確認するのがおすすめです。
Q5:地下鉄の駅番号は何を表していますか?
A5:路線記号と駅番号を組み合わせた識別表示です。南北線はN、東西線はT、東豊線はHで表されます。例えば、大通駅はN07・T09・H08です。駅名だけでなく記号も確認すると、乗る路線を間違えにくくなります。
まとめ:2026年の札幌市営地下鉄路線図を使いこなすポイント
札幌市営地下鉄を利用する際は、南北線・東西線・東豊線の3路線と、それぞれの路線カラー、駅ナンバリングを押さえることが基本です。南北線は緑、東西線はオレンジ、東豊線は青という色分けを覚え、N・T・Hの記号を組み合わせれば、路線図から乗車する路線を判別しやすくなります。
乗換では、大通駅が3路線の接続拠点である一方、さっぽろ駅で南北線と東豊線を乗り換える際には改札を出る必要がある点に注意してください。運賃は乗車距離によって決まり、所要時間や発車時刻はそれぞれ別の公式資料で確認できます。
迷わず移動するための基本は、公式路線図で経路を決め、駅構内図で乗換位置を調べ、最新の時刻表と運賃案内で仕上げることです。札幌市電やJR線を組み合わせる場合も、接続駅と徒歩区間まで確認しておけば、観光にも日常の移動にも役立つ実用的な経路を選べます。