モダンパスタで食事をする際、小麦や卵、乳、くるみなどの食物アレルギーがある人にとって、注文前のアレルゲン確認は欠かせません。馬車道グループの公式サイトでは、メニューごとのアレルギー情報を公開しており、2026年4月29日時点の「アレルギー物質一覧表」では、パスタやピッツァなどに使用される原材料を確認できます。
ただし、公式一覧表の掲載内容と、2026年に更新された国のアレルギー表示制度には注意すべき違いがあります。加えて、店舗によって販売メニューが異なるほか、調理器具や揚げ油の共有による交差接触の可能性もあります。来店前に押さえたい公式情報の読み方、メニュー別の確認ポイント、店舗への問い合わせ方法を整理します。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 公式一覧表:馬車道グループの公式資料には、2026年4月29日時点のモダンパスタのアレルゲン情報が掲載されています。
- メニュー別の違い:パスタの麺には小麦が含まれ、カルボナーラなどは卵・乳も確認が必要です。
- 2026年の重要な変更:国の表示制度ではカシューナッツが特定原材料に追加されています。公式一覧表の対象品目との違いにも注意が必要です。
【2026年4月29日版】モダンパスタの公式アレルゲン一覧表で確認できること
モダンパスタのアレルギー情報を調べる際は、馬車道グループ公式サイトの「アレルゲン情報」から、モダンパスタの通常メニューとフェアメニューの資料を確認するのが基本です。
通常メニューの公式PDFは「2026/4/29 時点」と記載された資料です。メニュー名ごとにアレルゲンの使用状況が掲載され、パスタ、前菜、ピッツァなど、料理の種類に応じて確認できる構成になっています。
ただし、ここで重要なのは、一覧表に記載されている情報が、あらゆるアレルギーの安全性を保証するものではないという点です。原材料に含まれるアレルゲンの情報と、厨房での意図しない混入の可能性は、分けて考える必要があります。
公式資料に記載されたアレルゲンの範囲
2026年4月29日版の資料は、「特定原材料8品目」と「特定原材料に準ずるもの20品目」という見出しを掲げています。前者には小麦、そば、卵、乳、落花生、えび、かに、くるみが記載されています。
一方、後者の一覧には、ごま、カシューナッツ、あわび、いか、いくら、鮭、さば、キウイフルーツ、オレンジ、桃、りんご、バナナ、大豆、やまいも、松茸、牛肉、豚肉、鶏肉、ゼラチンが掲載されています。
ここで見逃せないのが、公式資料に記載された品目と、2026年10月時点の国の表示対象品目には差があることです。カシューナッツやピスタチオなどにアレルギーがある人は、後述する制度変更も踏まえて確認してください。
【パスタ・ピッツァ別】モダンパスタのメニュー別アレルギー情報
モダンパスタのメニュー別アレルギーを確認するときは、料理名だけで判断せず、麺や生地、ソース、チーズなどの構成要素にも注目しましょう。公式一覧表には、選択する麺や個々の料理について、アレルゲンの使用状況が掲載されています。
公式資料で確認できる代表例をまとめました。以下は原材料の確認に役立つ情報であり、交差接触の可能性まで含めて安全性を保証するものではありません。
| 対象メニュー・食材 | 公式資料で確認できる内容 | 注文時の確認ポイント |
|---|---|---|
| 生パスタ・乾麺 | どちらも小麦の記載あり | 小麦アレルギーがある場合は、麺だけでなく料理全体と調理環境も確認する |
| カルボナーラ | 小麦・卵・乳の記載あり | 麺に加えて、ソースの原材料も確認する |
| マルゲリータ | 小麦・卵・乳の記載あり | ピッツァ生地とチーズなど、複数の原材料を確認する |
| フレッシュモッツァレラのカプレーゼ | 乳の記載あり | チーズ以外の原材料や、盛り付け時の交差接触も確認する |
| 一覧表にない食材・調味料 | 好みで使用する醤油、ペペロンオイル、粉チーズ、はちみつなどは、公式資料の注意書きで対象外とされている | 追加する調味料やトッピングについて、別途確認する |
特にパスタは、ソースだけを見て判断しないことが大切です。トマト系やオイル系の料理でも、麺そのものに小麦が含まれます。また、料理によっては乳成分や卵などが使われているため、見た目や料理名からアレルゲンの有無を推測するのは避けましょう。
パスタの小麦アレルギーは麺の種類から確認
公式資料では、生パスタと乾麺のどちらにも小麦の記載があります。そのため、ソースに乳や卵が使われていない料理を選んだとしても、小麦アレルギーがある人にとって適切な選択肢になるとは限りません。麺の種類を変えれば必ず食べられる、という考え方にも注意が必要です。
小麦を避ける必要がある場合は、麺の変更が可能かどうかだけでなく、代替食材の有無、共用の調理器具や湯、盛り付け場所などについても店舗に確認してください。
卵・乳アレルギーはソースやチーズも確認
カルボナーラは、公式一覧表で小麦・卵・乳の記載を確認できます。ピッツァのマルゲリータにも、小麦・卵・乳の記載があります。卵や乳を避けたい場合は、料理名だけで判断せず、公式表の該当列と原材料を照合が必要です。
加えて、粉チーズなどの追加調味料は一覧表の対象外とされているため、料理本体の情報だけで確認を終えないようにしましょう。
【要注意】2026年のアレルギー表示制度と公式一覧表の違い
モダンパスタのアレルギー情報を調べるうえで、2026年に特に注意したいのが、アレルゲン表示制度の変更です。
消費者庁は2026年4月1日付の通知で、カシューナッツを新たに特定原材料へ追加し、ピスタチオを特定原材料に準ずるものへ追加しました。カシューナッツについては2年間の経過措置期間が設けられています。
また、2024年3月28日には、表示を推奨する品目について、マカダミアナッツを追加し、松茸を削除する通知が出されています。
これらの制度変更に対し、モダンパスタの2026年4月29日版の一覧表は、特定原材料を8品目として掲載しています。準ずるものの欄にもカシューナッツと松茸が含まれる一方、マカダミアナッツとピスタチオは掲載されていません。
つまり、公式資料の日付が2026年4月29日であっても、品目の区分や掲載範囲が同年10月時点の制度と一致しているとは限りません。これは、特定の食材が料理に使用されているかどうかとは別の問題です。資料に名前がないことだけを根拠に、その食材を使用していないと判断するのは避けてください。
くるみ・カシューナッツ・ピスタチオは個別に確認
くるみは2023年に特定原材料へ追加され、表示の経過措置期間は2025年3月31日までとされていました。カシューナッツについては、2026年4月に新たな追加措置が取られています。
木の実類にアレルギーがある人は、くるみの列だけを確認して安心するのではなく、カシューナッツやピスタチオなど、本人が避ける必要のある食材についても個別に確認してください。表示対象の区分が変わったことと、個人のアレルギー反応の有無は別の話です。
なお、食物アレルギー表示制度は、主に容器包装された加工食品を対象とするものです。飲食店で提供される料理については、加工食品と同じ表示義務が一律に適用されるわけではありません。したがって、国の表示対象品目が更新されたことだけで、レストランの一覧表が自動的に同じ内容へ切り替わると考えないことも大切です。
【交差接触・店舗差】モダンパスタのアレルギー対応で注意したい点
アレルゲンの使用状況を一覧表で確認できても、それだけで食事の安全性が保証されるわけではありません。モダンパスタの公式資料では、工場や店舗の調理過程で、本来使用していない食材が混入する可能性について注意を促しています。
公式資料に記載されている主な注意点は、次のとおりです。
- 調理器具や食器、揚げ油を共有していること。
- 店舗で使用する食材を共有の保管場所に置き、共用の器具を使用していること。
- 工場や店舗での製造・調理・盛り付けの過程で、意図しない混入が起こる可能性があること。
- 醤油、ペペロンオイル、粉チーズ、はちみつなど、好みで使用する調味料は一覧表の対象外であること。
これらは公式のアレルギー情報に記載された注意事項です。ごく微量の混入でも症状が出る人にとっては、料理の原材料だけでなく、調理環境まで確認する必要があります。
店舗別メニューの違いにも注意
馬車道グループの公式サイトでは、店舗によってメニュー内容が異なる場合があると案内されています。アレルギー一覧表にも、店舗によって販売していないメニューがある旨が記載されています。
そのため、別の店舗で確認したメニュー情報を、そのまま利用予定の店舗に当てはめることはできません。フェアメニューや期間限定メニューについても、通常メニューとは別の資料が公開されている場合があるため、注文する料理と資料の種類を合わせて確認しましょう。
来店前に店舗へ問い合わせるときのポイント
アレルギーがある場合は、店舗に「アレルギー対応できますか」とだけ尋ねるより、避ける必要がある食材を具体的に伝え、確認したい点を整理して問い合わせるほうが確実です。
- 避ける必要があるアレルゲンを伝える。
- 注文を検討しているメニュー名を伝える。
- ソース、トッピング、追加調味料に含まれる原材料を確認する。
- 調理器具、調理用の湯や油、盛り付け器具などの共用状況を確認する。
- 微量の混入も避ける必要がある場合、その条件で提供可能かを確認する。
店舗での対応範囲や設備の運用状況によっては、希望する条件での提供が難しいことも考えられます。公式資料の掲載だけを根拠に、特定の料理がアレルギー対応メニューとして保証されていると判断しないことが大切です。
【プロの結論】モダンパスタで失敗しないアレルギー確認の判断基準
モダンパスタのアレルギー情報を活用する際は、単に「食べられるメニューを探す」だけでなく、情報の新しさ、料理の原材料、調理環境という3つの観点で判断が必要です。
最初に、公式一覧表で注文候補の料理を確認します。続いて、麺やソース、チーズ、トッピングなどの構成要素を照合し、避ける必要のある食材が含まれていないかを調べます。そして、交差接触の可能性や、店舗で実際に対応できる範囲を確認します。
特に2026年は、アレルゲン表示制度の更新と、モダンパスタの公式資料に記載された品目の間に差があります。カシューナッツ、ピスタチオ、マカダミアナッツなどにアレルギーがある場合は、一覧表の記載だけで判断せず、店舗や運営会社に追加確認を行うことが重要です。
食物アレルギーは、原因となる食材や反応を引き起こす量が人によって異なり、同じ人でも体調によって反応が変わることがあります。消費者庁も、食物アレルギーには重篤な症状が起こる場合があると説明しています。
アレルギー対応を考えるうえで、一覧表はメニューを選ぶための重要な資料ですが、それだけで安全を確定するための資料ではありません。必要に応じて主治医の指示も踏まえ、原材料と調理環境の両方を確認したうえで、利用するかどうかを判断してください。
【モダンパスタアレルギー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:モダンパスタのアレルギー一覧表はどこで確認できますか?
A1:馬車道グループの公式サイトにある「アレルゲン情報」から、モダンパスタの通常メニューやフェアメニューの資料を確認できます。掲載日と対象メニューを確認し、来店前に最新の情報を参照してください。
Q2:モダンパスタに小麦アレルギー対応のパスタはありますか?
A2:2026年4月29日版の公式資料では、生パスタと乾麺のどちらにも小麦の記載があります。小麦を避ける必要がある場合は、麺の種類を変更するだけで対応できると判断せず、代替メニューの有無や調理環境を店舗に確認してください。
Q3:卵・乳アレルギーがある場合、カルボナーラは食べられますか?
A3:公式一覧表では、カルボナーラに小麦・卵・乳の記載があります。卵や乳を避ける必要がある場合は、該当する原材料が使用されている料理として確認し、別のメニューについても原材料と交差接触の可能性を確認してください。
まとめ:モダンパスタのアレルギー情報は原材料と調理環境の両方で判断
モダンパスタでは、馬車道グループの公式サイトでメニュー別のアレルギー情報を確認できます。2026年4月29日版の一覧表は、パスタやピッツァに含まれるアレルゲンを調べるうえで役立ちますが、掲載された品目と国の表示制度の更新状況には違いがあります。
また、小麦・卵・乳・くるみなどの原材料だけでなく、調味料の追加、調理器具や揚げ油の共有、店舗ごとのメニューの違いにも注意が必要です。
来店前には、公式一覧表で候補のメニューを確認し、必要に応じて店舗に具体的な条件を伝えて問い合わせましょう。原材料の情報と調理環境の両方を確認し、自身のアレルギーの程度や医師の指示に照らして判断することが、安心して外食先を選ぶための基本です。